ちょくです!
タイトル雑ですみません。内容はそのまんま。インドカレーうっまー!な記事です。
「失神カレー」を求めてコルカタを歩く
インド・コルカタにやってきた、おだやんとちょく。実は5日くらいたつんだけど、ずっと宿にこもりっぱなし。
というのも、おだやんがシンガポールで喉風邪をひき、インド・コルカタで悪化。コルカタは人口密度が半端じゃなく、排気ガスもヤバめなので外出は控えておりました。なかなか治らなかったので病院に行ってお薬を貰い、順調に回復してきました!
「元気になってきたし、そろそろアレ、行っちゃいますか?」
「そうですね。もう行けそうです。」
「やったー!カレーだああああー!!」
久々の外出は、カレー屋さん!
日本人宿「サンタナゲストハウス」にある情報ノート※によると、どうやら「失神するほど美味いカレー」が近くにあるそうなので、そこを目的地にロックオン☆
(※情報ノートとは※日本人宿には宿泊客が自由に情報共有できるノートがよく置いてあります。近郊の美味しいお店や、切符の買い方、オススメの場所などなど、ありとあらゆる情報が書き込まれています)
宿に泊まっていた日本人学生ズ4名も同じく失神カレーを食べに行くとのことなので、一緒に向かうことに。
早速出発!
こんな路地をくねくね歩きます。
ゲストハウスからは歩いて20分くらい。近からず遠からず。
そして、とにかく道が分かりにくい!宿で療養してたからこんなに歩いたのシンガポールぶり!
「久々に歩くね。汗だくだ〜。」
「ふっふっふ。インドに来て5日間。トイレとリビングにしか出歩かなかったからね。ドヤア。」
どや顔で「俺全然歩いてなかったぜ自慢」をする、おだやん。元気になって何よりだ。
そんなどうでも良い会話をしながら、学生さんたちの後ろを汗だくになりながら着いていくアラサー二人。
ただ黙々と歩く。汗だくになりながら。
でも、インド街歩きは歩いているだけで楽しい。今までの国とは全然違う個性がある。
他の国と違うのは、街を歩いていると、こんな感じで100%牛と遭遇する。
けど、今回はお腹ペコペコなのでスルー。カレー一直線!
と思ったら、大学生チームが何かを見つけたようだ。
インド人もちらほらいるけど、何屋さんかな。屋台かな。
食べ物系かと思ったら、まさかの雑貨。路上サンダル屋さん。
人だかりが出来てるってことは需要があるってこと?儲かるのかな・・。
売ってるそばから足元のタライで洗ってるんだけど、リサイクルなのかな。まさか少年がガシガシ踏みしめている灰色のサンダル山は商品になる・・?にしては、並んでる商品新品みたいにカラフルだし、なぞだなあ。
インドは街を歩いていると結構な確率でみんなサンダルを履いているから、良い商売なのかも。
そんな寄り道をしつつ、「失神カレー」で有名なお店SUNAYNAに到着!
がしかし、いやああああー!
閉まってるううーー!!
なななな、なんでー!
コルカタに到着して5日間、私たち夫婦はまだ本場のカレーを食べてないんです!
食べさせてくださいいいいー!
ああーカレー食べて失神したいーー!
「俺についてこい」
この状況を察したおじさん。どうやらこの近くにも失神するほど美味しいカレー屋があるらしく連れて行ってくれることに。
「SUNAYNAは今、店長のお母さんが病気で長期休み中なのさ。さあ、こっちだ。」
そういっておじさんが連れてきてくれたのは、ここ。
「え、ここ?」
「ここも美味しいから!それじゃ楽しんで。」
SUNAYNAからは徒歩1分ほどで店名は読めない。こんな近くに失神カレー2があったとは。でも店構えは本家の失神カレーに比べるとちょっとボロめ。
宿から結構歩いたのに目当ての店が閉まっていてガッカリの私たちは、もう他の店を探す元気も残っていなかったのでおとなしくこちらの名前が読めないお店へ。
日本人総勢6人でぞろぞろご来店。
英語の看板も出さない完全ローカルのお店に、突然外国人がドカッと入ってきてお店の人もびっくりしている。
4人席テーブルが3つの小さなお店。私たちが入店して満席に。
メニューはもちろん読めな・・っていうかメニュー多くない?!
