夕日に染まるナミブ砂漠が絶景すぎた

Namib desert dune45 view 世界最古の砂漠・ナミブ砂漠・デューン45(ナミビア )

今日も元気に書いてます、ちょくです!

間もなくセンター試験ということもあり、カフェでは受験生らしい人々が勉強しています。

センター試験と言えば・・・

当時高校生だったおだやん少年がセンター試験を受けるために初めて横浜駅に降り立った話。あまりの混雑さに駅員さんに「今日はお祭りですか?」って聞いたらしい(笑)これが横浜駅の日常だよ!って大爆笑したな。はー、本当に何回聞いても面白い・・。駅員さんも、ほっこりしただろうなあ。

何はともあれ、がんばれ受験生!

さて、おだやんの「マラリアじゃなかった高熱」も無事完治し、レンタカー旅を再開したおだやんとちょく。

昨日はオットセイの大群が生息する「ケープクロス」で圧巻のオットセイ群を見て、「地球やばい、オットセイやばい」と感じたけれど、ナミビア旅はまだまだこれから!

ついに、大本命「ナミブ砂漠」へ・・・!!!!

霧の隙間からフラミンゴ

南アフリカ・ナミビア14日間のレンタカー旅も折り返し地点を迎えた。

おだやんが高熱を出したり色々ありながらも、ついに今日はこのレンタカー旅でも大本命の「ナミブ砂漠」へ向かう。

ナミブ砂漠は約8,000万年前にできた世界最古の砂漠と言われていて、ナミビアの大西洋側に位置し、北はアンゴラ、南は南アフリカの国境付近にかけて南北1,000km以上にも渡るそう。スケールが半端ない。

ちなみに海岸の砂が風によって内陸まで運ばれ形成され、その過程で砂が酸化するため赤い色をしているのが特徴。あの眩しい砂の色は酸化だったんだね。

ナミブ砂漠の一番の見どころは「日の出」

日の出を見るためには、ナミブ・ナウクルフト国立公園内のセスリムキャンプ場に一泊し、翌朝国立公園のゲートオープンとともに砂漠に行くのが絶対条件。そのため私たちは今日セスリムキャンプ場を目指す。

ナミブ砂漠・・・。想像がつかないなあ・・・。

今日はそんな大本命に向かう途中、「ウォルビスベイ」という場所でフラミンゴが見れるということなので、朝はまずそこへ立ち寄ってみることに。

ええ、霧ですとも。

なぜーー霧ーーー!!!

おだやんがNHK時代に住んでいた釧路は「霧の町」と言われるぐらい霧だらけだったけど、ここまで来て霧!なぜ霧!うおい!!

そんな中でも、うっすらフラミンゴが見える。おはようフラミンゴ。

浅瀬をツンツンしているから、朝ごはんタイムかな?

車が近づくと、ソソソソーッとそれとなく離れてしまうので、ゆーっくりゆーっくり海岸沿いを車で走る。

フラミンゴと言えばピンクなイメージだけど、ここにいるフラミンゴさんたちはそこまでビビッドなピンクではない。ほんのり、そして部分的にピンク色のよう。

もともとフラミンゴは白い鳥なんだけど、エサとしているスピルリナ(赤色色素カンタキサンチンを持つ青緑の藍藻類)を食べることで体がピンク色になるんだって。へー。

でも、バサッと翼を広げると根本の部分はパキッと鮮やかなピンク色!

かっこいー!フラミンゴ!

それにしても、食べ物で体の色が変わるなんてすごいなあ。

幼稚園のとき、かたつむりににんじんやホウレン草をあげて、野菜に応じてうんちの色が違うのを思い出した。かたつむりからオレンジのうんちが出たときはビックリしたなあ・・・。

霧の中でもフラミンゴたちに会えて嬉しかった!

よっし、今日も車かっ飛ばすぞー!!(おだやんが)

砂漠はどこ?霧のドライブ

さあ、今日はナミビアの一番の見どころ、ナミブ砂漠だー!

ぶっ飛ばすぞー!いけいけゴーゴー!アクセル全開ーーー!!!

頑張れおだやーーん!from助手席。

うーん、霧ですねえ。

基本的に道路は一本道で、唯一の楽しみは外の景色を堪能することなんだけど、霧で何も見えない。うん、つまらない。

そんな中、犬が!いや、コヨーテ!

