カンチャナブリでのんびり中のおだやんとちょく。この日はエレファントワールドという象の保護施設へ行ってきました!
人がゾウのために働く場所へ
ゾウの保護施設があると聞いて訪れたエレファントワールド。
タイではゾウが荷物を運んだり、観光客を乗せてトレッキングしたりと、ゾウが人のために働くのが当たり前。ここはそんなタイの常識を覆すような場所。
色々と考えさせられることもあり、とても勉強になったので2記事に分けてじっくり書いていこうと思います!
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エレファントワールドは前日までに要予約(ネットか電話)で、カンチャナブリ市内であればホテルまで送迎してくれる。私たちも朝ゲストハウス前でピックアップしてもらい、施設へ。
到着すると、さっそく車の窓からゾウが!のんびり歩いていて、ゆったりした雰囲気。
まずは受付で支払い。今回私たちは1dayプログラムに参加!ひとり2500バーツ(=8200円)
タイの物価から考えると、この価格は決して安くはない。しかもここですることはゾウのお世話がメイン。お金を払って、ゾウのお世話をするわけです。
値段を聞いて一瞬迷ったけど、結果的に言うと、参加して本当に良かった!!今までとは違う形でゾウとたくさん触れ合えたし、色々と考えさせられたし、エンターテイメントとしてゾウと触れ合う以上の貴重な体験になったから。
支払いを済ますと、一人一本お水がもらえます。エレファントワールドのロゴが入ったペットボトル入れ付き!
「楽しいゾウトレッキング」の衝撃的な事実
すぐに本日の参加者が集まり、プログラムスタート。
まずは、スタッフの方から大まかなプログラム内容やこの施設の説明がありました。
エレファントワールドは2008年に設立された、タイ中で苦しんでいるゾウを保護する施設。
ここの理念は「ゾウが人間のために働くのではなく、人間がゾウのために働く」こと。
荷物を運んだり観光業で働かされているゾウや、病気や老いで働けなくなり見放されたゾウを引き取っている。施設の歴史や設立の目的など色んな話しがあったけど、一番驚いたのが「ゾウは鼻や首はとても強いけど、背中は100㎏までしか耐えられない」ということ。
タイと言えば背中に乗ってトレッキング!っていうのがメジャーな観光のひとつだけど、実は背中に乗せているイス自体が50㎏で、そこに大人ひとり乗ったらもう半端なく辛い過酷な状況らしい。そんな状況下で多い時は一日10時間も働かされ、身体は大きいのに十分なご飯を与えられず、最終的には病気になったり精神的に病んだりしてしまうゾウがとても多いそう。
写真のゾウを見てみると、その過酷さが一目瞭然。本来ゾウの背中は丸いはずなんだけど、ずっと働いてきたゾウは背中が異様に真っ平らで、イスの形に剥げている。
この話を聞いたとき、とてもショッキングだった。
そしてこういう情報こそ、ブログを通して発信しなければ!!と強く感じました。
あと、もうひとつ驚いたのが、ここの施設には若い外国人スタッフがたくさんいること。アメリカ、中国、ニュージーランド、オーストラリアなど国籍は様々で、みんな住み込みボランティア。ゾウ使いはみんなタイ人で英語が喋れないから「外国人スタッフがガイドして、ゾウ使いがゾウの世話や誘導をする」という感じみたい。
ゾウさんのごはんタイムをお手伝い
一通り説明が終わったら、さっそくゾウのもとへ。
ここで最初にやることは、ゾウさんのごはん準備!
一食分なのに、大量・・・!!
栄養面や年齢、好き嫌いで食べるものが違うらしいので、カゴにそれぞれのゾウのご飯を入れていきます。
スイカばっかりだったり、とうもろこしだらけだったり。様々。
山盛り。
準備が出来たら、ゾウのもとへ!スタッフが誘導してくれます。
、私たちが担当したゾウさんはとうもろこし多め。
ごはんスペースへ行くと、ゾウさんスタンバイオッケー!手渡しでごはんをあげます。人に怖がることなく、鼻をびよーんと伸ばして器用にご飯を食べる姿が愛くるしい!
この保護施設にいるゾウはほとんどが何らかの形で人間のために働いていたゾウ。そのためとっても人慣れている。触れ合えるのは嬉しいけどなんだか悲しい・・・。
参加者の中には子連れの家族がいて、一生懸命ゾウのために働いているのがステキだった。動物園も良いけど、動物についてちょっと考えるきっかけを与えるような、こういう場所も良いよね。教育には最適な場所だと思う。
ごはんタイムが終わったら、ゾウは森の中へ。ゆっくり休んでね。
さて。
ゾウが休んでいる間も、我々人間はゾウのために働きます。
このあとは栄養が足りないゾウさんのために、特製栄養ボールを作る・・・んだけど、長くなっちゃったのでひとまずここまで。
↓↓続きは次の記事へ↓↓
[blogcard url=”http://backtothe-nature.site/2017/01/elephantworld2/”]エレファントワールド基本情報
プログラムは3つから選べます。すべてネットもしくは電話で前日までに要予約。
プログラム詳細は公式ページから。英語のみですが、分かりやすいです。
エレファントワールド公式サイトはこちら→Elephants World
各プランの大まかな内容を記載しておきます!
《1日プログラム》→私たちはこれに参加
・料金は大人2500バーツ(=8200円)子ども1500バーツ(=4800円)
・時間は10:00~16:00
・カンチャナブリ市内のホテルから往復送迎付き
・ランチビュッフェ付き
・水1本、コーヒー紅茶付き
《1泊2日プログラム》
・料金は大人4500バーツ(=14,600円)子ども 3200バーツ(=10,400円)
・時間は10:00~翌16:00
・カンチャナブリ市内のホテルから往復送迎付き
・ランチビュッフェ×2回付き
・夕食×1、朝食×1回付き
・水1本、コーヒー紅茶付き
・ロッジ宿泊費込み
《ゾウ使いプログラム》
・18歳以上から~
・送迎、朝昼晩の食事、飲み物、宿泊費込み
・Tシャツ2枚
・ゾウ使い証明証発行
・1週間20,000バーツ(=65,000円)(6泊7日)
・2週間40,000バーツ(=130,000円)(13泊14日)
・3週間60,000バーツ(=195,000円)(20泊21日)
・4週間75,000バーツ(=243,600円)(27泊28日)
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