ちょくです!
2017年あけましておめでとう in ネパール!ついに、年が明けました。
そんなこの日はもちろん!プーンヒルに初日の出を見に行きます!
初日の出を拝みにプーンヒルへ
【Day3】2017年1月1日ゴレパニ→タトパニ(晴れ)
ネパールの山奥で1月1日、お正月を迎えたおだやんとちょく。今更だけど、ブログでも明けました。
あけましておめでとうございます。(遅!)
ただ、滞在中の村にお祝いムードはなく夜はひっそりと静まり返っている。
ネパールは暦が違うのでこの日は彼らにとってはなんでもない1日。国や文化によって、その日の感じ方が違うってとても不思議に思える。そんな不思議な空気を体感できたから、2017年の幕開けをネパールのこの地で迎えられて良かった、そう思った。
さて、本日は朝から忙しいですよ。

プーンヒルという丘に初日の出を見に行きます!
このプーンヒルはポカラから2泊3日あれば登れちゃう好立地で、しかもここから見えるヒマラヤ山脈の眺めが最高らしくたくさんの人が訪れる場所。
まだ真っ暗なのに防寒具にしっかり身を包んだとレッカーが行き交う。

真っ暗でもこうやって人通りが多いと安心するし、ワクワクする!
宿からプーンヒルの頂上までは45分ほど。小高い丘という感じで、日の出には丁度良い。でも丘と思って油断していたら石段の道で地味に辛い。
道は思ったよりも人が多くて、渋滞とは言わないけど常に前後に人がいる感じ。
途中、料金所あり。

プーンヒルに入場料があるとは知らなかったので焦った!
私が奇跡的にお金を持ってきていたので無事通過。私、グッジョブ!入場料はひとり50ルピー。
登ってる途中で、空が少しずつ明るくなってきた。あ、焦る!焦る!

ちょっと小躍り、いや小走り、ではなく、早歩きでスタスタ頂上を目指す。

薄っすら明るくなって頂上がよりハッキリと見えてきた。写真中央に見える白い小屋は展望台。

そして、到着!!

登頂だぜ!
プーンヒル3210mの看板と!

いやー、御来光前に登れて良かった!っていうか、寒い!めちゃ寒い!
そして到着して間も無く、青空が見えて雲の隙間から雪山も見えた!

まだポカラを出発して2日目なのに、この雪山。はぁー美しい。
エベレストトレッキングのときはシバラヤから1週間歩いてやっと雪山ドーン!って景色を見たけど、アンナプルナは2日目で見えるのか!と驚愕。
1週間の短期旅行でネパールトレッキングしたいって人はプーンヒルおすすめです。
そんなことを思っている間に、空がオレンジ色に染まってきた。

いよいよ、御来光のとき。

この日は残念ながら曇り空で、太陽は山からではなく雲の隙間から。
それでもやっぱり、美しい日の出。

建物がない。山がある。空が広い。
そんな景色が好きなんだと感じた。

初日の出に込めた願いは、
夫婦で安全で楽しい旅が出来ますように。

というのも、
2017年は365日、ずっと旅をする年。
今いるネパールを過ぎたらアフリカへ飛び、そして南米へと歩みを進めることになる。まさに旅の年。
そんな2017年を、夫婦で楽しく過ごせますように、と願っておいた。
太陽は深みのある赤から眩しいオレンジ色に変わって、グングン登る。



ゆっくり宿で過ごすのもありだったけど、トレッキングに出て年明けを初日の出で迎えられて良かったなと思う。
日本にいると街の雰囲気とか、テレビとかで、嫌でも年末年始感を感じる。
御節を食べて凧上げをして、「ああ、お正月だなぁ」と実感できる。(おだやんとちょくは毎年必ずお正月に凧上げをします、今年は出来なかったけど)
それが海外にいると、全然お正月感がない。ともすれば、忘れるレベル。
だから、お正月を感じるには自分からその雰囲気を作りに行かなきゃいけなくて、お正月を感じるかどうかは自分次第になってくる。
だから、今回プーンひるで初日の出を見れて良かった。
やっぱりお正月は区切りというか、シャキッとする!
・・・
太陽も登り切って、寒さも和らいで…来ない。寒い!寒いよネパール!



