おだやんです!
ジャングルを探検してヘンテコな生き物たちを見たり、秘密の泉40スプリングで泳いだりとアルバミンチを満喫し、コンソまで移動してきたおだやんとちょく。
この日からはエチオピアのコンソからケニアのイシオロまで1泊2日の移動が始まります!まずは前編です!
ナイロビに夜着かないために
エチオピアからケニアに抜ける人のほとんどがコンソからナイロビまで移動し続ける。そこで問題になるのはナイロビの治安。
治安最悪と言われるケニアの首都ナイロビは地球の歩き方に「絶対に歩いてはいけない街」と書かれてるくらい治安が最悪な都市。地球の歩き方が歩いちゃいけないって言うんだからよっぽど治安悪いんだろう。さらに何が何でも16時には帰宅せよ!とか書いてある。
ナイロビに夜到着するなんて即死レベル!!
そこでナイロビの手前の街イシオロで一泊して、ナイロビに日中に到着できるように計画。
以下、二人が移動した経路!

このアルバミンチからナイロビまでの国境越え移動は乗り継ぎが多いし埃まみれだしでこれまでの旅の中でも結構面倒で大変でした。
アルバミンチから計算するとナイロビまでは2泊3日の移動。実際の出発時間はこんな感じ。
実際の出発&到着時間
アルバミンチ 9時発
→コンソ 12:30着 / 翌日7:00発
→ヤベロ 11:00着 / 14:00発
→モヤレ 20:00着 / 翌日 12:40発
→イシオロ 20:50着 / 翌日6:15発
→ナイロビ 10:45着
そんな大変だった1泊2日の移動についてです。
コンソからヤベロへ
朝早すぎていきなり寝坊した。それでも5時半に起きたんだけどな…
エチオピアは国の決まりで夜行バスの運行が禁止されている。そのため、長距離バスは朝がかなり早い。もれなくコンソで寝坊したためコンソ発モヤレ行き直行バスに乗れず・・・そんなワケで小刻み移動になりました。
コンソのバスターミナルに着いたのは6時。

残念ながらモヤレへの直行バスはもうなかった。
あとで調べたことだけど、コンソからモヤレへの直行バスは時間が早すぎて誰も乗れていないみたい。ネットに落ちてた情報をまとめるとこんな感じだった。
※コンソからモヤレの直通バスについて
・1日1本
・朝4時半頃満員になり次第出発。
・モヤレには13時着。
・値段は130ブル(=650円)。
まあ結局これに乗れたとしても1泊2日かかることに変わりはないんだけどね。
・・・
さて、モヤレ直行バスに乗れなかったので、近くの運転手に聞くと「モヤレへの中間地点のヤベロまで行ってモヤレ行きに乗り換えろ」と教えてもらい乗り込んだ。

いつもの全くファーストクラス感がないファーストクラスのバス。もうね、名前改めろ。ホントに。シャンパンに熱々のラザニアが出てくる南米のバスに謝罪しろ。
しかも出発前にタイヤの調子がおかしい様子。

このお兄さん、タイヤ見て「こりゃダメだわ」みたいな顔した・・
おい、諦めんな。
・・・
人が集まるまで出発しないので、結局バスは7:00に出発。
最初の方はデコボコの激しいオフロードを突っ走る。

オンボロバスだからガッタガッタ揺れまくる。イスが硬くて疲れるなあ。
窓からはこんな風景。

途中、とある村でかなりの人数が乗ってきた。人数が多すぎてバスの入り口の方がつっかえてしまい、外で数人がケンカになってたほど。

車内はこんな感じ。

満員乗車で大変なのは日本だけじゃなかったのか・・・
バスは4時間でヤベロに到着。

着いたのはいいけど、降ろされたのが街のど真ん中。モヤレ行きのバス停がどこにあるか分からない。
近くにいた人に聞くも、田舎過ぎて英語が話せる人を見つけられずに立ち往生してしまう。

そんな時はとりあえず腹ごしらえ!

とりあえずインジェラ。
もうとりあえずビールみたいになってきた。だってローカル食堂にインジェラ以外のメニューがあるとは思えないんだもの。
インジェラって本当に見た目が不味そうだよね・・・そこまで不味くないんだけどね。
・・・
食べ終わって食堂でコーラ飲んでたら、びっくりしたことが!!!
なんとアジア人が店に入ってきた!!外国人ですら珍しいのにアジア人?!
聞いたら道路建設で派遣されてた中国人だった。本当どこにでもいるんだな中国人。こんな過酷な土地で働けるなんてもう尊敬するよ。
・・・
ご飯を食べてなんとか英語を話せる人を見つけ、モヤレ行きのバスが出る場所を聞くと、遠いからトゥクトゥクで行かなきゃいけないそう。
モヤレ行きのバス停は地図でいうとこの辺。

ヤベロの街の中心地から5.5km離れた地点に、アディスアベバとケニアのナイロビを結ぶ大きな国道が通ってて、そのジャンクションからモヤレ行きのバスが出発するのだそう。
トゥクトゥクで向かうとバスが数台停まっていた。

