最近ちょくとの間で流行ってることがある。それは相手が何か失敗や謝るべき何かをしてしまった時に罰として「相手の脇腹をつつく」こと。
やられたら本当にムカつくんだけど、これをやることで喧嘩に発展しなくて済むようになりました。おだやんです。
さて、シンガポールで家族と一時合流して各国のグルメを堪能したおだやんとちょく。家族と別れついにインドに移動です!
インドへ
朝食を食べ終えて荷物をまとめる。
この日はちょくの弟・大ちゃんが車で空港まで送ってくれることに。大ちゃんは会社の転勤でシンガポールに住んでて、美味しいレストランを知っていたりとシンガポールに住み慣れてるようだった。一度、茅ヶ崎の海でカヤックに乗って釣りに出かけたことがあるけど、すごいワイルドで国際派な義弟。日本に帰ったらまた一緒にアウトドアしたいな。
・・・
ちょくの両親と弟とシンガポール空港で別れて飛行機に乗り込む。
目指すは7カ国目のインド。
インドはおだやんは2回目でちょくは初めて。航空会社は一番安かったエアアジアでマレーシア経由の便。シンガポールからインド・コルカタまでの飛行機代はひとり18,200円。
シンガポールの最終日あたりから俺は風邪気味になってた。
クアラルンプールに到着した時には寒気がして喉も痛くなってきた。
クアラルンプールの空港で寝込む。
旅行中の風って本当に嫌だ。時間の無駄。だからといって侮って悪化したら余計に時間の無駄になるから頑張って治さないと。
こんな時にありがたかったのがシンガポールで家族にもらったこれ。
乾燥した生姜に砂糖をまぶした手作りのお菓子。日本からわざわざもってきてくれたもの。体を温めるには生姜が一番!日本の食べ物って体に良くて素晴らしい。
マレーシアを夜に出た飛行機は深夜2時頃にインド東部のコルカタに到着した。飛行機を降りた瞬間、モワっとして生暖かい空気を感じた。それにインド特有の匂いがする。説明し難いんだけど、スパイスと汗臭さを混ぜてそこに香水をふりかけたような匂い。決して嫌な匂いじゃなく、この匂いが異国情緒を漂わせてる。
インドのアライバルビザ
到着したらまずインドのアライバルビザを取らなければいけない。
日本人のみの特例として始まったインドのアライバルビザ制度。この制度は数年前に一度廃止になったんだけど、最近になって復活したとのこと。国をまたぐ度に、日本のパスポートって本当に便利で信頼にあふれたものだと痛感する。
現在インドのアライバルビザが申請できるのは以下の6つ空港。
・デリー
・ムンバイ
・コルカタ
・チェンナイ
・バンガロール
・ハイデラバード
イミグレーションの並びにあるアライバルビザのカウンターには、深夜だからかオフィサーが一人しかいない。
他の乗客がどんどんイミグレーションを通過していくのを横目に、しばらく待たされる。
インド・アライバルビザの申請には以下のものが必要。
・残存期間6ヶ月以上のパスポート
・出国時の航空券
・ビザ代2000ルピー(=3,000円 ※2016年10月)
・申請用紙
・インドでの滞在先の情報
ちなみにアライバルビザは便利だけど滞在期間が30日だけと決められていて途中の延長はできない。
手持ちのインドルピーが無かったのでイミグレーションの手前にある両替所で両替するしか無かった。非常にレートが悪く、米ドルを持っておけば良かったと後悔。
こんな申請用紙に記入する。
両親の国籍も記入しなきゃいけないのが変わってる。ここまで厳密に情報を記入するのは、インドは隣国パキスタンと仲が悪く、両親がパキスタン人だと入国が制限されることがあるからだそうです。
さて、ここで問題なのが出国時の航空券。いつインドを出るか分からないし、一度ネパールに入る予定だから航空券なんて出国ギリギリにならないと取らない。
でも出国時のチケットがなくてもアライバルビザを申請できる方法があった。
それがFly Dubai(フライドバイ https://www.flydubai.com/en/)でオンラインチケットを予約すること。フライドバイでは予約すると仮のチケットが送られてくるんだけど、入金しないと予約は自動で取り消されるようになっている。
この仮チケットを審査官に見せたら、普通に大丈夫だった。調べたちょく、天才!
