イエローナイフ・オーロラビレッジで人生初のオーロラ鑑賞

おだやんです!

4ヶ月の南米旅を終え、前回ついにペルーから世界一周最後の街・イエローナイフへとやって来たおだやんとちょく!イエローナイフに来た目的はもちろんオーロラ。それも一番すごいオーロラの大爆発。

ということでオーロラ鑑賞をしにオーロラビレッジへ行きました。ついに人生初のオーロラだ!

極寒のイエローナイフ

北極圏観光の入り口としても知られるイエローナイフは北極圏の南400kmにある街。

オーロラ帯の真下に位置するこの街はオーロラが見える確率が世界でもトップレベル。アラスカやフィンランドでも見えるんだけど、晴天率が高いイエローナイフではよりはっきりと綺麗に見えるのだそう。

だからオーロラマニアの間では「綺麗なオーロラを見たいならイエローナイフ一択」とまで言われている。そんなこともあってイエローナイフを選んだのだった。

さっそくオーロラツアーを申し込みに行くんだけど北極圏がすぐそことあってめっちゃ寒い

この日の日中もマイナス20℃近くまで下がっていた。

そもそもやって来た1月は一年の中でも一番寒いらしく、月の平均最高気温はなんとマイナス17℃だという。一番寒いとマイナス50℃にもなるというから驚きだ。

さらに緯度が高いので冬は9時に日が昇って14時には日が沈む。日照時間はたったの5時間だからより寒く感じる。

 

宿から街の中心部まで1kmほどだったから歩けるな〜なんて思ってたら、これが大失敗だった。

寒すぎて1km歩く前に足の感覚がなくなった。

ヒートテック、Tシャツ、長袖、フリース、薄手ダウン、厚手ダウン、パーカーと持っていた服を全て着込んではいたけれど全く歯がたたない。

ちょくの髪やまつ毛も一瞬で凍るほど!

イエローナイフに行く前に南米で冬物の服を買っていこうか迷ったんだけど、買わなくて本当に正解だった。この寒さは日本のアウトドアショップで売ってるようなダウンじゃ全く通用しない。街でレンタルするのが正解だった。

やばい!足の指が取れる!建物に避難だ!

オーロラビレッジってなに?

まずは街中にあるオーロラビレッジのオフィスでオーロラビレッジツアーに申し込む。

オーロラ観察の方法

そもそもイエローナイフでオーロラを見るなら3つの選択肢がある。

①オーロラ観察施設or郊外のホテル
一つ目は快適にオーロラ観察ができるホテルや施設に行くこと。大体のツアーには夕食が付いていることが多く今回参加したオーロラビレッジもこの部類に入る。他にも天井にガラス窓があって室内からオーロラが見えるホテルなんかもある。この1の選択肢は一番高額。快適だけど必ずしも真上にオーロラが来るとは限らない。

②オーロラハンティングツアー
二つ目はミニバンでオーロラを追いかける少人数ツアーに参加すること。オーロラの真下を狙って移動するので一番高確率でオーロラが見える。費用は防寒着レンタルが付いて大体1日100ドル前後。

③自力で見に行く(非推奨)
三つ目は自力。真冬の場合レンタカーはおすすめできないので手段は歩きかタクシー。街の光が届かない郊外へ行ってオーロラを観察するもの。寒すぎて凍傷になる可能性大なのでオススメできません。

まずは①に当てはまるオーロラビレッジに行くツアーに申し込むことにしました。

オーロラビレッジツアーに申し込む

オーロラビレッジは日本人スタッフも常駐しているオーロラ観測施設で、インディアンテントでお茶をしながらオーロラが楽しめる場所。公式サイトはこちら→Aurora Village

受付にも日本人スタッフがいて驚いた。

申し込んだツアーは郊外にあるオーロラビレッジまでの往復送迎とディナー、レンタル防寒具を付けて一人217USD(=24,000円)。高いけれど郊外に行かないと綺麗なオーロラは見れない。だからイエローナイフでオーロラを見るとなるといずれにせよお金がかかるのだった。

料金に含まれていたモコモコの長靴とカナダグース製の超モコモコのダウン、そしてミトン手袋を夕方の段階で借りておきました。

オーロラ観測記録
オーロラビレッジのWEBサイト内にはオーロラ観察記録ページという面白いページがありました。毎日どんなオーロラが出現したかを記録していて、日々のオーロラの写真やそのオーロラのレベル(Level1〜5)、その日の天気をまとめてチェックできるものです。

オーロラを見に行く前にチェックすると、何日間滞在すれば最低でもlevel4〜5のオーロラが見れるかを判断する上で非常に参考になるページなので行く人は要チェック!

