エベレストトレッキング22日目(Gokyoで休養)世界最高峰ベーカリーと嬉しいプレゼント

ちょくです!

昨日はゴーキョリで最高な景色を見たおだやんとちょく。あの時見たあの景色は、きっと死ぬまで忘れない。

さて、今日はゆっくり休養!こんな日久々過ぎて浮かれモード!!

幸せな休日

【Day22】12月10日(晴れ)休養@Gokyo(4750m)

今日は休日!休日ですよ!

もうね、朝から浮かれてます。

というのも、実は出発してから22日間、なんと毎日どこかしらを歩いて登っていた私たち。

高度順応の日はミニトレッキングをしていたし、そういえば休みという休みがなかった。ブラック企業か!

そんなわけで、今日は21日ぶりの完全オフ。8時に目が覚め、目の前には相変わらずのゴーキョ湖。おはようございます!

朝ごはんはゆっくりと。

リビングは全面ガラス張りで、素晴らしいビューが望める。

こんな素敵な景色が見れる宿、お高いんでしょう?と思うけど、

無料なんだからビックリ。

「その代わり、朝晩のご飯はうちで食べてね」っていう女将さん。

もちろん!もちろんですとも!

朝ごはんを時間を気にせず景色を見ながら食べる幸せ。食べるのがめちゃくちゃ遅い私は、いつも慌てて食べていたから、嬉しい!

即席「光と氷のアート展」と、絶景ベーカリーでスイーツを

最高な休日はまだまだこれから!

朝ごはんのあとは、湖畔散策。

凍っている湖に小石をすぃーっと滑らせる遊びが夫婦の間で流行っていて、ひたすら繰り返す。

たまに氷に穴が空いているから、ゴルフみたいにして遊ぶ。かなり白熱したんだけど、側から見たら謎だろうな。

しばらくすると、おだやんが黙々と芸術活動に勤しみ始めた。

残念ながら写真はないんだけど、地道に氷を並べて重ねて、そこに光が差し込むようにする。

出来上がると嬉しそうに、

「ちょくー!光と氷のアート展!」

とのこと。

29歳無職、何やってんの・・・。

そのあとは、ベーカリーへ。

ここのベーカリーは世界最高峰で材料も限られているのに、予想外に丁寧に作られていてとても美味しい。

昨日食べたアップルパイはほっぺたが落ちるくらい美味しかったなぁ。

今日はバナナブレッドとアップルクランブル。背景には絵みたいなゴーキョ湖が全面に見渡せる。

ここは世界最高峰ベーカリーに加え、世界一絶景なベーカリーだと思う。胸を張って推薦したい。

ここは飲み物も期待を裏切らない。

ふわっふわのカプチーノ。標高4750mで、こんなモコモコな泡を堪能できるなんて、誰が想像できようか。

注文後に豆を挽いていて香りも抜群!

そして今日のスイーツも当たり!

バナナブレッド。甘さ控えめで、しっとりしていて、口に運ぶとシナモンがふわっと香る。天才。

アップルクランブル。アップルパイよりも贅沢な味わいで、クランブルが美味しいー!量もズッシリ!

はぁー。幸せ。

チョラパスを乗り越えた者だけが訪れることのできるゴーキョ。(反対側からも来れるけどいずれにしても過酷)

チョラパスは確かに過酷だったけど、頑張って良かった!ここはユートピアだと思う。

おだやん、Gokyo Ri を望める丘へ

スイーツを堪能したあとは、おだやんはゴーキョリの反対側にある山に行くことに。

私はお留守番。引き続き極上ティータイムを満喫。それにしても、おだやんは山をひょいひょい登るから凄い。

おだやんは昨日登ったゴーキョリの反対側にある山に登りに行った。

特に道はなく、行く人も少ない。冒険好きのおだやんはそういう場所を開拓するのが好きらしい。

ここからの景色も絶景!