エベレストトレッキング中に何度も見たタルチョが風になびいていた。

タルチョはチベットの祈祷旗。
青・白・赤・緑・黄の5色からなる旗で、それぞれが天・風・火・水・地を表現しているんだって。寺院や峠でよく見かけるこのタルチョ。布には馬やお経が書かれています。
必ず風になびく場所にかけられているんだけど、これはタルチョに書かれている馬がお願い事を背中に乗せて、遠くに遠くに運んでいくように、という願いが込められてるからだそう。お経は風にはためくとお経を読んだと同じ功徳があるんだとか。タルチョに込められた思いが、とても美しくて尊いなと思う。
下山前に、夫婦でツーショット。

普段なかなかツーショットは撮らないので、貴重。
新婚旅行で世界一周している人の中にはウェディングフォトを撮って旅している人も多くて、ラブラブなツーショットをよく見るんだけど、私たちのツーショットはこれが限界。
「どうしたらあんなキラキラした写真が取れるんだろう」
「ヒゲとチビじゃ、絵にならないからね」
「あ、被写体の問題か」
「当たり前だろ」
うん。ヒゲとチビは普通の写真で十分だと悟りました。
私たちはこれでいいのだ!!
・・・
さあ帰ろうか、ってところで山サー(※山サークルの略)の姫・アカリちゃんがある人を発見。
「カジくん!」
「おおー、いたいた。あけましておめでとー」
なんとお正月の山頂で、留学仲間と合流するという奇跡!
というのも、アカリちゃんとカジくんは本当はポカラで合流する予定だったらしいんだけど上手くいかず、山で会いましょうってことになり、プーンヒル合流という謎の合流を果たしたのでした。
いや、本当に会えて良かったね、アカリちゃんカジくん!

左から:ヒゲ面おだやん、チビちょく、女子大生アカリちゃん、旅人ユウキ、大学生カジくん。
こうやってワイワイ集合写真撮るって新鮮で楽しい!
元旦トレック!タトパニ温泉を目指す
日が完全に登ったところで、プーンヒルから宿に戻る。

宿に戻ると、宿のお母さんが朝ごはんを作ってくれた。この人がとってもお茶目で可愛らしくて!

キャハハハッっと無邪気に笑うから、彼女の周りはパッと明るくなる。こういう太陽みたいな人、素敵だなあ。

朝ごはん後パパッとパッキングをして次の目的地へ出発!
宿の前で、お母さんと記念撮影。


お母さん、ありがとうございました!
・・・
今日のトレッキングは6時間コース。
タトパニという温泉が湧く村を目指します。

ああ、温泉!温泉!!
元旦に温泉に入れるなんて、なんて幸せなんだろう。
この日の6時間トレッキングは下りがメインであまり大変ではなかった。何より、「歩いたら温泉」という魔法の言葉が足を軽くして、どんどん進めた。温泉パワーすごい。
途中、トレッカーが必ず携帯しなくてはいけないTIMSのチェックポイントがあり、TIMSを提示。

こうやって山の中ではチェックポイントが点在していて、遭難者を早期に発見したり、管理したりしている。
チェックポイントを後にして、ゆるゆると歩く。

「タトパニはこちら」の看板。うー、高まる!温泉!
途中の村で、お昼休憩。


今日のお昼はここ!

テラス席があったのが決め手。

せっかくなら、綺麗な景色の中で食べたいもんね。
メニューはこんな感じ。



夜ご飯にダルバートを食べようと決めていたので、お昼は違うメニューで。
トマトオニオンフライドポテトチーズのせ。330Rs。

トマトオニオンチーズマカロニ。350Rs。

見て分かる通り、味付けは同じ。具がじゃがいもかマカロニかの違いです。味は普通!
念願のタトパニ温泉!
昼食後、ちょっと雨に降られるというハプニングもありながらも歩き続け、無事タトパニ村に到着!

