おだやんです!ダイビングのライセンスを取得しにタイのタオ島までやってきたおだやんとちょく。座学だけの1日目講習を終え、オープンウォーター2日目に突入!
1日目の記事はこちら↓
[blogcard url=”http://backtothe-nature.site/2017/01/khotao-diving1/”]2日目午前中プール講習
2日目は朝7時からスタートだったので、セブンイレブンでホットサンドとコーヒーを買って食べて、プール前に集合。
相変わらずスクールからは気持ちの良い景色が見える。
この日の午前中は、5mプールでダイビング機材を装着・脱着を覚え、実際に潜る訓練。なのでウエットスーツを着た状態で集合。いくら南の島といっても朝7時はさすがにちょっと肌寒い。
このスクールのプールは半分が1mの浅さで、もう半分が5mくらい深くなってるもの。
まずはここでフィン(足ヒレ)を付けて泳ぐ練習。知ってました?ウエットスーツって浮力があって浮くんです!そしてフィンもあるので、泳ぐのが楽!ウエットスーツとフィン、欲しくなりました。
そしてシュノーケリングの基礎も習い、いよいよダイビング機材を付けて潜る事に!ここまでで2時間くらい。え!?早くない?4時間の座学と2時間の水泳基礎講習終わったら、もう機材付けて潜るって超不安しかない。
でも先生は「大丈夫大丈夫、思うほど怖くないから」とお気楽なようす。
まず陸で装備を装着すると、女子だとよろけるレベルに重い。30kgくらいある気がする。ちょくは人の手を借りないと立ち上がれなかった。
最初は慣れない機材だから装着に時間がかかる。そして水面に機材を浮かせた状態でも装着・脱着の練習。これを繰り返すうちに、自然と装着できるまでに!
そしてゴーグル、マスクを付けてもぐる。
・・
すげぇ。
もちろんだけど水中で息ができる。もちろん頭では分かっているけど、やっぱり実際に水中で息できることを体験するとすごい気持ちいい。楽しいし、陸も水中も制した気分になる。
実はおだやんとちょくが、学生時代にタオ島に来て体験ダイビングはしたことがあった。でもその時は英語で超適当な説明があっただけで、よくダイビングの基礎が分からないまま体験ダイビングをこなしてた。そ時は楽し50%、不安50%という状態だった。
でも基礎が分かった上で潜ると、不安が解消されて楽しさ100%!これハマる。
そしてこの午前中の最大の難関へ。
その内容は
「水中でレギュレーター(酸素マスク)とマスク(ゴーグル)を外して、また装着する練習」
先生からこの練習を聞いた時は「何言ってんの?」って思った。水中でマスクまで全部外したら、また付けることなんて不可能だろ、と。
でもね、できたんです。覚えてしまえば超簡単!
「もし水中で酸素マスクとゴーグルが外れても大丈夫」
この初心者最大の不安が解消かれたことで一気に自信が湧いてきた!
その後プールで水中移動や、呼吸による上下移動を基礎を習い、昼前にプール講習は終了。それにしても、ずっと水中の中にいるのは思った以上に疲れる。
いったん近所のサンドイッチ屋へ昼飯を食べに行く。
いよいよ海での実習
昼過ぎ、満腹気味で宿舎前に集合。自分の機材をバッグに詰めて、トラックの荷台に乗って港へ向かう。
この移動中、不安がよぎりまくりだった。
というのも実はおだやん、高所恐怖症で海やダムなんかの深い水辺も超・恐怖を感じる人間。フェリーや港から海面を見るだけでも「無理無理無理無理」って腰が引けてしまうレベル。深い青い海は想像するだけでも怖い。だって底が見えないから。
でも29歳にもなって誰かに「海怖い」なんて言えない。ちょくや角ちゃんは穏やかな表情なのに、ひとり神妙な顔つきのまま港へ到着。
この日はさほど天気はよくない様子。
ポイントに行くまでダイビングボートの2階でゆったりする。2階構造になっていて、1階は機材を置いてて装着するスペース、2階がお茶飲んだりダイビング前のミーティングをしたりする場所。
この日ボートに乗っていた人は、半分がすでにライセンスをとっていて観光で潜りに来ている人たちで、もう半分がライセンスの講習を受けている生徒でした。
ダイビング前には必ず「どんな場所に潜るか、潜って何をするか、どんな危険があるか」なんかの情報を潜るメンバーで共有しなきゃいけないんです。
このカナ先生って同じ歳(29歳)なんだけど、何がすごいって
命の危険があるダイビングを人に教えられるレベルにあること。
