ちょくです!
シンガポールから喉風邪を患っていた、おだやん。コルカタ3日目でとうとう声が出なくなってしまいました。保険会社と普段どのようなやり取りをしているかも交えながら病院レポート。
声を失ったおだやん
インドの都会、コルカタに到着して2日。
シンガポールで風邪を引いたおだやんの症状は一向に良くならない。喉から来るタイプの風邪で、ヒリヒリイガイガするみたい。少し熱もある。2人で話し合ってしばらく安静にしようってことになったけど、コルカタの空気は最悪。容赦なく埃と排気ガス交じりの空気が喉に押し寄せる。
そして3日目の朝、ついにおだやんは声を失った。
「ちょ・・く・・おは・・よう・・」
消え入るウィスパーボイスで喋ろうとするおだやん。
慌てて「喋らなくて良いよ!筆談で良いから!」と伝える。
いつも元気でお調子者のおだやんが、お布団に丸まって小さくなっている・・これは心配。ここ2日間、ずっと宿で安静にしていたけど一向に快調に向かわないため病院に行くことに。
すぐに保険会社に電話をして、症状を伝えて病院を探してもらう。
こちらの要望は、
①なるべく近隣が良い
②キャッシュレスで会計したい
③本日受診したい
④英語が通じる
ある程度要望をクリアに伝えた方が保険会社も探しやすいと思うし、あとから「実はキャッシュレスが良くって~」と言うよりは最初にはっきり言った方が効率良し。オぺーレーターのお姉さんはとても親切で冷静で、こっちも安心してお願いが出来る。
「ご要望に合う病院を見つけ次第、またお電話いたします!」とのことなので、保険会社からの着信があるまで朝ごはん。

サンタナゲストハウスは朝食付きなのでありがたい。
ちなみに保険会社への電話のかけ方は色々あると思うけど、私たちはLINEアプリに600円程度課金していて、緊急時はLINEで電話をかけています。
電話を掛けるとオペレーターのお姉さんから「そちら課金されてのお電話なので、こちらから掛けなおします」と言ってくれるので、宿の電話番号を教えて掛けなおししてもらう。最初の数分はこちらの課金になるけど、あとは基本的には保険会社から掛けてくれるのでほとんどお金はかかりません。保険会社側も、そこはしっかりしています。
最初から宿の電話を借りるっていうのもアリだけど、国際電話は高いので拒否られる可能性大。電話を借りるのに手こずるよりも一本目の電話はチャチャッとこちら負担でかける方がスピーディーです。
というわけで、宿のオーナーに予め番号を聞いておくのがベスト。そうするとスムーズ!
・・・
30分後、保険会社から着信。
「Columbia Asia Kolkata病院をご紹介します。13時で予約が取れますがどうでしょう?」
・・・ん?聞き覚えのある病院。
あ、私がインドネシアで入院した病院だ!!
アジア最大手の病院で、グループなんだって。へえ!
おだやんの状態は変わらずで、目に力はなく悲しげ。インドを楽しみにしていたから、喉が痛くて思うように動けないことで落ち込んでいる様子。
これは大変、一刻も早く病院へ!ということで、「今日行きます!」と伝えて、さっそくタクシーで向かう。

タクシー代ももちろん、病院への往復交通費は保険会社負担になるので気兼ねなく乗れる。病人を歩かせたり、激混みのローカルバスに乗せるなんて出来ないから、こういうときお金を気にせずタクシーに乗れるのは助かる。
ちなみにインドのおっちゃんに「領収書くれ!」と言っても「???」って感じなので、ノートの切れ端に「日付・金額・名前」を書いてもらう。レシートが出るようならそれで良いけど、出ない場合はこれで代用。一応、保険会社に事情を説明すればこれでも受理してくれます。
・・・
病院についたらまだ時間があったので、病院内のカフェテリアでお昼を食べることに。
実はインド初カレーはまさかの病院内でデビュー。
よくわからないまま、2人ともエッグカレーを注文!

さすが病院内。うんうん、あまり辛過ぎず美味し・・・と思ったら、かっらー!辛い!いや、美味しいけれども!
いやー、油断していた。喉が痛いおだやんは大丈夫かなと思ったけど、お腹が空いてたみたいでパクパク食べていた。もともと辛いの得意だもんね。食欲はあるのでホッとした。
インドの病院、初受診
インドネシア同様、病院内はキレイ。コルカタの汚い町並みを抜けてきたから、このキレイさにはちょっとビックリ。
客層も裕福な人が多く、ほぼ100%のスマホ所持率。インドも富裕層にはスマホ文化が浸透している。

