コルカタからダージリンへ!インド旅初の夜行列車と地獄の山道3時間ドライブ!

ちょくです!

いよいよインドの都市コルカタを出てダージリンへ!

おだやんとちょくの初のインド電車移動、そしてダージリンが素敵すぎるー!

インドの夜行列車、初体験!

インド・コルカタに来て、気付けば10日。

さすがにそろそろ次の町、ダージリンへ移動しようと思い腰を上げます。

北部に位置するダージリンまでは列車とジープを乗り継いで約13時間。夜初の夜行列車に乗れば、翌日昼にはダージリンに到着します。

コルカタにあるシアルダー駅からニュージャルパイグリ駅まで10時間、そこから乗り合いジープで3時間。夜行列車の切符は事前にチケットセンターで購入済み。列車の席には等級があるんだけど3等をゲット!ジープはニュージャルパイグリ駅を出たらダージリン行きのジープがごろごろいるので、すぐに乗れます。

・・・

さて、出発は夜。

23:15発の列車なので、22時には駅でスタンバイ!

SEALDAH駅、立派ー!人多いー!栄えてるー!

チケット片手にニュージャルパイグリ行きのホームがどこか駅員さんらしき人に聞くと、「まだ分からないからそこらへんで待機してて~」と言われる。ええ?ホーム分からんの?って思ったけど、どうやらインドの電車は直前にならないとホームが分からないみたい。

というわけで私たち以外にもたくさんのインド人が駅入り口で列車待ちだったんだけど、驚いたのがね、

みんな、なんと、

レジャーシートやブランケットを引いて、毛布を頭の先まですっぽりかぶって寝てた。

荷物の上に座るとか、柱によっかかるとか、そういうレベルを遥かに超えたスーパー爆睡モード。踏まれないようにすみっこのほうや柱の横で寝、とにかく寝まくるインド人。いやー、すごい。

しばらくして電光掲示板にニュージャリパイグリ行きが掲載され、ホームへ。

ここでも乗り場が一向に分からず。というのも、日本だったら、3号車・4号車・グリーン車・・って感じで黄色い線の内側に書いてあるけど、インドの場合はそんな目印は一切ない。

電車が来てから車体に書いてある○等級っていうのを確認して小走りで乗る感じ。というか、毎回正確に止まる日本の電車が凄すぎる。改めて思うんだけど、日本の鉄道は神レベル極めてると思う。

さて、列車が以外にも時刻通り、23:15に到着。

3等級は3段ベッドで、シーツ、枕、毛布が各席に配られます。冷房も効いていて快適。

ただ、毛布はほんのりインド人特有の香りが・・(笑)でもシーツは一人2枚配られるので、その間で寝れば問題なし。私は3段ベッドの真ん中、おだやんはその向かいで就寝。

電気は各ブロック(3段ベッドが向かい合わせになっていて合計6人のブロック)ごとにあるんだけど、消すと結構暗い。夜行列車はぞろぞろと人が乗って就寝準備が整ったら次々と電気が消えていくから、明るくて寝れない!ってことはなかったな。

・・・

気になっていたトイレは、拍子抜けするくらい普通だった。水は流れるし、手も洗える。めちゃくちゃ汚かったらどうしよう・・・なんてビビってたからこれはうれしい。

荷物取られないようにってちょっとドキドキしてたのに、電車の程よい揺れが心地よくって爆睡。

すべてのブロックの電気が消されると結構暗くなるのでグーグー寝れます。

・・・

朝。

目覚めると、そこにはインドの田舎が目の前にドーン。

永遠に続く田園風景。

日本のそれと違うのは、ヤギがいたるところで草を食べていることくらいで、それ以外はごく平凡な田舎の風景。

電車やバスの長距離移動の良いところは、こうやってローカルな日常を車窓から覗けること。

これは飛行機じゃ味わえないよね。

ブロックのみんな(3段ベッド×2で6人)が起きたら、2段目のベッドを畳んで1段目にみんなで座る。かわいい赤ちゃんがいて、終始和やかな雰囲気が良かったなあ。

子どもがいると、その場の雰囲気が柔らかく温かいものになるから偉大。みんな笑顔になる!

ジープの屋根にのる男たち

車窓からののどかな景色とポカポカ陽気にウトウトしている間に、目的地ニュージャルパイグリ駅に9:30に到着!

