おだやんです！
天然のドクターフィッシュと泳げるエラワンの滝にも行ってカンチャナブリを満喫中のおだやんとちょく。バンコクまで予防接種の２回目を受けに行った帰り道、ムエタイの試合観戦をすることができました！
ムエタイの試合会場を発見
それはカンチャナブリからバンコクへ日帰りで予防接種（２回目）を受けに行った日の帰り道。
買い物がてら歩いてカオサン通りへ向かってた時、どこからか爆音で流れる音楽とマイク実況、そして歓声が聞こえてきた。
ビルの隙間にある空き地に白い仮設ドームが作られていて、中を覗くとなにかのイベントをやってました。
入り口の看板を見ると「2016 Youth World Championsships」
何かの青少年世界大会！入場料とかはかからなそうで、出入り自由な感じだったので一歩中へ入ると・・
これは！
これは！ムエタイ！！
１０〜１５歳くらいの少年たちがリング上で闘ってました！リング以上に会場も大盛り上がり。会場にはリングが２つ設置されてあって、それぞれの年齢層に分かれてる感じでした。
小さいから侮ってると、超絶なキックの連打。試合なのに、とっさに「ちょっと君たち！怪我するよ！」なんて心配しながらソワソワしてました。
そして入場シーンがカッコいい！それぞれ選んだロックな音楽とともに、たぶん１２歳くらいのタイ人がまるで世界チャンピオンのような歩き方で入場。目つきは殺意に溢れてて怖いし、俺闘ったら絶対負ける自信がある。
対する相手はなんと・・
まじか！白人もムエタイやんのか！
国際大会とか書いてあったけど西洋人選手がいることに驚き。彼はオーストラリア代表だそう。
なんか写真じゃ分からないけど、骨格とか筋肉が普通の少年とは明らかに違う。しなやかそうだけど、筋がはっきりした鍛えられた筋肉をしてた。
そして応援団もすごい。オーストラリアチームの応援団が一番すごくて、大人の男性陣はみんなムキムキゴリゴリの現役選手って感じ。タトゥーもガンガン入ってて夜道で遭遇したらウンコもらすレベルに怖い・・
オーストラリア人らしきお母さんたちも声援がすごくて
「頑張って〜♪」とかじゃなくて「オラッ！一発ブチかましたれ！」的な罵声にも聞こえる奇声を発してた。
一方のリング上も大盛り上がり！
ムエタイってとにかくキック攻撃がメイン。だから回し蹴りとか飛び蹴りとかどんどん飛び出してくる。しかも足だから間合いが遠くても届くから、思いもしないタイミングでキックが飛び出してくる。
彼らを煽るかのように、タイ人のおじさんたちが伝統楽器で激しいリズムを生演奏してた。なんかズンドコズンドコ的なやつ。分かりやすくいうと、ストリートファイターでブランカが戦うときの音楽みたいなイメージね。え？知らない？
結局、オーストラリア人の男の子は判定負け。リングから降りて応援団の元に帰ったあと、影で号泣しててジンときた。そりゃ１０歳そこらで国旗を背負ってガムシャラに練習に励んで、みんなの声援とプレッシャーもある中での試合。そりゃ悔しいよね・・
でも相手はさ・・ムエタイ本場のタイ人だから・・来年こそは頑張って欲しい。
そしてまたもや聞いて驚いた国の少年が！なんとイタリア！ええ！やんの？ピザだけじゃないの？ムエタイやんの？！
しかも超美男子。いやいやせっかくのイケメン顔に傷が付きますよ・・
イタリア人少年、何がすごいって、試合前の礼儀がしっかりしてた。
ムエタイって試合前に音楽に合わせ踊って、床に額をつけて神様へお祈りするみたいな儀式をやるんだけど、タイ人に負けず劣らずちゃんと儀式をこなしてた。さすが国の代表！
イタリア人少年、リーチの短さからタイ人に押され気味。
やっぱりどの試合見てもかつのはやっぱりタイ人の少年。
惜しい闘いでも、判定で負けてしまう。でもやっぱりタイ人は見てて他の国の少年たちと明らかに違う。
まず無駄に打たないし、余裕がある。なんか遊んでるようにすら見えてしまう。
この日見た中ではほとんどタイ人が勝ってました。
各試合前にはプロの試合と同様、美人ラウンドガールがリングを回る。
美人なんだけど、なんか男の匂いがするように思えるのは俺だけ？綺麗なんだけどね・・なんかレディーボーイに見えなくもない。（この人もしかしたら）とか考えてしまう。
この日一番の闘いだったのは、ちょっと年齢が上のタイ人と西洋人の闘い。たぶん１３歳とか１４歳くらい？
タイ人少年、もう入場からチャンピオンの風格。この「さて今日も闘いますかね」みたいな表情！決して相手を睨んだりするわけでもないこの余裕の表情が逆に怖い。
対して相手はヒョロっとした身長の高いアメリカ人？らしき少年。
試合に見入ってしまって試合後の写真しか撮ってないけど、すごいいい試合というか、タイ人が強かった。相手に反撃のスキすら与えなかったほど。タイ人ってムエタイ強いのね。
そして最後に思いがけないハグ。このタイ人の少年はすごい心優しそうな感じで、最後笑顔で相手とハグしてた。こういう強い選手って優しいよね。
少年たちの見事な闘いっぷりをみて久々に景色を見ること以外で感動した！というか、必死に頑張ってる様子をみてアラサーの我々は少し焦りました。
そしてこのお方も、この試合観戦から大きな刺激をもらったようです。
「おい！やんのかコラ？あ？」
皆さん、ちょく（嫁）のパンチ、受けたことありますか？たぶん受けたことがあるのは世界でも僕くらいだと思います（ある意味光栄です）
それはもうね、戦意喪失するくらい強いんですよ。絶対に怒らせちゃだめですよ？絶対ですよ？ちなみに最近嫁はローキックを覚えました。
この日は思いがけずムエタイが観戦できた楽しい１日でした！子どもの試合と侮ってたけど、すごい感動したしジンときた世界大会でした。「俺らも頑張んなきゃな」みたいなことを話ながらカンチャナブリへと帰りました。
続く！
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