おだやんです!
クルーガー国立公園で2日間サファリドライブを楽しんだおだやんとちょく。サファリを自分で運転して象やキリンを間近で見られたのは超楽しかった!
さて、この日は早朝のクルーガーを走ったあと、ナミビアに向かうため南アフリカを東から西へ横断します。
朝のクルーガーではどんな動物が見れる?
昨晩も、動物たちの遠吠えが夜のサファリにこだましていた。動物の鳴き声がする森の中で寝るって最高にエキサイティングな体験で、個人的には五つ星ホテルに泊まるよりも断然面白いし好き。
日の出前には起きて、急いでパッキングして出発!

ダッシュボードには、昨晩作っておいたサンドイッチ。タッパーに入れておいて、日の出を見ながら食べる予定。キャンプ旅はタッパーがすごく役立つ。
さて、なんでこんなに日の出前から急いで出発するのかというと、朝は動物たちが一番活発になるから。それだけレアな動物を見るチャンスも上がる。

昨日遠巻きに一瞬しか見れなかったライオン、見れたらいいなあ。

サファリの日の出。

the 雄大。
朝の水辺には特にたくさんの生き物が集まるので、早朝に動物を見たい人は水辺を目指すべし!

待ったけど何も現れない。鳥一羽すら現れないなんて、逆に奇跡。なぜだ・・・
あまりに生き物の気配がなさすぎて、もしかすると自分たちの日頃の行いが悪かったのかと反省し始める。
そんな時!!

なんかいた。もう4本足ならなんでも嬉しいぞ!
お?

なんだあれ。

え、何これ。
ハイエナ・・じゃない?え?レンジャーの犬?
超謎の生き物。

なんか首にGPSみたいな電子機器付きの首輪つけてた。
生き物を見れたのは嬉しいんだけど、なんの生き物かはっきりしなくて、どう喜んでいいのか分からない・・・(笑)
早くナミビア方面へ移動しなきゃいけないんだけど、もっと動物が見たくて、少しだけ予定を伸ばしてサファリをウロウロ。
すると・・

茂みの中にバッファローを発見!
この日は謎のハイエナっぽい何かだけしか見れずに終わるのかと思ってたから、すごい嬉しい。
さらにインパラたち。

インパラって、もののけ姫のシシガミを連想させるからか、すごい神聖な生き物みたいに見えて個人的にすごい好き。
朝日に照らされる小さな動物たちの神秘的な姿は、ライオンや象を見たときの壮大で大きな感動とは違って、こじんまりとした小さな感動を与えてくれる別の良さがあった。

そろそろサファリを出る時間がきた。これにて2泊3日のクルーガーサファリは終了!この世界一周でも最後のサファリ体験となった。
四国ほどの広さのサファリを自分たちで運転して巡り、夜も動物たちの鳴き声を聴きながら寝る。なかなか体験できない本当に楽しいサファリだった。将来はまた子どもと来てみたいな。
車窓から見たリアルな南アフリカ
クルーガーを出て、西へと移動開始。まずはパンクでスペアタイヤがなくなったので、新しいスペアタイヤを手に入れるべく、レンタカー会社のあるプレトリアへ戻る。
クルーガーを出ると、ちょうど子どもたちの通学時間だった。

全員黒人の子ども。

郊外で白人を見ることは全くなかった。
居住区にもかなり差があった。
プレトリアに近づくと立派な家が並ぶ住宅街が見えてきた。

この住宅街にももちろん黒人は少なからず住んでいるだろうし、誰が住んでいるかは車からは分からない。
でももう一方のスタイルの住宅地は明らかに黒人限定だった。

スラム街のようにも見えるトタン板でできた住宅地。

高級住宅地とこうした貧しい地域は、大きな幹線道路や畑などで分かりやすく隔てられていた。
南アフリカでは白人の金持ちも黒人の金持ちもいる。でも貧乏人は黒人ばかりのように思える。実際にガソリンスタンドやコンビニの店員はほぼ黒人だった。
資源や富は侵略してきた白人に全て奪われ、もともと住んでいた土地を追いやられ、貧しい生活から這い上がることができなくなる。そんな環境が犯罪や治安の悪化に繋がっていく。他のアフリカ諸国も北アメリカも南アメリカもどこも同じ。アフリカに長くいると、本当白人が嫌いになりそうだ。日本もアジアの他の国ではこんな風に思われてるのかもね。
レンタカーは傷だらけ
一旦プレトリアのレンタカーオフィスに戻ってきた。

