おだやんです。
さて絶景を求めて旅をしている我々は、万里の長城に続きいよいよ2つ目の絶景・世界自然遺産「九寨溝」へ!まずは成都から九寨溝まで400km、10時間のバス移動です!
成都から九寨溝までのバスチケット購入方法
まずは移動前日に成都市内にあるバスターミナルへ。
バスターミナルの場所は地図でいうとここです。
このバスターミナルはゲストハウス「Chengdu Mrs.Panda Guesthouse」の隣にあります。九寨溝に行くのであればこのゲストハウスが便利です!
[blogcard url=”http://backtothe-nature.site/2016/07/chengdu-mrs-panda-hostel/”]
バスターミナルの外観。この時は改装工事中でした。

入り口のすぐ左側にチケットカウンターがあります。

窓口ではもちろん英語はほぼ通じません。
漢字で「九寨溝 明天 両个票」(九塞溝 明日 チケット二枚)と中国語を書いて渡せば大丈夫です。
簡単にチケットを GETできました!

チケットの値段は、成都〜九寨溝間往復でひとり264元(=4220円)
※ちなみに!!
片道で買うよりも往復で買った方が10元くらい安いのですが、片道で買うことをオススメします。実は復路のチケットを有効化するために、一度九塞溝バスターミナルに出向く必要があります。宿が密集している場所からバスターミナルまでは7km以上あり、遠すぎて歩けません。タクシー代を考えると逆に高くつきます。
ちなみに乗客はみな、バスの車内で乗務員から帰りのチケットを買っていました。そうすれば九寨溝のバスターミナルへは乗車する当日に行くだけでOKです。
成都から九寨溝まで10時間のバス移動
翌日8:00、バスターミナルから出発です。

10時間の移動、我々にとってはすでに「10時間か!そんなに長くないね!」と感じるレベル。
しかし暇です。

スマホにゲームとか入れてないし、本も持ってない・・・ヒマ潰しと言えば
ひたすらヒマワリの種食べることくらい。
種を割って食べるスピードの自己記録を更新にハマりだし、種1つを3秒で食べられるくらいにまで自己記録を更新し続けた!
がしかし!!!!!
通路を挟んだ横の席から、凄まじいスピードのタネ割り音が聞こえてきた。
こ、これは…
同じくヒマワリの種を食べていたのは20代前半の可愛らしい中国人女子!!1つの種を食べるスピードが超速い。2秒くらい。2秒ってすごい。
どうやればそんなに速く食べられるのか不明だが、自分の食べ方とは何かが違うことだけは明らか。なんか悔しくて、嫁が爆睡してる横で種を食べまくった。でも3秒の壁は越えられない!!
そんな話はさて置き、バスは途中トイレ休憩や昼飯タイムのため、5回ほど売店や定食屋に休憩所に止まる。

バス専用の休憩所では昼飯や果物、スナック類なんでも売ってるけど、バス会社と提携してるからか値段はちょっと高め。なので、水とオヤツくらいは成都で買っておいた方が良いと思う。
我々は長距離移動の時はいつも、ひとり1.5リットルの水と、ヒマワリの種とかクッキーとかを買って乗り込むようにしてる。
ちなみにトイレはどこの休憩所でも1元かかる。もちろん個室に扉のないトイレ。
そして昼前

