おだやんです!
エジプト・ダハブでダイビング中のおだやんとちょく。この日はダハブで一番有名で人気のダイブスポットBlueholeとCanyonへ。2本目のBlueholeでは、これまで見たことのないような奇跡が起きたんです!
お手軽朝ご飯
ダイビングの日は朝が早い。6時半には朝ごはんを食べ始める。
昨日の残りのピタパン&タヒーニと、手作り卵マヨ。時間がないからサクッと。
時間がないからサクッと猫タイム。
朝早いから眠そう。
1本目Canyon
この日潜るのはBlueHoleとCanyonの2箇所。
BlueHoleはもう1つの人気スポットCanyonと合わせて2ダイブセットになることが多い。料金は2箇所合わせて600ポンド(=4200円)。
ちなみにどちらもアドバンスのライセンスが必要。
車に機材を積んでまずは宿から15分ほどのCanyonへ。
ビーチにマットを広げて準備。
ビーチから海へ。
このCanyonは文字通り、渓谷に潜れる場所。その渓谷の入り口まで進む。
渓谷に潜るだけの場所なので、魚はあまりいない。
5分ほどで穴の入り口に着いた。
「じゃ降りるよ」とガイドはすぐに下に見える黒い空間に吸い込まれていった。
底が見えなすぎて怖い。
ちょっと心の準備が・・・俺以上にちょくはもっとビビってた。
でも勇気を出して渓谷の穴へ。
最初は暗くて見えないけど、中に入ってしまうとそこそこ明るかった。
ちょくもビビりながらなんとか降りられた!
30mほどの深さの渓谷に着地!
上を見上げると、まさに渓谷を見上げているみたい!
予想以上の渓谷感!
カメラが微妙すぎてうまく撮れないけど、幻想的な青い光が降り注ぐ渓谷は、息を呑む美しさだった。
泡が渓谷を昇っていく様子は、見ていて本当に不思議。
帰りは渓谷の隙間を縫うように浮上。
渓谷を見終わって最初のビーチまで戻った。
これまで潜った場所(LighthouseとMashlaba)がどこも微妙だったから、余計に良く思えた。
2本目 BlueHole
2本目はいよいよお目当のBlueholeへ。
ここはシュノーケリングも人気なのでカフェやレストランが並んでて賑わっていた。
ここでお昼ご飯。
普通だと40ポンドする焼きサバプレートが、セブンヘブンダイバーズの特別価格で30ポンド(=210円)で食べられた。
普通に美味しかった。
さて、このBlueHoleはビーチ近くに深さ120mほどの丸い穴(Bluehole)があることで有名な場所でシュノーケリング客も良く訪れる場所だそう。
でもここでのダイビングは、勘違いされがちだけどその”穴”に潜るものではない。
実際はビーチから深さ800mの断崖絶壁に潜り、その壁沿い(深さ25〜30m)をドラフトダイブ(流れに乗って泳ぐダイビング)。最後にBlueholeの上を横切って陸に戻る、というスポット。
ベルと呼ばれる溝状になった場所から潜行する。
このベルは狭いトンネルになっていて、下手に潜るとタンクが両脇の岩にぶつかってベルが鳴ることからそう名付けられたそう。
狭い溝を降りていく。
最後にトンネルを潜ると・・・
目の前が開けた。
なにこの空間・・
青すぎて怖い。
今いる場所は深さ25mほどだけど、この下はなんと深さ800m!
ヒョエーーーーーーー!!!!
最初は怖かったけど、慣れてくるとこれまで潜った海と比べ物にならないくらい「飛んでる」ように感じて楽しい!
右手に断崖絶壁、左手に真っ青な空間を見ながら進む。
しかも追い風のように潮が流れているから、泳がなくても前に進むので楽チン。本当に青い空間を飛んでいるみたいで気持ちが良い!
まさかの絶景が出現!
崖沿いを進むこと数分、ガイドがいきなり上の方を指差した。
何だろうと思って上を見ると、もやっとした何かが見えた。何だろう?
モヤように見えたそれは、だんだん近づいてくる。
何じゃこりゃ!
それは何万、何十万というのバラクーダの群れだった。
それはあまりに巨大なうねりすぎて、魚の群れだと理解するのに時間がかかった。
こんな巨大な群れは見たことがない。
これはヤバい。
あまりに興奮して、呼吸が荒くなる。でも残圧なんてどうでも良くなった。
数万匹のバラクーダから成る細長い塊があちこちにあって、それらが意思を持ってるかのように離散集合を繰り返していく。
沢山の龍にも見えるし、菌糸のようにも見える。
我々の目の前でうねりは最高潮に達し、巨大な1つの群が出来上がった。巨大すぎてカメラに収まらない。
その群れの真ん中にガイドが進んでいき、指揮者のように手を振った。
その指揮につられたかのように群が左右にブワっと動く。そんな映画のような出来事が目の前で次々に起こっていく。
何だこれは。
興奮しすぎて軽いパニックにすらなっていた。
しばらくして、そのうねりは去っていった。
大・感・動!!
親分も大満足のご様子。
動画でもどうぞ。
その後1m級の魚や色とりどりの魚がいたけど、さっきの魚群の感動が凄すぎて全然興味が湧かなかった。
最後にブルーホールの上を通過する。
何かが下に潜っていくのが見えた。
彼らはフリーダイビングをしている人たちだった。
フリーダイビングはタンクなしで数十m潜るスポーツ競技。つまり素潜り。
目の前で、スキューバダイバーよりも深く潜っていく。何だコイツら・・魚か?
複数の競技スタイルがあるんだけど、そのうちの一種の世界記録は200mを超えるというから驚き。それもう魚じゃん。
ブルーホール自体は深すぎて青い空間にしか見えなかった。やっぱり冒頭の魚群の興奮が冷めなくて「ふーん」って感じだった。
40分ほどでダイビングは終了。
見て!ちょくのこの満足げな表情!
唇が紫。俺は感動で寒さを忘れていたけど、ちょくはかなり寒かった模様。
浅い場所では沢山の観光客がブルブル震えながらシュノーケリングをしていた。
ここには沢山の人がいたけど、さっきの巨大なうねりは一緒に潜った我々4人しか知らない。
そう思うとすごい誇らしい気持ちになった。
あれは今のところ人生で一番の絶景だ。
マッキンリーの頂上から見た景色より、モンゴルの大草原よりも感動的だった。
でもこの数週間後、エチオピアの火山がこの絶景をさらに軽々超えていくことに。その話はまた先の話。
続く。
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