ジャカルタへの列車移動と秘密道具

おだやんです!

インドネシアで一番キレイな海が広がるカリムンジャワからスマランに戻ってきたおだやんとちょく。次の国、シンガポールに行くために、再びジャカルタまで移動!

おじさんとフライドチキン

インドネシア滞在も20日が経とうとしている。

結局インドネシアがどんな国なのかあんまり理解できないまま次の国へ。

ちょくがデング熱で11日間も入院してたから、旅っぽいことができたのは移動日を含めて実質1週間くらい。でも病気だけはしょうがない。

「また来ればいいよね」って話し合い、入院したことも前向きに考えることにした。蚊から感染する病気にもっと注意を払わなきゃいけないって学べたし、マラリアとかじゃなくて本当に良かった。

・・・

朝10時、宿を出て目の前にあるスマラン駅へ。

駅の写真撮ってると、おじさんが話しかけてきた。

「ヘイ!俺だよ!覚えてるか?イエイ」

思い出した!

彼は港町ジェパラで宿からフェリー乗り場まで移動した時のタクシーの運ちゃんだ。

「もう帰っちゃうの?一枚俺の写真撮ってくれよな」

覚えててくれて嬉しい。

旅の最初は、現地人に「写真撮ってくれ」って言われるのが不思議だった。

後でメールで送るわけでもないのに、撮ってもらってどうするんだ?って。

 

でもしばらくするうちに、逆にありがたいことだって気がついた。

というのも、現地人を写真に収めたくても撮らせてくれないこともある。そんな中「写真を撮ってくれ!」なんて言われるのは現地の人に受け入れられてる様でたまらなく嬉しくなる。

そんな受け入れられてる感覚を覚えたばかりなのにもう次の国に移動するのはちょっと寂しい。

・・・

入院後にスマランで買っておいたジャカルタ行きの列車チケット。

スマランタワン〜ジャカルタ間でひとり285,000ルピア(=2,220円)

これはただの予約券で、発券機で正式なチケットを手に入れなきゃいけない。

ピッてかざして

正式なチケットGET。

こういう分かりやすい仕組みってありがたい!

改札をくぐって駅のホームで昼ごはんを食べようとしたら・・

パクリ感丸出しな店を発見!

ずっとインドネシア料理にまみれて、しばらくファーストフード食べてなかったからテンションが急上昇!

ソッコーで店内に入ってメニュー見たらビックリ!

メニューのほとんどに「ライス」が付いてる・・!!

店名はパクり感満載でも、メニューには断固として譲れない食文化が垣間見えた。

てか一番右下にある「ライス単品」とか頼む人いるの?

ライス一択な雰囲気を無視してハンバーガーセットを注文。

久々に食べたからうまい!

この「Pucuk」って飲み物は、ほんのりハーブの香りがする甘い紅茶。

インドネシアではコーラより人気で、普通どこの国でも飲食店はペプシかコカコーラの看板を掲げてるけど、インドネシアだと紅茶の看板になってる。ファーストフードのメニューもセットドリンクはだいたい紅茶。

どんだけ紅茶好きなんだ・・

時間になって特急に乗り込む。車体がすごいピッカピカで日本っぽさを感じさせる。

シートもフカフカだし、コンセントも付いてて超快適!

ジャカルタまでは5時間くらい。

5時間の間、車窓からの景色はずっとこんな感じ。

なんかずっと見てられる。

列車から見る景色ってバスや飛行機よりも味わい深さがある気がする。

「ねえ見なよ!外の景色きれいだよ!」

ってちょくに教えようとしたら、鼻息立てて爆睡してる。どこでもすぐに寝られる才能があって羨ましい。

・・・

ジャカルタに着いたらすぎにガンビル駅近くの安宿街・ジャランジャクサへ。

事前に調べてた一番安い宿「Bloem Steen Hostel」

宿代はダブル一泊で1100円くらい。

部屋とトイレはちょっと汚いけど、駅に近いから良しとする。(※宿情報は一番下に載せてます)

インドネシア最後の晩餐

荷物を宿に置いて、晩御飯を食べに安宿街をウロつく。

美味しいインドネシア料理を腹一杯食うぞと意気込みつつ、割と混んでた店に入る。

この旅では大半を病院で過ごしたから、結局最後までインドネシア料理の名前やレパートリーが理解できないまま。

そんななか美味しそうだと思って注文したのがこれ。

 

チキンカレービリヤニ26,500ルピア(=207円)

スープカレー的なものとスパイスライスで、ライスが美味しかった。

というか食べた後で思い出したんだけどさ、「ビリヤニ」って

 

インド料理やんけ!

 

悔しい。

結局、名前が言えるインドネシア料理はナシゴレンとナシピニャットだけだし、インドネシアで一番美味しいと思った料理は病院のカフェテリアで食べたサンドイッチだった。

インドネシア料理、最後までよく分かりませんでした!

 

ヤツの出現と秘密道具

満腹になって宿に戻る。

部屋に入るとちょくが突然引きつった顔に。

「ヤバい、いる・・ヤツがいる・・・」

「まさか・・」

 

プーン・・

 

や、ヤツだ。

 

 

蚊、出現。

 

ヤバい。

何がヤバいって、ちょくがデング熱に再びかかること。

デング熱にかかったときに調べたんだけど、一度デング熱にかかった人が、再びタイプの異なるデング熱ウイルスに感染すると重症化するらしい。

そんなことだから、ちょくにとって「蚊=死の恐怖」ってくらいトラウマになってた。

 

蚊の野郎をどうにかしなくては・・

 

タイでコンセント式のアースノーマットも買ってたんだけど、なぜか全然効かない。

それに「部屋に蚊を入れさせない」「蚊を殺す」ってやり方には限界があることに段々気がつき始めた。

だって寝てる時に刺されたら意味がない。

 

でも!

こんなこともあろうかと日本からわざわざ秘密道具を持ってきてました!

それがこれ。

旅行用の蚊帳!

これはアフリカと南米でのマラリア対策として買っておいたもの。

「これがあるのになんでデング熱なんかにかかったのか」ってツッコまれそうですが、タイで蚊に刺されてデング熱にかかるなんて予想できます?!

退院後に初めて使うようになりました。

それにしてもこれ超便利。7~8000円で売ってるんだけど、天井からぶら下げてダブルベットにかけるだけ。

「殺す」んじゃなく「物理的に触れさせない」これ発明した人、天才すぎる。

それにしても蚊帳の安心感はハンパない。だって刺されないんだもん。

蚊帳に入った瞬間、不安そうだったちょくの表情が一気に笑顔に。

「ゴローンゴローン♪グフフフ」

調子にのって浮かれ始める。

おい、さっきまであんなに顔引きつらせてたくせに・・

 

この後、蚊帳の中に蚊が入ってきて大騒ぎになりました。笑

・・・

翌日はいよいよシンガポールへ移動!数日間だけちょくの家族と合流します!

続く!

 

ジャカルタ宿情報

Bloem Steen Hostel

・ダブル1泊1100円
・ガンビル駅近くの安宿街ジャランジャクサにあるため、翌日にガンビル駅を利用するならオススメ
・トイレシャワー共同
・お湯は出ない
・部屋は汚め
・wifiはエントランス付近のみで速度はまあまあ

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