ちょくです!
エジプト・ダハブでのんびり中のおだやんとちょく。
この日はメインの観光地から離れた穴場スポット「Three pools」へ!
朝ごはんを食べてthree poolsへ
ダハブでの朝ご飯はサクッと。
エジプトの定番「ピタパン」どこでも買えるから、いつも前日夜のうちに買っておく。これにチーズと茹で卵をサンドするだけでそこそこ美味しい。
コーヒーや紅茶はいつも常備してるんだけど、エジプトのコーヒーと紅茶は独特!パックのザクロジュースも日本ではあまり見かけないから買ってみたら美味しかった〜。
朝ご飯を食べたら、今日は外出!
タクシーを探しに街に出ると、見事に誰もいない・・・
シーズンオフとは言え、昼間のダハブはガチでゴーストタウン。猫がたまに歩いているだけで、本当に人がいない。怖い。
さて、今日向かうのはここから少し離れた場所にあるビーチ、Three Pools。
ここはたまたまサンドイッチ屋さんで仲良くなったおばちゃんにオススメされた場所。中心地とは違い静かなビーチサイドカフェが沢山あって、海ではシュノーケリングも出来るんだそう。
「私のお店もあるから是非来て!景色は最高よ!お茶をご馳走するわ!」
自身が経営するカフェに招待してくれた、おばちゃん。ダハブはダイビング以外はやることもないし、せっかくなので行ってみることに。
場所は歩いて行くには遠すぎるので、タクシー。
でも全然タクシーが見つからなかったから、普通の車を捕まえて値段交渉。40ポンド(=280円)で目的地まで送ってもらった。後からおばちゃんに聞いたら、これはぼったくり金額らしい。ちぇ。
道中は相変わらず不思議な景色。
しばらく何もないから「本当にビーチなんてあるの?」と半信半疑ぎだったけど、15分ほど走ったらそれっぽい場所に辿り着いた。
さて、どんなカフェがあるんでしょう?!
砂漠のオアシス!ここは隠れた穴場だ
カフェが海沿いに500mくらい、バーっと並んでる。
それにしても・・・
なんだこのビーチカフェたちは!
波の音を聴きながらのんびり昼寝できそうな場所ばかり。
まさに、理想郷!!
私たちは波の音をBGMにのんびりしたい派だから、どうしてもクラブミュージックガンガンの中心地のカフェはあまり好きじゃなかった。ここはまさに、音楽控えめでゆったり出来る雰囲気。ついに、理想の場所に巡り会えた感じ!嬉しい!
どこも素敵だけど、私たちのお目当はおばちゃんのカフェ。海沿いを歩いて探す。
一番奥にあった!
AMM’S CAFE!!
おばちゃんが経営する「Amms Cafe」は500mも連なるカフェ群の、一番端にありました。すごい立地だな!
そして、おばちゃん発見!
「待ってたのよー!本当に来てくれて嬉しい!」
とハグしてくれた、おばちゃん。英語が話せて優しくてとっても知的な人。
サンドイッチ屋で会った時は、普通に夕飯食べてる陽気なおばちゃんって感じだったんだけど、ここではスタッフに指示したりお客さんを案内したりしていて経営者。
こんな砂漠の真ん中でカフェを経営しているなんて、すごい。しかもこのビーチで一番賑わっていて、人気のカフェっぽい。すごいぞおばちゃん。
案内してくれた席は、なんとビーチの目の前で角にある特等席!
めちゃくちゃ広くてビビる!
目の前はビーチ!とラクダ!
他は家族連れや友達グループの団体さんが多いのに、二人でこんな広い席使っちゃって大丈夫かな。
おばちゃんが「約束のお茶よ!おごるわ!」と一杯ずつお茶をご馳走してくれた。こんな広い席で、海を見ながらティータイムなんて!最高!
おばちゃん、素敵な場所とお茶ありがとう!
今日は存分にのんびりするぞー!
ビーチで見た子ども達の営業力
私たちの席の隣にはブランコがあるので早速乗ってみる。
下が砂だからフカフカ。ビーチを見ながらブランコなんて贅沢だなあ。太陽の熱で砂も暖かくて、たまに触れると気持ちい〜。
そして、目の前にはラクダ。
観光客を乗せる商業ラクダたち。
エジプトの前にいたインドは牛ばっかりだったから、ラクダってなんだか新鮮。砂漠の国に来たんだな〜って実感する。
ラクダって愛嬌のある顔してるよね。基本口角上がっているから微笑んでるように見えるし、まつ毛長いし、モフモフしていて可愛い!
