ちょくです!
昨日、「中国VISAを取らずに後悔した」という日記をアップしたとおり、
私たち夫婦はあと4日以内に香港に行かないと、不法滞在じゃー!という状況です。
しかしそんなときに、まさかのハプニング?!もういやーーー!!
成都→香港のスリリングな大移動開始です!
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出国猶予は4日間!中国から脱出せよ
VISAを取らなかったばっかりに、急ぎ足で中国を駆け巡っているおだやんとちょく。
VISAがない場合は、15日間しか中国に滞在できないので、必死です。
「VISAを取らずに中国を回り、15日以内に香港へ抜けてリセットする」
この決断に後悔は・・後悔はありま・・・ありまくります。くそ。
VISA取っときゃ良かったあああー!
(※中国VISAを取らなかった理由は→こちら)
というのも、いざ中国を回ってみると移動だけでも時間がかかったりして、結構カツカツなスケジュールでして。
それでも余裕をもって、VISAが切れる2日前には香港に着く予定を組みました。
そのスケジュールは:
7/4 成都 (朝発、寝台列車泊)
↓
7/5 広州 (昼着、そのまま移動)
↓
7/5 香港 (夜着)
※7/7が出国期限※
ぶっちゃけ出国期限の7/7中に中国の出国ゲートを通過すればオッケーなので、7/5なんて超余裕!
そんな素晴らしいスケジュールで香港まで行く予定でした。・・・でした。
がしかし、実際はハプニングだらけ!
成都→広州移動中・・・寝台列車が緊急停車!
—–7/4 8:10—–

まずは、列車移動。
成都から広州まで、直通の寝台列車(28時間)があるのでそれで広州まで移動します。

今回はちょっと興味があった硬座(硬い椅子)の席をセレクト!
一人224元(3584円)
中国の列車はベッドや椅子など、値段に応じて席が選べるようになっています。
前回北京から成都への移動で硬いベッドを体験したので、それよりも安い硬い椅子に今回はチャレンジ。
28時間、座りっぱなし・・・
だって安いし・・・
だ、大丈夫かな・・・
ちなみにチケットは北京にいる間にシートリップで購入し、成都駅で事前に発券しておきました。
(座席の種類・中国の長距離列車については→こちら)
初めての硬座は…

うん。思ったよりも、

悪くない!
ただ、向かいのおじさん2人組、静かに座っていてとても良いんですけど、なんというか、その、言いにくいんですけど、
足元で唾吐かないで下さいッ!!
いや、本当に。
幸い私の足に唾ついてないですけど、ニアミスですから!コントロール少し狂ったら、ベチャってなるからー!
あーもービビるわー!
しかもね、吐いた唾を足でグリグリってやるんですけど、見てて汚い!汚いヨーーー!!
それ以外は至って普通の車内。
椅子はリクライニング機能はないけど、思ったほど硬くない。
座ったまま寝るのは疲れそうだけど、一泊だけだしまぁいっか。
—–7/4 14:00—–
重慶駅という大都市の駅に止まった。
たまに大きな駅では30分前後停車することがあるので、今回もそうみたい。
お昼ご飯のカップラーメンを食べ終え、ふぅ〜と一息。まだまだ列車の旅は長いな。
—–7/4 15:00—–
重慶駅に停車して1時間が経過。何やら車内アナウンスが流れた。
すると、

車内騒然!
よくわからないけど、みんな席を立ち上がって騒ぎ始めた。
これはただ事じゃなさそう。焦って英語が話せる若い女の子に状況を聞いたところ、
なんと衝撃の一言:
もう列車は動かない。
な、なんだって・・・?
この列車は先には進まず、成都にUターンするそうだ。
原因は中国を襲った大雨。

(http://www.sankei.com/world/news/160703/wor1607030047-n1.htmlより)
この大雨のせいで列車が進めなくなってらしい・・・
1400万人以上が被災したと産経ニュースで報じられている。
この人数に我々二人は含まれているのだろうか。つまり私たち、被災したみたい。
このあとどうすれば良いかも、女の子が親切に教えてくれた。
①このまま成都駅に戻る
②重慶駅で降りて飛行機に乗り広州へ
③重慶駅で降りて夜行バスに乗り広州へ
④重慶駅で降りて一泊する
因みに、電車の運賃は払い戻しされるらしい。でも、私たちはそんなことよりも、早く香港に行かなくては行けない。
だって、あと4日過ぎたら・・・
ふ、ふ、ふ、不法たいざ・・・
くぅーーー!
乗客がパニックの中、丁寧に教えてくれた女の子に感謝!
とりあえず、成都に戻るなんてありえん。
列車を降りてどうにかして広州へ!!
重慶駅を彷徨い、我々が下した選択は・・・
—–7/4 16:00—–
重慶駅で列車を降りた私たち夫婦。
さぁ、ここからどうする??