バスが山の中でなぜか渋滞につかまった。
どうやら土砂崩れで通行止めらしい。ブルドーザー数台が渋滞の脇を通り過ぎて先頭の方に走っていった。これから工事すんのかい。

自然豊かな渓谷に癒されながら30分くらい暇を持て余していると、ひとりの男子が日本語で話しかけてきた。

西安から来たという趙(ちょう)さん。
6月に西安の大学を卒業し、彼女と友達カップルと九塞溝に卒業旅行にきたらしい。
実は大学で日本語を勉強したらしく、この後名古屋大に留学するらしい。さらに一緒に来ていた彼女も東北大に留学するらしい。天才か!結構な日本語の語彙力で、普通に会話できるレベル。でも初めて日本人に会ったみたいで興奮してた!
彼はとにかく日本のアニメが好きらしく、日本語で「マジで秋葉原に行きたいんだ!名古屋からどうすれば安く行ける?」と聞いてきて面白かった。
こういう日本が好きで日本語を必死に勉強している外国人に会うと嬉しいのと同時に、自分の外国語能力の低さに焦りを感じる。英語以外の言語話せるって羨ましいし凄いし尊敬する。
渋滞は1時間後に解消し再び走り出した。その後俺はバス内でもしばらく趙さんと会話してた。夢に溢れてて元気をもらった。
昼過ぎ、バスは定食屋に止まりました。


昼飯はひとり25元(≒400円)の中華バイキング。お盆とお椀を受け取ってゴハンとオカズを好きなだけ盛る。

見た目は微妙だけど、おかずはどれも美味しかった!
そして次の休憩所ではバナナを購入。

バナナ、2本で8.5元(≒136円)
高い!!

さらに牛肉の串焼き3本で10元。

調味料の味が強すぎて何食ってるかよく分かりませんでした。笑


車窓からの景色はどんどん田舎っぽい素敵なものに。窓から見える家々の外観も、中国っぽいものから段々とチベットっぽい雰囲気のものに変わってきた。
そして19時、1時間遅れで九寨溝バスターミナルに到着。
ここで大失態を犯していたことに気づく。
Booking.comで予約はしていたものの、宿の名前も場所もメモしてこなかったこと。
実は自分、勝手に九寨溝って「建物が30軒くらいしかなく宿も10軒くらいしかない小さな村」だと思い込んでしまっていた。
「予約するとき宿の外観見て覚えてるし、なんとかなるっしょ」と・・・
でも実際は九寨溝、すげー大規模な村というか街だった・・・

まじかーーーーーーーい!
なんだろう、街の端から端まで20km以上はあるくらいの大きい観光地。ホテルや飲食店の数がハンパない。でも無料でWiFiをたやすく使わせてくれるスポットなんて、そうないに違いない。
焦っても仕方がないので趙さんに相談したら「大丈夫!僕のスマホでテザリングしていいよ!」だって。
ち、趙さん・・・神か・・・
嫁から「使えない男だな!」と罵られながらなんとか予約した宿の地図と大まかな住所を確認!
本当いまのところ出会った中国人は例外なくみんな優しい。趙さんありがとう!!!!!!
タクシーと交渉し宿まで20元で連れて行ってもらう。途中ドライバーが同じ名前の違う宿に行ってしまう。運転手と俺が困り果てていると、その間違って来てしまった宿の主人がスマホに書かれていた正しいゲストハウスに電話してくれた。
そして細かい住所や行き方を聞き出して運転手に伝えてくれた。なんと優しい人たちなんだ。
運転手は「ったく、安多ホテルって言ったじゃないか。これすげー時間かかってるぜ」的な文句をグチグチ言ってくるが、その言い方がなんとも憎めない感じで可愛い。
なんとか宿に到着。
こんだけ距離と時間かかったのに当初の金額で許してくれた運転手のおっちゃん、本当にありがとう。宿にチェックインしてさっそく晩飯を食べに街へ。
って・・・
世界自然遺産・九寨溝・・・



夜の街賑やかすぎ!
全然イメージと違う。すごいショック。もっとこう京都とか熱海とか箱根みたいな落ち着きのある観光地なのかと思ってた。
極め付けは・・・

クラブ。ディスコといった方が正確かも。クラブミュージックが爆音でガンガン流れてる。中では観光客と踊り子が派手なライトの中で踊り狂ってる。

クラブの客引きのお姉さんが民族衣装着ていたのも悲しかった。伝統をそんな安売りしていいんですか!


いかにも中華の料理人です!って感じの四人が外でスマホいじりながら談笑していたのがシュールだった。
とまあ、何はともあれいろんな人に助けられながらなんとか目的地に無事到着した我々。
翌朝、絶景本にもたびたび登場する世界自然遺産・九寨溝にいよいよ潜入です!
コメントを残す