巨大魚は釣れるか?!マラウイ湖で船釣り&吸い込まれる夕日

おだやんです!

首都リロングウェから、のどかなビーチが広がるケープマクレアにやって来たおだやんとちょく!

この日は、モンキーベイで出会った欧米人男子4人組に船釣りに誘われていたので、釣り好きなおだやんだけ朝から船釣りへ!

果たして、マラウイで一番美味しいと言われる巨大魚・チャンボは釣れるのか??!!

マラウイ湖で船釣り

三度の飯より釣りが好き。おだやんです。

子どもの時からハゼやウナギを釣っては自分で捌いて食べていたし、北海道に住んでいた時はサケ釣りをしていたりしてましたからね。釣りが好きすぎて、TVディレクター時代はローカル放送の小さな旅番組で毎回何かしらの釣りパートを取り入れていたほどです(自分が釣りたいだけ)。

この旅の途中にも一応釣り糸と釣り針を買ってはいたのですが、なかなか釣りをする機会には恵まれませんでした。

しかし!!

このケープマクレアで!

釣りができるチャンスが訪れた!!!

 

3日前に別の村で、一緒に旅しているというイギリス人やカナダ人の4人組がいるんだけど、彼らとはここケープマクレアのビーチで再会していた。彼らのうち2人が船釣りに行くらしく、一緒にどうかと誘ってくれたのだった。

ちょくは行かないということなので、俺と青年2人とで船釣りへ行くことに!

翌日の朝5時、日が昇る前にゲストハウスの前のビーチに小舟が迎えにやって来た。

釣りといえば日の出日の入り前後が一番釣れる。これは世界共通の認識なんだな。

 

まずは釣り仲間を迎えに行く。

湖岸を見ると、村の人は日が昇る前から湖岸で食器を洗ったり、朝ごはんのための水を汲んで家を往復していた。

水道が通ってないって大変だな。

 

さて、釣り仲間を乗せてビーチの向かいに見える島付近まで船を走らせる。

一緒に行く仲間はこの二人。

名前は忘れたんだけど、仮にジョン(左:背が高いイギリス人)とプッチョ(右:ふくよかなカナダ人)と名付ける。

二人ともかなり眠そうで、全然やる気が感じられない。

ジョン「おはよう、朝早すぎだよね〜。だるいわ〜。」

 

おい、誘ったのはお前だろ。

 

船には船長、ガイド、アシスタントの少年の3人が乗っている。

ちなみにこの船釣りツアーは午前中いっぱい釣らせてくれて、一人20ドルほど。この国の物価からすればそこそこ高いんだけど、最近交渉とか面倒になって来てたから言い値でOKした。

 

夜明け前に釣りに行くこの感じがたまらなく好き。

というのも、明け方釣りに行くと、綺麗な朝焼けと、大物を釣ってやるぞ!というワクワク感とが合間って気分が高まってくるから。

空には大きなワシが飛んでいる。

ワシがいる→魚がいる→それを狙う巨大魚もいる→巨大魚GET

よし、計画はバッチリだ。

というのも父親の家系が漁師ということもあり、おだやんは釣りにはかなりの自信がある。

 

もう釣れる予感しかしない。

それに、このマラウイ湖にはタイみたいに美味しいと言われるマラウイの巨大魚で高級魚のチャンボという魚が住んでいる。巨大でタイみたいな味の魚、これはもう釣るしかない。

 

ジョンやプッチョと、巨大魚チャンボをどんな食べ方で頂くか妄想を膨らませる。

 

興奮が!!止まらない!!

絶対釣ってやるぞ!!

 

 

島の近くに着くと、そこではすでに地元の漁師が丸木舟で漁をしていた。

聞けば、この島の周辺が地形的に一番釣れるんだとか。

期待できる!

そんな中、1艘の小型舟が近づいて来た。

ガイドが向こうの漁師と話して、何かを交換した。

 

こちらの船にやって来たものは・・・

今回の釣りエサとなる小魚!

このサイズの小魚をエサに使うあたり、ガイドたちの巨大魚を釣らせたいという思いも伝わってくる。

 

しかもワカサギみたいで結構美味しそう。こんなに新鮮で美味しそうなエサであれば巨大魚でもすぐに食いつくに違いない。

 

島の近くに着くとさっそく道具が配られた。

久しぶりに見る釣り道具に興奮する!!

 

よっしゃ道具だ!!

 

どうぐ・・

どう・・・

ネジ??

 

なんだこの、適当な仕掛けは・・・

重りはナットで、リールはなく手巻き、それに3人いるのに竿は2本のみ・・・

まあ別にこれで十分だけどさ・・・

 

 

釣り、開始!!!

ガイドもアシスタントの青年もみんな揃って一斉に釣りを始める!

みんな良い感じだ!!みんなで大物を釣るぞ!!

 

ジョンも頑張ろうな!!

 

プッチョもな!!

って、え??ちょっと?!

プッチョ??!プッチョ釣らないの?!

