おだやんです!
インド・リシケシュ滞在中のおだやんとちょく。この日は、ちょくが仲良くなったインド人のお店へ行ってきました!
昼はやっぱりあの店へ
最近、ちょくは毎日ヨガ教室に通っている。
身体を動かす事が好きなちょくは、これまでの旅の中でも一番っていうくらい生き生きしてて、毎日テンションが上がっては「ウヒョー」とか「ピャー」とか言ってる。
ちょくがそんな動物的な鳴き声しか発さないから、俺にも移ってきて最近の夫婦間の会話は、半分が擬音語。社会復帰できるのか不安で仕方がない。
さて、この日はちょくがヨガを習いたいと言う有名なアシュラム(泊まり込みでヨガを習う道場)、アナンドプラカーシュへヨガを申し込みに行く。

でも、申し込みは最低3日間からだそうで、時間的に難しそうだったから諦めることに。
残念!
残念な気持ちを励ますべく、行きつけのあの店へ!

ガンジス川を間近で眺められる店…

そう、我らがガンガービーチカフェ!

昼間には行ったことなかったんだけど、夜よりも賑わってた!

俺はもちろんブリトス!
もうトロけたチーズと野菜とライスとマッチして、美味しすぎて悟りが開けそう。
ちょくもいつものベジシズラー。

インド料理もいいけど、この街のイスラエル料理は本当に美味しい!
最近インドにいるのにイスラエル料理ばかり食べてる気がする。

ゆるやかに流れるガンガーを見ながらのランチ、最高!
それにしても、ちょくのとぼけ顔って可愛い!
例えるなら、大島優子とえなりかずきを足して2で割った後、えなりかずき成分だけを19倍させてさらに10で割ったような可愛いさ!
えーっと・・・
{大島50%+(えなり50%×19)}/10=
大島5%+えなり95%
ほぼえなりだけど、可愛い!
とあるインド人の夢
この夜はいつもと違う店へ!
実は、1週間後にオープン予定というピザ屋に、オープン前の味見に来てくれと招待されていた。

きっかけは、ちょくが1人で街を散歩中にオープン前のピザ屋の敷地に迷い込んでしまったこと。そこからオーナーと仲良くなり、「半額でいいからオープン前に味見してほしい!」と頼まれたそう。
どう間違えば、散歩中にピザ屋の敷地に迷い込めるのかは俺にはさっぱり分からないけど、ちょくは昔からどんな人にでも気に入られる才能がある。
俺が一緒にいると胡散臭さで誰も何もくれないけど、ちょくが1人で街を歩くと大抵の場合は誰かに何かをもらって帰ってくる。ズルい。

リシケシュの大通りから路地に入り、そこからさらに細い細い小道に入るとあるピザ屋「ナマステ イタリア」。
さっそく店の中へ。

庭が広くて開放感がある!
敷地のほとんどが庭なんじゃないかってくらい広くて芝生が綺麗に整備されてて、インドとは思えない。

この店ではもちろん芝生の上にテーブルを置いて食べても良いんだけど、この日は敷地内の一角にある屋根付きのダイニングに通された。
オープン前の味見ということで、他にも西洋人が何人か招待されていた。
アジア人は我々夫婦のみ。アジア人代表として味についての意見をしなきゃいけないと思うと緊張してきた…

庭の中のピザ窯では、職人達がひとつひとつ手順を確かめる様に丁寧に仕事をしていた。
窯の方を見に行くと・・・
「来てくれてありがとう!調子はどうだい?」と、職人の1人が陽気に話しかけてくれた。

話しかけてくれた彼は、店のオーナーで兼ピザ職人のDevendra(ディベンドラ)さん。
イタリア人シェフの元で修行を積み、この度晴れて長年の夢だった自分の店の開くことになったという。
彼の言葉の端々から情熱が伝わってきた。同時に自分のピザが外国人にどう受け入れられるのか気になって仕方がない!という不安と焦りも見えた。
なんだかこちらも緊張する。

彼がオススメするピザを注文し、作るところを目の前で見学させてもらう。
こうやって客が厨房の様子を覗くことができて、しかも職人と気軽にコミュニケーションを取れることがこの店のこだわりだそう。

この店の良いところは、注文の方法!

ここでは、お客さんがカウンターに並んだ具材を直接指差してオーダーできる。料金は具材に応じて変わるけど、マルゲリータは140ルピーで、2つの具材を選ぶと200ルピー。
サンドイッチチェーンのサブウェイみたいに直感的に具材を選べるのは客側にも嬉しいことだし、素早く作れるから店側にも大きな利点かあると思う。

そしてリシケシュの他の店では滅多に見られない、モッツァレラチーズも!
インドでは高価な食材で仕入れるのは大変だけど、Devendraさんのこだわりで採算度外視で出しているんだとか。

そして自分で設計して作ったというピザ窯で焼いていく。

厨房の設計、オーダーの方法、具材、窯と全てこだわりがある。

焼きたてのビザを見せてもらった!美味しそう!
ここにたどり着くまでに、彼はきっと熱心に勉強し、何度も試行錯誤したんだろうなぁ。なんて考えながら席に戻ると、見たことのないお茶が運ばれてきた。

Tulsi tea 40Rs(ピザを頼むと無料)
これは、トゥルシーティー(Tulsi tea)というインドで数千年前から飲まれているハーブティー。中に見える緑の葉っぱがトゥルシーで、別名はホーリーバジル。
トゥルシーは、インドの生命科学であるアーユルヴェーダにおいて健康に良いとされる基本的な薬草で、実際に研究でもストレス減少、体内の酸化防止、アンチエイジングなど様々な効能があるそう。
ヒンドゥー教においても神の妃の化身と考えられているため、信者の家の庭には必ずと言っていいほど植えられているんだとか。この店にもたくさん植わってた!
そしてピザ!今回はオープン前特価で半額!嬉しい!
さて、お味は?



美味しい!
安い割に具材もたくさんのっていて、ジャンキーじゃなく丁寧な味がする!
これは値段も安いしウケるんじゃないかな!と夫婦でやり取り。
食べ終わってDevendraさんに良いこと尽くめの感想を伝えたら、半分喜びながらも謙虚な感じにこう答えた。
「何か改善すべき点はあるかな?!味のことだけじゃなく、サービス面でも何でも、少しでも気になったことがあれば教えてね」
「Devendraさん、絶対大丈夫!ピザは美味しいし何もかも最高だったよ!」
本当に不満な点は無いから月並みな返事しか出来ない。
でも本番前って誰でも不安だよね。とりわけ彼の場合は長年の夢の直前。もの凄いプレッシャーや不安を抱えてるんだろうな。
それでも彼はそんな不安をバネに、より良いものを作ろうと前進しようといている。彼のひた向きさにはジンとくるものがあった。
きっと大丈夫!
最後にまた来る約束をして店を出た。

オープンまで、あと1週間。
Devendraさんはいよいよ夢の舞台へ。
お客さん、たくさん来るといいなあ。
続く。
Namaste Italiaの場所
地図上のLa Tavola Con Teというお店の横にあります。
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