ちょくです!
美食の街リマに滞在中のおだやんとちょく。
今日はついに!
リマにある世界のレストランTOP50に毎年選ばれる「Astrid&Gaston」というレストランに行くことに。ここはリマを美食の街に押し上げた名店。
さあ、どんな食事が待っている?!
ガストン・アクリオという男
ペルーのリマに滞在中のおだやんとちょく。
ここまで来たら私たちの南米旅も残りわずか。南米の後はカナダでオーロラを見て帰国する予定だから、世界一周自体もあと少しだ。ずっと旅をしてきたからなんだか不思議だな~。
さて、現在滞在中のペルーは「美食の街」と言われているんだけど、その立役者となったのガストン・アクリオという男。なんと、映画にもなっているほど凄い人なんです。
私たち的には徒歩圏内だったので歩いていくことに。(普通の人はタクシーを使った方が吉)
もう高まりすぎて、ルンルンスキップ!
だってだって世界が認めたガストンですよ?映画になるほどですよ?ペルーを美食の街に押し上げた張本人のお店ですよ?レストラン世界TOP50常連店ですよ?
ひいいいー、興奮!!!。
あまりに興奮して、時間を聞かれたときになぜか時計を頭上の上まで持ってきて時間を見てた。意味不明・・
圧巻!15品のフルコース!
ちょっと寄り道しつつ、オンタイムでお店に到着。
おおおお・・・すごい店構え。
この建物は築300年以上の歴史的建造物だそうで。もうなんか、まだ何も食べてないけど、なんか凄い!乾杯っす!!
看板の文字の光具合も最高ですね。
何も食べてないけどこのひかり方は絶対美味しい。確信。あー、もう楽しみ!
ちょっと緊張しながら受付へ向かい名前を伝えると、「席を用意しているので」ということでまずはバーのようなところへ通され「1杯いかがですか」とドリンクメニューを進められた。
どうやら席に着く前に一杯飲まんかね?ということらしい。いや、私たち貧乏バックパッカーでして・・・というわけにもいかず、一杯ずつ注文。超高級店はこういう感じなんですね。
一杯目をバーで飲んでいる間に、「席のご用意が出来ました」とテーブルへ。
予約時にコース料理をお願いしていたので、席に着くとウェイターさんから本日のコースメニューが渡された。
って、メニュー・・多いな!!!
総勢15品!!!
そうなんです、ガストンさんの特徴のひとつがその「品数」。多いときでは17品にもなるんだとか。WOW。
さらに今日私たちはコースディナーに加えてワインのペアリングも注文しているので、そのワインリストも。ベースはワインだけど、中にはピスコサワーやブランデーも入っているみたい。
これ、死んじゃうのでは・・・(笑)
果たして私たちは15品と10杯のワインを飲めるのでしょうか。
世界が誇る美食の街リマでその原点であるアクリオ・ガストンの料理を食べることを楽しみに来たけど、それ以前に完食できるかどうかっていう戦いも見えてきた。いろんな意味で限界への挑戦だ!
世界が誇る美食を、全力で食べてやるー!
お店はオープンキッチンになっていて素晴らしいライブ感!
こんな丸見えな中で料理するの緊張しないのかしら。無駄な動きが一切なくて本当にカッコいい!
「料理を美味しい」だけでなく「料理人がカッコいい」って思える見せ方って素敵だよね。すべてがエンターテインメント。これぞ一流。
さあ始まりました、まずはアミューズから。
うおお、なんだか斬新!凝ってる・・!
料理もさることながら一品一品が盛られてくる器が独創的。これはベッドの形をした器は「異文化はベッドから生まれる」という意味が込められているんだそう。
ガストンさん料理は「フュージョン料理」を中心として考えられていて、複数の味の合体から生まれた「新しい」感覚が必ず含まれているのが特徴。
例えば次に出てきたホタテ料理。
生ホタテを彩るのはバジルのソースとリンゴのシャーベット。単独で食べると「うんうん、シャーベットね、はいはい、バジルね」ってなるんだけど、ホタテと一緒に口に運ぶと・・・
WOW!食のフュージョン!