「俺、眠いんだ。釣れそうにないし、しばらく寝るわ。」

 

諦めるのはやっ!!

 

さっきまで「釣ったら一緒に食べようね☆」って話したじゃないか!

久々にレベルの高い自由人を見たわ・・・

 

プッチョはすぐに諦めるし、ジョンもお祭り(船の下でみんなの糸が絡まってしまうこと)に嫌気がさして釣りをやめてしまう。

確かに2時間、3時間と経ってもなかなか釣れない。2人が諦めるのも分かる。

 

 

でも俺は諦めない!!釣りを最後まで続けたのはアシスタントの青年と俺だけだった。

 

船の上ではもう終わりにするか?みたいな空気が流れ始めた。

 

 

 

と・・・・

 

 

その時!!!!!少年が5センチほどの小魚を釣り上げた!

 

それと同時に!!

 

俺にもヒットーーー!!

 

しかも引きが結構強い!!!

 

結構大物かも!!!!

 

 

 

 

うおーーーーーー!!!!釣れたーーーーーーーーっ!!

 

小さいけど、あまりの嬉しさに一人でギャーギャーと喜ぶ。

 

その後も俺とアシスタントの少年とでヒットを重ね釣り上げた巨大魚たちがこちら。

上から6センチ(少年)、8センチ(少年)、9センチ(少年)、10センチ(おだやん)、13センチ(おだやん)。

 

巨大魚とまではいかなかったけど、この日メンバーの中で一番大きな魚を釣り上げた!!

 

実食

釣りって坊主(釣果ゼロのこと)よりはどんなに小さくても釣れると楽しいもので、ウキウキで浜で待つ婆さんちょくの元へ帰った。

お昼近くで、ビーチは家事をこなす人で大賑わい!

どの子も家の手伝いしてて偉い!

どの子どもも人懐っこい

「(妹の方を向いて)写真撮ってくれるってよ!」

「こいつ俺の妹!」

 

そんな中、ビーチには謎の少年団を率いたちょくが出迎えてくれた。

(この少年団は翌日素晴らしい物を見せてくれるバンド隊だったんだけど、その話はまた次回)

さて、ガイドの人たちにお願いして釣った魚をさばいもらうことに!

ホントだったらこんな小さな魚食べないんだろうけど、俺がお願いしたからおじさんは一生懸命ウロコをとってさばいてくれた。

釣った魚が小さすぎて申し訳ねえ・・・

それをガイドが焼いてくれる。

みんなで実食!!

といってもただ焼いただけだし、本当に小さな魚だけど自分で釣った魚はやっぱり格別だった。

これだから釣りはやめられない。

 

みんなと別れて帰る途中、地元の人が地引網をしていた。

こ、こいつら・・・

これが4時間かけて苦労して釣ったサイズの魚をいとも簡単に・・・・

ちくしょう・・・

 

その後、釣り熱が冷めないので夕方まで自分の釣道具で釣りをすることに!

といっても釣り糸と釣り針しかないので、金属を重り代わりに、木をウキ代わりにして挑戦。

でもなかなか釣れない。魚は餌をつつくのが分かるんだけどなあ。

困っていると、地元の少年たちが集まってきて、地元流の釣り方を教えてくれた!

みんないいヤツだなあ。

そもそも餌のミミズを探すのに一苦労だったんだけど、10人くらいの子ども達が大量のミミズを集めてきてくれた。

子ども達が集めてきてくれたミミズで、彼らの釣り方を実践してみた結果・・・

釣れる釣れる!!

おお!!!

船釣りよりも釣れる!!

やっぱ素直に地元の人に聞くもんだね。

小さい魚しか釣れなかったけど、満足するまで釣りました!釣った魚は全部子ども達が欲しいというのであげました。

いやー、楽しかった!

 

独立記念日と吸い込まれる夕日

釣りを終えて、晩御飯の時間までちょくとビーチを散歩していると、いつもより人が多いことに気が付いた。

あとで分かったんだけど、この日はマラウイの独立記念日だったんだそう。

この村で大きなお祭りでもあったのか、かなりの数の子供達がカラフルなお菓子を持って走り回っていた。

ふだん着ないようなドレスを着たりして楽しそう!

 

 

島の向こうに夕日が沈んでいく。

各地でいろんな夕日を見てきたけど、マラウイの夕日の美しさはトップクラス。

焼け方が綺麗だし、雨季明けに行ったこともあって天候も安定してるから毎日美しい夕日が見られた。

本当に吸い込まれそう。

地元の少年ですら夕日に見入ってたほど。

いいなあ。

独立記念日の盛り上がりはまだ続いている。

小舟に若者がぎゅうぎゅうに乗り、歓声をあげながら湖岸を周遊していた。

自分の国の独立記念日にこんなに盛り上がれるって、素晴らしい愛国心を持っていると思うし、ピュアで素直だなと思った。

 

白人の子どもと、黒人の子どもたちが一緒に肩を並べて夕焼けを見てた。

難しいことはよく分からないけど、平和ってこういうことなんだろうなと思った。

続く。

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