ゴーキョリには薄っすらトレールが見える。昨日はこの道を登り、あの頂上から一生忘れられない景色を見たんだなぁ。

パノラマも圧巻。

お風呂屋さんの壁みたい・・・

おだやん曰く、ゴーキョ湖を撮るならゴーキョリよりもこちらの方が良いそう。

ここから見えるゴーキョ村。

こうやって見ると、とても小さな村。ここで暮らす人々は物資の揃うナムチェまで一泊二日で買い物に行ったりするそう。凄いなぁ。

命にかかわる高山病

宿に戻りリビングでのんびりしていると、一冊のファイルを見つけた。

高山病の資料。

実はエベレスト街道には、トレッカーが無料で高山病について学べる施設というか小屋が点在している。

私たちはどこにも寄ってないから、どこにあるかもいまいち分からないけど、1時間くらいの説明を無料で聞くことが出来るらしい。

トレッキング仲間のエミリー&クリスはどこかの村で聞いたと言っていた。

ゴーキョにもそのような場所があり覗いてみたけど閉まっていた。私たちがゴーキョを訪れたのはシーズンの終わりかけで人が少なかったからかもしれない。

この資料は果たしてその施設のものかは不明だけど、高山病について分かりやすく説明されていた。

高山病はどんな病気なのか、どうすると起こるのか、発症したらどうするべきか、そんなことが書かれている。

もし誰かが高山病にかかったらどうすべきか。これをみながら yes No と辿って行けば冷静になれそう。

高山病は経験の有無に関わらず、誰でもなる病気。無理をすれば最悪命にも関わるから、甘くみずに対策すべきだと思う。

心温まるプレゼント

さて、宿でのんびり高山病ノートを見ていると、トントンって音がした。

ギィーッてドアが開くと、

おばちゃんズのお二人!!

「いたいたー!今お時間ある?」

「ふぁーありますありますー!」

「もし良ければ・・と思って持ってきたんだけど・・・」

持っていた袋から、次から次へと日本製のグッズが!

「トレッキングで使わなかったものなんだけど、ちょくちゃん達は長旅だから、欲しいものがあったらあげようと思って。」

うわあああー!嬉しい!

嬉しすぎるーー!

「このあとインドに行くって聞いたから」と、アルコール消毒も!

日本のものってクオリティが高いから、やっぱり嬉しい。そして、私たちの長旅を気遣ってくれたのもとても嬉しかった。

ありがとうございます!

ちなみに、一番嬉しかったのは、

ジップロック!!

え?って感じだけど、ジップロックは本当に便利で愛用中。

防水だから電子機器を入れたりもするし、透明だから中身もすぐ分かる。

何かを小分けするにも最適で、使わない時は軽くてかさばらない。

でも、今の所海外ではあまり見ないしあったとしてもショボいからとても嬉しいーー!

ナムチェで出会ってから、たくさんのパワーを貰ってきたおばちゃんズ。底抜けの明るさに何度元気付けられただろう。

本当に太陽みたい!

わたしも、こんな60代になりたい。こんなおばちゃんに、絶対なりたい!

いつか歳を取って若い子を見かけたら「若いっていいわね〜」じゃなくって、「若いのも良いけど、おばちゃんも超楽しいわよ!」って言える60歳になりたいな。歳を重ねるのが、この先楽しみだ!

・・・その後、みんなでおばちゃんズの泊まっているロッジへ。

サティスさんも一緒にコーヒーを頂いた。

それにしても、なんとゴージャスなロッジ!!

今までで一番ガッチリしていて、寒くない!お部屋にもコンセントがあったり、リゾートロッジ。

暖炉を囲んでコーヒーで手を温めながら、これまでもトレッキングの話なんかに花を咲かせた午後。

本当に素晴らしい休日になったなぁ。みなさん、ありがとうございました!

・・・ 

夜は宿でたっぷりダルバートを食べて熟睡。これまでのトレッキングの疲れをたっぷり削ぎ落とせた、素敵な休日になりました。

さて、明日もゴーキョ!

え、まだ先に進まないの?!はい、進みませんゴーキョ最高すぎて出られない!

明日はゴーキョレイクを一周だー!

続く!

使ったお金

【朝飯】プレーンオムレツ(350Rs)、プレーンハッシュブラウン(350Rs)

【昼飯】アップルクランブル(500Rs)、バナナブレッド(500Rs)、ミルクティ2杯(300Rs)、カプチーノ(250Rs)

【晩飯】ダルバート(550Rs)、ベジフライモモ(400Rs)

【宿代】無料(その代わり朝晩宿で食事をする約束)

この日の日記

おだやん
8時に起きてゴハン→湖で氷遊び。その後カフェ。全部うまい。やばい。一人抜け出してゴーキョリと反対の丘へ。Goykoを撮るにはゴーキョリよりも良いかも。パノラマって後で作れるの?その後カフェに戻りトランプ。最近ふざけてイガミ合ってるけど、大丈夫?ゴーキョ、久々の贅沢三昧。

ちょく
起きたら8時。11時間くらい寝てた。おだやんが朝注文したハッシュブラウンがなかなか腹持ちするし美味い。湖でおだやんがはしゃいでいる。29歳無職、「氷と光のアート展」とか言っていた。後氷の上に石を乗せたり、氷を割ったり。楽しそう。昼から夕方までベーカリー。全て美味い。コーヒーも豆をガリガリ手動で挽いててビックリした。美味しいケーキ食べて幸せ♡ご飯前にトランプしてたらおばちゃんズの二人が来てくれた。アルコールスプレーやジップロックなど、旅に必要なものくれた! LOVE。

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