同じ歳なのに、人の命を預かって人に何かを教える仕事してるって尊敬する。尊敬すると同時に「29歳にもなって何もできない自分」を再認識し、ひとりでへこむ。だって大学の同級生に唯一自慢できるのが「結婚してる」くらいだもの。
さて、ミーティング後に配られたのがダイブコンピューターという超高い腕時計型コンピューター。麻酔銃は出ません。
ただの水深計じゃないんです。ダイビングは、すればするほど「窒素」が体内に蓄積されていくんですが、窒素が蓄積されすぎると、減圧症っていう病気にかかるんです。これは最悪の場合死に至る怖い病気。
なのでダイビングは減圧症を引き起こす「体内の窒素量」をコントロールしなきゃいけないんです。
その窒素量をコントロールしてくれるのがこのダイブコンピューター。その日の水深や時間のデータを元に「あとどのくらい潜っていられるか」の目安を教えてくれるんです。
ダイビングって、潜るメンバーの中で最低ひとり(自分やバディ)がこれを持ってないと潜っちゃいけないらしい。
この午後は2本潜る実習。30分くらいでひとつめのポイントに到着。1階で装備を付けていく。
ダイビングは基本2人1組でおこなうもので、装備の装着チェックもペアになって確認し合う。
酸素はちゃんと出ているか、BCD(ベスト)はしっかり付いてるか、など。夫婦なのでちょくとペアでした。
そしてついに海へ。
装備を付けたらボートから海へ飛びこむ。水面ってすごい揺れる。(※ここからの写真はこの日の写真でなく、後日撮った写真をイメージとして載せてます)
そしてまずは慣れてないから海底へと続くロープづたいに潜行。
この時はまだ楽しい!よりも不安が半分。でも周囲は真っ青な世界ですごい不思議な感覚になる。
そして海底に着いて先生と一緒に移動開始。
深い海が怖いなんて気持ちや不安は一瞬で消えていき、ここから一気にダイビングの虜になってしまった。
水中で全身が液体に包まれてる、でも息もできて魚と同じように動ける。しかも浮力もあって気持ちが良い。
海と一体化したような感覚。
静かで、温かい。
「ずっとここにいたい」
そう思えるほどの気持ち良さだった。なんでもっと早くダイビングをやらなかったんだろう。そう後悔もした。たぶんこの感動は、やった人じゃないと分からない。
ふと海面を見ると魚が飛んでいた。
どう見ても魚が自分の真上を飛んでいる。不思議そのもの。
そして太陽の光が水中に光のカーテンを作り出してる。
世界の絶景の半分は水中にある、そう思えるほどの光景だった。
そんなうっとりタイムが終わり、先生の指導が始まる。
移動の仕方、姿勢、呼吸のペース、酸素残量の確認、手でのサインの練習、そして実際に海の中で酸素マスクとゴーグルを外す練習。
ひとつずつゆっくりと確認していく。もう楽しくてしょうがない。もっと深く潜りたいと思った。
潜り始めて40分くらいで1本目が終了。長いようで短い。ダイビングって水深にもよるけど、一度に長時間潜れないんです。
次のポイントに移動するまで再び2階のデッキで休憩。ダイビングに満足げなちょく。
なんとフルーツ食べ放題。
もちろん紅茶やコーヒーも飲み放題。ダイビングって喉渇くし、お腹も減るから嬉しい。
そしてタオ島のすぐ近くの浅いポイントへ。
さっきの場所と違って、浅いしちょっと砂やプランクトンで濁ってる。でも魚はたくさん!
先生いわく、タオ島のようなプランクトンが多い海は透明度が低いけど魚がたくさんいて、プランクトンの少ない海は透明度が高いかわりに魚は少ないとのこと。タオ島はアジアの中でも沢山の魚種・魚群が見られる絶好のダイビングスポットだそう。
でも2日目は魚を見るというよりも、装備や泳ぎ方の講習がメイン。40分という限られた短い時間の中で基礎を叩き込まれました。
そんなこんなであっと言う間に終わった2日目の講習。ものすごく長い1日だけど、ものすごい濃い充実した1日だった。
・・
ダイビングの虜になったおだやんとちょくは、講習が終わった瞬間すぐに
「これオープンウォーター(18mまで潜れる免許)だけじゃダメだよね?アドバンス(40mまで潜れる免許)まで取りたいよね?」
と話し合うほど。結局アドバンスライセンスまで取ることに決定!
アドバンスまで取得するとひとり5.5万円。貧乏な旅人にしては高額な費用がかかる。
でもこの夫婦旅の目的は
「世界の絶景を見ること」
そんな旅の途中、海の中にも絶景が広がっていることに気がついてしまったからもう取るしかない。
いよいよ翌日オープンウォーター講習最終日!
3日目最終日へ続く↓
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