この子、本当にコヨーテかしら。

アメリカに住んでいたとき、小学校の授業で「一つ動物を選んで調べてまとめる」ってのがあって、コヨーテについて調べたことがあるんだよね。だから見た瞬間「あ、コヨーテだ!」って思ったんだけど・・・よくよく考えたら生息地は北アメリカから中央アメリカだよねえ。アフリカにもいるのかな?うーん、君は何者だ。

そんなこともありつつ、やっぱり、霧。

まじで、何も見えん。楽しくないから夫婦でしりとりをする。それぐらい暇だー。

そんな中、ウォルビスベイから30キロほど走らせたところでビュースポットが現れた。

DUNE7。観光客だけでなく、現地人からも人気の砂漠のビュースポットだ!

うおおお!デューン7楽しみにしてたぞ!うおおお!!!

デューン・・・

見えへんやんか。なんも見えへんやんかあああ!!!

ここまできれいさっぱり何も見えないと、逆に諦めがつきますね、はい。

この電柱の後ろに、ドーーーンっと砂丘があるらしかったんだけどなあ。いや、実はないんじゃない?幻なんじゃない?もう何も見えないからそこに砂丘があるのかも信じられない。絶景不信。

もはや何も見えないので車からも下りずにそのまま車をかっ飛ばす。

見ることのなかったDUNE7よ、さらばじゃ。

思わぬ絶景と南回帰線

そうしてまた車を走らせていくと、お!

霧が晴れたああー!

霧だと気持ちも全然乗らなかったけど、こうやって空が見えるとテンション上がるね。そして空が広い!デカイ!地球は偉大だなあ。

「砂漠ゾーン」を抜けたら、次は「ゴツゴツゾーン」にやってきた。

なんか宇宙感があって楽しい。ナミビア、ちょいちょい月感出してくるよね。

展望スポットもあったので、ちょっくら見てみた。

「ちょっくら」どころの景色じゃなかった(笑)

絶景だわ!!!!

ちょっと立ち寄ってみたビュースポットが、思わぬ絶景だと嬉しい。

果てしない月のようなゴツゴツを見ていると、ニューヨークのタイムズスクエアも渋谷のスクランブル交差点も、そんなもの存在しないのでは?とさえ思ってしまう。ずっとずっと、このゴツゴツが続いてるように錯覚してしまう。

世界は一つ。地球は丸い。

そんな言葉を聞くけれど、実際にその言葉を実感することって日常生活ではなかなかないですよね。私は絶景を見ると、世界は繋がっていて一つなんだなあって思います。だから世界の絶景が好きなのかもしれない。

気付かなかったけど、私たちの車きったない・・。

道中では、その他にも南回帰線に遭遇。

南回帰線とは、冬至の日に一番太陽が高くのぼる場所で、まさにこの場所の真上から照らすんだそう。 B1道路およびC14道路にTropic of Capricorn(南回帰線)の標識が建てられているらしいんだけど私たちは全然そんなこと知らず、たまたま見つけたからビックリした。

グラデーションの山。

砂利。石がゴロゴロ。これが命取り。

時折現れる野生動物。

草原にポツン。神秘的。

ダチョウも。

雄大すぎて、絵見たい。

対向車線からの攻撃

そんなこんなで、まもなくセスリムキャンプ場!

あともうちょっとー!ってところで、対向車線が慌ただしくなってきた。

「車が多くなってきたね」

「世界有数の観光地だもんね、そりゃみんな向かうよねー」

 

「そっか、そうだよねー」

「っていうか、まって、まって、ちょっとこれはマズイ・・」

「確かに、これはちょっとマズイ・・」

 

ドドドドドド・・・・

「うふぉおおお、避けてーーー!」

「ちょ、ちょ!無理ー!!!」

 

ドドドドドド・・・・

「ぎゃーーーー!!!」

 

シャーーーーー!!!!!

モクモクモクモク・・・・

ゲホゲホ・・・何も見えん・・・・

なんだこの砂ぼこりの破壊力・・・・

という一連の流れがこのあとも4~5回続きましたとさ。不可抗力すぎて、成す術なし。そりゃ車も汚くなるわ。

そして、つきました!

どうにかタイヤもパンクせずに、セスリムキャンプ場に到着!!!

ここが国立公園内セスリムキャンプ場への入り口。

国立公園外にもキャンプ場があるんだけど、そこに泊まってしまうと日の出には間に合わない。そのため、日の出を見たい人は絶対に国立公園内にキャンプサイトに泊まるのがおススメ。

ちなみに、このセスリムキャンプ場、予約でいっぱい!

