秘境温泉巡りトレッキングDay6(ラトパニ)ネパールNo.1のラトパニ温泉!

ちょくです!

ポカラから温泉巡りトレッキングを始め、タトパニ温泉に続いてラトパニ温泉へやってきたおだやんとちょく。

ラトパニは温泉だけでなく村の人たちも温かい場所でした。そしておだやんは卵ゲップ病に・・・ 

ネパールNo.1のラトパニ温泉

朝起きるとおだやんがゲッソリしていた。

「下痢になった・・・」

昨日の夜にジアラルジア、別名卵ゲップ病(下痢の病気)を発症したおだやん。トイレから離れられず夜中4時まで眠れなかったらしい。

このジアラルジアの主な症状は下痢。でも普通の下痢と違うのは、ゲップが頻繁に出て、しかもそれが卵の腐敗臭がするということ。インドやネパールなどの途上国で多いらしい。

実はこの卵ゲップ病におだやんがかかるのは2度目。1度目はエベレストトレッキング中にナムチェ村で発症している。まさかこんなすぐに2度目がくるとは・・・可哀想すぎる。

朝からしょんぼりしてるおだやん。明らかに元気がない。数日はこの村で療養しよう。そうしよう。

・・・

おだやんは薬を飲んで寝ることに。昨夜ほとんど眠れなかったからすぐに寝付いた。その間に私は朝風呂へ。

朝はおばちゃんが一人、手前の湯船で足湯をしていた。

ラトパニ温泉は熱々の湯船で最高に気持ち良い。小さな湯船で、どちらも底は砂。

もう、本当に本当最高すぎる温泉。

個人的にラトパニ温泉は、

ネパール温泉ランキングNo.1!

こんな山奥にこんな素敵な温泉があるなんて。秘湯と呼ぶに相応しい。

タトパニ温泉はウィキペディアページがあるくらい有名だけど、もしどっちか一つしか行けないなら絶対ラトパニ温泉へ行くべき!

ネパールの入浴スタイル

朝風呂のあと宿に戻ると、おだやんは薬の効果で大分良くなっていた。エベレストの時の薬を持ってきていて良かった!ラトパニ村には薬屋もないからね。

おだやんがちょっとだけ元気になって良かった。

朝ごはんはミルクティーとパコラ(カレー味の野菜のかき揚げ)。食後に、今度は二人で温泉へ。

最初は人も少なかったけど、しばらくすると村人が続々と来る来る!

平日の午前中から、村の老若男女でひしめき合う露天風呂。

「みなさんお仕事は…?」なんて聞いたら、きっと笑われるだろうな。ここの人たちは当たり前のように、午前午後と入浴に来る。

村人の入浴スタイルは日本のそれとちょっと違っていて面白い。

まず、水着か洋服を着たまま入る。みんな水着なんて持ってないから、女性は大体ティシャツに短パンかワンピース。男性は上裸に短パン。

そして、

ビニールを全身に被り、桶でお湯を頻繁に身体にかける!

最初見たときはめっちゃビックリしたこの光景。みんな青や赤のビニールをガサガサ頭まで被っていたから。

肩まで浸かるっていうよりも、蒸気で蒸し風呂風にして長時間、それこそ何時間も縁に座る。

これがネパール流!

みんなマイビニールと桶を持ってるのが面白い!

・・・

温泉の泉質は分からないけど、ほんのり硫黄の香りでサラサラしたお湯。

ほぼ透明だけど、すこーしだけにごっていて、底が砂だから人が歩くとより白く濁る。温度は川側が40〜42度くらい、階段側はめっちゃ熱くて45度くらいありそうだった。

文句の付け所のない、THE温泉!

そして、ここの温泉の素晴らしいところは、景色も美しいということ。

美しいヒマラヤ山脈を眺めながら温泉に入る。山が、温泉が、好きな日本人にとって、これ以上の幸せってあるのかな。

難点を挙げるとすればちゃんとした宿がないってことだけど、ローカル感満載のホームステイが出来るからそれはそれで良し!

湯巡り新婚旅行カップル

ほぁーと湯船でホクホクしてると、車道からガイドさんと日本人っぽい男女が階段を降りてきた。

「えっ?!日本人?!」

「いや、まさか!こんなところにいるはずないない」

と思ったらそのまさかのまさか、

こんなところに日本人!

温泉が大好きと言うシンゴさん、アヤノさんご夫妻。なんと新婚旅行でインド・ネパールの温泉地を巡っているそう。

そりゃすごい!!

結婚式は温泉旅館で、引き出物はオリジナル手ぬぐいという筋金入りの温泉好き。すごいすごい!!

そして「出会った記念」に、とその引き出物手ぬぐいをプレゼントしてくれた!わーい!

お友だちが書いたイラスト入りオリジナル手ぬぐい。可愛い!

ここで注目すべきは日付!手ぬぐいの下段に二人が結婚式を挙げた日付が書いてあるんだけど、よく見て、

2016年11月26日

良い風呂の日ーーーー!

天晴れ!素晴らしい!彼らは本物の温泉ラバーズです、間違いないです。

彼らはまたすぐに次の目的地へ行くそうなので、話したのは温泉に浸かりながら一時間ほど。

最後はヒマラヤをバックに4人で。シンゴさんアヤノさん短い時間でしたがありがとうございました!手ぬぐい大事にします!末長くお幸せに!

