ちょくです!
ダージリンから超過酷移動をやり遂げた、おだやんとちょく。
がしかし、やっと到着したノングリアットで宿難民になり、急遽ホームステイ!
激動の移動の末到着も宿難民に
バックパックを背負って山道2時間コースは本気で辛かった。
ただでさえ重いバックパックを背に山を下って登って下って登って・・・なんで会社を辞めてまでしてこんな苦行を?って自問自答しながらたどり着いたノングリアット村。
途中なんどもケンカしたけど、最後は仲直りして励ましあってなんとか到着。
到着した時の達成感は、きっと今年一番。それぐらい激しい移動だった。
が、しかし。
なんかツイテナイ。村唯一のゲストハウスがなんと満室・・・
「え、どうする?」
「どうするって・・・どうする?」
いやー、もう二人とも頭回らない。外はもう真っ暗。満室のゲストハウスのご主人に相談して、村人の家にホームステイさせてもらえることになった。
村人宅にホームステイ
ノングリアット村は34世帯しかない小さな村。カシ族という民族が暮らしていて、言葉も独自のカシ語を話す。
そんな小さな村のカシ族のお宅にお邪魔させていただくことに。私たちみたいにゲストハウスが満室で宿難民になった外国人をたまに受け入れているんだそう。
土壁に木の板で仕切られた小さな家。部屋は二つあって、私たちは正面のお部屋を貸してもらえた。
ベッドがひとつあるだけの部屋。ベッドで寝れるのが嬉しすぎる。
リビングにはキリストの絵が飾られていた。
ノングリアット村はほとんどの人がキリスト教徒で村には教会もある。ちょうど荷ほどき中に、外からは子どもたちが賛美歌を歌っているのも聞こえた。
インドと言えばヒンドゥー教なイメージがあったからビックリ。インドの宗教信者の人口割合はヒンドゥー教80%、イスラム教14%、キリスト教2.3%と、キリスト教徒はかなり少数派。まさかこんな山奥にいるとは思わなかった。
お世話になったお宅は7人家族。ご夫婦と3人兄弟、お嫁さんと赤ちゃん。でも3人兄弟のうち上2人はチェラプンジの学校で寮生活していて、週末だけ帰ってくる。長男(お嫁さんの旦那さん)はしばらく家にはいないみたい。
お腹ぺこぺこな私たちのために、お母さんとお嫁さんが夕飯を作ってくれる。
キッチンは家の一角にある、小さなかまどで料理する。器用に筒で息を吹き込み火を起こしての料理は決して楽ではないけれど、毎日やっているからとても手際が良い。
右がお母さんで、左がお嫁さん。
お母さん、まだ30代なのにもう孫がいるなんて・・!左の男の子は実はお母さんの子ども。そっくりすぎる!!
インドで食べた料理の中で一番おいしい付け合わせ
作ってくれた夕飯が盛りだくさん!
ベジカリー、かぼちゃのサブジ(おかず)、トマトと玉ねぎのサルササラダ、ミントペースト、ゆで卵(写真写ってないけど)、ご飯。
作ってる様子も見れて楽しかったな。インド料理、スパイス使いが魔法のようで見てて飽きない!
優しい家庭料理の味で、どれもめちゃくちゃ美味しい!
でも一番美味しかったのがこれ!!
ミントペースト!
なにこれ、激うまい、超うまい、やばい!!!
このミントペースト、お父さんが自家製っぽい石臼でゴリゴリしてくれたもの。生のミントを摘んできて、にんにく、塩、とうがらしと一緒にゴリゴリ潰す。
これがさいっこうに美味しくて、おだやんと二人で悶絶!!今でも忘れられない味。
夕飯を食べ終わったら、赤ちゃん登場。お嫁さんのお子さんで、お母さんにとっては孫にあたるんだけど、この子がとにかく可愛い!おだやんはご飯を食べたら疲れが吹き飛んだらしく、食後はこの子と遊んでた。
長距離移動でしばらくお風呂に入っていなかったので食後にシャワー!
「こっちだよ〜」と案内されたのは、日本のお風呂くらいの大きさの部屋で、使用済みの食器やお鍋が置いてある。
どうやら家の一角を水場にしていて、ここでシャワーや食器洗い、洗濯をするみたい。体を洗っているすぐ横に鍋やら食器やらがたらいにつけ込まれている光景はなんだか不思議な感じだったけど、これ効率良いよね。
さっぱりしたら睡魔が襲ってきて気絶するように就寝。
小さな村で迎える朝
ゆっくり寝れて疲れも取れたー!ベッド最高ー!
でも、信じられないほどに、
筋 肉 痛!!
いや、まじで笑えない。3段くらいの階段も二人でヒーヒー言いながら一歩ずつカニ歩き。ふくらはぎがパンッパンに張ってて筋肉が硬直している。
これぞ秘境の洗礼。「楽して良い景色は見れないのです」と、神様に言われている気分。はい、すみません・・・
ロボットダンスみたいにカクカクした動きでリビングに行き、朝ごはん。
到着したときは真っ暗だったけど、明るいとまた部屋の感じも違う。
家の外観。高床式の小さなお家。
家はこれぐらいのサイズが良い!広い家に住むメリットってあるのかな。掃除大変だし、暖取りにくいから経済的じゃない気がする。家の中を広くするくらいなら庭を広くして家庭菜園したい。
この家すごいのが、キッチンの床に手のひらサイズの穴が空いていて、そこから生ゴミをポイポイ捨てていた。それだけでも自然に還るエコだね〜と持っていたけど、なんと朝起きたら家の下に鶏がいて生ゴミを突いてた!感動!
夜は暗くて気づかなかったけど、奥にも家が連なっている。34世帯が、この山の斜面に暮らしている。
山を越え谷を越え、激しい筋肉痛と引き換えに訪れた、秘境ノングリアット村。
ここがおだやんとちょく絶賛の大秘境!
大変な思いをして来ただけある、いや、むしろそれ以上の価値がここにはある!!
冒険好き、秘境好きは必見です!
続く!!
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