アヤンチンホテルのオーナー家族の素敵なおもてなし

ちょくです。

気づけばもう7月。日本もすごく暑いみたいですが、みなさん大丈夫ですか?こちら香港も負けじと暑くて、毎日水をガブ飲みしています。

前回記事→モンゴルの素敵な安宿!「AYANCHIN HOTEL」

砂漠を堪能して、イタリア人カップルとシェア飯なんかもしちゃってサインシャンド満喫中!!この町一番の目的「砂漠」も見れたし、目的は果たしたからどうしようかと思った矢先。素敵なお誘いが・・・。

オーナー家族から突然のお誘い

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前日の砂漠巡りで結構疲れてしまった私たち夫婦。

1日中砂漠にいると結構疲れるのです。暑いし、乾燥してるし、日陰はないし、体力奪われます。

それにここ、サインシャンドは夏は40℃!冬はマイナス40℃!春秋は強風砂嵐!と結構激しい天気事情があり、砂漠巡りをしたときはとてつもなく暑くて慣れない暑さにタジタジ。それはもう、汗ダラダラ。

 

ということで。

 

今日はゆっくり休もう!!休養日ーーー!!

 

と、夫婦で決定。

ゴロゴロしながら、疲れを癒す。

ああ・・幸せ。

こういう日はやっぱり、2人部屋、最高!

 

 

余談ですが、旅をしているといつ休んで良いものかちょっと悩むときがあります。

仕事をしていたときは、土日休み!有給取得!とかしながらしっかり休みと仕事のサイクルがあったけど、旅をしているとサイクルを決めるのも自分自身。

 

今日は休む!!と自分で決めていかないと、

気づけば移動・下調べ・観光・撮影・下調べ・観光・観光・撮影・下調べ・移動・移動・下調べ・観光・撮影・・・

と、弾丸ブラック旅になってしまうのです。

 

「なんと贅沢な悩みなんだ」と思うけど、これも旅して気づいた事実。

陸路の長距離移動は予想以上に疲れるし、でも宿泊費を無駄にしたくないっていう貧乏性も発動するし、自己管理って難しい。

 

サイクル管理されていた社会人時代は「ああ・・永遠に休みたい(瀕死)」と思ってたけど、今思えば、定期的に休みが来るってのも良いなと、と思ったりします。

 

まあ、自己管理すりゃ良いだけの話なんですけどね。

 

 

脱線しました、すみません。

砂漠も見れたし、これからどうするかねぇ。

中国いつ行く?明後日?なんて話し合おうとしたら、

 

コンコン

 

ん?

 

コンコン

 

 

突然のノック。

この町に知り合いはイタリア人カップルしかいないけど、彼らはさっき外出したぞ。

 

だ、誰だろう。

ドアを開けると・・・

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可愛らしい女の子が部屋にやってきた。

 

「今夜、予定ある?」

 

こ、これは。

誰しもが胸キュンする誘い文句・・・

ドキッとするじゃん。

 

「今夜、あなたたちのためにホルホックを準備しているの。我が家に招待したいの。」

 

 

キューーーン!!

ノックアウトです。

 

なんて素敵なお誘い!!

 

彼女の正体はこのホテルのオーナーの娘さん、アノカちゃん。

なんと、我々夫婦とイタリア人カップルのために、夕食を用意してくれているとのこと!

ホルホックというのは、一度中央モンゴルの旅でも食したモンゴルスタイルのBBQ。

モンゴルではお祝いのときに作ることが多いそう。

 

突然のお誘い、びっくりしてドキマギしちゃったけど、「もちろん行きます!」と返事。

すると「準備が整ったらまた声をかけるね」と爽やかに去っていかれました。

お食事のご招待なんてこの旅初めての経験で、ドキドキ・・・!

 

オーナー一族のおもてなし

 

「準備ができたよ〜」

と、アノカちゃんが部屋にやってきたので移動開始。

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昨日4人でシェア飯をした裏庭へ。

 

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すでにたくさんの人が!

一体何人家族なんだろう?と思っていたら、親戚が大集合していた。

 

そして、昨日砂漠巡りに連れて行ってくれた、ドライバーのバタールもいる!

なぜ?と聞いたら、実はバタールもこの家族の親戚だった。

私たちはてっきり彼はこのホテルと繋がっているドライバーかと勘違いしていたけど、全然違った。

アノカファミリーから外国人がホテルに泊まっているというのを聞いて「俺、案内するぜ!」とドライバー役を買って出てくれていた。

それを聞いただけでも驚いたのに、さらに、衝撃の事実。

 

なんと彼の本職は弁護士だった。

 

わたしたちは弁護士に1日運転してもらって、砂漠を巡っていたらしい。

気さくに「タカさーん!リカさーん!」と声をかけてくれていた方が、まさか弁護士だったとは。

「ワイルドオニオーーーーン!!」と言いながら車を走らす彼が、まさか弁護士だったとは。

アノカちゃんも英語ペラペラだし、この家系、とてつもなくエリート一族なのでは・・・。

 

そして、他にも可愛い親戚が。

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もう、この子が可愛すぎて我々夫婦メロメロ。女の子みたいだけど、男の子です。

あだ名はボンボへ。モンゴル語で太っちょという意味らしい。ほっぺがぷくっとしているからだって。

もう可愛すぎて、写真が大量にある。(笑)

みんなのアイドル、ボンボへ!

 

そして、裏庭で黙々と作業をしているのは、

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アノカちゃんのお父さん。

このホテルのオーナーである。

オーナー自ら石を・・・ありがとうございます!

