ガネーシャとガンジス川の夕日

おだやんです!

リシケシュに滞在中のおだやんとちょく。この街では、ちょくがヨガに集中したいということで、珍しく夫婦別行動をしています。

この日は日本人宿に新たにトモヤ君が加わり、マドカちゃんトモ君と4人でガンジス川へ夕日を見に行きました!

当たりハズレのあるベジタリアンメニュー

リシケシュ滞在も4日目。

なんとなく、この街の道を覚え始め、美味しい料理ならこの店、リラックスするならこの店というお気に入りのお店も増えてきた。

美味しい料理ならローカルな店か、トリップアドバイザーで人気の店がいいんだけど、この日はリラックスしたかったからガンジス川が見渡せるレストランへ。

ビートルズカフェの路地の並びの店はだいたいガンジス川を見下ろせるようになっていた。

ベジタリアンのこの街では、洋風なレストランのメニューはだいたい、ピザ・パスタ・ラザニアがメジャー。

トマトチーズパスタを頼んでみたんだけど、ものすごく微妙だった!!というか全く美味しくない!!

味見してないのか、見よう見まねで作ってるだけなのか分からないけど。

 

そして、こういう時に限って店の人が「食事はどうだった??美味しかった?」と満面の笑みで聞いてくる。実はオープンして間もない店で、お客さんの反応が気になってたみたい。

俺は嘘つきたくないから、みんなの陰に紛れて「そんな事よりガンジス川綺麗ですね!ハハハ」と言っておいた。

こんな時、どう返すのがベストなんでしょうかね…

 

リシケシュは、ピザやラザニアはどこでも美味しいのに、パスタには店によって味に差がある気がする。まぁピザって不味く作りようがないからな…

今後リシケシュに行かれる皆さん、パスタには気をつけて下さい。

 

多神教とガネーシャ

お昼を食べ終わり、夕日が綺麗に見えるというラムジュラ橋近くにある河原へ歩いて向かう。

お土産屋の前を通った時、海外旅行が初めてのトモ君が「俺お土産欲しいんス!ガネーシャが欲しいんス!」と言いだした。

ガネーシャを知らない人の為に説明すると、インドの神様の一人です。

ガネーシャ
太鼓腹の人間の身体に 片方の牙の折れた象の頭をもった神で、4本の腕をもつ。インドでは現世利益をもたらす神とされ、非常に人気がある。「富の神様」として商人などから絶大な信仰を集めている。シヴァ神の子供で象の頭を持つ神、鼠に乗る。

下の写真の像の頭をしたのがガネーシャ。

 

「えー、これいる?笑」

「家でヨガする時、部屋に置いておこうと思って!あと、ヨガの先生が着てるような上下白色の麻服も欲しいんです!」

「もしかしてトモ君って、形から入・・」

「そうなんス!俺、いつも形から入るんです!」

そんなやりとりをしながら、どのガネーシャが良いか迷うトモ君を見ていると、なんとみんなのアイドル・マドカちゃんも「ガネーシャ可愛いかも❤️」みたいなこと言いだした。

「ええッ?!(裏声)」

「ガネーシャ買おうかな〜」

「そうだよね?やっぱり買うならガネーシャだよね!俺も先週くらいからガネーシャ良いかも〜って思ってたんだよね〜」

 

まあ、マドカちゃんが良いって言うくらいだからね?ガネーシャって良いんだと思いますよ?

 

トモ君は小さな金属製のガネーシャ像をお買い上げ。

それにしてもインドって神様こんなにいるの?

俺てっきり2種類くらいかと思ってたんだけど、調べてみたらヒンドゥー教って神様がたくさんいて、宗教自体もかなりユルいものだった。

 

ヒンドゥー教
インドやネパールで多数派を占める民族宗教。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。
インド国内の広義の定義では「ヒンドゥー教」にはキリスト教やイスラム教などインド以外の地域で発祥した特定宗教以外のすべての宗教が相当する。インドにおいて仏教もヒンドゥー教の一派とされる

ヒンドゥー教には極めて様々な信仰が包括され、キリスト教に見られるような教会制度や宗教的権威は存在せず、また預言者も居なければ纏まった形の共通の聖書も存在しない。よってヒンドゥー教徒は多神教、汎神論、一神教、不可知論、無神論、ヒューマニズムを自身の思想として自由に選ぶことができる。