駅を出ると、ズラーっと並ぶジープがドーン。

ジープの上でおっちゃんが仁王立ちしてるんだけど。なにあれ、私もやってみたい。

大きいバックパックを背負っていると、すぐに呼び込みのおじちゃんに囲まれる。

「ダージリン!ダージリン!ダージリン!」

う、うおお。ジープを探すっていう手間は一切省かれる代わりに、爽やかな朝が奪われます(笑)

「俺のとこに来い、幸せにしてやる」ばりのアプローチをしてきたおっちゃんが良い金額で誘ってくれたので乗ることに。

一人200INR(=300円)で乗車。

荷物は車の上へ乗せてくれます。この作業があるから、おじちゃんが車の上で仁王立ちするっていう光景が見れるんだね~。

車内は広々だけど、このあとギュウギュウに人を詰め込む。

これは詰め込まれる前の開放的なとき。このあと向かいに大柄の男の人が乗ってきて足の行き場がなくなり3時間辛かったー。そしてこのときは山道で車酔いするなんて思ってもいなかった・・・。

ダージリンへ地獄のDEATHドライブ!(ちょく限定)

人が集まるまで待って、満席になったら出発!

約3時間のドライブのはじまり~。ニュージャリパイグリの町はちょっとがやがやしてたけど、少しすると木漏れ日が差し込む爽やかロード。

そして町を抜けたら、ひたすら山道を登る、登る、登る!

ぐおおおおーっと登りまくるその道は、箱根の七曲り峠のような道が永遠に続くDEATHドライブ。車酔いしやすい私は終始グロッキーになりながら、げろろろろ・・・っと唸り声をあげて吐くのを我慢してるんだけど、その横でおだやんがお構いなしに肩を叩く。

「ちょく、見て!景色すごいよ!」

確かにすごい。絶景!

「うわーキレイ!げろろr・・すごー!うぷっ!」

そしてさらにしばらく登ると、

「ひゃー、ちょく、山の頂上に街が!ジブリみたい!」

本当だ。ジブリっぽい。

ひゃー、絵、うっぷ、みたいだねー、すごー、げろろ・・うう!」

どんなに荒れ狂う嵐の中の船でも一切酔わないおだやんと、横揺れにめっぽう弱い私。

景色を堪能したいけど、あんまり熱中すると酔っちゃうから斜め前しか向けない自分が憎い・・・。本当におだやんが羨ましい。とにかく斜め前から目線を背けず、心の片隅で景色を堪能しながら酔いと格闘する。

道路状況はガタガタではなく良好なので、車酔いしない人は別にDEATHでも地獄でもないんだけど、クネクネ山道が苦手な人は酔い止めがあった方が良いかもしれない。

そんな車酔いとの格闘技も第31Rを迎えたころ(山道長すぎ!)、車の後ろに人が乗っかってきた。

「あ、人乗った」

「タダ乗り?ずるーい」

って、ちょっと待って!危ないからーーー!!

コアラみたいにしがみつく男性、降りるときは車の車体をドンドン叩いて合図。颯爽と町へ消えていきました。

そしてコアラ男が降りたあたりから、くねくねの山道に街が出現。

やっと、やっとダージリンの街に・・・

着いたー!

 地獄のDEATHドライブ(私だけ)が無事終焉。いやー、久々に辛かったな。進行方向に対して横向きの座席に座ってたのもあるけど、永遠に続くかと思うようなクネクネ道で体力めっちゃ消耗した。気持ち悪かったー。

ジープを降りたら、宿探し。

予約はしていないけど事前に泊まる宿はちょくが決めていて、地図を見ながらずんずん進む。

がしかし、地図上の宿が見当たらない!

どこ!どこなの!

地元の爽やかカップルに道を聞いて連れていってくれるも、それでも見当たらない。

「おかしいなあ。地図ではここら辺なんだけど。」

「どれどれ見せてみ。あ、これ似てるけど違う名前のホテルじゃない?」

・・・(゚д゚)!

ありえない凡ミス。ピンを押すところ自体を間違えていた・・。車酔いに加え本当についてないっていうか、どんくさい。

正しい場所が分かったら、すぐに宿は見つかった。重い荷物を背負って2時間も歩き回ってしまった。良い運動ということにしておこう!

ということで、無事ダージリンに到着。

ダージリン過ごしやすくて楽しい思い出ばかりなのでお楽しみに!

続く!

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2 件のコメント

  • ケンジ より:

    こんばんは。
    ダージリンってこんな山の中の街なんですね。ぼくもちょくさんと一緒で横揺れ弱いんで行くのに苦労しそうです…。
    それにしてもクルマの後ろに掴まって乗るってすごいインドっぽい笑

    • backtothenature より:

      ケンジさん

      ダージリン、行くまでは横揺れに弱い私のみ地獄でしたが、着いてみると天国のような場所でした!ダージリン畑は一見の価値ありです!

      ちょく

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