デング熱!インドネシアで11日間の入院生活(後編)

ちょくです!

インドネシアに入国後、すぐにデング熱を発症した、ちょく。おだやんの適格な対応のおかげでスムーズに入院し、治療を開始しました!今日は入院生活の後半について書いていきます!

前回までの記事はこちら↓
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※ご報告※
この話は2016年9月下旬の出来事です。現在は完治し、すっかり元気になりました!ご心配おかけしました。

病院のテレビが心臓に悪い件

デング熱と診断されてから4日が過ぎたころには、「痛い辛い系の症状」はすべて無くなりほぼ元気になってきました。

がしかし、毎日3杯、欠かさず飲む生グアバジュース。粛々と飲み続けます。

 

その理由は、血小板の数値がまだ正常に戻ってないから。

どうも毎朝行われる採血の結果が良くないらしい。デング熱にかかると血小板の数値が低下するんだけど、未だに平均値より低いまま。自分的には元気なのに・・・。

デング熱め、手ごわいな。

ちなみにこの採血、めちゃくちゃ朝早い。なんと、朝4時半。まだ寝てるところを起こされて寝起きにブスッと。注射が嫌いなので、寝起きの注射はキツかった~。

そのあと2度寝しようとすると、今度は隣のベッドからお祈り(イスラム教徒の方がお隣のベッドにいました)が聞こえてきて眠れず。日中寝たら夜眠れなくなる と思って昼寝はほとんどしなかったから、結局、慢性的な寝不足だった(笑)

・・・

そんな感じで朝が始まる入院生活。

日中は暇でテレビをつけてたんだけど・・・これがヤバかった。

何がヤバイって、

映画のチョイスがヤバイ。

綱渡りとか、心臓に悪すぎ!!

病院のテレビに、こんなハラハラする映画を流すなんて。病院が映画を選んでるわけじゃないのは分かるけどさ。

まあ、たまたまだろう、と思ってまた違う時間にまたテレビをつけたら・・・

今度はエベレスト登ってた・・・

しかも、後半は仲間が吹雪に巻き込まれてバタバタ死んでいく悲しい物語。辛い。

インドネシアのあと、私たちもネパールに行ってエベレストトレッキングをする予定だったから、良いイメトレに・・・ならない!ならないよ!怖い!!

そのあとも、見る映画ほとんどがハラハラ系かホラー系か殺人事件系。ちょっと、どういうこと。

もっとほっこりする映画を!お願いします・・・!

ホームシックと退院前夜の日本食

入院生活が9日を過ぎたころになると、なかなか血小板の数値が上がらず不安で泣き言を言うようになりました。

そして、ホームシックに・・・。

海外で不安になると、とにかく安心できる場所=家=日本に帰りたくなるようです。しかも病室にいるとやることがないから考えることが増え、グルグル思考を回して不安は大きくなるばかり。

不安はどんどん過剰になっていって、最終的には「もう嫌だ」「日本に帰りたい」「日本食が食べたい」とメソメソ。終いには「なんで旅に出てしまったんだろう」と自問自答し始める始末。

これには自分でも驚いた。

自分が「やりたい!」って決めたことなのに。二人で「行くぞ!」って決心したことなのに。心が弱るって、厄介です。海外で病気になるって、身体的にも精神的にも辛いんだなってことが分かった。そして自分のメンタルの弱さを再認識しました。豆腐メンタルでした。

さて。

そんなとき何をすれば良いか。

それはですね・・・

ソウルフードを食べる!

 

これですよ、これ。

そうすると元気になります。思わず笑顔になります。単純とか言わないで。

ああ!見てください、この品々を!

揚げ出し豆腐、太巻き、焼きナス、おしんこ、そして・・・!

納豆!!!

めっちゃ食べたかった納豆!!

インドネシアにいることを忘れる光景。

っていうかこれ、居酒屋メニューだわ。「レモンサワーくださーい」とか言いそうになる。

揚げ出し豆腐↓ めっちゃ美味しかった。日本の居酒屋のそれと全く同じ!

太巻き↓ サラダロール、美味しかったー!なんなら醤油とわさび舐めただけで幸せ感じた。

そして、

愛すべき納豆!!↓ 海苔と鰹節とネギがたっぷりで、本当に本当にうんまーーーい!!インドネシアのスマランで!納豆が食べられるなんて思わなかった!!

本当に本当に美味しい。そして、感動しながら食べた。

実はこれ、泣き言をブツブツ言いながらメソメソする私を見かねて、おだやんが片道3㎞以上の道のりを歩いて買ってきてくれた日本食

病院の先生が、「近くに日本食屋がある」と教えてくれて、それを聞いたおだやんが買ってきてくれたんです。

汗だくになりながら両手に袋を抱えて登場したおだやんを見たとき、泣き言を言ってる自分が情けなくなった。見放さずに励ましてくれるおだやんのためにも、ウジウジせずに、前向きになる!もっと旅を楽しむ!そう決心しながら納豆を頬張りました。

粘り強く生きていくよ!!!

おだやん、本当にありがとう!!!!

テイクアウトした日本食は、こちらで。

スマランにある「Harumi」というお店。病院の先生が教えてくれたお店で、食べる許可も降りたので退院の前日にいただきました。ちなみにハルミっていうのは奥さんの名前とかそんなんじゃなくって、ただ響きが良いからだそうです。ウケる。

ついに退院!

そして、入院生活11日目。

血小板のオッケーをいただき、晴れて退院できることに!ヒャホー!

そそくさとパッキングをする私。嬉しい反面、こんなキレイな空間で11日間も過ごしちゃったからまた安宿の生活に戻るのが億劫な部分もあるけど、でも退院は素直に嬉しい!!

ナースステーションにもお別れを。

本当にみなさん優しくて面白くて、入院生活の天使たちでした。最初は日本人が入院しているのが珍しいのか、7〜8人くらいでゾロゾロやってきて色々話しかけられたり、面白かった(笑)

そして、最後は先生と。

毎朝やってきて、症状のチェックと楽しい世間話を繰り広げてくれました。そして「具合が悪いときはソウルフードだ!日本食屋があるぞ!おれはうどんが好きだ!」と日本食屋ハルミを猛プッシュしてくれたのはこのお方です。

お世話になりました!

 ・・・

11日間に及ぶ、デング熱との闘いもここで閉幕。

関節は痛すぎて本当に辛かったし、インドネシアの予定は狂うし、踏んだり蹴ったりだったけど、おだやんの献身的な看病にはすごく救われたし、病院の方たちも温かくて救われた。感謝の気持ちしかない。ありがとうございました!

がしかし、のんびりはしてられない!

このままだとインドネシアの思い出が入院だけになっちゃう。そんなのいやだーーー!!

ということで、退院後はさっそく念願のカリムンジャワ島へ!!

お待たせしました、旅再スタートです!!

続く!

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