 

 

早速みんなで料理開始!

ホルホック(モンゴリアンBBQ)の作り方は、前回食べた時と同じ。

食材と石をお鍋に入れていくだけなんだけど、石を入れた瞬間はジューって音をたてるから面白い。

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お鍋にマトン肉&野菜と、

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熱した石を交互に入れていき、

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鍋がいっぱいになったら蓋をして、40分!!

 

 

みんなで裏庭でワイワイ出来上がるのを待っていたら、

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突如、砂嵐発生!!

 

これぞ、砂漠ならではの光景・・・!!!

 

ってか、本当に目が開けられない!

これが春・秋に訪れるという砂嵐・・・

これ外歩けないよ無理だよーとアノカちゃんにいったら、こういう天気の日はみんな外に出ないと言っていた。

砂漠地帯に住むって大変だ。

 

 

ということで裏庭から避難し、中に移動して食べることに。

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お待ちかねの・・・

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ひゃー!!

美味しそうーーー!!!!

良い香り・・・たまらんです。

 

 

イタリア人カップルと我々夫婦が料理に興奮していると、

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何やら家族の皆さんは料理で使用した石を・・・

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手に持ち始めた。

 

え!!

それ熱いよ?さっきまで鍋に入ってたやつだよ?

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石を手に取り、アチチ、アチチ、と右左と持ち変える。

こうすると健康に良いんだ、と言ってみんな笑顔でアチチ。

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早速わたしもやってみたけど、これ、激熱です。

笑顔で石持ってるけど、めっちゃ熱くて必死。このあとバタールに助けを求めました。

手はもちろんベトベトになるけど、お構いなし!このあとお肉食べるしね。

 

 

さあ!!食べましょう!!!

 

ということで、

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アノカちゃんのお母さんにアドバイスをいただいながら、

お肉を切って食べる食べる!!

 

美味しい!!

 

今まで食べたマトン肉で一番うまい。

2年前まで北海道のジンギスカンすら食べられなかったこの私が!

モンゴルで骨つきマトン肉をむしゃむしゃ食べるようになるんだから世の中面白い。

いや、本当に!臭みがなくて美味しいー!

そして、やっぱり大人数で食卓を囲むって良いね。

 

しばらくすると、アノカちゃんのお父さんが大きめのナイフで骨をボキッ!!と割った。

骨の中に入っている身?のようなものも食べられるらしい。

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手のひらで骨をトントン

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こんな感じで身が。これもペーストみたいで美味しかった。

遊牧民はこうやって食材のひとつひとつを無駄にすることなく食べていたんだな。

 

あとね、これも本当に美味しい。

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煮汁のスープ。

ホルホックは少量のお水しか入れないから、

このスープは野菜とお肉の旨味がたっぷり詰まった絶品スープ。

このスープが美味しすぎて、おかわりした!

 

 

美味しいご飯のあと外にでると、

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なんと虹が!!!

 

オーナー家族とみんなで写真をパチリ。

突然やってきた外国人を暖かく迎え入れてくれて、ご飯に招待してくれて、

私たちは同じことが日本で出来るかな。

本当に素敵なおもてなし。

こんな家族になりたいね、っておだやんと意見が一致した夜でした。

 

砂漠に浮かぶ、ラスベガス

食事のあとは、若者たちでサインシャンド夜散歩。

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これ、夜の10時くらいなんだけどね。まだ明るくて子どもも公園で遊んでる。

モンゴル、日が暮れるの遅すぎーーー!

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高い建物が一切ないから、夕暮れが美しい。なんども言うけど、夜の10時には思えない。

 

ここは、サインシャンドのシンボル的な場所。

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とても目立つ、橋。

こんな場所がサインシャンドにあったなんて・・!

「ここだけ見るとラスベガスみたいだね」なんて冗談で言っていたけど、町に大きな建物や電飾がほとんどないから、めちゃくちゃ目立つ。

 

この橋となんと24時間ライトアップされているらしい。飛行機がサインシャンドと認識できるようにしているんだって。

灯台みたいな感じなのかな。

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橋のトップには、恐竜のマーク。

これがサインシャンドのマークなんだって。さすが、恐竜の町。

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そして、道路には「サインシャンド」の文字が光るアーチ。

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ここにも、恐竜のマーク。

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みんなで写真を撮ってみたけど、誰が誰か全然わからない。(笑)

まさに砂漠に浮かぶラスベガス!

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この橋とアーチがある場所はちょっと高い場所にあるから、町を一望できるビュースポット。人口2万強の小さな町。砂漠地帯で逞しく生きる人々に出会えて、本当にここに来て良かった。

 

23時頃になって、ようやく暗くなり子どもたちも家へと帰る時間に。やっぱり日が出てれば遊んじゃうよねと思いつつ、日本ではあまりない光景。

私たちも、ホテルへと向かう。

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帰りはボンボへ家へ寄り道。なんとホテルから歩いて1分くらいの距離(笑)

ああーーもう可愛い!!お父さん良い笑顔!!

 

アヤンチンホテルに宿泊していることがきっかけで出会った人々。お食事にご招待してくださったオーナー一族は、本当に素敵で優しくて温かい。サインシャンドに来て良かったなあと、何度も思った素敵な夜でした。

さて。明日はアノカちゃんが博物館を案内してくれることに。そして、夜は選挙活動も・・・?!

次の記事→恐竜博物館 & モンゴルの選挙活動に潜入!

 

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