 

オーロラビレッジのオフィス

 

オーロラビレッジへ

日が暮れたあと、ピックアップバスでオーロラビレッジへ。バスの中は全員アジア人で半分が日本人だった。

テントがすごいいい雰囲気!

この景色の中でオーロラが見えたら最高だろうな〜。

でもまだ早いのでまずは敷地内のレストランでディナー!

外は氷点下30度ほどなのに、室内はめっちゃ暖かい。

中と外の温度差は50度くらいあるんじゃないかな・・・

料理は高いだけあって美味しかった!

食べ終わったら自由時間。

割り振られたインディアンテントに行くもよし、お土産ショップに行くもよし。帰る時間まで4時間くらいあった気がする。

お土産ショップで三脚が借りられるので10ドルで借りる。

ちょくが着ているのがツアーでレンタルできるジャケット!これがめっちゃ暖かくて部屋の中で着てると汗が出てくるほど。

そんなモコモコジャケットに身を包みテントへ。

グループに分けられて、グループに一つテントが割り振られる仕組みで、同じテントは全員日本からの観光客。日本にいるような感覚に陥る。

中には暖炉があってそこそこの暖かさ。紅茶やコーヒーが自由に飲めるようになってました。

オーロラについて

ここでちょっとオーロラについて予習。

オーロラ
地球には太陽から太陽風というプラズマ粒子が吹き付けているんだけど、それがなんらかの理由で加速して大気中の粒子に衝突すると高エネルギー状態になる。それが元の状態に戻る時に発光するんだそう。それがオーロラ。(wikipedia引用)

 

難しいので簡単にいうと太陽から降り注ぐ小さな粒が地球にぶつかって、なんやかんやで最後にピカッと光る、とまあそんな感じです。

そんなオーロラには非公式ながら1〜5までのレベルが存在します。これはオーロラを観測し続けているオーロラビレッジが独自の基準で勝手に分けたレベルに過ぎないんですが、北米ではこの基準がメジャーな指標となっているそうです。下に簡単に載せておきます。

オーロラのレベル
【レベル1】
とても暗いオーロラで肉眼で見えるひとと見えない人がいる。

【レベル2】
動きが弱く明るさも十分ではないがオーロラと確認できる。

【レベル3】
誰が見てもオーロラと判るレベルで、若干動いて見える。

【レベル4】
色、形、動きがどれもはっきりとしていて鮮明に見えるオーロラ。

【レベル5】
激しい動きで空一面に広がるオーロラで別名「オーロラ爆発」、英語で「Break Up」と呼ばれる。

 

イエローナイフではレベル4や5のオーロラがどれくらいの確率で見られるかというと、ざっくりとした計算ですがレベル4は月に10日ほど、レベル5は月に6日ほど。レベル5に至っては割とレアと言えるかも。

ちなみにアラスカ大学が作ったオーロラ予報というアラスカ大学が作ったサイトで直近のオーロラの出現やレベルの予報を見ることもできます。

せっかく来たのだから、やっぱりレベル5が見たいよね!

遂に現れたオーロラ

さて、22時頃になって空に変化が現れた。

空にうっすらと緑色の筋。

!!!

オーロラだ!!!!

ふわふわ、ゆらゆらと流れる姿はまさに光のカーテン。

光の筋がひらひらたなびく。

そしてだんだん自分たちの方に近づいてきた!

これまでいろんな絶景を見てきたけど、これはそんな絶景カテゴリーを越えて『理解不能な現象』って感じ。

空に緑の光がたなびいている。ありえないというか信じられないというか。

どんどん濃くなっていく。

ガイド曰く、これはオーロラ評価の5段階でLevel4とのこと!

いきなり初日にLevel4とはかなりツイてる!

1時間ほどかけて出現した方角とは反対側へ流れていくオーロラ。

アウトドアチェアーを小高い丘の上まで持って行き、そこで座って眺めた。

オーロラは昔からずーっと見たいと思ってた景色だけに、見れて本当に感動した。

もはやウユニ塩湖を越えて、エチオピアのエルタアレ火山、南極に並ぶくらいの絶景!!ああ、イエローナイフを最後の場所に選んで本当に良かった・・・最高の旅の締めくくり方かもしれない・・・

感動!

とにかく出だしからLevel4のオーロラが見られて良かった!よし、残すはLevel5の大爆発だ!!!

***

ということで次回、2日連続でベテランガイドのオーロラハンティングツアーに参加することに!なんと奇跡的にLevel5の大爆発が見られました!

旅記事も残すところあと2記事、続く!

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