北京→成都・28時間の列車旅!

最初は凄い剣幕で話しかけてくる中国人が怖くて仕方なかったけど、最近は慣れてきました。ちょくです。
むしろ、真っ直ぐ目を見て一生懸命話しかけてくる姿に、なんかちょっと心動かされるというか・・・。
日本の機械的なサービスよりも、ずっと人間味がある気がする。もちろん日本のサービスは世界に誇れるものだとは思うけど。
つまり何が言いたいかというと、中国好き!

 

さて、北京の次は成都へ!切符を買って列車移動した記録です。
中国での切符購入はCtripがスムーズ!ハイテクの波にちょっと乗ってみました。
そして今回の長距離列車は・・・なんと○○時間です!!!

中国の寝台列車!切符購入は《Ctrip》が便利!

北京では天安門広場や万里の長城などそれなりに観光もした私たち夫婦。
友達にも会えたし、思い残すことはない!

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次の目的地は成都。

成都にはパンダだらけのパンダ基地、そして美しい絶景が広がる国立公園、九塞溝がある。
成都までは北京から飛行機も飛んでいるけど、私たちは列車の旅を選んだ。

 

この列車の旅。

乗車時間はなんと…

 

 

28時間!!!

 

 

ひゃーー!
中国、広すぎじゃないですか?
28時間って、頭おかしい!!

ずーっと同じ列車に、乗り換えもせずひたすら28時間。
寝台列車はモンゴルでも経験してその快適さは実証済み。私たちは寝台列車が大好きだ。
でも、28時間は初めて。乗ってりゃ着くから楽だけど、未知の世界すぎる!

ちなみに中国の列車には等級があって、それぞれ値段が違う。
全部で最大8種類あるけど、大体の列車にあるのは以下の座席。

<列車の等級>(6種類)
①一等座(高級、値段高い)
②軟臥(柔らかいベッド)
③硬臥(硬いベッド)
④軟座(リクライニング椅子)
⑤硬座(硬い椅子)

⑤席なし(立ちっぱなし!)

私たちは真ん中の「③硬いベッド」をセレクト。
実際に①〜④まで利用したことのある友人デイビッドによると、②、③の差はあまりないみたい。
ちなみに④は「人間が過ごす場所じゃない」らしい。何があったんだ、デイビッド。(笑)

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列車の切符を買うのに便利なのが中国の会社が運営している『Ctrip』というwebサイト。

中国の列車、バス、宿泊施設などの予約がオンライン決済で出来ちゃう便利サイトなのです。
ちゃんと日本語サイトもあるから安心!

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私たちもここで、事前にチケットを購入。

チケットは一人、513.5元(8216円)

列車のチケットは出発の10日前に発売になるんだけど、すぐに売り切れてしまうので注意!
特に「③硬いベッド」は中国人に一番人気なので、急いで買う必要あり。
Ctripで買う方が多少手数料取られて高くなるけど、窓口に行ってチケット完売よりはマシ。
私たちは4日前に買ったけど、残り数席で焦って買いました。ラッキーだった。

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Ctripで予約が出来たら、あとは窓口でチケット交換するだけ!
チケットの交換は北京西駅のチケット売り場でできます。

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当日の朝でも交換は出来るらしいけど、超混雑するらしいので前日に交換。

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携帯画面の予約番号を窓口のお姉さんに見せるだけ・・・
ああ、なんて便利な世の中。

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こうして無事成都行きのチケットゲットー!
待ってろ、28時間移動!!

ついに出発・・・28時間の長旅、スタート!

北京出発の朝。

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私たちに新たな仲間が加わった。

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大学生の大久保くん。
現役大学生の彼は、大学を休学しアジア放浪の旅に出てきたという強者。
北京の宿で出会い、目的地が同じということで合流!

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朝ご飯を食べて駅へ。
駅内に入る前に、荷物検査とチケット・パスポートチェック。

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駅内に進むとさすが北京西駅、ここから様々な場所へ列車が出ている。

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そして広い!空港みたい。

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列車は8:10発。余裕をみて7:30過ぎについたけど待合室は凄まじい人混み。
まるでディズニーランドのアトラクションを待ってる気分。
指定席だから急いでも同じなんだけど、なぜか中国の人はいつも焦って前に進みたがる。

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出発の15分くらい前になって、開門。
ドバーーッと移動する人の波に乗って列車へ向かう。

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車両ごとに等級が書いているので簡単。ベッドにも一つ一つ番号がふってある。

入ると…

まだ清掃…

終わってないね?(笑)

床には食べカスやらペットボトルやら何かの汁やら(!)が散乱。き、汚い。
もうすぐ出発の時刻だというのに、駅員がせっせと清掃していた。

そして、お待ちかねのベッドは・・・

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ぐちゃぐちゃ・・・!

間に合ってなーーーい!(笑)

 

と驚愕していたその時!

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突如現れたのは、ベッド清掃エキスパートなおばちゃんズ。

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2人でクルッパサッポイッと布団をシーツに包んで畳み、枕をパーンと叩いてからベッドにポンッ。

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2秒で一つのベッドが終わるこの技。多分プロってこういう人たちのことを言うんだと思う。

この一連の流れ、神業!!

超特急で清掃&ベッドメイクが終わると、ついに、出発です!!

寝台列車ラブ♡車内は超快適!

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寝台列車は全て指定席なので、1人一台のベッドを優雅に使える。
座ると背骨が曲がるくらい縦のスペースは狭いけど、寝転がるとかなり広い。

硬いベッドと言うからどんな木の板で寝るのかとビビってたけど、ちゃんとクッションがあって快適!!
ひたすらごろごろする寝台列車、ラブ♡

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通路挟んで左側には小さな折りたたみ椅子とテーブルもあるし、硬いベッド等級、大正解!