屋上にはニワトリが沢山積まれてる。
ここでも屋上に荷物をあげる人とチップで揉めた。
そもそも田舎にはバスの屋上に荷物を上げる係なんていない。運転手に聞くと「こいつに頼め」とその辺をうろついているチンピラみたいな青年を紹介してきた。こっちとしては誰でもいいんだけどさ。
で、最初に絶対値段を確認しないとボッタくられるから荷揚げ代を交渉する。
交渉を重ねて合計10ブルになったんだけど、荷物を乗せた後に2人分の荷揚げ代10ブルを払おうとしたら「一人10ブルだ!だから20ブル払え!」なんて言ってきた。その後は言った言わないの水掛論に。面倒くさいけど折れたくないから彼の手に10ブルだけ渡してさっさとバスに乗り込んだ。すごいわめき散らかしてたけど。
ヤベロからモヤレへ
バスはなかなか満員にならず出発するまで1時間以上かかった。
バスの足元にはニワトリがウロウロ。

たまに足を突かれる。食っちまうぞこの野郎!
ちょくはお疲れモード。

この移動は女子には過酷だと思う。こんな過酷な新婚旅行に付いて来るなんてすごいよ、ちょく。
バスはヤベロを出てすぐ、広大な草原地帯を走り始めた。

見渡す限り何も無い。
草の中から何かが突き出てると思ったら…

蟻塚だった。

蟻塚がデカい。さすがアフリカ。
どんな小さな村にもだいたいモスクがある。

エチオピアではモスクの見た目が緑色でだいたい同じ。
道路にはカラフルな布を纏って歩く女性たち。

家が可愛らしい。


最初はこんな小さな家にひと家族が住んでいるなんて日本では考えられないと思ってたけど、最近はこの大きさで十分なんじゃないかと思えてきた。
洗濯物を手洗い手絞りする女たち。

日本人から見るとアフリカの人たちの暮らしは不便で大変そうに映るけど、(実際のことは分からないけど)見た感じアフリカ人の方がどことなく楽しそうで豊かに見える。

アフリカ旅のバス移動は過酷だけど、こんな風に全く違う世界を覗くことができるから楽しい!
・・・
さて、バスは日暮れ後にようやくモヤレの街に着いた。

街灯も無いし真っ暗。

とりあえず、まずは晩御飯。

チェーン店みたいなカフェで頼んだインジェラ。味はまずまず。昼も夜もインジェラで発狂しそう。
あああああ!!!!!ハンバーガーとかカツとじ定食とか食いてえぇぇっぇ!!
・・・
さて、暗いなか危ないのですぐにどこかしらの宿に入りたいところ。
でも宿情報を聞くと唯一まともそうなホテル「Koket Borena Hotel」までは結構距離があった。それに暗すぎてタクシーなんてないし、そもそもタクシーに乗ったら身ぐるみ剥がされるかもしれないし信用出来ない。
快適な宿よりも、出来るだけ夜道を歩かなくて済むような近場のホテルに泊まろうと話し合い、適当に安宿に入った。
朝撮った宿の外観。

ここはローカル食堂の奥が宿んなっている。アルバミンチのカイロホテルやコンソのエジェットホテルと同じ感じだった。
1部屋1泊100ブル(=500円)。

薄暗く、ベットにはシミだらけでかなり汚い部屋で南京虫もいた。それでもケニアとの国境の街で夜に別の宿を探して歩く度胸はなかった。
本当にクソみたいな宿だった。
そして夜中、いくつかの部屋から男女の喘ぎ声が聞こえてきた。喘ぎ声というよりは野生的な叫び声に近いもの。それはしかも絶え間無く続く。
ゴリラかッ!
思わずそうツッコミたくなるくらいうるさいし、もはやその無限の体力と精力に感心さえするほど。全く休みなしにそれが数十分続いた時は部屋のドアを開けて彼ら言ってやりたかった。「ギネス申請しなさい」と。
後で調べたら、エチオピアにある食堂の奥に中庭があって部屋が並んでるような作りの安宿は、売春宿として使われることが多いのだそう。俺は大丈夫だけど、ちょくを売春宿なんかに泊まらせてしまって不快な思いをさせてしまってめちゃくちゃ反省した。
・・・
朝起きると、天気は悪いし喘ぎ声のせいでなかなか寝られなかったしで、この時は本当に自分がいるこの環境に腹が立って仕方がなかった。なんならエチオピアという国に対してすら腹が立った!
嫌なら行かなきゃ良いと言われそうだけど、こんなに劣悪な環境だとは思ってもみなかった。
こんな国、2度と来るかボケぇぇっぇえええええ!
続く。
Mieko Yashiroさん
コメントありがとうございます!
そしてブログの内容で気分を害されたらすみません。ちょっと言葉が悪かったかもしれません。
荷揚げ代は現地人は払ったり払わなかったりで相場もよくわかりませんが、最初に話していた額よりも倍の値段を言われたので「話が違うよ!」となりました。
これからも安全に旅を続けていきます!ありがとうございます(^^)
「すごいわめき散らかしてたけど。」と書かれていますが、
ほんとうにぼったくりであったのであればよいですが・・・
気分を害されたらごめんなさい。
無事に帰られてください。
失礼いたしました。