おだやんです。
ハノイからバイクでタムコックまでやってきたおだやんとちょく。さっそくタムコックの一番の観光イベント「川下り」をやってきました!
川下りの船着場へ

朝ごはんを食べた後、9時過ぎにホテルのすぐ前にある船着場へ。
天気良くて本当良かった!

漕ぎ手に直接交渉するんじゃなくて、チケットを窓口で買って乗るシステム。
そういえば、桂林で我々が遭遇した川下りストライキは、こういう一律料金のシステム導入に漕ぎ手たちが反対するものだった。一律料金になったら観光客はボッタクられなくて済むようになるけど、稼いでた漕ぎ手は困るよね・・・
料金表がありました。

大人1人につき120,000ドン (=550円)、ボート1槽につき150,000ドン(=690円)
二人で乗ると
390,000ドン(=1800円)
一人で乗っても270,000ドンかかるから二人で乗った方がお得。
チケットを買ったら、別の係の人が「こっちよ」とすぐ横の船着場に案内してくれた。

この船着場から川下り開始。
タムコックの川下りスタート!
今回の川下り、漕ぎ手はこのおっちゃん。

この人、ずーーーっとニコニコしててほのぼのしてて乗り心地最高!
ベトナム人って、みんなニコニコしてて優しさが顔ににじみ出てる。中国から南下してきたからそう感じるのかも知れませんが。
ちなみに川下りの時間は1時間ちょっと。

最初は両岸に民家や公園を見ながら進んでいく。
絶景が見られる気配が全くなくて心配になる。

それにしても本当にいい天気。乗る前までは暑かったけど、船の上だと風を受けるからちょうど良い感じ!
でも漕いでるおっちゃんはきっと暑くて大変なんだろうな・・・
そう思って後ろを向いたら・・・・

何があった!
まさかの足漕ぎに戸惑う我々。
さっきまで
「今日はよろしくね〜」みたいな感じだったのに・・・

「仕事なんてもうどうでもよくなったぜ!ウシャシャシャ」
みたいな顔して、まさかの足漕ぎ。なんか辛いことでもあったのかな・・・
って思ってたら

他の漕ぎ手も足漕ぎ!
足漕ぎがここの川下りのスタンダードらしい。たしかに手漕ぎよりも早くて楽っぽい。
橋をくぐる。

橋をくぐって見えてきたのが

川岸にある 集落。
このタムコック、民家がすごいんです。
何がすごいかって

玄関が川に向いて作られてる!
ボートでしか家に行けない&帰れないってこと?

各民家にボートがある。
タムコックではよく船で移動する人たちがいた。すごい暮らし。
「何で通勤してんの?」
「ボートです」
一度は言ってみたいセリフだよね。
さて船はどんどん進んでいきます。

民家も見えなくなった。

気持ちいい!

ちなみに休日とかお昼前後だと、ボートがものすごい行列になるらしい。
絶対朝イチがおすすめ。

なんか桂林みたいな奇岩が見えてきた!
テンションが上がり始める。

出た!洞窟!
この洞窟くぐりがこの川下りの目玉で、全部で3つの洞窟をくぐっていくらしい。その1つ目。
「これホントに入れんの?」ってくらい狭くて低くて真っ暗。

いざ、突入!

中に入ると冷んやりしてて気持ちいい!
高感度で撮ってるから明るく見えるけど、結構暗くて天井も低いから頭ぶつけそうで怖い。

洞窟の出口。
こういうのスゴイワクワクする。
洞窟を抜けたら・・・

うおおおお!
洞窟を抜けて違う世界にやって来た感覚にちょっと鳥肌が立った。

これぞ絶景!!

船を漕ぐ音と鳥の鳴き声しか聞こえない。
「最高」「気持ちいい」
それ以外の形容詞が出てこない。

この場所は周囲を完全に岩山と崖に囲まれてて、ここに行くにはボートで洞窟をくぐるしかないらしい。
最初にここを見つけた人、絶対感動しただろうね。
ちょくと感動を分かち合ってたとき・・・

家を発見!
え、ここ住めんの?!!笑
だって崖に囲まれてるから洞窟くぐらないと買い物に行けないし、増水したら洞窟すらくぐれない。台風とか来たら確実にアウトな気がするけど・・・

そんな家の近くで漁をしている地元の人がいた。
ここに住んでる人なんだろうか・・・

今は増水してるけど、実は川の両岸が田んぼになってるらしい。
こんな秘境でもちゃんと生きていけるんだね。

しばらく進むとちょっとしたジャングルが。

ここにも人が住んでた。ホントかよ。
そしてその先に第2の洞窟!

最初の洞窟よりさらに低め。

天井に手が届く!

二つ目の洞窟を抜けると、最初のエリアに比べたらかなり狭いスペースに出た。
そしてすぐに第3、最後の洞窟へ。

天井が相当低い!明らかにしゃがまないと通れない。
漕ぎ手のおっちゃんも「頭さげてー!」って言ってきた。

かなり体をかがめないと頭ぶつかる!
そして天井から大量の水滴!
でも楽しい!!
そして最後の洞窟をくぐると…

たくさんのボートで賑わってた。え
実はここ、川下りの折り返し地点。
ボートのほとんどは、お土産や食べ物を観光客に売ろうと待ち構えてる売り子たちだった。

このおばちゃんたち、あの手この手でお土産やらスナックやらジュースやらを売ってくる。
「買って!」
「ノー」
「買って!」
「ノー」
これを10往復くらい繰り返す。
すると今度は
「じゃあ漕ぎ手のおじさんに水を買ってあげなさい」
と、良心に訴える攻撃。
「彼は喉が乾いてる。ほら水を買ってあげな」
ちなみに水は100円もしないくらいの値段。
「彼女たちにも生活が」
「おじさん大変そうだし」
「100円もしないし・・」
大抵の人はこの時点で買ってあげたくなっちゃう。
しかしッ!
インドを旅したと時に良心と慈悲の心を捨て去った俺に、
そんな攻撃は通用しないッ!
2分くらい無視し続けたら別のお客さんのところへ去っていった。おばちゃんゴメンね。
おばちゃんたちを振り切ったら、また折り返してきた道を戻る。

洞窟も行きと同じく3度くぐって、再び絶景エリアへ。

何度見ても最高の景色。
増水してない時に来ると、両岸にズラっと稲穂が見えるらしいです。

1時間ほどで船着場へ戻ってきた。
ちなみに船着場が近くなると、漕ぎ手のおっちゃんがチップを要求してくるので、あげたい人はあげましょう。
タムコック、桂林に負けず劣らずの絶景でした!さすが世界遺産、陸のハロン湾と言われるだけある!
最高の川下りでした!
さて、一般的な観光客はこの川下りをやって帰っていくらしいんですが、我々はこの世界遺産内にある別の2箇所でも川下り&洞窟川下りを体験してきました。次回に続きます!
やばい、なんか川下りブログみたいになってる・・・
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