ちょくです!
長い移動を乗り越えて、インド旅第二弾スタート!
ヨガの聖地リシケシュだー!
日本人宿で日本人に出会う
やっとこさ着いたよ、リシケシュ!!
いやー、長かった。バスに乗って、列車に乗って、バスに乗って・・・って、久々の長距離移動だったから疲れたー!
私は体が小さいからどんなバスでも狭くは感じないけど、おだやんは足がつっかえたり身動きが取れななかったりして大変そうだった。小さいって不便なことが多いけど、長距離移動では便利かも知れない。世の中の背の低い皆さん、希望を捨てないでください。メリットはここにあります!
さて、そんな2泊3日の移動の末たどり着いた町リシケシュ。
ここはヨガの聖地と言われる場所で、世界中からたくさんのヨギーが訪れる。
私たち夫婦がここに訪れたのは、もちろん、ヨガをするため。おだやんはあまり興味を持っていなかったけど、私は結構楽しみ。
まずは、重い荷物を降ろすために宿へ向かう。

今回泊まるのは、日本人御用達の黄色い家。

日本語で看板も出ているので分かりやすい。
外観はこんな感じ。

日本人経営らしいんだけど、残念ながらオーナーは不在。今は日本語が少し話せるインド人がマネージャーを任されている。このインド人マネージャーさんが若いんだけどすっごく良い人で安心!
部屋はダブルルーム1泊400ルピー(=680円)。
部屋にシャワー・トイレもついていて二人でこの値段なら満足!
・・・
部屋で荷物をごそごそしていると、廊下から何やら日本語が。
さすが、日本人宿、日本人がいるぞーーー!!
ここで出会ったのは日本から夏期休暇を利用して来ているマドカちゃんと、初の海外旅行というトモくん。
ここ最近は長期旅行者ばかりに会っていただけに新鮮!
ちょうど時間もお昼時だったので、一緒にお昼を食べることに。

ヨガが大好きで、ヨガを極めるためにリシケシュに来たというマドカちゃんは、幼稚園の先生。
1週間強の夏休みをフルに使って、ヨガのために女一人インド・リシケシュまで来るなんて、本当にヨガを愛している!!

そしてトモくんはというと、なんと初海外旅行でインドに来たというツワモノ!
え、待って、なんでインドを選んだ?!最初からハードル高いな!
しかも彼はヨガをやったことはないそうで、リシケシュを選んだ理由は特にないそう。ますます謎が深まる男!

マドカちゃんとトモくん。これは面白い二人に出会ったぞ!
・・・
リシケシュの町をテクテク歩いていると、何やらファンキーな仮装?をしたおじさんに遭遇。

おデコにビンディをつけてくれた。


このおじさんの正体は不明・・・なんだけど、この後お金を請求された。見た目がファンキーすぎたし写真も撮らせてもらったから小銭を少し渡したけど、本当何者何だろう。

猫の尻尾みたいなのが生えているし、旅行客ばかりに近寄るからツーリスト狙いの人なんだろうなあ。素性は聞かなかったけど、インドはやっぱり面白い!
人気の60’sカフェでランチ!
リシケシュは英国の人気バンド「ビートルズ」も1968年にヨガ修行に訪れている場所。
そんなわけで、この町には60’sカフェという人気カフェもある。
今日はそこでランチ!

地図でいうとここです。
店内はガンジス川を見下ろせる開放的な作り。

さすが人気店だけあって、私たちが席に着いたあと続々と人が来てすぐに満席になった。座れて良かった!

ここの素敵なところは、テラスからガンジス川が見渡せること!


ガンジス川、初めて見たけど思いの外綺麗!
ガンジス川はインドではガンガーと呼ばれ、川そのものが神格化されている。ガンガーを流れる水は「聖なる水」と言われ、「ここで沐浴すれば罪が清められる」と信じられてるためガンジス川沿いには多くの聖地が存在するそう。
個人的にガンジス川といえば”バラナシ”という街のイメージが強かったから、リシケシュでガンジス川を見られて嬉しい。

ちなみにずっと川を見ていると度々ラフティングが通り過ぎる。
ガンジス川でラフティング!それってインド人的には良いのかな。何となく聖なる水と言われているから躊躇しちゃうけど、結構外国人はやってるみたい。
・・・
さて、60’sカフェに話を戻して、注文注文。
ここはメニューが豊富で面白くって、かなり目移りしてしまう。



ジョ・・ジョンレノンロール!
これはビートルズファンにはたまらないんじゃないでしょうか。

写真はメニューのほんの一部。もうめちゃくちゃあって、迷う!
そうそう。メニューをチラ見して気づくのは、肉やお魚料理が一切ないこと。リシケシュという街はヨガの聖地である前にヒンズー教の聖地であるので、肉・酒は厳禁なのです。
そのためこの街のレストラン・カフェ・商店はどこを覗いてもベジタリアンメニュー!
最初は肉や魚がないと寂しいかなと思ったけど、工夫を凝らしたメニューばかりでどれも美味しそう。ビーガン料理って馴染みがなかったけど、色々あるんだね。
私たちが頼んだのは、バナナスムージーとチャイ。


インドのローカル店に比べると割高だけど、味は超美味しい!
スムージーって久々だから幸せ・・・。
そしてお昼はサンドイッチを二人でシェア。不覚にもこれが何というメニューだったか忘れちゃったんだけど、これも美味しかった!

