密かに人気のケニアのビーチ!ワタムへのバスチケ購入&バス移動

ちょくです!

アフリカを縦断中のおだやんとちょく。

無事にケニアの首都・ナイロビまで来たけれど、ナイロビは治安が悪くて落ち着かない!ということで、凶悪都市ナイロビを出てケニアのビーチリゾート・ワタムへ移動します!

あの有名人がお忍びで行くビーチ

ケニアの首都・ナイロビにやってきて数日。

世界中でもトップクラスに治安が悪いと言われるナイロビは、確かに街を歩くとほとんどのお店が鉄格子に囲まれていて、扉は南京錠だらけ。お菓子やトイレットペーパーを売る小さな商店ですら頑丈な鉄格子があって、その隙間から商品や代金をやり取りする。もうなんか、雰囲気十分!!

異世界すぎて、極悪映画(なんだそれ)の舞台セットを歩いている気分だよ・・。

とにかくこの街で命の保証はないので、私たちが外出するのは自炊用の食材をスーパーに買いに行くときだけ。これだけでもスリル満点!日中の明るい時間に、財布は持たず、現金だけを足元に忍ばせて手ぶらで出かけていました。あー、怖かった。

そんなナイロビでは、宿にこもって情報収集。エチオピアではほとんどネットが繋がらなかったから、これから先のルートをここでじっくり検討。

「ケニアはどこに行こうかなー」と考えていた時に目に入ったのがビーチリゾートのワタム

ケニアってサファリのイメージだったから、海がキレイなんて知らなかった。でも確かにタンザニアに美しい海で有名なザンジバル島があるんだから、同じ海岸線沿いのケニアにキレイな海があってもおかしくないよね。

でもこれっていう決定打がない。おだやんはキレイな海が好きだから行きたそうだけど、私はそこまで海に興味がない。

「世界には他にもキレイな海はあるし、わざわざケニアで行く必要ないんじゃない?」

「えー、でも写真見るとキレイだよ」

「タンザニアでザンジバル島行く予定じゃん」

「えー、でも行きたい・・」

「何か決定的な魅力があれば行くけどさ」

「むむ!俺、探す!!決定打探す!!」

 

そしておだやんが探し出した決定打。

これがマジで決定打。

 

このワタム・・・

なんと・・・・・・

 

ビルゲイツがお忍びで訪れるビーチだそう!

 

ぬお?!あの大富豪がお忍びで?!

この情報を持ってこられたら行くしかない。ビルゲイツが行くなら間違いない!

よし!私たちもプチ大富豪気分を味わおう!

ワタムへレッツゴー!!

ワタム行きのバスチケットは事前購入がオススメ

そんなわけで、ケニアのビーチリゾート・ワタムへ行くことにした私たち。

ワタムへはマリンディ(ワタムよりも大きなビーチリゾート)行きのバスに乗って、途中下車する感じなので、マリンディ行きのバスを探す。

平日のバスチケットなら前日でも取れるだろうと油断してたら、意外にも結構埋まってて焦る!余裕ある人は事前(数日前)に買っておくのが良いかも。私たちは前日の午後からバスチケットを探し始めて、3軒目でやっと購入できました。バス会社の場所は記事最後に載せてあります!

まず1、2軒目は宿でて右側をまっすぐ歩くとある。

1軒目のModern Coast。

ここは宿沿いにあって、綺麗な店内。マリンディ行きはあったけど、明日の朝発・夜発が共に満席!くそー!

2軒目はModern Coastの斜め向かいにたまたま見つけて入ったんだけど、チケットカウンターは鉄格子で囲われていて、すごく物々しい雰囲気。怖い・・。しかもマリンディ行きはなかった。

気を取り直して、宿から左方向へ。

3度目の正直なるか・・

ケニアロッジから左へ徒歩3分。Tahmeed coachというバス会社。

チケットカウンターの奥には待合室スペースもあるので、夜発でも安心。早めに行って待機できそう。

夜発は残りの空席わずか5席!危ねぇ!隣同士の席がまだあったので速攻予約。一人1800シリング(=1926円)。

チケットも印刷してくれたしチケット買えてよかったー!

怪しい待合室でバス待機

バスは20時発。

暗くなってから外を歩きたくなかったので、うっすら暗くなり始める19時にはバス会社へ。

奥の待合室は、明るいので安心できる。周りのお客さんは身なりもキチンとしてるし、みんなスマホいじっててある程度経済力のある方々の様子。テレビではニュースが流れているし、コンセントもあってみんな充電してる!なんと便利!

ただ・・・

待合室の壁が不安を誘うけど。

なぜスプレーアート!

写真はないけど「あなたの安全は保証されています!」っていう文章も書いてあって、「本当かよ!」ってツッコミ入れたくなった。保証されてる感がなーい!!

まさかのラグジュアリーバスに歓喜!

そんな怪しげな待合室で肩をすぼめて待っていると、19時半に乗車開始。

こんなバスです。エチオピアと比べたら超立派!!