サファリでパンクしてスペアタイヤを使ってしまったので、新しいスペアタイヤをもらいにきただけなんだけど、店員のお姉さんから「もう傷だらけね」と言われた。
「え?どこにもぶつけてないし傷なんてないハズだけど?」
「ここを見なさい。」

なんとボンネット下にゴルフボール大のヘコミが。
「ハッ!なんだこれは!あんたが今、パンチしてつけたんだろ!」
「ぶっ飛ばすわよ」
「ここにもあるわよ。」

「知らない!身に覚えがない!」
「あとで請求するから。」
「俺は知らない!何かの陰謀だ!」
保険に入ってるので、あとでなんとかなりました。そしてお店の都合で、シボレーからフォルクスワーゲンのpoloに変更になった。

馬力としてはワンランク上になったようで、これでかっ飛ばせる。ナミビアで感じたんだけど、お金ケチって一番安いスモールカーにしないほうがいい。ナミビアって本当に砂漠の国で、観光地以外何もないから、スピード出ないと予定通り目的地に着かずに何もない街で泊まることになって、宿泊費だけがかさんでいく。
速い車でぶっ飛ばしてサクッと着いた方が、結果的に旅のコストは安くなる。
車とスペアタイヤを GET!
いざ西へ!ロードトリップ始まり
さて、プレトリアを再度出発したのは4日目の朝11時。
これから行けるだけ西へと向かう。

明日の夜にはナミビア手前のオーグラビー滝という南アフリカの有名な滝のキャンプ場に泊まりたい。なので今日はそこに出来るだけ近づいておきたい。でも全ての街にキャンプ場があるわけじゃないので、走りながらある程度キャンプ場がある街を絞る。
免許の関係で運転手は俺一人なので、あとは体力と相談しながら行ける街に向かう。北海道で働いてたとき長距離運転は慣れてるけど、毎日のように知らない国を700km~800km運転するのは疲れるから大変だ。
よし、かっ飛ばすぜーーーー!!!!!

日本と違って、国道=ハイウエイ=最高100km/hなので運転が本当に楽。
丘陵地帯が多く、景色も最高!


ヨーロッパみたい。行ったことないけど。

ちょくはモバイルルーターでブログ書いたり、ナミビアの情報を調べたり。

ルーターって便利。
途中、国道が謎の規制で通れず、回り道をした。

なんとなく近道っぽい未舗装道路に入る。

ここでちょっと後悔。
多少の遠回りをしてでも未舗装道路は走らない方がいいと思った。車にも無駄な傷がつくし、何より誰もいないから何かあったら、発見さ荒れるのにも助けに来てもらうのにも時間がかかる。
それでも知らない土地を爆走するのはスリリングで楽しかった。

広大な畑の中をひたすら走る。

だんだん日が暮れてきた。

今夜はちょうどデラリービルという大きめの街についたので、候補だったゲストハウス兼キャンプ場へ。

宿の名前はPigmy Lodge。
農場の横で老夫婦がひっそりと営んでいるキャンプ場で、お客は俺たちだけ。キャンプ代も一人800円くらいでお手頃。何もない場所だけど、とりあえず寝るならアリでした。

もう夜9時くらいだったので、急いでテントをたてて晩御飯の準備。

炭を起こすのも慣れたもので一瞬。この鍋もエチオピアくらいから大活躍してるな。

ホームレス感、満載。


サラダとポトフ。質素だ・・・
今日は午後、特に見所がなく単純な移動だったから本当に疲れた。一人でこんなに走ったのは初めてかも。
この日の走行距離
サファリを含めて800kmくらい。
さて、翌日はオーグラビー滝へと向かいます!
続く!
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