現在夫婦で世界一周の旅をしているおだやんです!
突然ですが、皆さんは日本の中古車が世界では未だ現役として走っていることをご存知ですか?
特にサファリで有名なアフリカ東部のタンザニアでは、人口の増加に伴い輸送用車の需要が増したことで日本の中古車が大活躍しているんです!日本の企業名が書かれた日本車を黒人さんが運転しているのを見たときは思わず吹き出しそうになりました。
そこで今回はタンザニア(とその周辺国)を現役で走る、日本のオモシロ中古車を写真で紹介します!もしかすると見覚えのある車も登場するかも??
アフリカを走る日本の中古車
最近日本では”若者の車離れ”なんて言われるように車を買う人が減っていますが、アフリカでは今人口の増加とともに輸送用のバスやトラックの需要が急激に高まっています。
その急激な需要を満たしているのが日本の中古車です。特にタンザニアでは日本の中古車を輸出する日本企業の存在もあり、数多くの日本の中古車が現役で活躍しています。
どんな車が走っているのか、一気にご紹介します!まずはマイクロバスサイズの中古車から。
ゆとりおん大雄は秋田県横手市にある現役の温泉宿泊施設です。
新富町は野菜と温泉が有名な宮崎県児湯郡の町。ふるさと納税ではうなぎや焼酎などがもらえるようです。(新富町ふるさと納税HP)
有名なスキーリゾート地、山形県の蔵王の文字。このスターライトホテル樹氷の家は残念ながらすでに廃業してしまったようです。
八日市市(ようかいち市)は滋賀県東部にあります。八日市プラザホテルほんまは、廃業してしまったのかGoogle検索では出てきませんでした。
広大情熱酒場楽RAKUはかつて広島大学の近くにあった居酒屋。広大生のコンパ会場として絶大な人気を誇っていましたが、その後「つぼ八」に変わり、さらに現在は閉店しています。
第一葛城学園は奈良県御所市(ごせ市)にある社会福祉法人「葛城(かつらぎ)福祉園 」が運営する保育園です。保育園内には15mプールがあり、アレルギー体質の子ども達も安心して入れるようにプールの水は毎日入れ替え水質検査をしているそうです。
向陽(こうよう)幼稚園という名の幼稚園は、長崎県、京都府、山形県、秋田県にそれぞれあるためどの幼稚園のバスかは分かりません。
現在は幼稚園生を乗せるにはちょっと不安なほどボロボロです。
料理旅館一二三荘は岐阜県美濃加茂市にある全8室の小さな旅館です。中学・高校の部活動の合宿も受け入れています。チェックアウトは10時です。
「福山市デイサービスホーム 後楽園」と書かれたこの車は広島県福山市にある介護施設のもの。現在は「社会福祉法人宏喜会 後楽園」という名前になっています。園是は「誠実・熱意・創意」だそうです。
お次の一枚だけはタンザニア南部の国マラウイで撮影しました。
盛岡市立高校サッカー部。盛岡市立高校は創立が大正9年の歴史ある高校で現在の生徒数はおよそ850名。肝心のサッカー部は岩手圏内でTOP4に入る強豪です。
ちなみに痛快!!ビッグダディで名を馳せたビッグダディこと林下清志さんはここの卒業生です。
続いてワゴン車タイプの車。タンザニアではこうした乗り合いミニバスをダラダラと呼んでいます。
日本サンアンドグリーンは愛媛県西条市にある出張介護サービスを行う会社。最寄駅は予讃線(よさんせん)の伊予三芳駅(いよみよし駅)です。
にこにこ文庫と検索すると、「にこにこ文庫」という名の児童図書館は日本中に数多くありました。どのにこにこ文庫かは分かりませんが、移動図書のための車でしょうか。
ツアーバスとして使われていたのは福岡県鞍手郡宮田町(現在は宮若市)の介護老人保健施設つくも苑のワゴンバス。
宮田町は奇跡的に私の実家(福岡県遠賀町)から3kmも離れておらず馴染みのある町。そのためこれを見たときには本当に嬉しかったです。
なんとも言えないシュールな一枚です。
トラックの側面に書かれていた会社名は濱田酒造合名会社。愛媛県宇和島市にある明治33年創業の老舗の酒造会社ですが、現在創業しているかは不明です。
デイサービスやえもんは高知県高知市にある通所介護施設です。ビンゴゲームや足けりボーリングなど毎日楽しい日替わりイベントがあり、通所者を飽きさせない工夫がなされています。
こちらのトラックは(株)坂口植物輸送。群馬県伊勢崎市の輸送会社です。
大石建築のトラックは荷台が乗合バスとして改造されています。
なんとこの荷台に20名以上が詰め込まれます。私も1時間乗りましたがラッシュアワー時の山手線よりも辛かったです。
このようにアフリカでは日常の景色の中に日本の中古車が溶け込んでいます。
なぜ日本車が人気?
そもそもどうして欧米製の車でなく日本車なのか?中古車といえど日本車は決して安くないはずです。
例えばこの峯岸商店のトラックはタンザニアでは日本円でおよそ60万円で売られていました。
高くても日本車が選ばれる、気になる理由はアフリカらしいものでした。
「日本車は丈夫だから」
「どれだけ重いものを載せても壊れない」
日本車は信頼できて丈夫だとイメージが共通してあるようです。
タンザニアでは車さえあればすぐに商売を始められるほど、人やモノの輸送における需要が高まっています。そんなとき法廷積載量は無視し出来るだけ一度に沢山運んだ方が利益が出るため、沢山積んでも壊れない日本車が選ばれているということだったんです。
まとめ
いかがでしたか?見覚えのある車や会社、馴染みのある市町村名は出てきましたか?アフリカを訪れた際は是非とも街を走るバスやワゴン、トラックに目を向けてみてください。
きっと日本車が見つかるはずです!
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