圧巻の色の洪水!これぞアフリカだ(クアンバからナンプラへ列車移動と宿情報)

ちょくです!

腐敗しきった税関でしぶしぶ75ドルを支払いモザンビークに入国した、おだやんとちょく。

ビザ代を交渉するなんて初めての体験だし今後もないだろう。アフリカ旅は予想の斜め上を行く出来事ばかりが起きるから本当に面白い。(と、今は笑って思えるけど、当時三人の中で一番キレたのは私でした・・)

さて、この日はクアンバからナンプラという町まで列車移動!

列車からの景色が「ザ・アフリカ」で大興奮!!

思いがけず「地球」を感じた列車からの風景

今日は早朝初の列車に乗るために早起きをした私たち+デイビッドおじさん。

前日はコンクリートの上にテントをたてて寝たから全然寝られなかった・・と思いきや、爆睡できた。昔から「どこでも寝られる」というのが特技だったんだけど、このアフリカの地でその特技が花開いている。

一方おだやんは見かけによらず繊細なのであまり眠れなかった様子。

「あー、寝た寝た♪」

「眠い・・辛い・・」

こういう風に朝を迎えることがよくあるんだけど、可哀想だなあ。

まだ薄暗い中テントを撤収し駅に向かうとすごい人でごった返していた。

なんじゃこりゃ!こんなにたくさんの人が乗るんだね。

あまりにも人が多い上に窓口が分かりづらくてチケットを買うのに手こずっていたら「俺が買ってやるぜー!」と変な男が代行で買ってくれた。

代行手数料をチケット代に少し上乗せされるかと思ったらなぜか正規の値段だし、一体何だったんだろう。たまにこういう親切な人がいるからアフリカって嫌いになれない。

ちなみに料金はひとり230MT(387円)でした。

さて、チケットを片手に列車に乗り込む。

思ったよりもキレイ!

自由席なので好きな席に腰を下ろしているとドンドン席が埋まってきて出発するころには満席に。すごいなあ。

定刻になると、遅れることなく列車は出発。

最近はミニバス(改造されたワゴン車のバス)ばかり乗っていたからこの<定刻>っていうのが新鮮だなー。ミニバスは基本的に「満席になったら出発する」というシステムだから長いときで1~2時間待たされることも多いからね。

しばらくぼーっと窓の外を眺めていたら、空が明るくなってきた。

そして目の前に現れた景色に驚き!

朝早かったこともあり少しコックリしてたけど一気に目が覚めた!

「えっ?!な、なんだこれは!」

「絶対あの山の裏に恐竜がいる雰囲気!」

なんか、太古の昔のような・・・いまにも恐竜が出てきそうな・・・そんな景色。

しかもこれが永遠に続いているかのように果てしなくて、まったく人間の気配がないもんだから本当に恐竜が出てきそう。

「ティラノサウルスとか出てきそうだねー」

「おう!出てきても驚かない!」

「いや、そこは驚くとこでしょ」

とにかく予想外の景色に二人して興奮。期待してなかったときに良い景色を見れたりすると棚から牡丹餅感があって良い。眠気も吹っ飛び、あーだこーだ言いながら車窓の景色を眺める。

マラウイは平和な空気が流れていてのどかな田舎という印象の国だったけど、対してモザンビークは未知の国って感じで冒険心がくすぐられドキドキワクワクする。

旅をするには大変なことが多いけど(国境は腐敗してたしね・・)、その分「旅してるぜ!」「冒険してるぜ!」っていう刺激はあるなー。いや、大変なんだけどさ。

色の洪水、これがアフリカだ!

列車は恐竜が出てきそうなエリアを駆け抜け、たまに小さな村の駅に停車する。

大体そこの駅には村の物売りがスタンバイしていて、いろんな野菜や果物を売っていた。

採れたての野菜や果物はどれも新鮮そのもの!

そして大きめの駅に到着すると物売りも激増。

この景色が、おったまげ!!

な・・なんだこれは!!

勢い凄いしカラフルだし、熱量が凄い!!

 

なんかもう・・ただ駅に停車しているだけなのに・・・

 

車窓の景色が圧巻過ぎる!!!

 

こんなに見ごたえのある車窓ってある?凄くない?

物売りはみんな頭の上に売り物を乗せていて、抜群のバランス感覚。駅によって売っている目玉商品が違うのも面白い。

とある駅はキャッサバが良くとれるのか、キャッサバ祭り。

この光景はやっぱり生で見るのが一番。

行きかう物売りと身を乗り出して買う乗客、全てが異空間で刺激的。

ということで映像もあるから見てほしい。少しでもこの雰囲気が伝わると良いな。

このモザンビークの列車移動は本当に退屈しなくてスリリングだった。

この景色をみるために鉄道に乗るのも十分アリだと思うくらい見ごたえがあったな。

ナンプラに到着

この旅で一番興奮した列車移動を終え、無事にナンプラに到着。

思っていたよりも都会。

アフリカは南下するにつれてどんどん過ごしやすくなるなあ。エチオピアとか大変だったな・・・。

さて、駅から15分くらい歩き、お目当ての宿「Ruby Backpackers」に到着。

デイビッドおじさんとふたりで「ごめんくださーい」の図。

デイビッドおじさんはケニアのキャンプ場で出会い、マラウイのケープマクレアで奇跡の再会を果たし、一緒にモザンビークまでやってきたカナダ人のおじさん。年齢は倍違うけど、バックパッカーに年齢の壁はナシ。一緒に腐敗した国境も越えたしもはや戦友とも言える存在。

 

Ruby Backpackersの地図

さて、こちらがこの日泊まるRUBY BACKPACKERS。

ドミもあるけど、テントの方が安い!

テント泊はひとり400MT(677円)なので、私たちもデイビッドもテント泊決定。

テントが張れるという庭へ行くと、テントだらけだった。

床がコンクリートで固いけど、アフリカを縦断してくるといろんなことが麻痺してくるのか全然辛くないから不思議。

正直なことを言えば、南京虫(ダニ)がいそうなベッドよりもテントの方が落ち着くし、さらに正直に言えば私はドミトリーがあまり好きじゃないので(自分の空間が欲しいタイプ)テントの方がプライベート空間が保てて安心する。

そんなわけで、モザンビークを列車移動し今夜はナンプラ泊。

はやく海に行きたーい!が、海まではまだもう少し移動が・・・。長い・・・。

 

続く!!

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1 個のコメント

  • 古谷 尚弘 より:

    久々のブログを楽しめました。
    もう、北海道とおききしました。まだまだ寒いですが
    頑張ってください。

    取り急ぎ、失礼しました。

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