口の中で革命が起きるわけです。新しい感覚!新しい味!いろんな食材が口の中で出会ったーって感じ!
私の中でフュージョンってドラゴンボールの「フューッジョンッ★」だったから、フュージョンという言葉がアップデートされた感じがして嬉しい。
さあ、15品もあるからね、どんどん行きます!
そして次に出てきたのがこちら。
クイというペルー食材のひとつを使った料理でクイはネズミのこと。黒くて丸い春巻きの皮に包んで食べるんだけど、これは中国の北京ダックからインスピレーションを受けているんだって。これもフュージョンだ!
そのほかにも斬新なフュージョン料理は続く。
もう斬新すぎて一品一品の紹介を諦めました、写真を見てみてください!
心もお腹もいっぱいになりつつあるけど、まだまだ厨房はエンジンがかかったばかり!一品食べたらまた一品。わんこそばもビックリのコース量。
美味しい。美味しいんだけどお腹が破裂するうううう!
後半はフードファイト状態で、お腹の容量と相談しながら少しおだやんにあげたり一口残したりして調整しました。美味しいけど苦しいって幸せな悩みだ。
でもやっぱりどの品も斬新で新しい。第一声が「超美味しい!また食べたい!」というよりは「むむ?これはなんだ?29年間生きてきてこんな味食べたことない!」という発見の方が大きい。
まさに「食の扉が開く」という感覚。そしてガストンが「食の革命を起こした」と言われる所以がわかった気がする。これは美味しいコース料理ではなく食の革命だ。
最後はおくちなおしとデザート。
もちろんデザートワインもね。うんまい!!
デザートを食べ終わって、「ふあー食ったぜ!」と思ったら、またデザート出来てきた!なんという贅沢!しかもこのお皿、なんとも言えない。
さらに、このデザートに合わせたブランデーが登場。
柑橘の香りとブランデーの香りが一気に広がる!満腹だし酔いも良い感じに回っていたから、完全にこれでとどめを刺された・・・。
そしてそして最後の最後にはプティフールの焼き菓子。
いくつでもどうぞって言われたけど、もう一つも入らない(笑)
2つほど頂いて本日の15品すべてクリアー!
はああああー、食べたああああああ!!!!!!
一品一品が斬新すぎて、頭も口もフル回転なコース料理でした。毎日ごはんは食べるけど、この年齢になっても新しい食との出会いってあるんだなって感じた。
そしてフュージョン料理の面白さも実感。全く交わることのない食材が合わさることで新しい世界が広がる感じは新しかったな。
でも今回ガストンさんのフルコースを体験して確信したことがひとつだけある。
それは「日本食」って世界の料理の中でも引けを取らない素晴らしさがあるのではないか、ということ。そしてさらにもう一つ、「北海道」の海鮮は世界に誇れるレベルではないかということ。
ペルーで食べた海鮮はどれも美味しかったけど、味付けが結構濃くて素材の良さを殺してしまう部分も見受けられた。そしてガストンで体験したフュージョン料理は斬新で美味しかったけど、「味を重ねていること」で味を表現しているように感じた。どうしても足し算の料理になっている気がする。
一方日本食って、シンプルに食材のうまみを引き出す料理が多いし、素材の美味しさを大切にしている。足し算よりも引き算の感覚が優れいている感じがする。
ガストンで料理を頂いたことで、逆に日本食について考えるきっかけになったし、日本食の素晴らしさに確信を持つことができた。そういう気づきがあったから、やっぱり知らないものを体験するって大事だね。
そんなこんななガストン体験でした!
あ、あと値段を言っていなかった。ちなみにお値段は一人2万5000円、二人で5万円でした!
続く!
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