荷物は行き先別(ワタム・マリンディなど)に入れる場所が分かれていて、キャップを被ったイケイケな兄ちゃんがキビキビ対応してくれる。

この兄ちゃん、「仕事終わったらクラブだぜぇ〜」って雰囲気なのに、凄いよく働いててなんかギャップ萌えだった。人は見かけで判断しちゃいかんですね。

荷物を預けたら、バスの入り口でチケットの確認。スタッフが事前に印刷している座席表と照らし合わせてくれるんだけど、こういうの久々!なんか現代的で感動する。

エチオピアなんて

「とりあえず飛び乗れ!」
「いくらですか!」
「おい、なんで俺たちだけ他の乗客より高いんだ!」
「ああ、潰れる!」
「チャイニーズじゃないボケ!」

って感じだったからなあ。

あれはとても濃い日々だったな・・・。

夢かな・・・。

さらにはバスに乗る前にはボディチェック。ナイロビに来てからめちゃくちゃボディチェック受けてるんだけど、どんだけ治安悪いの。機関銃とか持ってませんから。

さて、バスの中に入ると驚き!

うおお!ラグジュアリー!

オレンジ色の温かい光が全席に照らされていてなんともラグジュアリー!こ、こんなバスいつぶり・・っていうか、すごい!!

通路も座席は広いし、カーテンはちゃんとしてるし、ドリンクホルダーもあって、足置きもある!シートは破れてなくて、座り心地も良い。通路は何故かレッドカーペット(笑)いやー、すごい!

最初は「1800シリングって調べていた値段より高いなぁー」って思ってたんだけど、これなら良い。快適に夜を過ごせた方が、次の日を無駄にせずに済むしね。

11時間のガタガタ移動で発狂寸前!

バスは20時に出発、そして0時にトイレ休憩。

せっかくバスの中は快適なのに、マリンディまでの道路が全てガタガタという悲しき事態。出発してから到着するまで、一度も滑らかな道はなかった。

原因はこれ。

バンパー。

このバンパーが一定間隔でずっとあって、しかもバスがバンパーをガン無視してぶっ飛ばすから体が浮く!結構滑らかに見えるバンパーだけど、スピード出して通り過ぎるとバアアアン!!って飛ぶ。

こんなんで寝れるかーい!

基本はガタガタ、時折ガッタン!と身体が跳ね上がるので、おだやんは寝れず。私はどうにか寝れたって感じだけど、これは腰にもくるし地味に辛い。

深夜12時に一度だけサービスエリアに寄る。そこですごいバスを発見!!

落書きだらけ・・・

これもナイロビと海沿いの街を運行するバス。安いバスを買ったらこんな「走る刑務所」みたいなバスに乗っていたかも・・・恐ろしやケニア。

ちなみに休憩は30分くらいで軽食も売っていた。その後のトイレ休憩がなかったのであまり水分取りすぎると辛いかも。

その後もバスは終始上下ガタンガタンして、おだやんは「トラウマになるバス」と言っていた。縦揺れが続いて気持ち悪くなったそう。私は横揺れの方が苦手なので、今回のバスはそこまで辛くなかったけど、たまに大きなガタンッで起きたりしたのが嫌だったな。

ワタム到着→宿まで

ほとんど眠ることなく夜が明けて、外を見るとビーチリゾートっぽい景色になってきた。

バスは海沿いに出たらムンバサ→ワタム(ゲデという町の名前で呼んでいた)→マリンディの順で止まる。ワタムで降りたのは私たちの他に1人だけ。ほとんどの人がマリンディ行きだった。

ワタムで降りると獲物を狙うライオンのような客引きが!

朝からやめてえええ!!

バイクタクシー、トゥクトゥクがあって相場は2人で300シリング前後。バイタクは1人150、トゥクトゥクは海沿いまで250、宿前までなら300シリングといった感じ。

最初ふっかけてきて700シリングと言われたけど、「正規の値段知ってるぜ!」と言ったら300シリングにしてもらえた。というか、倍以上で払うやついるんかい!

タクシーにきっちり宿前までつけてもらって、無事宿に到着!

今回ワタムで泊まるのは「Krabella Blue Lagoon」。

ここはコンドミニアム!

今までコンドミニアムって泊まったことがなかったから楽しみ!

二人だけの冷蔵庫・キッチンがあるなんて家みたい。自由に料理できるのが嬉しい!実際この宿はとってもよくて、自炊しまくりました。詳しい宿情報はまた次回。

・・・

さて、アフリカでは「コミッション(紹介料)」を取ろうとする人がいるんだけど、ここでも遭遇した。

手口はこんな感じ。

私たちがタクシーで宿の前に到着したら、自称スタッフという男性が宿の前で待っていた。まるで宿のスタッフのように「ハーイ、ウェルカム」と言って荷物を部屋まで運んでくれた。

でも実はこの男、コミッション(紹介料)が欲しいだけで宿とは一切関係ない。タクシーを待ち伏せしていたから、きっとドライバーとグルであとでコミッションを二人で分けるつもりだったのかも。

これが本当に面倒で、宿代にコミッション料を上乗せされるからたまったもんじゃない。本当に紹介してくれたならまだしも、頼んでもないのに見知らぬ男に紹介料なんて払いたくない!

宿代は1500シリングなのに、宿の人に紹介料を含んだ3600シリングと言われて、これはやられたのかも・・と思ったけど私たちが「この男とは面識がなく、全くもって案内されてないです!」と宿の人に必死に伝えたら男はサササッと逃げていった。

うーん、こういうコミッション野郎本当に嫌い。美味しいとこだけ持っていこうとする感じが気にくわない。男らしくない!!

結局、宿の人とゆっくり話して1泊1600シリングで泊まらせてもらえることに。1500シリングは昔の金額で、値上がったみたい。

・・・

何はともあれ無事にワタムに到着!

さあ、ビルゲイツ!出てこい!!!!(違う)

 

続く!

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