ちなみに、インドでは宇宙の平和を司る神:ヴィヌシュと、宇宙の創造と破壊の神:シヴァが二大神と言われているんだそう。

というか仏教もヒンドゥー教の一派だと考えられてるんだ。驚いた。

普通の街だとここまで宗教に興味は湧かないけど、さすがは聖地。興味を持つきっかけがそこら中に散らばっていて、嫌でもヒンドゥー教のことを学んでいく。俺は宗教なんてあんまり興味なかったのに、なぜかヒンドゥー教は気になる。不思議だ。

ゴアビーチで見るガンジス川の夕日

周りの景色が夕日に染まってきたので、急いでラムジュラ橋の方へ向かう。

通りから一歩裏手を歩いてみた。

さっきまでお土産屋が並ぶ観光地だったのに、一歩裏手に来るだけで、ごく普通の田舎の風景に。

空き地で遊ぶ子ども達。

さて、橋の手前にあるゴアビーチと呼ばれている場所に着いた。

ちょうど夕日が沈んでいくタイミングで綺麗だった。暑くも寒くもない気温、ガンジス川が流れる音も合わさって、ものすごく気持ちが良い。

思わず伸びをしたくなる。そのくらい人をボーッとさせるパワーがガンジス川にはある気がする。

ガンジス川で夕日を見ていると、なぜか坐禅のポーズもしたくなる。なんなんだろう、この場所。

いろんなポーズをして遊んでいると、物売りの少女たちが「お花を買って!」とやって来た。

彼女達はガンジス川に流す、花とローソクが乗っているお皿を売っていた。

「お願い。一つで良いから。私のために買って!お願い!お願い!」

こんな小学生くらいの女の子が生活のために物を売って歩いている。こんなの日本じゃ考えられない。リラックスしていたけど、ふとここがインドだったことを思い出した。

適当にあしらうと少女達は去って行った。

 

日暮れ後もヨガっぽいポーズで遊ぶ。

マドカちゃん、日本でもヨガやってるから体がめちゃくちゃ柔らかい!中国雑技団で働けるくらいグニャグニャ!

リシケシュに来て、自分の体の硬さが本当に嫌になったし、体が柔らかい人のことを羨ましく思うようになった。せめてもう少し体を柔らかくしたいなあ。

 

なんか、夕日を見に行ったというよりも、河原に変なポーズをしに行った感じ。それにしても、たまには旅人同士でふざけ合って笑うのも楽しいもんだね!

行ったビーチの場所

ゴアビーチ

 

オススメのガンガービーチカフェ

その後、ヨガを終えたちょくも合流して、美味しいと噂のレストランにみんなで行くことに!

それがこのラクシュマンジュラ橋のたもとにあってガンジス川に面した「Ganga Beach Cafe」

この街のガンジス川に面したお店って、どこも店内への行き方が分かりにくい。

地図でいうとここです!

1階部分は川に突き出たテラスがあって人気で混み合ってたから、静かな2階へ。

メニュー。

でこの店で美味しかったのが、このブリトス(Buritos)、170Rs(=290円)

インドで290円って結構高いんだけど、これは本当に美味しかった。ブリトスもジューシーでチーズがとろけてて、横にある焼き飯ともベストマッチ。

ベジタリアンの街だと男は食べるものに困りがちなんだけど、これなら毎日でも食べられる。というかもう肉無くて良いとさえ思える美味しさで、この後も何回も通ったほど。

ま、インド料理じゃないんですけどね。

そしてベジパニールコルマ。

ローカルの安い店に比べたら格段に美味しいんだけど、やっぱりカレー系は肉が合った方が美味しい。

食後、みんなでおしゃべり。

うるさい人は好きじゃないけど、このメンバーはみんなまったりしていてとても居心地が良かった。

やっぱり日本人と日本語を話してるとかなり楽で気を使わなくて良いから本当に楽しい。俺とちょくからしたら、他の人と日本語喋るのが久々で楽しくて仕方がない!

宿に戻ってからもみんなでトランプ!

俺とちょくがインド人に習った「セブン」っていうゲームで盛り上がった。やっぱり面白いと大好評!

あまりの面白さに、トモ君は目を輝かせながら「あと1回だけやりましょう!」を35回くらい連発してたほど。

 

たまたま宿が同じというだけなのに、なんで海外で会う日本人の旅行者ってこんなに気があうんだろうね。やっぱり目的地が同じで興味の方向性が似てるからかな。

夕日を見て、美味しい晩御飯を食べて寝る。本当にゆったりとした時間が流れるリシケシュ、最初は肉が食べられなくて最悪と思っていたけど、だんだん居心地が良と思えてきた。

またひとつ、海外で良いところを見つけてしまった。

続く!

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