おだやんです!
インドからエジプト・カイロへとやっって来たおだやんとちょく。さっそくカイロの街を散策!
激安王国エジプト!
宿を出て、さっそくカイロの街を歩いてみることに!
2月のエジプトの気温は日本の秋と同じくらいで暑くもなく寒くもないちょうどいい感じ!
宿の前は八百屋や車の部品、雑貨を売る小さな商店が軒を連ねていた。

街もそこまで汚くないし、治安も悪そうな感じもない。

大通りに出ると、サンドイッチ用のピタパンを売る屋台が大量のパンを売っている。こんな量売れるの?と思うけど、夕方には結構減っていたから驚き。
カイロ中心部の建物は色が薄い黄色に統一されている。

色に統一感にある街って見ていて絵になる!
さて、とりあえずお腹が空いていたので、混雑していた店に入ってみる。

入った店はケバブ屋!

おおお!うまそう!!

店の前にはプレートでクレープを焼いている。


こういうの大好き!とりあえずチキンサンドとマトンサンドを1つずつ買ってみる。もちろん英語は通じない。

どちらもひとつ、18ポンド(=128円)。味は普通に美味しいサンドだった。
でも・・・バスや地下鉄が10円レベルだから全然安くない!どういうことだ!到着早々に食べた肉入りサンドがひとつ28円だっただけに、期待を裏切られた感がハンパない。
でもきっと他の店は安いはずだ!気を取り直してOraby Squareの方へ。
地図でいうとこん辺。
ここは歩行者天国になっていて、カフェや飲食店がたくさん並んでた。まるで土日の銀座みたい。

写真を撮ってると通りがかりのおじさん達が手を振ってくれた。エジプト人、やっぱり良い人多い気がする。

広場を見渡すと、一角に混雑していたカフェがあった。

みんなシーシャ(水タバコ)をふかしている。
シーシャはペルシャ発祥の喫煙具の一種で、中東の国々の庶民文化として根付いている。

そんなシーシャを吸いたくなったので店に入ってみた。

カフェの隣にシーシャスタンドがあって、店員が忙しくシーシャを準備している。

日本でもルームシェア時代にルームメイトがシーシャを持っていたこともあり、シーシャ好きだったので注文してみた。

なんかいろんなフレーバーがあったけど、アップルとミントがメジャーのようだったのでミントフレーバーにした。
そして飲み物も注文。

こんなに一文字も読めないメニューもある意味すごい。数字も読めない。誰か助けて。
と思ったら裏に英語メニューがあった。

コーヒーが一杯7ポンド(=49円)。安い!良いぞ!
ちなみにシーシャは1つ12ポンド(=108円)から。日本だと1000円くらいするから驚き!
安い!!凄いぞエジプト!
頼んだコーヒーがこれまたびっくり。

めっちゃ美味しい!!
濃厚だけど後味さっぱり!!!ベトナムコーヒー以来の衝撃!!!!
実はエジプトをはじめ、中東で出てくるコーヒーはアラビックコーヒーと言ってコーヒーを細かい粉末状にしてカルダモンと一緒にグツグツ沸かしたもの。それが小さなエスプレッソのショットカップに100ccくらい入れられて出てくる。
カルダモンがこんなにコーヒーと合うとは驚きだったし、このレベルのコーヒーが50円で飲めるなんて最高!
コーヒーを飲んでいると、スタッフがシーシャと炭を運んでくれて、煙が出るように準備してくれた。


お兄さんの写真を撮っていたら「俺らの写真も撮ってくれよ」と他の従業員がやってきた。アラビア語は分からないけど、そんな風にジェスチャー混じりで言ってきた。

なんかみんな怖いんですけど・・・笑
そしてなぜかちょく(嫁)と2ショットもお願いされる。

「俺も撮ってくれよ」

ってもういいから早くシーシャ吸わせてくれ!
さて、シーシャはフレーバーをつけたタバコの葉っぱを蜜で固め、その上に炭を置いて水をフィルター代わりにして吸い込むタバコ。もちろんタールもニコチンも入ってるのでタバコを吸わない人は注意です。

さっそくちょくが吸ってみる。

ちょくは見た目が子どもだから、タバコふかしてると悪ガキにしか見えない!

「意外と大丈夫かも?口の中がスースーする」
確かに普通のタバコの煙よりも滑らかで煙にトゲがないので、まるで水蒸気を吸っているみたい。一言でいうならミントの香りの水蒸気を吸っている感じ。
タバコを吸わないちょくが口から煙を吐いているのが見ていて面白い!なんて二人で笑い合ってると、ここでちょくから衝撃の事実を伝えられた。
「初めて吸ったんじゃない?大丈夫?」
「遠距離時代(東京と北海道)でおだやん北海道にいたから言ってなかったけど、私仕事してた時何回かシーシャ吸ったことあったよ」
「え?本気で言ってんの?どこで?」
「六本木のクラブで」
「ブフッ(コーヒーが鼻から出る音)え?」
「え?言ってなかったっけ?」
いや、もちろん別に夫の知らないところで何をしようが構わないけど、お酒もタバコもクラブにも縁がないちょくの口から「六本木」「クラブ」「シーシャ」という言葉が出てきたから焦った。ちょくからの告白で一番驚いたことかもしれない。
(どうしよ、嫁は実はめっちゃチャラい女とか、実はバックにすごいヤバイ系の団体がいて、まさか金目当てに結婚して・・)
「お、お前!さては美人局だな!おいこの美人局!どうなんだ!」
いろいろ聞いたら大学時代のサークル仲間とストレス発散にクラブに行くことが数回あったらしい。
で、他にも言ってなかったことがあって、会社のランチタイムに渋谷の高級焼肉屋や高級ステーキ屋に通ってたらしい。いや俺も昼休みに回転寿司(北海道の)行ってたけど、ちゃんと報告してたよ?
なんか最近夫婦の中で男女が逆転してる気がする。ちょくがどんどん男前になっていって、俺が女々しくなっていってる気がする。
・・・
とりあえず、こんなに安い金額で美味しいコーヒーとシーシャを満喫できて良かった!!
さて。ここで一旦宿に戻るわけなんだけど、宿に住み着いていた子猫のためにツナ缶を買うことに。ちょくに大反対されたけど、「好きなコーラを買う回数をセーブするからお願いします!」と節約を誓って買わせてもらう。

