最近夫婦ともに食いしん坊になってしまい、互いにおデブちゃんと罵り合っています。おだやんです!
さて、沢山の野生動物が暮らすケニアのナイバシャ湖周辺でキャンプ旅中のおだやんとちょく。カバを見ながらキャンプをしたり、ヘルズゲート国立公園で自転車サファリをしたりとナイバシャ湖周辺を満喫中です。
ナイバシャ湖キャンプ5日目のこの日はナイバシャ湖の隣にある小さな湖オロイデン湖のキャンプ場へと移動します!
ちょくが急成長!
朝起きるとちょくがすでに朝ごはんを作っていた。
ちょくはすっかり焚き火での調理にハマってしまったようだ。
朝は一から火を起こす必要はなくて前の晩から燃え続けている小さな炭を灰の中から探し出してそれを使うだけ。そして薄いまな板で扇げば火を起こすのに1分もいらない。コツを掴んできたのかちょくは「私ね、焚き火での調理がガスコンロと同じくらい簡単に思えてきたよ!」なんて言ってる。あんた、進化しすぎだ。(笑)
それに焚き火での調理は火力の幅が家庭用ガスコンロとは比べ物にならないくらい広い。だから薪の量で火加減を調節するのになれてしまえばガスコンロよりも早く料理できるし楽しい。アウトドアが好きな人なら誰でもハマること間違いなし!
朝はアルミホイルが大活躍!
前の晩に残ったご飯やおかずを包んで卵を焼いたりお湯を沸かしたりしている火のそばに置いて置くだけで1品できる優れもの。(最近学んだことは英語でアルミホイルは「フォイル」。ヘぇ〜。)
朝からこんなに豪華なキャンプ飯!
余談だけどケニアでのキャンプ食材としてオススメなのは千切りキャベツ!
千切りキャベツはほとんどの八百屋で売っているし、なくても店頭で千切りにしてくれる。初めて見た時は「アフリカの人も千切りキャベツ食べるんだ!」と思ったくらいどこにでもある。
トマトと和えるだけでサラダになるし肉との相性もバッチリ!
朝ごはんを食べていると頭上の木の上を猿が歩いていた。
白い毛皮のマントを被ったように見えるアビシニアコロブス(別名ゲレザ)!この猿、本当に好き。
・・・
それにしてもこのカーネリーズキャンプ(フィッシャーマンズキャンプの隣)は良かったなぁ〜。
何が良いかって人が少ないことと薪がめっちゃ落ちてること!フィッシャーマンズキャンプも薪になる木はたくさん落ちているけど人が多いから争奪戦になってあまり手に入らなかったからなぁ。
それに敷地内にはこんなおしゃれなロッジもあったりしてキャンプが苦手な人にも嬉しい施設もあったり、もちろんレストラン&バーもあった。個人的にはフィッシャーマンズキャンプよりもオススメ。
・・・
朝ごはんを食べてテントを撤収。ちょくはテントの撤収も一人でできるまでになりました!
さあいよいよ次のキャンプ地、ナイバシャ湖の隣にある小さな湖・オロイデン湖へ!
オロイデン湖へ移動!
キャンプ場前でコンゴニ(オロイデン湖湖畔の村)方面行きのマタツ(現地語でハイエース型のミニバスのこと)に乗り込んだ。
料金はおそらく一人100円もしなかったと思う(家計簿のこの日の分のページだけ無くなってしまい不明)。
バスはコンゴニ村6km手前で我々を降ろすと違う方面へ走って行った。バスを降りたらトゥクトゥクドライバー数人に声をかけられるも高かったので歩くことに。
湖沿いの道路をひたすら歩く。ケニアの4月は日本の5月くらいの陽気で暑すぎずちょうど良かった。
歩いているとちょくが道路脇の草原に何かを発見!
よう見るとイボイノシシの群れだった!
サファリでもないのにイボイノシシがいるってなんてワイルドなんだ。
さらに少し進むとインパラの群れも!
これぞ大自然!
道路にはこんな標識も。
インパラ飛び出し注意?
こちらはバッファロー注意の看板。
バッファローはサファリのBIG5(ビッグファイブ)の1つ。BIG5は今では「見れたらラッキーな動物」的な意味で使われているけど、本来は昔ハンティングが盛んだった時代において「ハンターに危険が伴う獲物ベスト5」を意味していた。
それほど危険なバッファローは毎年200人の人間を殺す生き物で別名「黒い死神」とも言われている。見た目は穏やかそうなのにね・・
ちなみに超余談ですが北海道の釧路地方にはたったの2本だけタンチョウ(鶴)注意の道路標識があるんですよ。超レアなんですよ。ぜひ見つけてみてください。
・・・
道路から5mも離れていない場所にも普通にインパラがいた。
何度見てもツノがカッコいいなぁ。
イボイノシシも道端からひょっこり出てきた。
警戒心の強い生き物だけどこの時は食事に夢中で我々夫婦が近づいても逃げなかった。
親子でむしゃむしゃ食事中。
それにしてもこのイボイノシシは映画「ライオンキング」のプンバのモデルなのに、実際のところプンバみたいな可愛さは全然ない。むしろキモめ。
「おい今キモいって言ったろ。聞こえてんだよこのブサイクが」
す、すいません。
彼らは草を食べる時、前足を折りたたんで食事していた。
子どももお母さんと同じ格好で食事中。
顔はキモいけど仕草はなんだか可愛らしい。
ナイバシャ湖、歩いているだけで楽しいぞ!
