ちょくです!
有名人も訪れるというケニアのビーチ・ワタムまでやってきた、おだやんとちょく。
早速ワタムのビーチへ行ってみたら、悲しい現実が待ち受けていた・・・
この旅初のコンドミニアム!
2017年4月13日
凶悪都市ナイロビを抜け出し、夜行バスに揺られてやって来たワタム。
道中はバンパーがたくさんあったんだけど、バスのドライバーが全部無視してぶっ飛ばすからあまり眠れなかった。あんなにバンパーを恨んだのは初めてだわ。
めちゃくちゃ睡眠不足な状態でやって来た宿は、この旅初のコンドミニアム!

ビーチからもほど近いKrabella Blue Lagoonは1泊2人で1600シリング(=1712円)。

コンドミニアムの良いところは、なんといっても家気分で泊まれるところ!

自分たちだけのキッチン、自分たちだけの冷蔵庫、自分たちだけのテーブル!それだけで嬉しい。

部屋も綺麗で申し分ない!大きい鏡が嬉しい!

よーく振り返ると、安宿ってあんまり大きい鏡がないんだよね。だから旅中ってあまり自分の顔を見る機会がない。それにしてもナイロビは部屋の窓にも鉄格子があって全然落ち着かなかったけど、ここならゆっくりできそう。
トイレとシャワー。

シャワーはお湯が出ない+海水で残念だったけど、ワタムは暑かったから水シャワーでもちょうどよかった。

エジプトのビーチリゾート・ダハブで泊まった安宿も海水シャワーだったけど、海水シャワーはシャンプーが泡立たないから好きじゃない。真水のシャワーって素晴らしいんだなって改めて実感!
シーズンオフの落とし穴
宿の横に続くこの道を歩けば、すぐそこはビーチ。

ビーチが近い代わりにスーパーなどが揃う中心部までは少し歩くけど、こっちの方が静かで良い。私たちは連泊するので安くしてもらったけど、コストパフォーマンス良いと思う!
荷物を置いて一呼吸おいたら、早速ビーチへ!

「ビルゲイツがお忍びで来るビーチ」ということでやって来たワタムだけど、一体どんな景色が待っているんだろう。
きっと素晴らしいビーチに違いない。グーグルで画像検索したらスーパー真っ白な砂浜の写真が出て来たし。きっと今までに経験したことのない、素晴らしいビーチが目に飛び込んでくるに違いない。
「ビルゲイツに遭遇したらどうしよう」
「サインもらう」
二人して小躍りしながら海岸へ。
がしかし現実は・・・

WHAT?

WHAT??

WHAT???
見渡す限り、海藻だらけ。
確かに海は透き通っていて美しいんだけど、これはちょっとイメージと違う。こんな景色は想定していなかったので二人で言葉を失う。
しかもね・・・


誰もいない。
いや、静かで良いんだけど。賑やかなビーチは好きじゃないので良いんだけど。んーおかしいなー高級リゾートで西洋人がカクテルでも飲んでるかと思っていたんだけどな。どういうことー!
どうやら私たち・・・
シーズンオフど真ん中に来てしまった模様。
ワッツ、シーズン、オフ。そんなん調べてないわ!うおい!!
ビーチの日常
あまりの理想とのギャップに口数が一気に減る私たち。
「ビルゲイツ・お忍び」という言葉に踊らされて、しっかり調べずに来てしまった罰でしょうか。いやーシーズンオフってこんなに閑散としちゃうんだね。驚き。
でも来てしまったんだから楽しまないと。見渡す限り海藻だらけだけど、砂浜は真っ白できめ細かい。

海に観光客は全然いないけど、地元の人は普通にいる。

少年たちが網を使って魚を捕まえていた。

二人が網を持って、もう一人が魚を網に追い詰めていくチームプレー。
シーズンオフだけど海はとても透き通っていて魚は丸見え。これは逃げられないわ。

ケニア人はこの魚をどうやって食べるのかな。

カニもたくさん。身はなさそうだけど、出汁は取れそう。

周りを見渡すと網を持った少年が結構いて、みんなそれぞれ2〜3人組で魚をとっていた。

この時間帯は潮が引いているから、魚が獲りやすいみたい。
シーズンオフなのはちょっと残念だったけど、海藻が多いだけで海はキレイだしコンドミニアムで自炊し放題なのは良い。
よーし、気持ちを切り替えてワタムを楽しむぞ!
ザ・ローカルランチ
お昼を食べるためにメインの通りへ。

