道路沿いでキリンが見れるという噂は本当?!ナイバシャ湖畔を徹底大捜索!

おだやんです!

ケニアの首都ナイロビ近くにあるナイバシャ湖にキャンプにやって来たおだやんとちょく。前日の夜はキャンプ場でカバが見られて大興奮!

さてこの日はナイバシャ湖沿いの道路では野生のキリンが見られるという噂を聞いていたので探しに行くことに。果たして本当に見られるのか?

アフリカキャンプは猿との戦い

ナイバシャ湖湖畔のキャンプ場・フィッシャーマンズキャンプで迎える朝。

起きるとテントの外に可愛くて綺麗な鳥が見えた。エチオピアでもよく見かけたこの鳥はアフリカ東部に分布するツキノワテリムクというムクドリの仲間。

光の角度によって羽が青や緑に輝いて綺麗。

テントの外では既にちょくが朝ごはんを作っていた。しかもいちから火を起こして。笑

超優秀なヤマンバお嫁さんをもらった気がする。

その後ろでは野生の猿たちが食べ物を探してうろうろしている。

彼らはサバンナモンキー。アフリカ東部に生息していてキャンプ場には必ずとっていいほど出没する。

彼らはちょくが料理していることに気がつき周りを集団でうろうろしていた。そのせいでちょくはビビって料理に集中できずイライラ。俺は追い払う役に徹した。もともと猿がいた場所にキャンプ場ができたのだから猿も可哀想なんだけどね。

猿と戦いながらちょくが作った朝ごはん。

オクラが食べられるのが嬉しい。

今日は非常にいい天気!

キャンプ場で自転車をレンタルして早速キリンを探しに行く!

まずはナイバシャの街からキャンプ場まで来た時にキリンを見たのでその辺りまで行ってみる。

道路の両脇はバラ農場が広がっていた。(写真の花はバラじゃありません)

この辺りは花の栽培が盛んでここから周辺国に出荷しているそう。

ちょっと小道に入ると野生のヒヒ・バブーンがたくさんいた。

近くで見ると牙が鋭くて怖い。

進めど進めどキリンは見つからず。途中の屋台でお昼ご飯。

豆の煮物とご飯。

味が薄すぎて全然進まない。エチオピアといいケニアといいアフリカ料理って「美味しい!おかわり!」と言える料理がない。まだ出会ってないだけなのかもしれないけど。

エチオピアの塩湖で採取した潮の結晶を持っていたのでかけて食べた。

昼ごはんを食べてキャンプ場方面に北上しようと折り返した途端、道路脇の敷地の奥の方に動物を発見!

シマウマだ!野生のシマウマを見たのはここに来る途中のバスの中からだけだったのでテンションが上がった!

でも望遠で撮ってるから実はかなり遠い。カメラ使わないとシマウマかどうか分からないレベル。もっと近くで見たい….シマウマといいキリンといい一体どこにいるんだ…..

キリン探しは諦めてとりあえずキャンプ場に戻る。途中ATMに寄った。キャンプ場の周りは田舎すぎて小さな商店と2軒のATMしかない。

VISA PLUSが使えた。

次に鶏肉を買いたくて商店を回るもどこも扱ってない。すると近所の人が「鶏肉はこっちよ!」と案内してくれた。

家の敷地内の小さな小屋に連れて行かれる。鶏肉はどこにあるのと思ったら・・・

いやそういうことじゃないから。お肉の状態のやつくださいよ。

一応さばけるから金額聞いたら安いやつで1匹1800円(3kgほど)くらいした。安いけど冷蔵庫もないので諦めてキャンプ場に帰った。

諦めきれないキリン探し

キャンプ場に戻って時間を潰そうとしたけど、どうしてもキリンが見たい気持ちが抑えきれなくてナイバシャ湖の奥の方(ナイバシャの街とは反対方向)にも少しだけ行ってみることにした。

行けども行けども両側は畑や民家、雑木林ばかり。

バブーンはいるんだけどな。これはエチオピアで見飽きてたから全然嬉しくない。

もっとサファリっぽい動物が見たい!

さてキャンプ場から自転車で15分ほど進んだ頃・・・

道路に面した斜面でついに見つけた!!!!

野生のシマウマ!!

シマウマまでの距離は25mくらい。姿形がハッキリ見えた。

すげえ・・・本当にシマシマだ。

姿形はロバなんだけど模様がシマシマで奇抜すぎる。全然見飽きない。見ていて疑問に思ったのは白地に黒のシマシマなのか黒字に白のシマシマなのかどっちなんだということ。もしくはどっちでもないとか?気になる。。。

そしてさらに!!

道路脇にインパラも発見!

初めて見た・・・映画「もののけ姫」の中でシシガミの森でシシガミに出会ったシーンみたい。ツノがカッコいいし神々しい。インパラは警戒心が強いからすぐに逃げていった。

本当にたくさんの野生動物がいるんだなぁと感動!