笑ってるように見えるけど、内心「邪魔だチビ、どけ」とか思ってるんだろうな。
ちなみにこのラクダたち。
驚くことに大人だけでなく子どもも一丁前に乗りこなしていて、上手に管理している。
基本的に3〜4匹のラクダが繋がれていて1チームになっているんだけど、その先頭には子どもが乗って操っている。
私たちに「ラクダ乗らない?安いよ」と声をかけてくる少年たち。まだ小学生くらいなのに、ラクダを乗りこなし立派に働いていてびっくりした。
そして女の子はというと、別の仕事に精を出していた。
それはミサンガ販売。
彼女たちはポシェットに大量のミサンガを入れて、観光客に売り歩いている。
このミサンガ売りは沢山の子がやっていてライバルが多いから、客を横取りされないように隠れたりして売り込むんだけど、その商売根性にど肝を抜かれる。
ただ強引に「買って!」ではなくて、「みて、あなたのブルーのワンピースにはこの水色のミサンガが似合うと思うの。ほら、ビューティフル!」と、コーディネートの提案もしてくる。
断っても断っても引き下がらない。
「水色の他にもピンクやオレンジもあるよ!これはデザインが違くてビーズが付いているのもあるの。」
高いから・・と言うと、「分かった、二つ買ってくれたら値引きする!どう?お揃いで!どう??」とまとめ買い割引案まで出てくる。営業スマイルは絶やさない。
営業力半端ねえ。
まだ小学生くらいの女の子が、百戦錬磨の敏腕営業マンみたいにあの手この手でミサンガを買ってもらおうとする姿。日本の小学生と比べても仕方ないけど、この状況がただひたすら切ない。
最終的にはこの子の営業に折れて、買うことに。ミサンガが欲しいと言うよりも、彼女の必死な姿をみて助けたいと思った。
すると、ライバルたちが「あそこに買ってくれる客がいるぞ!」と集まって来て一時騒然。ミサンガ売りキッズたちによる客(私たち)の取り合いに。
「私の客よ!」
「マダム、俺のも買ってよ!」
「いくらで買うの?!私の方が安くするから!」
「私の方がカラーバリエーションが豊富よ!」
「僕から買ってくれたら1つおまけする!」
「私の客だってば!私の・・私の・・・ウワーーーン!」
な、泣いてしまった・・・。
こんな事態になるなら軽い気持ちで買うんじゃなかったと後悔。と言うか、彼らの必死さが辛い。そこまでしてミサンガを売らなきゃいけない理由ってなんなんだろうか。
最終的に「君たち二人から買う!以上!」と話を強引にまとめて解散させて、二人からミサンガを買った。
1つ5ポンド(=35円)
軽い気持ちで買おうとしてしまったことを反省。私たちにとっては小さな買い物でも、彼らにとっては大事な収入源なんだってことに気付かされた。
しかしラクダ乗りの少年たちもミサンガ売りの子どもたちも、売り上げは何に使うんだろう。家に帰ったら「今日の売り上げは300円でした」みたいな感じで親に差し出すのかな。
美しいビーチには癒されるけど、ちょっと切ないな。
シュノーケリングと美味しいランチ
そんな騒動のあと、おだやんは海へ。
シュノーケリングセットはカフェでレンタルできて、1セット35ポンド(=245円)
この時は2月下旬だったんだけど、まだ暑くなるまで水温は低い。
私は1回挑戦したけどスウェットスーツなしでは冷たすぎて断念。おだやんは意地で海に潜ってたけど、10分もしないうちに震えながら戻って来た。そこそこ魚はいたみたい。
お昼はおばちゃんオススメのフィッシュセットを注文!
この魚がめっちゃくちゃ美味しい!
ちゃんと下味が付いていて、サクサクで、タヒーニ(生ゴマのペースト)とも合う!最高に美味しい!!!
この量で一人40ポンド(=280円)っていうのも驚き。
はあー幸せ!!
食後におだやんとトランプしていたら(暇か)、さっきのミサンガ少女がやって来た。
立派にミサンガを売っているけど、やっぱり中身はまだまだ小さい女の子。こうやって遊びたいよね。
彼女に教えてもらったエジプトのトランプゲームをして遊んで、楽しい午後。ルールが適当すぎて、あまりよくわからなかったけど(笑)
あとは、ビーチサイドでひたすらのんびり。
水温が低いのは残念だけど、暑すぎない気候はのんびりするのに最高!
座ってるだけでジトジト汗をかくような気候だとのんびりも出来ないもんね。そう言う意味では、この時期に来て良かったかも。
おばちゃんに別れを告げ、帰りもヒッチハイクで帰宅。
乗せてくれたのは、THEアラブ人なジェントルマン。エジプト人は結構みんな香水をつけているんだけど、このおじさまも良い香りがした。
ヒッチハイクといっても運転手にお金は払う。帰りは25ポンド(175円)で交渉成立!
丸一日のんびり遊べるThree Pools、すごーく良かったな。良い一日でした!
続く!!
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