この物価の安いエジプトで、ツナ缶は1缶9ポンド(=63円)。日本と比べると安いかもしれないけど、この国ではツナ缶は高級品。
ちょくは「猫に自分の朝食代よりも高い餌を買うなんてどういうこと?」と呆れてたけど、俺は言った。
「あいつにはこれが必要なんだ!」
もう子猫が喜ぶ顔を見たすぎて、5階にある宿まで階段をダッシュした。
野良猫に普段食べられない質のいいエサをあげるのは無責任なので、一応事前に宿のお兄さんにこの猫のエサ事情を聞いておいた。そしたら「この猫は普段から宿の人にエサをもらっている」とのことだった。よし!
さあ、お食べ!!

ツナ缶を初めて見たのか警戒心丸出しだったけど、まずはこれが食べ物ということを分からせる為に俺(29歳無職)が床に這いつくばって食べる真似をして見せた。
すると子猫は狂ったようにツナ缶に食らいついてくれた。

この子は今後ツナ缶なんて食べられないかもしれないから、こんなに美味しいエサをあげるなんて酷かもしれないけど、俺は一瞬でもこの子猫が喜んでくれたらそれでいいと思う。だって人も猫も人生ってそんなもんじゃないか。
夜は地球の歩き方に載っていた人気のレストラン「Abo Khaled」へ。ここは中級クラスのレストラン。


優しそうなおじさんが出迎えてくれた。

どこの国でもなぜかみんなちょくと写真を撮りたがる。なんで俺じゃないんだ。

目、開けて!

2階は誰もいなかったけど、しばらくしてそこそこ満員になった。
メニュー。

メニューがよく分からないでいると、店のおじさんが色々説明してくれた!

サラダやグリル野菜は自分で好きなだけ盛っていいらしい!
調子に乗ってかなり頼んでしまった。

ミックス肉グリルにミックスサラダ(焼き野菜、サラダ、タヒーニなど6種盛)にモロヘイヤスープにピタパンがついて140ポンド(=980円)。これだけ頼んでこれは結構安いと思う。
まず、エジプトと言えばとにかく肉!

つくね状のものはエジプト名物のコフタ(羊や牛のひき肉のつくね)。味も想像の通りつくねで普通に美味しい。
そしてエジプト名物のモロヘイヤスープ!

これ、トロっとしててモロヘイヤの苦味も少しあって美味しい!!
ちょくはこれが一番美味しいって言ってました。
そしてこれまたエジプト周辺国名物のタヒーニ(ゴマのクリームペースト)。

これが濃厚なゴマを感じで、たまらんのですよ。
で、こうした諸々をですね・・・


ピタパンに挟んで食べるわけですよ。



最後にタヒーニをかけて食べると、うまい!!!
この店は正解だった!エジプト、ご飯美味しい!もう動けないくらい満腹になりました。
その後、夜のナイル川を見に行くことに。
なんか奇妙なものを運ぶトラックを見つけた。

なんだと思ったら・・・

卵だった。これ大丈夫なの?笑
ナイル川は街の中央を流れているので15分くらい歩くと着いた。

まあ普通の川ですよ。
ナイル川の上には船の形をしたフロートレストランが数件光っていた。


きっと、お高いんでしょうね。
川を眺めていると、とある家族に「あなたのカメラで写真を撮って」とお願いされた。

写真を撮ってあげると、この家族はとても嬉しそうにしてた。でもこれ毎回思うんだけど、データあげないと意味ないよね。
その後、毎回恒例の「あなたの奥さんと一緒に写りたいわ」とちょくが隣に呼ばれた。

ちょくって小さいからマスコット的に写るのかな?そしてなんで俺じゃないの?俺もたまにはブログに登場したいよ?
ちょくと一緒に写真を撮ってもらったこのお母さんは、もうめちゃくちゃテンション上がってて「ひゃー!撮ってもらったわー!やったわ!」と喜んでた。ちょくって一体何者なんだろう。
さて、帰りに宿の近くでスイーツ屋さんを発見した。

外にはアイスクリームも売っている。

「でもちょく、お腹いっぱいだから入らないよね。」

「明日来ようね」

っておい。2つも買ってやがる。

1つ8ポンド(=56円)。これまた安い!
普通に美味しいアイスだった。
それにしてもエジプトの物価って何でこんなに安いの?!
って思ったら、実は2016年の11月にエジプトは為替制度を固定相場制から変動相場制に変えたんだとか。つまり通貨の価値を為替市場に決めてもらう制度。その結果、エジプトポンドの価値が急落したんだそう。
もともと物価が安いのに加えて、今のエジプトではポンドに対する円やドルの価値が相対的に上がってるから外国人にとっては全てが激安に感じるという訳なんです!
エジプト国民には辛い状況らしいんだけど、外国人にとっては天国のような場所!インドや東南アジアも安いけど、料理やデザートの質を比べたら、エジプトのコスパは凄いと思う。
ということで、財布を気にすることなく、もっとエジプトを大満喫していきます!
続く!
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