Wi-Fiを探して入ったケンタッキーで緊急会議。(結局電話番号がないからWi-Fi繋がらなかったけど)
広州行きのバスも飛行機も席に限りがあるし、とにかく急がないと。
中国限定っぽい北京ダックラップ(まあまあ美味しい)を頬張りながら考える・・・
そして意見がまとまった。
・出国期限まで4日しかないのに泊まるのは危険。先に進むべし。
・かといって、飛行機は高すぎるので無理。
ということで・・・
急遽、夜行バス!
乗るどーーーーー!!
ケンタッキーを飛び出し、バスチケットセンターまで走る!急げ!
—–7/4 17:00—–
バスのチケットセンターは、駅前にいくつかあるのですぐわかった。

無事、夜行バスのチケットをゲット!
1人450元(7200円)
20:00重慶発〜翌19:00広州着
本当だったら明日の昼に広州着だったのになぁ。そして痛い出費・・・でも仕方ない。
—–7/4 18:00—–

夜行バスまで時間があるので列車のチケット売り場に払い戻しに行ったら、大混雑で機能していなかった。
大雨の影響で全ての列車が運転を中止していて、駅は払い戻しを求める人でいっぱい、そして駅員もパニック。こりゃ無理だわ・・・。
幸いにも、私たちが購入した切符は安い硬座席だったので払い戻しは諦めました。
私たちにとっては、幻の硬座となりました・・・。
—–7/4 19:00—–
大人しくチケットセンター前でバスの出発を待っていると「バスあっちだから行くで」、と言われたので移動。
巨大なクマのぬいぐるみを持った女の子が同じバスに乗るみたいで、一緒に歩く。
やっとこさ着くと、「ここで待ってろ」と待機指示。もう暑さで汗だく。
すると、巨大なクマのぬいぐるみを持った女の子(以後、クマ女子)が、「どうぞ!」とポケットティッシュを買ってくれた。神・・・。
—–7/4 20:00—–
出発の時間が近づいて、乗車前にバスチケットの確認が始まった。
すると、受付のお姉さんが私たちのチケットを勘違いして、もう一人分金を払えと言ってきた。なんだって?!
ここでもクマ女子が助けてくれて、一緒に戦ってくれた。
明らかに勘違いしてるのに非を認めないお姉さんに対し、全力で戦うクマ女子と私たち。
「さっき二人分払った!」
「もう一人分、払えや!」
「だーかーらー!払った!」
「うるせぇ、払え!」
「はぁ?!払ったっつってんだろ!」
「知らねぇ!払え!」
「がおおおおー!」
「うほおおおー!」
・・・終わりなき戦い。
血管ブチ切れ寸前の、凄まじいバトル。
ひたすら抵抗してどうにか丸く収まったけど、この一悶着で乗るはずのバスを逃し、次のバスを待つことに。
お姉さん頼むよ。はぁ・・・。
—–7/4 21:00—–
次の夜行バスを待つ私たち。
目の前では、この蒸し暑い中で数人の女性と子どもが踊り始めた。
疲れと暑さで気を失いそうだったけど、クマ女子がフルーツをくれたり、お菓子をくれたりして救われた。天使!
クマ女子は広州にいる彼氏に会いに行くらしい。
—–7/4 22:00—–
ついに、バスに乗車!

ここでも
「俺の席がねええ!」
「おい!ここ俺の席だろぉぉぉ!!!」
とバス内が騒然となって出発まで30分くらいかかったけど(笑)
どうにか広州に向かうバスに乗れて良かった。
ちなみに、クマ女子は1つの座席にクマと一緖に座ってた(笑)
すごく座りづらそうで「ああ!もう!」みたいなこと連発してた(笑)
・
・
・
—–7/5 21:00—–
丸一日かけて、広州に到着!
大雨で途中バスが止まったら・・・なんて心配もしてたから無事ついて良かった。
本来の予定では香港に到着しているはずだったけど、夜も遅いので急遽広州に泊まることに。
しかし、広州に泊まるつもりはなかったから、宿情報がない。どうしよう。
フラフラしながら通りすがりの女性に声をかけてみると、まさかの英語ペラペラの女性で宿探しを手伝ってくれることに!
女性の名前はエイミー。
貧乏旅行でとにかく安い宿を探していると伝えると、
「私の家の下のホテルに交渉してあげる!」と連れて行ってくれた。
そして!


すげええええー!
このお部屋、エイミーの交渉のおかげでなんと 一人50元(800円)!!
もともとは二人で180元らしいんだけど、なぜか二人で100元で泊まれた。
嬉しさのあまり・・・


どーーーーーん!
ドミトリーじゃこれは出来ないからね。ふかふかベッド、幸せ・・・!
交渉内容は分からなかったけど、もしかするとエイミーが後から80元を払ってくれた可能性が高い。
見ず知らずの外国人に突然話しかけられて、一緒に宿を探し、半分を肩持ちするなんて。
こういう大人になりたい、なろう!と心から思いました。
とにかく疲れたので今夜はここに一泊!!
明日7/6は出国期限の前日。
果たして私たちは出国期限の7/7までに香港に辿り着けるのでしょうか・・・
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毎日はらはらドキドキ!個人旅行もいいけどほんと困ったときに神様がいるんですね。中国語や英語をまともに話せない私たち夫婦も、何度も親切な中国人に助けられました。香港も楽しみにしています。
akakuro様
まさかの大雨で緊急下車、本当に大変でした・・・!
言葉の壁をものともせず、一生懸命助けてくれる中国人の方々には本当に感謝しかありません。
周りの親切な方々がいなければ、もしかすると出国期限に間に合っていなかったかもしれません・・・。
本当に、中国が大好きになりました!みなさん親切すぎます。
中国ほどのハプニングはないですが、香港での出来事もコツコツ書いていきます!
そして、香港のあとはまた中国へ!!桂林を旅したので日記楽しみにしていてください〜^^