旅の終わりは近い

おだやんです!

南極ツアーを終え、そしてパタゴニアで名所を巡り、チリからウユニへやってきたおだやんとちょく。ウユニに着いたら12月はまだ乾季の終わりでウユニ塩湖に水は張ってない。前回、乾季でも鏡ばりが見られるスポットに行ってみたけど残念な感じでした。

でもどうしても鏡ばりのウユニ塩湖が見たかったのであることを決めました!

雨季を待つ

どうしても見たい鏡ばりのウユニ塩湖。でもそれが見られるのは雨季が始まる1月中旬前後だそう。それまではあと4週間もある。

一度北上して戻ってくると行っても、もう南米でしたいことは特に無いし、かと言ってウユニの街は4週間も滞在できるほど面白い街でもない。

いろいろ考えた末、アルゼンチンでも経験したワークアウェイ(住み込みボランティアとホームステイの中間のような仕組み)をすることにした。宿代もご飯代もかからないし、ホームステイはできるし一石二鳥だ。

調べると、直近でボリビア第3の都市・コチャバンバでのゲストハウスの管理があったのですぐに申し込んでOKが出た。年越し前後の2週間だけワークアウェイをすることに。

それまで10日ほどウユニの街でブログを書いたり帰国後のことを考えて過ごす。

 

ウユニでの生活

ウユニでワークアウェイの開始を待つことにしたんだけど、この街での生活は快適とはほど遠かった。

まず標高が高く砂漠地帯なので、市場には新鮮な肉や野菜はそこまで売ってない。

自炊をしようにも結局はパスタとかになってしまう。

でも標高が3000m以上もあるので沸点が低く、お湯は80〜90℃で沸騰してしまう。

だから圧力鍋でも無い限り何を作っても微妙なものしか作れない。

外食もそこまで美味しく無いから日に日に食欲がなくなっていった。

しまいには俺はネパールでも感染したジアラルジアにかかってしまった。ジアラルジアは通称卵ゲップ病気と呼ばれ、不衛生な環境で感染する寄生虫病。文字通り胃袋から卵の腐った匂いがして吐き気と下痢が止まらなくなる面倒な病気だ。

 

何も食べられない上に寝込んでしまった。

とにかく水分補給をしなきゃいけないんだけど水は体を冷やすから温かい飲み物が欠かせなかった。でもお湯はちょっと飽きてしまう。お茶が飲みたい・・・・

そんな時優しいちょくが市場にマテ茶を買いに行ってくれた。

ボリビアやパラグアイでは至る所にマテ茶の素材を売る屋台があって自分の好きな調合を注文できる。

いろんな植物の根っこや葉、中には花びらまで。

ちょくが俺の病気が治るように考えて買ってくれたスペシャル調合のマテ茶。

ちょくからもらってすぐに飲んでみた!すると!!

 

 

 

 

マズッ!!

あまりに激マズで余計に体調が悪化してしまった。

なんということだ。泣きっ面にハチとはこのこと!どうしてくれるんだ・・・

 

そんな時、タンザニアのザンジバル島で出会ったなつみちゃんカップルにウユニでたまたま再会!彼女たちに再会した時いろんな物をもらったんだけど、その中にあった胃腸の薬を飲んだら見事治った!

でも個人的にはチキンラーメンのおかげなんじゃないかと思ってます。いずれにしても、なつみちゃんたちありがとう!!

ボリビアで散髪

体調もなんとか元に戻ってきた。数日間寝たきりだったので、気分転換のために散髪へ!

床屋はスペイン語で「ペルケリア(Peluqueria)」。ウユニの街にはなぜかものすごい数の床屋があったんだけど、この前日本で家の近くのヘアサロンを数えたら同じくらいたくさんあった。世界的に飽和してるのかな。

この旅ではずっとちょくに切ってもらってたから、散髪に行くのはエチオピアぶり。

切ってもらう前はこんな髪型。

お店に入ると若いお兄さんが一人。

スペイン語もそこまで分からないのです、髪型一覧表を見ながらボリビアで人気の髪型を聞いたら・・・

この右の髪型だそうです。

確かに街でよく見る髪型!

ってことでこの右の髪型にしてくれとお願いしました。(日本にもこの髪型一覧置いて欲しい・・・)

このお兄さん、手さばきがめちゃ早くてなんと8分ほどで終了!速ッ!!動きに迷いがなかったもん。

出来上がりはというと・・・

おお!10分以内でこれはいいんじゃない?

しかもお値段はなんと15ボリ(=240円)。安い!

安い、速い、そしていい仕事。最高の職人じゃないか!ちなみにボリビアの子どもたちは基本的にこんな髪型です。お兄さんの仕事に感動してチップを渡しました。

旅人の皆さん、髪を切るならウユニですよ。

 

さて、ウユニで寝込んでた間に気がつけばクリスマスに。

ウユニの街も数日前から道路に露天がひしめきあっていた。

普段買えない物を売る露天が多いからか、たくさんの人で賑わっていた。もうすぐ年末年始だ。この時ちょうど最後に立ち寄る国から日本に帰国する飛行機を買っていた。日本に帰る日は1月30日。帰国まであと1ヶ月だ。

旅の終わりはすぐそこだった。

コチャバンバへ

年末になってワークアウェイをする街・コチャバンバへ移動する日がやってきた。

ウユニからオルーロまで列車で向かい、そこからバスでコチャバンバへ向かう。

ウユニ発の列車情報はこちらの記事にまとめました。ウユニの街情報を完全網羅(宿・ATM・グルメ・交通etc)

ウユニ発の列車は深夜00:05発。切符は事前に駅で買っておいた。

ウユニからオルーロまでは2等車で一人60ボリ(=960円)。安い。

翌朝、湖のそばを通るときとある生き物の群れが見えた。

湖に浮かぶ無数のピンク・・・まさか・・・

フラミンゴ!!

それもかなりの数!

数千羽、いや万はいくかもってくらいの数!

ここまでたくさんいるとやっぱり驚くな。

9:30にオルーロ駅に到着。

そこから数キロ歩いてオルーロのバスターミナルへ。

駅とバスターミナルは併設してほしいよね。

ここからコチャバンバ行きのバスに乗る。

切符を買うときはもちろんスペイン語なんだけど割と簡単。

「asta cochabamba(コチャバンバまで)、dos personas(二人分)」

「total 60(合計で60ボリね)」

「A que hora sale el autobus(バスは何時に出発?)」

この会話さえできれば問題なし!

実はスペイン語って世界でもかなり簡単な言語で、日常的に使う単語数はなんと2000しかないそう。しかもアルファベットが読み書きできれば読めるし、英語と違って例外的な発音や読み方も少ない。

だから単語や動詞を100個ほどと1000まで数字をカウントできるようになれば、大体のことは伝えることができる。旅って新しい言語を学ぶ大きなモチベーションになるよね。

 

ボリビアのバスにはよく韓国語や中国語が書かれたベストをきているおじさんをよく見かける。

なんて書かれてるんだろう。単なる古着なのかな?すごい違和感しかない。

オルーロからコチャバンバまでは一人30ボリ(=480円)。5時間でコチャバンバに到着した。

コチャバンバのバスターミナルからタクシーでワークアウェイ先へ向かう。

これから2週間、住み込みでお世話になるゲストハウスはどんなところなんだろう・・

そしてたどり着いた先では・・・

 

なんと天使が待っていたのでした・・・・

 

続く。

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