リシケシュは世界中からヨガ好きが訪れる場所なので、西洋料理を出すカフェやレストランがとても多い。観光地化されすぎているのはちょっと残念だけど、その分ご飯には困らなさそう。
マドカちゃんからヨガのことも色々聞けたし、これからのリシケシュライフが楽しみだ!
・・・
帰り道、おじさんたちが熱心に何かしていると思って覗いたらボードゲーム。

海外では「おじさんたちが真剣な顔で何かやっている!」と思って近寄るとトランプやボードゲームということが多々ある。日本じゃあまり見ないよね、おじさんがボードゲームって。
彼らがやっているのは、「ルド(LUDO)」というイギリスのボードゲーム。

もともとはインドの伝統的なバチシというゲームだったんだけど、イギリスに持ち込まれた後にルドというゲームに変化してまたインドに戻ってきた見たい。
サイコロを降って駒を進めるようなゲームなんだけど(説明が雑)、ゲームのルールよりも気になるのがサイコロの振り方。いちいち激しくて、ガチャガチャ、ポン!って高速でサイコロ投げてドンドン次の人へ回していく。だから展開早!
何でイギリスのボードゲームがインドで流行っているかというと、インドは1858年から1947年までイギリスの植民地支配があったから。インド人が英語が上手なのも、植民地時代の影響が強いそう。
こうやって植民地時代の名残があるのを見ると、何だか複雑な気持ちになる。
19世紀ってヨーロッパによる植民地ブームという印象があるけど、その代償が今もインドのみならず世界中で見られるのが悲しい。もともとあった伝統や文化や言語が、植民地支配によって壊されたり消されたりしているのを見ると、とっても悲しいと思うのは私だけでしょうか。「もし植民地じゃなかったら・・・」って考えてしまうから、悲しい気持ちになるのかな。
うーん、複雑・・・でも、日本も西洋文化だらけだもんね。着物とか普段着で着る人ほとんど見ないもんね。こうやって時代とともに変わっていくんだろうな。複雑だな。
とりあえず、今回はおじちゃんたちが楽しそうに(顔は真顔だけど)ゲームしていたから良し!!
子犬にメロメロ
おじさんたちとしばし交流し別れた後、出会ってしまいました。
可愛い子犬に。

かかかかか・・・可愛い!!!
チャイスタンドの横で、まだよちよち歩きで歩く子犬。
手を出すと、ハムハムっと甘噛みしてくる。

ちょっと、これは、可愛すぎませんか。
すかさずチャイを頼んで、この子犬と戯れる!可愛い!ひたすら可愛い!

遊んでいると「あげるよ」と、チャイ屋のお兄さん。
え?いやいやいや、あげるよって!無理だよ!!
リシケシュには野良犬がたくさんいるから、この子犬も野良ちゃんなんだろうな。それにしても「あげるよ」って凄い。犬=可愛がると言うよりは、犬=野良犬と言う印象なんだろう。
一応名前を聞くと「は?名前?ないよ」とのこと。「君が名前つけて良いよ」と言われたので一晩悩んで、「龍之介」と命名!

日本っぽい名前で、それでいてインド人も呼びやすいように・・・と試行錯誤。ニックネームは龍。
後日チャイ屋のお兄さんに「龍之介と言う名前にしました、龍って呼んであげて」と言ったら「マウンテンデューだね」と言って、しばらくマウンテンデューと呼んでいた・・・。いや、龍なんだけど・・・。
それはさておき、この子犬・龍之介には夫婦ともにメロメロでこの日から毎日このチャイ屋に通うことになりました。
この後もしばしば記事に登場することになりますが、よろしくお願いします!
・・・
さて、宿に戻って休んだ後は夜ご飯。
まだこの街のことがよくわからず適当に入った店で。

タリーを頼んだんだけど、これが微妙だった・・・。
そもそも器がダメだよね。タリーといえば、あの丸い銀の器じゃないと気分乗らない!インドのご飯ってどこで食べても美味しいけど、変に観光客狙いの店よりもローカルの方が美味しいと思う。
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2泊3日の大移動を終えてリシケシュ一日目終了。
大移動だった割にはそこまで疲労が溜まっていないのは、移動慣れした証拠かな。ちょっとは成長した気がする。
それにしても、海外の宿で鏡を満足に見れた試しがない・・・

この宿に限らず、結構どこに行っても鏡が見えないのが最近の悩みです。

あと、ついでに言うと洋服をかけるフックも届かないし、シャワーも距離がありすぎて寒い時がある。
背の高い人仕様にするの、やめてください!!
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この日は日本人のマドカちゃん・トモくんと仲良くなり、龍之介と出会い、なかなか良いリシケシュ1日目でした。
これからどんなリシケシュライフが待っているのかな!
続く!
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