あと、ご飯も困ることは一切無し。
売り子の姉ちゃんがしょっちゅう来るし、ホカホカのお弁当も売りに来る。
さらには食堂もあって、料理人が列車内で中華鍋を振り回しているので、アッツアツの中華も車内で食べられる。
事前にカップ麺6個も買ってきちゃったけど、こんなにいらなかった(笑)

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モンゴルの列車と同じく、中国の列車にも熱湯無料システムも完備。
さらには、全てのテーブルに魔法瓶を置いてくれる親切っぷり。
ああ、食に困らない快適な旅!寝台列車、ラブ♡

 

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唯一、トイレが気になっていたけど、思ったよりも汚くないので一安心。和式スタイルだけど、ちゃんと水で流れるー。
あまりにも汚かったら28時間トイレ我慢大会が私の中で開催される予定だったので、本当良かった(笑)

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洗面所も広い。これだけ広いとコンタクト外したり顔洗ったりの作業も問題なし!

 

しばらく乗ってると、隣の兄ちゃんが何やらポリポリし始めた。
見ると、ヒマワリの種!!

中国の人は街中でもヒマワリの種をよくポリポリしてるけど、車内でもポリポリしてる!私たちもポリポリしたい!

ということで、早速車内販売で購入。

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ヒマワリの種 一袋5元(80円)

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食べ方のコツを掴むまで時間はかかるけど、味がついててこれが美味い!
無心でポリポリできるから暇な寝台列車のベストパートナー。
こんなものまで売ってる寝台列車、ラブ♡

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ちょっと楽しみにしていた車窓の景色。
少し走ったら人の気配が消えて壮大な景色が広がるモンゴルと違い、途切れることなく家や街が続く。
さすが13億人越えの大国!

夜ご飯は食堂列車!車内で熱々中華が食べられる?!

朝からずーっと列車内。
車窓を眺めて、ヒマワリの種食べて、昼寝をして、ブログを書いて、ヒマワリの種食べて、ちょっと寝て、車窓を眺めて・・・のスパイラル。
はああー幸せの極み♡

だ、け、ど、

さすがに飽きてきた!

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ということで車内を探検してみると、列車内レストランを発見!
ちょっと割高だけど、せっかくだから行ってみたい!大久保くんを誘って夜ご飯。

 

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メニューは思ったよりも充実。
厨房は結構広くて、奥の方で3〜4人のシェフが中華鍋を振っている。
席もちゃんとしてて、列車内にいることを忘れてしまいそう。

周りのお客さんをみていると、みんな「宮保鶏」というメニュー食べているのでそれを注文しようとしたら、売り切れ!

よーく聞くと、出せるメニューはもう3品しかないというので、その3品を注文。

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見るからに辛そう・・・。

きゅうりとお肉の炒め物・ほうれん草の炒め物・激辛肉スープ・ご飯
三人で120元(1920円・一人あたり640円)

まさか寝台列車で、中華鍋で作る熱々中華が食べられるとは…!
お味も美味しかったー!

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こちらが営業時間。夜ご飯は8時に終わっちゃうのね。
びっくりしたのが朝ごはんからお茶の時間まで、ビッシリほぼ休むことなく営業中ということ。
いやー、働くなあ寝台列車コックマン。ごちそうさまでした!

 

夕飯を食べ終えてベッドに戻ると、すでに時計は21:30を回っていた。
しばらくして、駅員のおばちゃんが巡回にやってきて、何か言っている。

どうやら夜は10時に消灯みたい。

焦って歯磨きをして、顔を洗って、貴重品を整えて、布団に入るとちょうど10時。

すると、

 

バッ

 

通路も含め真っ暗。
見事なまでに、消灯!!!!

翌朝気づいたけど、しっかりカーテンまで閉められている。
これも駅員がひとつひとつ丁寧に作業していたみたい。
ここまで真っ暗にしてもらえると、超安眠間違いなし。

夜ご飯も食べたし、あとは寝て目が覚めたら成都!!
なんと素晴らしき、寝台列車の旅。

 

翌朝は予定どおり、9時に成都駅に到着。
明日からは成都を回ります!

 

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4 件のコメント

  • akakuro より:

    よさこい友人の母akakuroです。列車の旅素敵です。昨年の夏は西安から23時間かけて列車で敦煌入りしました。不安だったので1等寝台を確保、同室の若い中国人男性2名がとても親切であっという間の23時間でした。夕ご飯も食堂車で食べてとても懐かしいです。成都も見どころたっぷりです。パンダは本当、ずっとみていても飽きないくらい可愛いです。私たちが訪れた九寨溝は5月でしたが、ガイドさん曰く7月が一番好きな時期と言っていました。引き続き懐かしながら旅レポ楽しみにしています。

    • backtothenature より:

      akakuro様

      akakuroさんも長時間の列車移動をされたんですね!食堂車も利用されていて、中国満喫ですね^^私たちが九寨溝を訪れた時は少し曇ってはいましたが、とても清々しい天気で気持ち良かったです!中国、本当に楽しかったですー!

  • 直井洋 より:

    順調だね
    体調に気をつけて頑張ってね
    隊長!!
    親分か?

    ランク28位
    ランクアップのポイントは、投票リンクを上に持っていく。いけるのかな。
    FBに頻繁にアクセスする。
    なんて、大きなお世話。
    でも応援している立場では頑張って欲しいのだ。

    • backtothenature より:

      直井洋様

      いつも応援ありがとうございます!順調です!!ランクアップ目指して、親分子分奮闘中であります。ご意見参考にして、投票リンクを上に持ってきてみましたー!あとはたくさんの人に見てもらえるように、コツコツ毎日頑張ります!

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