おだやんです!
リビングストーニアの秘境キャンプ場からムズズへと戻ってきたおだやんとちょく。ムズズではAbemaTVへの出演仕事を済ませ、いよいよ次の目的地へ向かいます!
ンカタベイへ向かう朝
リビングストーニアから戻った翌日。
安宿Joy’s Placeの庭でサンドイッチを作る。
それにしてもリビングストーニアのキャンプ場は絶景を目の前にしながら自炊ができたから良かったなぁ。リビングストーニアがすでに恋しい。
サンドイッチはコスパ最強。
さて、次の目的地はマラウイ湖に浮かぶ真の秘境チズムル島!!
そこに行くにはまずチズムル島行きのフェリーが出るマラウイ湖畔のンカタベイ村に行かなくてはいけない。
同じ宿に、ユウさんという日本人の旅人がいて、同じくンカタベイに行くというから3人で一緒に移動することにした。
基本我々は誰とも行動を共にしたりしないんだけど、ユウさんにはどこか不思議なオーラがあったから何となくOKしてみた。ユウさんの話は一番最後に載せています。
大型スーパーでチズムル島で自炊するためのツナ缶やパスタなんかを買ってバスに乗り込む。
ムズズからンカタベイまでのバス代は一人1500クワチャ( =225円)。後でわかったけど本当はもう少し安いらしい。
ミニバスは田舎道をひたすら爆走する。
途中おやつタイムなんかもあったりする。その休憩所で変なものが売られていた。この白いの、何だと思う?
実はこれ、白い木炭(白炭)。
日本の白炭は超高温で焼き上げた木に湿気った灰と土をかけて消化するからそれらが付着して表面が白く見えるもの。白炭は黒炭に比べて火付きが悪いけど火持ちが良くお風呂を沸かしたりご飯を炊いたりと生活燃料として使われることが多いそう。
でも日本でいう白炭はもっと灰色っぽいけどこれは完全に白い。何をどうすればここまで白くなるんだろう。
途中、この先に警察の検問があるとの情報が運転手に舞い込んできた。(憶測だけど)
乗っているミニバスは明らかに定員オーバで検問に引っかかる恐れがあったため、運転手は他のミニバスを呼び止め乗客数人をそのバスに割り振った。
これ毎回経験してる気がするんだけど(笑)というかバス側の都合でバスを乗り換えるのも大変だ。
この前も乗っていたミニバスが検問での定員オーバー検挙を恐れて、検問前で数人の乗客を下ろしたことがあった。降ろされた当の乗客は検問の前後500mほどを歩かされてた。
法定乗客数を超えてまで客をたくさん乗せたいバスの運転手たちとそれを取り締まりたい警察のイタチごっこはマラウイ全土で起きている。いろいろ大変だなぁ。
バスは2時間でンカタベイに到着。
小さな街で、露店が並ぶのどかな場所だった。
ちなみにバスターミナルでタクシーの運転手から「Mayoka Villageに泊まるなら宿までタダで送迎するよ。宿とそういう契約をしてるんだ」と言われた。
オイシイ話だったけど、宿は実際にこの目で見てからじゃないと決めたくない派だったから断って歩くことに。
ンカタベイの安宿Mayoka Village
ンカタベイにはマヨカビレッジ(Mayoka Village)とバタフライスペース(Buttterfly Space)という二つの有名な安宿があるんだけど、どちらもバス停からちょっと遠い。(地図は一番最後)
坂道を登っていき、何もないこんな道を左折する。
分岐が分かりにくい!
ンカタベイはマラウイ湖湖畔の村だから、すぐ下に真っ青なマラウイ湖が見える。
のどかだなぁ。
さて、汗だくになりながらなんとかMayoka Villageに到着!
雰囲気が良かったから結局ここに泊まることにした。こんなことなら無料の送迎タクシーに乗っておけば良かった・・・・
さて、この宿にはかなりの数の欧米人がいた。ムズズでは外国人なんてほとんど見かけなかったのに。
欧米人に人気だということもあってこの宿は細部までこだわりがあってオシャレだった。
トイレもリビングストーニアのマッシュルームファームと同じく地球に優しいコンポストトイレ。
テラスからはンカタベイの湾が見える。
湖はかなり透明。泳ぎたい!(マラウイ湖には住血吸虫という寄生虫がいるので泳ぐのは自己責任です。その話はまた後日!)