市内へ移動
空港の到着ロビーで朝を待つ。空港の中は寒く、風邪がどんどん悪化していきそうだった。途中あまりに寒くて寝袋を引っ張り出して寝てた。
朝9時になってようやく重い腰をあげて宿へ向かう。
市内への移動に使ったのはやすくて便利なプリペイドタクシー。
到着ロビーの窓ガラス側にカウンターがあってチケットを買える。
市内までは1台280ルピー(=420円)
チケットを黄色いタクシーに見せると、交渉したりボッタクられたりせずにスムーズに市内へ移動できる。めんどくさいのが苦手な人にはオススメ。
コルカタの空港から市内までは車で30〜40分ほど。
これまでの国と違って、ごちゃごちゃしてる。それに路上にはゴミも散らかってる。
初めてのインドの街並みに驚きを隠せないちょく。
一方、おだやんは学生時代に一度だけインドに来たことがあった。
それは8年前、ネパールのエベレストエリアにある標高6000mを超えるアイランドピークという山に登山に行った時。ネパールに直接飛ぶのは高いからという理由で、たくさんのカラビナやピッケル、アイゼンやらと重い登山道具を背負ってこのコルカタからネパールを目指したのを覚えてる。
その時に訪ねた場所はコルカタ、ダージリン、そしてバラナシ。当時は旅に慣れてなくて、別にボッタくられはしなかったけど汚さや意地汚い人にたくさん出会って「インドなんかもう行かない」と心に誓った。なのに気づけばまたインドにいる。
でもちょくは今までになくワクワクしている。それはたぶん見慣れた東アジア、東南アジアを抜けたから。確かに他のアジアとは人も文化も景色もかなり違っていて、なんだかようやく旅っぽくなってきた気がする。
・・・
タクシーに揺られて30分ほどで、調べておいた宿に到着。タクシーを降りるとき、プリペイドタクシーなのに「チップをくれ」とせがまれた。
あまりにしつこいので10ルピー(=15円)だけ渡した。
チップの文化自体を否定する訳じゃないけど、チップをぜがむ人は本当に嫌い。
後進国や発展途上国の間で広まってしまってる「お金を持ってる人がお金のない人にチップをあげるのは当たり前」という考えは、そもそものチップの意味からズレてるしずごい残念だと思う。なんだかチップが貧困への情けの代わりになってる気がする。
もちろんこの旅ではチップをあげたことは何回もある。でも我々がチップをあげるのは、その人のおかげで「楽しい時間が過ごせた時」や「その人のおかげで嬉しい気持ちになったり感動したりした時」だけ。つまり相手に心から「ありがとう」って思える時にチップなりプレゼントなりを渡している。
タクシーの運転手は「え?10ルピーだけかよ!」って言ってたけどそれ以上相手にしなかった。
日本人宿サンタナ
コルカタで泊まる宿はこの旅始まって初となる日本人宿。
マザーハウスの近くにある「サンタナゲストハウス・コルカタ」(宿情報は一番下)
古いエレベーターであがったフロアの一室がゲストハウスになってる。
中に入ると、日本人スタッフのゆうきさんが陽気に出迎えてくれた。
ダブルの部屋もあるけど安いのでドミトリーに泊まることに。
ひとり400ルピー(=600円 ※2016年10月時点)
お世辞にも綺麗な宿とは言えないけど、どこか懐かしく旅人には居心地の良い宿。この旅で日本人宿に泊まるのはこれが初めてで、これまで日本人宿に泊まってこなかった。というのも心の隅に「旅に出てまで日本人と絡むのはもったいない・・」みたいな意地があったから。
インドをきっかけに日本人宿に泊まるようになったのは、何よりもいろんな旅情報が手に入るから。情報を調べる手間が省けると、その分余計に観光に時間を割くことができるから嬉しい。それにwifiが早いことも大きなメリット。さらには漫画や日本食もあるし、他の日本人と話すのも案外楽しい。
これからはもっと日本人宿を利用していこう。
リビングの壁には晩御飯の献立が載っていた。
冷やし中華!風邪で弱ってたからこれは嬉しい。130Rs(=200円)とちょっと高いけど、日本食なんて滅多に食べられないから晩御飯をすぐさま予約。
インドには2ヶ月間滞在する予定。8年前には「二度と行くもんか」と誓ったまでにインドが嫌いだったのに、この旅でおだやんとちょくはインドが大好きになりました。
次はコルカタ市内を散策!お楽しみに!
サンタナゲストハウスの情報
・ホットシャワー&朝食付
・wifiサクサク
・晩御飯に日本食が食べられる
宿泊料金
・8人ドミ(男女別):400Rs
・6人ドミ(男女共同):450Rs
・3人部屋:550Rs
・1人部屋:1,200Rs
宿のHP→http://www.indiasantana.net/sharehouse.html
サンタナゲストの場所
※タクシーで向かう場合「マザーハウスの近く」と伝えても通じない場合があるので、路面電車の「Nonapukur(ノナプカール)駅」と伝えると宿までたどり着けます。
コメントを残す