好きなことに真っ直ぐな二人の新婚旅行。とても素敵だなぁと思った。なんとなく流行に乗ったものよりも、もっともっと輝いて見える。

改めて、『自分の「好き」に正直に生きていこう』って気づけた、良い出会いだった。

お母さんのおもてなし

二人と別れ宿に戻ると、お母さんがお昼ご飯を作ってくれていた。

もちろん、ダルバート!

「ギー、かける?かけた方が美味しいからかけよう!」

と、最後の仕上げに、お母さんがアッツアツのギー(バターから作られるオイル)をお米にかけてくれた。

お母さんの持ってる鉄フライパン!!これが超ミニサイズで、主にギーを温める用。ネパールの家庭ならではの調理器具。

ジュッと良い音!

ダルは唐辛子入りでピリ辛!これもまた美味しい。付け合わせの野菜炒め、豆炒め、ジャガイモ炒めも美味しい!全てを混ぜて食べると激ウマ。

ポカラに住むおだやんのお友だちマヤちゃんが「ギーは高級品だから安い飲食店ではあまり使わない」と言っていたから、なんだか嬉しい。

ささやかな、おもてなし。

食べてたら飼ってる鶏が乱入。

斜め前ではおじいさんがひと休み中。

なんだか時間の進み方がゆったり。この村、本当に好きだなぁ。

・・・

お昼を食べたら、お母さんが二階の屋上に案内してくれた。

英語は話せないけど、ニコニコしながら何かをセッティングしてくれてる。

「さぁ、どうぞ!」

な、なんだ!ここは天国か!

マットを敷いてくれて、枕まで用意してくれた。や、優しい!

お母さんも自分用のマットを敷いて、3人でお昼寝タイムに投入です!!

温泉入ってご飯食べて昼寝って、もう極上。おだやんと「もしかしたら太らされて食べられるのかもしれない」と話すくらい、幸せな時間。

2、3時間のお昼寝のあと、目がさめるとお母さんが消えていた。そして戻って来た。

オヤツとミルクティーを持って。

このセルロティと言う米粉ドーナツは私の大好物!うっまーい!

そしてサクサクのチャパティも!

3人でオヤツをもぐもぐしながら、まったりの午後。はい、幸せです。

このラトパニ村はタトパニ村から徒歩1時間。車道もある。日帰り利用で温泉に入るトレッカーはいるかもしれないけど、泊まる人はほとんどいないんだろうな。お母さんの笑顔とおもてなしに癒された午後でした。

川で洗濯とお勉強!

お昼寝とおやつのあとは、川で洗濯。

お母さんに洗濯がしたいといったら、「温泉の横の川で出来るよ」と言われたのでここですることに。

周りのおばちゃんはガンガン洗剤を使っているけど、川に洗剤を流したくないので水洗いで。

水は透き通っていてとても綺麗!そして触ってみるとビックリ!暖かい!

これなら洗濯も全然苦じゃない!タトパニからここまで車道を歩いたら砂埃がすごくて汚かったので、洋服を洗えて良かった〜。

・・・

洗濯を終えて帰宅すると、一人娘のディピカが学校から帰ってきた。

カメラを向けると必ずポーズ!何度も撮って!見せて!と大はしゃぎ。

遊んでいたらお母さんのムチが飛んできた。

「ディピカ!宿題しなさい!」

「えー、やだ!もっと遊ぶ!」

「ダメ!今週はテストでしょ!」

ちぇっ、と言いながらしぶしぶ宿題。

英語の勉強。ディピカはあまり勉強が好きではないらしい。

頑張っていたらお母さんから差し入れ。良かったね、ディピカ!

ディピカが勉強中の間、お母さんは私たちの夕飯作り。

今日はチキン!わざわざチキンを買ってきてくれていた!スパイスケースから、様々なスパイスを入れていく。

目分量でパパッとスパイスをいれて、気づいたらとても良い香り。まるで手品のよう。

夜ご飯もダルバート!

チキンカレーが美味いーー!もちろん、これにダルスープも付きます。

メニューかないから、毎日お母さんの気まぐれダルバート。家庭的な味で、本当にホームステイしてるみたい。

・・・

食後はすっかり暗くなり、ディピカも宿題を終えた。

「ねぇ、宿題終わった!遊ぼ!」

ということで、面白写真タイム!

まずはおだやんがお手本。

大興奮のディピカ!

真似してみるけどぐちゃぐちゃに。

そして、最後は分身の術!

ディピカ大はしゃぎ!

私も私も!と真似っこ!

今度は上手に出来た!

カメラはこんな風に遊び道具にもなるんだね。子ども好きのおだやん、下痢なのにディピカとめちゃくちゃ遊んで楽しそう。良かった良かった。

この日は温泉、日本人カップルと出会い、お昼寝におやつに洗濯、ディピカとも仲良くなりとても濃厚な1日だった。大したことはしてないけど充実感がすごい。

総合的に言うと、

ラトパニ、最高!

ということで、まだもう少しラトパニを満喫しようと思います。

続く!

コメントを閉じる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA