ちょくです!
共に山を歩いてきた大学生のカジくん、アカリちゃんと別れたおだやんとちょく。
今日は同じく一緒に歩いてきた旅人ユウキと別れ、ラトパニ温泉を目指します!
タトパニ村を去る
二泊したタトパニ村。温泉はぬるめだけど(熱かったという人もいるので、時間帯によるっぽい)、湯船に浸かること自体が久しぶりなのでとても幸せ。
今日はこの村を出て、次なる温泉を目指します。向かうのはラトパニ村。
こうやって温泉を転々とするトレッキングは疲れも癒されて楽しい。
エベレストトレッキングは一言で表現すると”挑戦”という感じだったけど、今回のトレッキングは”癒し”だな。
この日も朝ごはんのあと朝風呂でゆったりして、パッキング。なんて優雅な出発だろう。エベレストの時とは大違いだ!
二泊した宿ともお別れ。
村で一番温泉に近い宿で、自然豊かで良い宿だった。レストランは男の人が作っていたから味は普通だったけど。
荷物を持って早めのお昼ご飯。この村は石畳みで可愛らしい。
小さい村なのでご飯どころも数えるほど。村で割と安い店へ。
Bob Marley Restaurant。
名前がなかなかイケてるというか、ネパールっぽくなさすぎて面白い。
メニューはこちら。
いろいろあるけど、出発前に力をつけるためにダルバート!
ネパールはとりあえずメニューに困ったらダルバートを頼めば、まず変なものは出てこないから安心。
ここのダルスープは緑のお豆。おかずは2品でボリューム満点!ご飯の右隣の赤いやつはとても酸っぱいピクルスのようなもの。これがまた味のアクセントになって美味しい。日本のカレーでいうところのらっきょう的なやつ。
食べていると、ヤンチャな女の子が「私も撮ってー!」近づいてきてきた。
カメラを向けると、跳ねる!
どうしたどうした!(笑)
この子、ほんと面白い。ビヨーンビヨーンって、めっちゃ跳ねる。跳ねる。
そして撮って攻撃は終わらない。
「妹も!ツーショットよろしく!」
「可愛くとってよね」
「妹のソロショットも!」
元気一杯、というか、元気ありあまってる。子どもの底なしのパワーって、本当にすごい。小さな村だから、遊ぶ相手もそんなにいないんだろうな。
そりゃ、お母さんもこの表情ですよ。
毎日子育てご苦労様です。お母さんはどの国でもすごい!
そのあとはカメラを奪われて女の子がシャッターを切る。初めて触るカメラが面白いみたいでそりゃもうパシャパシャと。
楽しい想い出が出来たかな。スクスク育て、少女よ!
トレ仲間との別れ
昼食後は村でちょっとした非常食を買いにマーケットへ。マーケットは数軒あるけど、なかなかの品揃えだった。
タトパニ温泉は数カ所ある温泉のなかでも名が知れてる方だから、色々充実してる。ほとんどのトレッカーが立ち寄るんじゃないかな。
さて、いよいよ次の目的地へ出発!
とここで、一緒に歩いてきた旅人ユウキともお別れ。
おだやんと同い年ということもあり、とても仲良くなったので寂しい。
こうやって出会っては別れるのが旅。また再会するかもしれないし、一生会わないかもしれない。でもバイバイするときは「またね」と言う。また会えますように、と願いを込めて。
ということで、またね!ユウキ!日本で会おうー!
・・・
ユウキと別れたあと、村の端っこに野良子犬がいた。この子がもう、たまらん。
めっっっちゃ可愛い!!!
人懐っこさが半端ない!
撫でて撫でてーー!
はむはむ。
立ち去ろうにも、こんなふうに抱きつかれたら・・・あかん!!
くうううー!ガッチリ!!!
可愛さ200%すぎて、だめ、もう、連れて帰りたい。子犬、可愛すぎ。
別れ難かったけど、先に進まねば・・ああ、辛い!別れが辛いいーー!
さらばタトパニ!
ラトパニ村のディピカ
今日はラトパニ村まで歩くぞ!
と、気合いを入れ直してトレッキングスタート。といっても、タトパニからラトパニまではそんなに遠くない。
道も険しくない車道でアップダウンもなく全然疲れず歩ける。でも車道だから埃っぽい!もう体中が砂まみれ。多少アップダウンあっても良いから山道の方が良いな・・・。
そんな感じで砂まみれになりながら、1時間もかからずラトパニに到着。
あら、とっても近い。呆気なかった。
とても小さなラトパニ村。タトパニ村より小さいのは言わずもがな、というか、車道には5〜6軒しか家がない。
そしてあまりに小さい村で宿の看板を出している家が・・ない!!