何一つわからないので、となりのテーブルの人が食べているものを指差して同じものを。
店員さん曰く、
「これはチキンカレーだぜ!」
出てきたのはシンプルなチキンカレー。90ルピー(=135円)。
カレーがテリッテリ。輝いている!
ついに、インドでカレーを!
実食!!
ぐわし。
ぐわし。
うううう、うんまー!
めっちゃうまいやんけ!インドカレーやっば!
失神カレーが閉まってて入ったお店だけど、失神カレー食べたことないけど、失神するほど美味しい!!
インドで半年間インターンをしていたという大学生(すごい)も「これは美味いっす!」と言っていたので間違いない。これは当たりカレー!
そうそう、インドでは手でご飯を食べる人が多い。この日も「スプーンください」って言ったら、「うち3本しかないんだよね」って差し出された。左手は不浄の手と言われているので右手で食べるんだけど、思ったほど熱くなく美味しく食べられます。
どんなに小さな食堂、屋台でも、必ず手洗い場があるのでその点は心配なし。蛇口がちゃんとあるような食堂だと石鹸を置いてあることも多いから安心。
インド人も食事の前後に必ず手を洗っていて、ゴミや牛のうんちで汚い!と言われるインドだけど、みなさん手元はいつも綺麗にしている。
お腹いっぱいになったら幸せな気持ちで帰路へ。
街を歩いているとよく見かけるサイクルリキシャ。タクシーに負けじと、すごい数が走っている。
リキシャは主にオートリキシャ(ガソリンタイプ)、サイクルリキシャ(自転車タイプ)、リキシャ(人力タイプ)の3つのタイプがある。どのタイプもまだ生き残っているけど、インド政府が2005年にリキシャ廃止を発表し、今では数が減少しているらしい。
今は車道に車がビュンビュン走っていて、その脇や路地を走るリキシャ。インドがこの先発展していったら、リキシャ文化もいつかなくなってしまうんだろうか。こんなこと言うのは無責任かもしれないけど、ちょっと寂しい。
思えば日本も昔は人力車が交通手段としてあったわけだけど、今は浅草とかの観光用しか見かけない。世の中が便利になるのは素晴らしいことだけど、古き良きものが消えてしまうのはやっぱり寂しいなと思った。
ちなみに、リキシャって言葉自体、日本の力車が由来とかなんとか。へえ!
コンタクト液購入
夜になって、コンタクトの液が残り少ないことに気づく。
宿近くの薬局を何件か聞いて回って、コンタクト液探し。
「うちにはないよ。まっすぐ行って右に曲がったらあると思う。」
「置いてないよ〜。あっち方面にあるはず!」
インドのことを調べてると、ぼったくる、騙す、嘘をつくとか悪い印象ばっかりだったんだけど、あれ?みんなめっちゃ良い人!おかげですんなり目的地にたどり着けた。
なかなか味のある薬局。
ここにコンタクト液が・・・
あった!!
お、おおお(笑)
これまたなかなか味のあるコンタクト液・・・。
最後のひとつ、お買い上げさせていただきます!!
お値段は460ルピー(=690円)。
特大サイズだったけど、インドの物価を考えると高級品!
カレーを食べて、コンタクト液を買った日。
大したことない日常だけど、喉風邪で辛い数日間が続いていたからこういう素朴な日常がとても幸せに感じられた。特別なところへ行かなくても、こうやって町歩きしてるだけで楽しいのは夫婦旅の良いところかもしれない。
二人で「牛だ!」「カレーうま!」「リキシャすげ!」「コンタクト液ねえ!」「味ある薬局!」って言い合える気楽な関係がとっても落ち着く。ケンカももちろんするけれど、夫婦旅おすすめです。
・・・
後日、やっぱりどうしても本家「失神カレー」が気になったので再アタックしてきました!
続く!