でも、予約でいっぱいなのはあくまで「電気や水についているテントサイト」のこと。いわゆる、番号が振ってあって、「あなたは17番使ってね」みたいな場所のこと。

私たちみたいに予約をしていなくても、通常のキャンプサイトの半額の料金を払えば敷地内どこでもテントをたてても大丈夫。もちろん、電気も何もない不便さはあるけど、きっとこのブログを見てナミビア旅行を計画している人ならそれぐらいへっちゃらでしょう。

受付で、「そこらへんでキャンプ料」を支払う。

予約者は、こんな風に一角一角区分けされている。

その隙間に、ちょこんとテント設置。

かまど作りもお手の物。ゼロから1を生み出す能力はこの旅で養われている、はず。

砂漠は24時間いつでも入れるわけではなく、6時半開門・17時半閉門と決まっている。

時計を見ると、14時。思ったよりも早く到着できたので、ちょっと砂漠を見に行くことに!

ナミブ砂漠で夕日に感動

ゲートをくぐるとそこは気持ちいいくらいの一本道。もしかして奥に見えるのは・・・砂漠か?!

わーーー!砂漠だ!

突然現れる巨大な砂の山々にただただ興奮!今まで見たことのない景色を見ると、やっぱり人間って興奮するね・・・!

ちょっと車を止めて横をみると、これですよ。異次元!謎!

これだけ砂丘が左右に連なっていると、ドライブも楽しい。

そして本日のお目当て砂丘、DUNE45に到着!

てっぺんの小さい点々、人なんだけど分かりますか?

DUNE45は国立公園内でも登頂が許されている数少ない砂丘。正直に言うと、どこの砂丘を登ろうともそれを阻止する監視員とかはいないので全然バレないんだろうけど、一応ここでは登っていい砂丘とそうでないものがある。

「じゃ、人がいない砂丘に行こうよ!」という気分になりがちだけど、DUNE45は数ある砂丘の中でも美しいフォルムを持っており、なんだかんだ最終的にはDUNE45に行くことになる。

私たちは様々な砂丘を見ながらここまでドライブしていた結果、迷わずDUNE45に登りました。

車を止めて、スタート地点へと向かう。

頂上付近は風も強い。ビューっと突風が吹くと砂がビャーっと吹き荒れる。

砂は日陰部分と日が当たっている部分で全然温度が違くて新鮮。

日陰部分は驚くほど冷たい!ヒヤッとする。逆に日が当たっている部分はポカポカ暖かい。真夏の昼間なんかは火傷するほど熱くなるんじゃないかな。

砂漠の砂はサラサラで気持ち良いからサンダルを脱ぐ。ちなみにスニーカーはドンドン砂が入ってきて重たくなるから絶対にやめた方が良い。

一歩一歩進むんだけど、これが結構しんどい!足が砂にとられて大変大変。

歩いても歩いても砂で出来た一本道が続いていて不思議な感覚。足から伝わる新鮮な感触も、視界に移る初めての景色も、なんだか夢のよう!

やっぱり砂漠だからか、乾燥している気がする。足がカラカラ。水分が奪われていく感覚。

砂の粒子は思ったよりもオレンジや赤い色ではなく、薄いベージュのような色。

この色が重なって重なって、さらに太陽に照らされることによって幻想的な赤みがかった砂漠が現れるんだね。

光と影、というタイトルが一番似合うであろう写真。

夕日に赤く照らされる砂漠は「砂丘の上からよりも下から見たい」ということで下山。

最後はダーーっと砂漠を駆け降りる!これが気持ちいー!

夕日が沈むまでは二人で写真撮影タイム。

サボテンをイメージ。

あまりないおだやんとちょくのツーショット。

おだやんは基本的に写真は撮りたい人で滅多に映ろうとはしないんだけど、こういう場所ではやっぱり記念にツーショットを撮りたいのでお願いして映ってもらう。

どうしたらラブラブカップルフォトって撮れるんでしょうか・・・。どう頑張ってもインスタ映えしない変な写真しか撮れない。

そんなことをしているうちに、どんどん日が暮れていく。

それと同時に、砂漠に色が・・・

ちょっとずつオレンジ色が濃くなってきた!

実は想像していたよりも「超オレンジ!」というわけではなかったんだけど、やっぱりキレイ。

影で遊ぶ。

日が完全に沈んでマジックアワー。

ピンク色に染まる砂漠が神秘的過ぎて息をのみ込んだ。

 

これだけでも美しくて楽しいナミブ砂漠・・。

明日は日の出を見れるのかーと思うととっても贅沢!楽しみだなあ。

そして寝床に戻ったら夜ご飯を作って早めに就寝!

ヘッドライトやろうそくの灯りを頼りに料理するのも、もう慣れたな・・。よくよく考えたら砂漠で料理って、ワイルドすぎるな・・。このアフリカ旅でとってもタフになりました。

さあ、明日はお待ちかね!朝日に染まるナミブ砂漠!

 

続く!

Namib desert dune45 view 世界最古の砂漠・ナミブ砂漠・デューン45(ナミビア )
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