この宿はカヤックとかシュノーケルセットとか全て無料でレンタルできるし、階段が湖まで続いてていつでも飛び込めるし、かなり遊び心のある宿だった。
そしてここは食事も飲み物も洗練されている。
トロピカルフルーツスムージー1800Kwt(=270円)とロックシャンディ1000Kwt(=150円)。
どちらも先進国のバーやカフェで出てくるものと同じくらい美味しかった!
なぜか忘れたけどこの日ちょくと喧嘩した。
なんで怒ってたんだっけ?美人な金髪の欧米人に見とれてしまったから?!
そんなに睨まないで!
ンカタベイには一泊しかしなかったんだけど、カヤックも無料だしゆったりするにはかなりいいところだと思う。ただ夜は若いバックパッカーが騒いでて、苦手な人は苦手かも。
隣のButterfly Spaceの方が値段はほぼ同じだけど静かな感じだった。
ちなみにこの2つの宿の前ではマリファナの売人がうろうろしていてちょっと物騒だった。聞けばマラウイはアフリカの中でもマリファナの名産地だそうで、上物の葉っぱはマラウイゴッドと呼ばれ南アなんかに密輸されているんだそう。
ユウさんという旅人
さて、一緒にンカタベイまで移動して来たユウさんが面白い人だったので、ちょっとユウさんについて語ろうと思う!
ユウさんバックパッカーで、年齢は同じくらい(30すぎ)。聞けばこれまで100カ国近く旅しているという。それもかなりの短期間で。すげえ。猛者だ。
ユウさんはいろんな国に行ってるというから、これから行く南米のオススメスポットなんかを聞いてみた。
すると不思議なことをいう。
「いろんな国に行ってるけど、入国しているだけで観光地には行ってないんです。」
え?どういうこと??
聞けば本当にどの観光地に行ってなかった。例えるならペルーに行ったのにマチュピチュ行ってないとか、ジンバブエに行ったのにビクトリアの滝見てないとか。
まあそういう我々もインドに行ったのにタージマハル見てなかったりするんだけど、ユウさんの行ってないレベルは我々夫婦の想像を遥かに超えていたからかなり驚いた。
「え?何で旅してるんですか?」
我々は思わず聞いてしまった。失礼でごめんなさい。
するとユウさんは答えた。
「実は地球上にある全ての国に行くことが夢なんです。それもあと数年以内に。」
何と!
そういう旅のスタイルがあったのか!こんな人初めて会った!
根掘り葉掘り聞くと失礼かなと思って「数年以内に」という部分には突っ込めなかったんだけど、多分1枚のパスポートに全ての国のスタンプを押したいんだろうなと推測。
最初は内心「それってただのスタンプラリーじゃん!」なんて思ったけど、よく考えたら夢なんて人それぞれなんだと気が付いた。
世の中にはいろんな夢や目標がある。
世界一周したいとか、昇進したいとか、南極点へ徒歩で到達したいとか、飛田新地で豪遊したいとか、蒼井そらと結婚したいとか(最近結婚しちゃったけど)。
本人からすれば大きな夢も興味のない人からすれば「へぇ〜」で終わってしまうもの。
我々の世界一周だって他の誰かからしたらただのスタンプラリーに見えるかもしれないし、ただのお遊びにしか映らないかもしれない。本当に夢って人それぞれなんだなぁと思った。
でもそういう意味ではユウさんの夢はかなり気になる。どうなの?達成できるの?結末が知りたい!
ちなみに世の中狭いもので、ユウさんとはfacebook上で共通の友達(大学の後輩たち)がたくさんいました。なんでだろう。
・・・
さて、お次はいよいよ秘境チズムル島へ!
続く!
ンカタベイの地図
❶ムズズからのバス停車場
❷安宿Mayoka Village
❸安宿Butterfly Space
❹チズムル行きフェリー乗り場
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