でもお目当のキリンは見つからない・・・

見つから・・・・

え?あれ?

キリンだ!!野生のキリンだ!

信じられない。

動物園でしか見たことないキリンが目の前の森の中にいる・・・

確かにいる!

首も長いけど足も相当長い。やった!!見れたぞ!!

と喜んでたら森の奥から続々と出てきた。

さて、下の写真にキリンが何頭写っているか分かるかな?

正解は3頭。

一応野生動物だから一定の距離をあけて観察。(写真は近づいてるように見えるかもしれませんがかなり望遠で撮ってます)

やばい。キリンめっちゃ可愛い。

たまに舌を出してベロンベロングリングリン回す。どんな意味なんだろう。おちょくられてるのかも・・

そしてまつ毛が超長い。

野生動物ってほとんどが「ワイルドでカッコいい」のに対しキリンは「美人・優雅」という言葉が似合う。

足が長いから歩き方もスムーズ&しなやかで気品がある感じがする。

というかキリンが舗装道路を歩いている!なんとも不思議な光景。驚きを通り越して笑えてくる。

バレないようにこっそり後をつけてみる。

これはオスキリンなのか他の2頭よりかなり大きい。

キリン、惚れた・・・

なんたってこの可愛さですから。

キリンの可愛さ、ハマりそう。

上のツノみたいな突起はなんなんだろう・・・と思って調べたらキリンの頭の突起はオシコーンというツノでオス同士が戦う時の武器のような役割になるそう。ちなみにキリンのツノは骨格的には5本あるそうです。ヘぇ〜。

いや〜2日目にして思う存分キリンを見られて大満足!!!しかも無料ですからね。ケニア最高!

ちなみにキリンが見られた場所は地図でいうとここ。

写真でいうとこんな看板が立っている場所です。

ただ近くには私有地や私設公園(プライベートサファリ)もあるので不法侵入にならないように気をつけましょう。

それにしても楽しいキリン探し楽しかった!

・・・

シマウマもキリンも見られたしウキウキしながらキャンプ場に帰って自炊。

そして食事の後は恒例の・・・

カバ観察。

なんて贅沢・・・

カバが大きな体からは想像できないほど静か。草を食べる「ボリボリバリバリ」という音だけが周辺に響き渡る。

カバって意外にも夜行性らしい。実は肌が弱くて日中は水の中で日光を避けて夜になると陸に上がって草を食べるそう。どうやらこのキャンプ場の湖畔が数頭の縄張りになっているようで夜になると毎日出てくるみたいだった。

でも俺たち以外誰も気がついていない。なんでなんだろう。カバに興味ないの?

それにしても何度見てもブサイクだな・・・

って言ったらカバに睨まれた。

怖い。カバってかなり足が早くて有名らしいから電気柵なんて吹っ飛ばして突進してくるんじゃないかとヒヤヒヤする。

あまりに長い時間睨まれ続けるなと思ったその瞬間・・

 

「ダダダダッ!!!」

 

突進して来たッ!!!

やばい!でもあまりに早すぎて動けない。

死んだわこれ。

 

 

カバはギリギリ電気柵の手前で突進をやめた。

加速力が余裕で人間以上で本当に二人とも動けなかった。体重3トンもあるのに信じられない瞬発力。あのスピードで突進されたら普通に死ぬ気がする。

危なかった・・・

刺激しないようにもう少し離れて観察しよう・・・

二人だけで1時間ほどひたすらカバを観察。なんて贅沢なキャンプ場なんだ!

こんなの子どもと来たら絶対楽しい。ケニアの子どもが羨ましい!

テントに入って早めに就寝。カバが草を食べる音を聞きながら眠りに落ちるのでした。

・・・

さてお次は自転車で入れるサファリ・ヘルズゲート国立公園でまたもや動物ざんまい!

続く!

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2 件のコメント

  • kikuna より:

    楽しいグログありがとうございます。
    オクラ (okra) はこの周辺国が原産地と言われています。
    オクラの語源もこの周辺でしょう。
    よく日本語だと思っている人もいますが、、、。
    Hell’s Gate は国立公園だったかなあー?
    国立公園(National Park), ゲームリザーブ(Game Reserve)
    など厳密に差別された法律があったと思う。

    • backtothenature より:

      kikunaさんへ

      コメントありがとうございます!
      返信がおそくなり申し訳ございません!

      オクラ、完全に日本語だと思い込んでおりました。笑
      ご指摘ありがとうございます!

      hells gate は確かにナショナルパークです!たしかにあの辺には私設のゲームリザーブもあってややこしいですよね…

      何はともあれ、これからもご愛読よろしくお願いいたします!

      〜おだやんより〜

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