ここでもTIMSのチェックポイントがあったので提示。
チェックポイントを過ぎ、村の手前に行くと分岐があった。左がタトパニ村で、右が温泉への道。

まずは村へ向かい、いくつかの宿を訪ねた結果、温泉が真裏にある超好立地の「ダウラギリロッジ」に決定!

このロッジは入り口を入るとすぐにレストランがあり、その裏に庭と部屋があるという作り。
部屋がある裏庭はモリッと自然が広がっていて、心地良い。

泊まった部屋はここ。トイレは外に出なきゃいけないけど、悪くなかった。

そしてこの裏庭から続く道を歩くと・・・


来たあああ!!
温泉!温泉!温泉!!!

泊まっている部屋から続く裏道がめちゃくちゃ近道で最高。
温泉まで、わずか5分!

嬉しくって、つい、雄叫びのポーズ。みんな、ごめん。

タトパニ温泉の入浴料はひとり150Rs。ワクワクが止まらない。

外観はこんな感じ。大きくはないけど、露天風呂が二つあります。

支払いを済まして奥に進むと!!

わー!温泉だー!!
湯船には地元民やトレッカーが疲れを癒している。いいねえ、温泉。

外気温はめちゃくちゃ寒いので、ヒーヒー言いながら服を脱ぎ(水着は宿で着用済)、ヒーヒー言いながら洗い場で体を洗い、フフォーと言いながら温泉に入ると・・・
う?
ぬ、ぬるい・・・
この絶望感たるや。悲しい。ぬるい温泉って、とても悲しい。
お湯が出てくる壁際は割と暖かいんだけど、真ん中らへんはぬるくてなかなか体を温めるには難しい。私はあっつい温泉が好きなので、このぬるさはちょっとショックだった。みんなぬるいと言っていた。
後日他の人とこのタトパニ温泉の温度について話す機会があったんだけど、その人は朝一で入ってめっちゃ熱かったらしい。時間帯によって違うってことかな。でも久々にお湯に浸かれたのは嬉しかった!
・・・
温泉を楽しんだ後は、夕食!
この宿は結構人気みたいで、レストランはほぼ満席。ロウソクの明かりが良い感じ。


メニューはこちら。(昼に撮ったので明るい)


スペシャルメニューあり。

朝食メニュー。

夜ご飯に頼んだのはもちろん、ダルバート!

ダルバートの良さは、インドカレーほどこってりしていないからガツガツ食べられるという点と、お代わり自由なのところ。とてもカレースパイスと野菜メインでとってもヘルシー。
食べ方はお上品にダルスープを飲む・・のではなく、ダルスープをお米にドバッとかけて、カリフラワーのおかずも乗せて、全部を混ぜながら食べるのが美味!!
ネパールの皆さんは手を使って食べるんだけど、右手を器用に使いながら全部をギュギュッと混ぜて食べている。ネパール人は「ダルバートは手で食べるのが一番美味い」と口を揃えて言う。
確かに、彼らの食べ方を見ていると、スプーンでは再現できない圧力をかけてギュッと少し握ってから食べている。寿司も機械のシャリよりも職人が握るシャリが極上なように、ダルバートにも絶妙な混ぜ加減とか握り加減があるんだろうな。
・・・
食後はみんなでトランプ大会。

カジくんも交えて5人でやる大富豪はめっちゃ楽しい!
やっぱりトランプは大人数に限るよね、って何度もおだやんと話したくらい。
・・・
寝る前、空を見上げると満点の星空が。
温泉の入り口が街灯もなく星を見るのに良さそうだったので行って見ると、本当に空一面に星が広がっていた。

夜空にびっしりと敷き詰められた星が眩しい。
みんなで星を見上げながら写真を撮ったりして、充実した元旦となりました。

タトパニ温泉はぬるくてちょっとショックだったけど、まだまだ温泉巡りは続くし、何より無事新しい年を迎えられたのが良かった。
とりあえず一つ目の温泉をクリア、まだまだ歩いていきます!
続く!
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