おだやんです!
前回記事「モンゴル大草原の旅 その⑦カラコルム寺院とモンゴリアン肉じゃが」
モンゴル大草原の旅も最終章!岩山の麓に住む遊牧民の家とモンゴリアンBBQを楽しんできました!
岩山のふもとの遊牧民
カラコルム寺院とモンゴリアン肉じゃがを堪能したあと・・・

この日泊まる遊牧民の家に到着。

今度のゲルは岩山の近く!

ほとんどの遊牧民は犬を飼ってます。オオカミ対策だと聞きました。

山間部には野生のオオカミが生息していて、遊牧民のヤギを食べちゃうそう・・・遊牧民はオオカミをかなり恐れていました。
歓迎の塩ミルクティーをいただいた後


近くで見ると巨大です・・・

さすがの親分。初デートが初雪の降る北岳テント泊だっただけに余裕の様子・・・

みんなで記念に一枚!壮大な眺めでした!
遊牧民に抱いた疑問「なぜそこに?」
岩山の上から、草原の中にポツンと立つ遊牧民のゲルを見ているとふとした疑問が・・・

それは、遊牧民たちは何を基準に「その場所」にゲルを建てているのか?ということ。

毎年遊牧民の夫婦は
「あなた、ここ数年草原ばかりだから、今年の夏は岩山にゲル建てない?」
「いや、今年は暑いから川の近くにしよう」
なんて話し合いをしているのでしょうか…
ガイドに聞きました。

モンゴルの遊牧民は基本的には、夏と冬で場所を大きく変えているらしく、夏の間も同じエリア内で細かく移動しているとのこと。毎年、だいたい同じ場所に移動するそう。そしてほとんどは、親戚一同で同じエリアで固まって暮らしている。
ただ、家畜の生産性や、家族の場所の好みを考慮し、新たな場所に引っ越す家族もいるとのこと。「だいたいこのエリア」と決めたら、細かい場所は「なんとなく」決めているそう。
聞いてみると、日本と何ら変わらない。親族は基本的に同じ県にいるし、親の転勤で引っ越すこともある。
でも唯一で最大の違いが・・・

建てた家を簡単に動かせるかどうか。
放牧の仕事は楽じゃないけど、
「好きな場所に家ごと簡単に移動できる」って羨ましい・・・
日本で同じことやったら、役場や郵便局、各種申請・手続きだけでひと夏が終わりそうだよね・・・なんて考え始めると、さらに、遊牧民には、土地や建物への税金はかからないの?なんて余計なことを考え始めてしまいます。
全くもってBBQ感のないモンゴリアンBBQ
そんな疑問も夕食を前にどうでもよくなりました。
最終日の晩御飯です。
この日はガイドが昼から
「晩飯はモンゴリアンBBQだから!まじオススメだから!」と豪語していました。
モンゴリアンBBQとは、モンゴル語で「ホルホック」
「焼いた石でマトンを調理するモンゴル伝統の肉料理」だそうです。
聞くだけでうまそう!

まず石を暖炉で熱します。
よしこの調子だ!

そして肉とネギを、水をはった鍋へ・・
ってもうこの時点で
BBQ感無し!
おい!どう見てもBBQじゃないだろ!
後で他のモンゴル人に聞いたら、モンゴルでは「BBQ」とは言わないそうで、ガイドが分かりやすく説明するため&期待を高めるために
あえて「モンゴリアンBBQ」と言っていただけでした。

ここに焼いた石を入れ、野菜を入れてフタをする。

味付けは塩コショウと固形ブイヨン。
君たち、これは「煮物」というのだよ。
とメンバー一同苦笑いしてましたが、30分後できたのがこちら

肉肉しい匂いが最高!
盛り付けると・・・

美味そう!!
マトンの臭みがネギで消えて、肉のいい匂いだけが漂っていました。
これを手でむしゃぶりつきます。
美味い!
ジューシーで、一緒に煮たジャガイモも美味。そしてスープがまたおいしい!
どうやら焼け石を入れて中から熱することで圧力鍋で煮るときの様に旨味が凝縮するのだとか。
満腹になったあと

ドライバーから、モンゴリアンワインのプレゼントが!嬉しい!

遊牧民家族とみんなで乾杯!
モンゴリアンワインの味はというと・・・
全くもって梅酒!!
モンゴリアンワインとは日本でいう梅酒のことでした。

さらに食後、ガイドからはお土産に絵葉書と「羊の毛でできた小さなゲル」をもらいました。
突然のダブルプレゼントにみんな大感激!
もしかするとツアー代に含まれているのかもしれませんが、それを抜きにしてもドライバーとガイドの人柄が素敵すぎてそこも相まって嬉しかったんです。モンゴル人、本当に優しい!
遅くまでみんなでわいわい語り合い、就寝。
素敵な一日でした。
モンゴルの朝日とウランバートル帰還

最終日の朝、朝日を見るために5時すぎに起床。

こんなに太陽って大きかったっけ?
と驚き。
実は5日間とも寝過ごして日の出を見れていなかったのでモンゴル初日の出!草原の地平線から昇る太陽は本当に神々しく壮大でした。
朝食後、ゲルを出発して16時頃、ウランバートルに到着。
草原地帯から来たからか、排気ガスがすごい気になるようになってました。
草原ツアーを終えて

6日間の草原ツアーを終えて、メンバーはもちろん、モンゴル人のガイド、ドライバーと仲良くなり、夜な夜な各国の文化などを語り合えたのことはいい思い出となりました。
そして、最初はツアーなんて用意されたものは、なんか旅っぽくないよねとちょくと話していたわけですが


遊牧民の暮らしに間近で触れ

その暮らしに少しの間だけでも溶け込めたことが何よりも楽しく、嬉しかった。

そしてたくさんの動物たちとも触れあえました。


夜、ヤギの鳴き声を聞きながら床につくことも新鮮な体験でした。
最後にこの旅のハイライト写真を。






最後に、おそらく人生で初めてみた地平線と、どこを切り取ってもwindowsの壁紙のような風景、そして人生史上最高にキレイだった星空が本当に印象的でした。
ちょくも、何度も「1年くらい住んでもいいよね?」と言っていたほどです。
モンゴルに一気に引き込まれた我々夫婦。最初は2週間滞在して中国に戻ろうと考えていましたがどうやらモンゴルでの旅が長引きそうな予感・・・
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