おだやんをベンチに座らせて受付に行くと、
お兄さん「おだやんさんですね、予約入ってます。受付料で200rsかかります」
なんか、謎の受付料を請求される。
ちょく「え?キャッシュレスってことでお願いしてるんですが?」
お兄さん「それとは別に、現金がかかるんです」
???
何度やり取りしても、この一点張り。保険会社に確認したいけど、Wi-Fiがないから電話がかけられない。LINE電話のデメリットはネットがないと電話できないことだよね。こういうとき、SIMカード入れておけば良かった~ってなる。
「君じゃ話にならん!電話を貸して!」って言っても国際電話対応じゃないと言われてしまい埒が明かない。
結局良くわからないから払いたくなかったけど、おだやんが辛そうだったし予約時間が迫っていたので一旦払って先生のところへ。
・・・
まずは採血。

おじさん、超手際よくチャチャチャ!っと血を抜いていた。

おお~、プロのお仕事。針とかも一つ一つ使い捨てのちゃんとしたやつだったし、安心安全。
その間にほかの看護師にさっきの謎の200rsのことを話したら、やっぱり間違いだった!
「まったくもう!私が取り返してくるわ!」
女の看護師さん、頼りになる。話を付けてくれて、「あとでもう一回受付に行ってね。戻ってくるから。」とのこと。すべてが終わったあとに行ったら、受付のお兄さん、悪気なさそうにチェッて感じでお金を返してきた。むむむ。ムカムカッ。ちょっと謝りなさいよあなたー!と思ったけど、余計なエネルギーを使いたくないのでただ受け取った。良く分からん。
・・・
先生との診断は、結構すぐ終わった。
喉を診てもらって、お薬を処方してもらって終了。喉系は蚊媒体のウイルスとは関係がないので、風邪でしょうとのこと。良かった~。そしてビックリしたのが血液検査。
「血液検査の結果はメールで、明日の15時くらいまでに送るね」
「メール?!」
「そっちの方が来る手間なくって良いでしょ。もし結果に異常があったら来れば良いから。」
ほあ~。血液検査の結果、メールなんだね。確かに結果を聞きに来るだけのためにまた来るのは面倒くさいよね。
「まあでも、大丈夫でしょう。お大事に!」
もともと喉の病気はネットで調べていてマラリヤやデング熱ではないと思っていたし、とりあえず先生に診てもらえて良かった。今回病院に行ったのは、不安を解消すること、適切なお薬を貰うこと、この二つがメイン。
風邪ぐらいで病院にいかなくても~って思う人もいるかもしれないけれど、不安を残したまま旅をするのは、身体的にも精神的にも良くない。それに、万が一のことだってある。病気に関してはあまり軽く考えない、っていうのが私たち夫婦のルール。せっかく保険に入っているんだしね!
おだやんもずっと喉が痛くて声が出なくて不安がっていたけど、お薬を貰って少しは前向きになった。
「このままどうなっちゃうんだろう・・」
みたいな気持ちから解放してくれるのも、保険だと思う。私はデング熱にかかってそれを一番実感したから、今回病院に行っておだやんがホッとした表情をしていて、行って良かったと思った。
病院に行くってそれはそれで体力を使うけど、それ以上に安心する。精神面のケアが出来るっていう意味では、風邪でも行く意味はある!
東インド旅は冒険三昧を決意
不安から解消され徐々に回復してきた、おだやん。でもまだ本調子ではない。
ぶり返さないように外出は控えて宿で大人しく晩御飯。コルカタに来て5日目に突入したけど、相変わらずどこにも行っていないけど、休むのも大事!

宿の日替わり夜ごはんは、冷やし中華!
麺はパスタで代用。チュルッとしてて味付けもあっさりで美味しい!あるもので再現するってすごい。
おだやんはカレーを食べたがってるけど、まだ少しガマンね。

さて。
ここからが本題ですよ。
シンガポールの風邪をこじらせ、コルカタでずっと寝込んでいたおだやん。喉の調子も体調も戻りつつあるけど、なんか元気がないんです。
「どうせ俺は弱いんだ。ちぇっ。」
病気になって弱気になったのか、ウジウジ。せっかく元気になってきたのに、無気力でポーッとしてる。
うーん、どうしたものか。体調は良くなってるんだけどなあ。こういうとき、何を処方すれば良いのかな。
答えはただ一つ。
秘境だ!
北米最高峰デナリに単独登頂したり、無人島でヤギを殺して生き延びたりしてきたおだやん。きっとワイルドライフが欠けてて元気がないんだろう。
そういえば、おだやんは本当にインドネシアを楽しみにしていて、「カリムンジャワ島とコモド島を探検するんだ!」とウキウキしてた。
それなのに私がデング熱で入院してしまったせいでコモド島には行けず、カリムンジャワ島には3日しか滞在できず。本人はデング熱は仕方ないと言いつつも、ガッカリしていたのは確か。も、申しわけなさすぎる・・・。
そして、喉風邪発症。そりゃふてくされるのも無理はないよねえ。
これから東インドを旅して陸路でネパールに入る予定なんだけど、デング熱でたくさん看病してくれたおだやんのためにも、東インド旅は秘境をガンガン巡ってワイルドライフを送ろう!
というわけで、東インド、めーっちゃ盛りだくさんになったのでお楽しみに。書きたいことが多すぎてブログ書くの大変そう(笑)
続く!!
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