ひょえ〜宿どこ、宿ない・・・
え、どうするよ・・・
と、車道をウロウロしながら数軒家を訪ねたら、「あそこに泊まれるわよ」と村の人が教えてくれた。
それが、ここ。
よ、読めない・・・。
よーく見ると左がレストラン、右が床屋さんみたい。ん?宿なのここ?
恐る恐る訪ねると、ここのレストランを経営する女性が現れた。
「宿を探している、泊まりたい」と伝えるものの、英語が通じない。どうにかジェスチャーで「寝たい!」 と、グーグー寝る仕草をして伝えるとやっと分かってもらえた。どうやら奥に空き部屋があるらしい。
これでどうにか寝床はゲット。野宿しないで済む。良かった〜〜。
泊まれることになったけど、部屋が片付いてないらしく入れなかったので、まずはお風呂へ。
よし行こう、というところで女の子が現れた。
彼女の名前はディピカ。
泊まる宿の一人娘。彼女がまた愛らしいったらありゃしないんだけど、その内容はまた後日。
ラトパニ温泉、最高!
とりあえず、荷物を置かせてもらってワクワクドキドキ温泉へ。
温泉は泊まる宿から徒歩5分ほど!
めっちゃ近くて最高!しかも、目の前には川が流れていて景色もグー。
道路から伸びる階段を降りると・・・
温泉が現れた!
小さな湯船が二つ。目の前には川が流れている。
行くと地元の人でいっぱい!タトパニは外国人がほとんどだったけど、ラトパニはその逆。地元の人しかいなくて、外国人の私たちが浮きまくり。
人がいない時間帯を狙って、違う日に撮った湯船の写真↓
石のお風呂で、雰囲気が日本の温泉そのもの!川流れてるのも、っぽい!
すぐ近くに脱衣所もある。
なんか、あんまり隠せてないけど(笑)
・・・
さて、さっそく水着を着て温泉へ。
あっそうそう、ネパールの温泉は水着必須。というか裸で入るのは日本くらか。水着で温泉って全然慣れないけど仕方ない。
湯船は二つあるんだけど、階段側は激熱!全然入れない!
ということは・・川に近い方は・・・
気持ちいいいーーーー!!!
これぞ、温泉!!!
めっちゃくちゃ良い!ぬるくない!!熱い!気持ちいいいいいーーー!!!
タトパニが温水プールみたいでガッカリだったから、これぞ本物という感じで最高に気持ち良い。なんだこりゃ!ワンダフル!幸せ!本物の温泉だ!
温泉後の夕飯は・・・
ホッカホカになって夢見心地で宿へ。
もうラトパニの温泉が見た目も温度も日本風というか、日本そのものすぎて、気分はすっかり日本ですよ。
あれここは箱根かな?いや別府かな?って気分ですよ。つまり最高です。
おだやんとの会話もアゲアゲ。
「いや〜〜温泉は最高だよね、温泉のあとはやっぱり日本食かな、お刺身とかね、良いよね、それにビールをね、グイッとね」
「ほぁ〜良いね、温泉のあとは牛乳をグイッと行きたいな、茶碗蒸し久しぶりに食べたいな」
ヘイ、お待ち!
ダルバートでい!
この宿にはメニューがないので、毎食お母さんの日替わりダルバートです。
お客さんは私たちだけなので、温泉から戻る時間に合わせて作ってくれる特製ダルバート!
これがまた、美味しい!温泉後のダルバート、ありです。ご馳走様でした!
ラトパニで泊まる宿は、宿というよりもホームステイ。メニューはないし、部屋は空き部屋だし。
お母さんはいつも笑顔で気さく、娘のディピカは本当に可愛い!
徒歩5分で温泉あるし、ラトパニ・・オアシスかもしれない。幸せー!
・・・
その夜、幸せな気持ちで寝付こうとした、そのとき。
「ゲフッ」
おだやんから・・・
卵の・・・腐敗臭が・・・
おだやん、ジアラルジア発症(※2回目)
(※ジアラルジアは水などから感染する下痢の病気で、おだやんは1ヶ月ほど前にエベレストの山奥でもかかっている。)
「ううう・・・下痢がぁぁ」
続く!
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