うん、人いない。
これはエジプトのダハブを思い出すなあ。ダハブもオフシーズンで全然人がいなかったからな。
・・・
人通りのいない道でご飯を食べるところを探して歩いていると、男女二人組に声をかけられた。
とにかくフレンドリーでとにかくよく喋る二人。会話を途切れさせず、めちゃくちゃ日本最高って持ち上げてくる。髪の毛を、肌の色を褒めてくる。すごい笑顔でニコニコしている。
これは間違いなく、何か裏がある雰囲気。エチオピア・ケニアと旅してきて、最近は「裏があるかどうか」が分かってきた気がする。できれば習得したくなかった技術。
今回話しかけてきた二人は「ランチ食べるよね?美味しいお店あるから!安いから!ローカルフードで穴場だから!」とお昼ご飯をゴリ押し。私たちを食堂に連れて行けばコミッション(紹介料)が彼らに入るんだろうなあ。
本当は人を疑うなんてしたくないけど、あちらから話しかけてくる人って残念ながら何か企んでいることが多い。そんな中にも親切心で案内してくれたり、純粋な好奇心で声をかけてくれる良い人もいるから難しい。
「声をかけてくる人全員が悪い人ではない」と決め付けたくないし、万が一とっても良い人だったときに失礼なことを言いたくないから探り探りで会話をするんだけど、これが神経を使うし結構疲れる。「この人は良い人か悪い人か」って考えながら会話をするのって、全く楽しくない。・・・そして私がこの「神経を使う会話」に疲れて爆発するのは、ちょっと先の話。
さて、明らかに私たちからお金を取ろうとしている二人組、彼らがあまりにもしつこい。シーズンオフ中にアジア人が歩いていたら、そりゃ格好の獲物だよね。
いつもなら振り払って逃げるんだけど、ちょうど私たちもお昼のアテはなかったし暇だったので、彼らの誘いに乗ってみることにした。よし、獲物になってみよう。
彼らが案内してくれたのは、本当にガチなローカル食堂。

入り口の前でめっちゃニコニコしてる二人。
一体どんなローカルフードが出てくるのか・・・。2択だったので、二人ともビーフシチューを注文。

お、結構美味しい!
あっさりとしたトマトビーフシチュー。満腹までにはならなかったけど、ちょっと遅めのお昼ご飯にはちょうど良い。
気になるお値段は二人で250円くらいで安い。そして私たちがお店を出る間際、二人がこっそりと食堂の店主からお金を受け取っていたのを私たちは見逃さなかった。めっちゃ悪そうな顔してた(笑)
今回は紹介料目的って分かっていたけど、やっぱり現場を目撃するのは良い気分ではないな。
うーん、やっぱり複雑!
夕暮れビーチは子どもがいっぱい
そのあともプラプラしてたら、いつのまにか夕方。

ビーチには海藻が打ち上げられてて残念な感じだけど、子どもがたくさんいて活気がある!

遊んでいるのは現地の子どもたち。
パンツ一丁もしくは全裸ではしゃぎまくってる。

めちゃくちゃ楽しそうに遊んでいるのをみると「まあ海藻あってもいっか」という気持ちになってくる。海藻が打ち上がっているだけで海はとってもキレイだし!
ちょっと遠回りして崖沿いを歩いて帰ったら、「火曜サスペンス」みたいな光景が。

スッパーーーン!!って水しぶきが上がるんだけど、それはこいつの仕業。


岩場にこんなゴツゴツした穴が空いていて、波が押し寄せるとこの穴からスパーーーーン!!と水しぶきが飛び出す仕組み。


たそがれ〜。

帰宅したら自炊!

自由に使えるキッチンって、すごい久々で快適!

スーパーで中国醤油が売っていたので、鶏肉の生姜醤油煮で夜ごはん。
久々の日本食(風)は本当に美味しい。鶏肉は丸ごとでしか買えないし、醤油はコクがないし、きゅうりは種が固いし、アフリカの米はパサパサ。だけど、やっぱりそれっぽい味を食べると安心する。
ああ、自炊万歳!!!
こんな感じでワタム生活は続く。
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