そしてまたもやちょくが何かを発見!道路から湖の岸の方を見ると・・・
キリン!!!
木に紛れて見つけにくいのによく見つけたなぁ・・・
さらに・・・
あれは・・・まさか・・
カバ??
フィッシャーマンズキャンプ場では夜にカバを見ることはあったけど日中に姿を現すことは決してなかった。すごいぞケニア!!
なぜココにおしゃれスーパーが
コンゴニ村の少し手前で高級リゾートなのかレストランなのか複合リゾート施設みたいな敷地が現れた。
その名も「LA PIEVE」。ファームショップの文字があったので今夜の食材が手に入るかもと思って入ってみることに。
すごい広大な敷地。サファリカーもあったから多分プライベートサファリも併設のリゾートな気がする。
敷地中央にファームショップを発見!
入ってみると・・・
すげえ!!
ケニアでこんな洗練されたスーパーを見たのは初めてだ!
ここは欧米だ。
手作りチーズもあった。めっちゃ高かったけど。
ここでタコススパイスやら電池やら巨大マンゴーやらチーズやらオイルサーディン缶やらを大量購入。すごい金がぶっ飛んだ。
そしてまたもやこの食いしん坊が例のアイスを見つけてしまった・・・
スニッカーズアイス!!!
日本円で1本250円くらいする超高級アイス。ケニアで250円って言ったらランチ食べられる値段。でも美味しいからつい買ってしまう。ちょくが6割くらい食べてしまって喧嘩になった。この食いしん坊め!
そしてケニアやタンザニアで売ってる美味しいレモネード・クレストも。
これ美味しいんですよ。オススメです。
それから少し歩いてコンゴニ村に到着。
トタン製の民家と商店が並ぶ小さな村だった。
「なんでこんなところをアジア人が歩いてるんだ?!」ってな感じでジロジロ見られる。
コンゴニ村を過ぎた後、湖沿いに道路を曲がると目的の「Oloiden Campig Site」にたどり着いた。
このキャンプ場はたまたま地図アプリのMaps.meを見ていて見つけたキャンプ場。このオロイデン湖にキャンプ場はここ一つのみだった。
中にはレストランとバーがあって、トイレとシャワーもコンクリート造りだけど清潔だった。
キャンプ料金はひとり700Ksh(=749円)。
ここはナイバシャ湖から離れ過ぎていて人気がないのか宿泊客は我々のみだった。やったー貸切!
これまで泊まった湖沿いのキャンプ場の中では景色が一番素晴らしい!
目の前には湖、風も穏やかで暑くも寒くもないし最高!!
テントを立てるとすぐにコンゴニ村まで食材を調達に行った。
食文化の違いは自炊の敵?
この日のメニューはタコライス。タコライスといえば牛ひき肉!
牛ひき肉を探しに肉屋に行くももちろんひき肉なんて存在しなかった。さすがはアフリカの田舎、選択肢は牛とマトンの2つのみ。やべえな。
牛肉を買おうとしたんだけど肉屋の人が「なんで牛なんか買うんだ?この村の人は基本マトンを食ベるだぜ?」と言ってきた。
ちょっと待てよ?ってことはこの肉屋の牛肉はあまり売れず回転が悪いから・・・痛んでいるかもしれない!!
そもそもものすごい汚い肉屋だし肉も天井から吊り下げられてるだけだし・・・
仕方なくマトンを買った。くそッ。マトンでタコライスなんて作れるか!
・・・
お次は黒胡椒が切れていたので商店を巡って黒胡椒を探した。商店で「ブラックペッパーをください」と言っても全く通じない。通じたと思ったら黒いビニール袋をくれる人ばかり。
それじゃない!!
「それはブラックペーパーや!」(厳密にはpaperじゃなくてplasticや!ブラックしか合ってない!)
どうしてコショウが売ってないんだ。
英語が話せる村人に聞いたら「この地域では料理にコショウは使わないから売ってない」のだそう。
なぬ?!コショウを使わないだと・・?!結局白胡椒すら売ってなかったので諦めて帰った。
結局コショウなしでマトンを細かく切り刻んでタコススパイスだけでタコライスを作った。
お皿がないのでアルミホイルをお皿にした。半熟ゆで卵とレモンを強めに効かせたサルサのおかげもあり割と美味しくできた。やったぜ。
どんな秘境にいようと作りたい料理を作る!それが我々夫婦のモットー!明日は唐揚げマヨ丼に挑戦だ!
・・・
さて、ナイバシャ湖の隣の隠れ家的キャンプ場へとたどり着いた、おだやんとちょく。翌日の朝このキャンプ場がケニア最高の動物パラダイスだと判明することに・・・
続く!
オロイデン湖周辺地図
❶ おしゃれスーパーLa Pieve
❷ Oloiden Camp Site
コメントを残す