ちょくです!
マラウイでのんびり中のおだやんとちょく。
この日は首都リロングエから湖畔にあるモンキーベイという場所まで移動。
大好きなチャリタクから1日が始まります!
チャリタク事情
マラウイの首都・リロングエでは会社の元同期のユウちゃんと会えて楽しい時間を過ごすことができた。
ユウちゃん家を出て、ここからまた旅が始まります!
この日はリロングエからモンキーベイという場所まで移動する予定。
まずはチャリタクでバスターミナルへ向かうため、道路脇にたむろしていたチャリタク集団に声をかける。
「バスターミナルまでいくらですか?」
価格を聞いてみると言い値は一人1000クワチャとのこと。これは明らかに観光客価格だし、私たちが大きなカバンを背負ってるため完全に足元見てる。
というわけで他を探すことに。
「高いから別の人にお願いするね、ありがとー」と言って去ろうとしたら、すぐさま他のチャリタクが走り寄ってきた。
「俺行けるよ!400でどうだ?!」
すごい勢いで詰め寄られる私たち。もちろん400ならありがたい。これが通常価格なのかもしれない。
この2人の青年にチャリタクをお願いして、バスターミナルを目指す。
思ったよりもバスターミナルが遠くてこれは絶対歩けなかった。チャリタクにお願いして良かった・・。
それにしても、同じ距離でも1000クワチャと言う人と400クワチャと言う人がいるのが面白い。
安くても良いから数をこなして稼ぎたい人。外人相手にはなんとしても1000クワチャでしかやらないという人。
私たちのチャリタクさんは洋服がボロボロだったから、とにかく稼ぎたい人たちだったのかもしれない。
チャリタクのお兄さんが快調に飛ばしてくれて、無事にバスターミナルに到着。重い荷物込みで走ってくれたお礼に、400ではなく500クワチャずつ支払った。
乗せてくれてありがとう!
腕を掴んで離さない男
チャリタクのお兄さんたちのおかげでバスターミナルに到着。モンキーベイ行きのバスを探す。
バス乗り場はこちら。
キョロキョロしてたら日本語の書かれたバスを発見。
岩手県盛岡市立高校サッカー部のバス!
すごいボロボロだけど、今でも現役でマラウイの人々の役に立っているようです。
さて、バスターミナルに着くとまずはおなじみのどこ行くんだ攻撃が始まる。陸路でアフリカを旅していると毎回この攻撃を受けるのでもう慣れっこだ。
「モンキーベイ」と言うと一人のおじさんに手を掴まれて連行された。
おい離してくれーと思ったけど、もうガッチリ掴まれて囚われの身。
この陽気なおじさん、私の手首をギューー!と握って離してくれない。もうこの時点で諦めて身をまかせる。
「モンキーベイだな?!任せろ!こっちだ!ついてこい!」
とても陽気な人で、私を引っ張りながら「チャイニーズ通りまーす!」「マイフレンドでーす!」みたいなことを叫ぶおじさん。ちょっと、引っ張りすぎだよ。
まるで見世物だけど、悪気がなく楽しそう。周りからは「ひゃーお!お前やるじゃねーか!」って笑われて、普段ならこの時点でムカッとするけど今日はこのお気楽な感じが楽しい。私も心が広くなったのかな。
おじさんに連行された先にモンキーベイ行きのバスがあった。
一人4000クワチャで乗車。このとき時刻は11時。
運転席の後ろの席には大量の荷物が積まれてる。
ロープが蜘蛛の巣状に張り巡らせてあって、そこにどんどん荷物が積み上げられていく。中にはミシンまで!結構強引に積みあげていくから崩れ落ちないかハラハラするー。
さあ、バスにも乗れたし順調だ!
モンキーベイへレッツゴー!
なかなか出発しないバス
しばらく座っていたんだけど、バスはなかなか出発する気配がない。
あまりに暇なのでバスの中でアイスを売っていた青年からアイスキャンディーを購入。
オレンジ味のアイスキャンディー。着色料がすごくて、食べたら舌がすごいオレンジ色になっちゃった。
近くの席の子どもも美味しそうにこのアイスキャンディーを食べていたんだけど、
途中、袋を盛大にひっくり返してズボンがビチャビチャに・・・。
夫婦でそれを眺めて「ああ〜やっちゃった」とヒヤヒヤしてたんだけど、お母さんは全く気にしていない。なんか肝が座っててカッコいいなと関心してしまった。
公共の場で子どもが汚したり、こぼしたり、騒いだりすると「すみません、すみません」ってお母さんが謝ることがあるけど、子どもは失敗を重ねて成長するものだよね。何かをこぼすことだって悪いことじゃない。
日本とアフリカでは子育て事情も違うし日本の方が世間の目が厳しいのは確かだけど、このシーンを見て「小さいことは気にしなくて良いんだ!もっと自由にさせてあげるのも必要だよな」って色々と勉強になった。
バスには他にも子どもがたくさん。
アフリカの赤ちゃんって、本当に本当に可愛い。
ムチムチモチモチツヤツヤで、愛嬌ありすぎて最強。
癒しだ・・・。
さて、アイスキャンディーを食べたり赤ちゃんと戯れたりして時間を持て余していたけど、そういえばまだバスは出発しない。おい、どういうことだ。
13時ごろになってついに乗客がワーワー騒ぎ、文句を言い始めた。
そして口論。
やっと出発。
一体なんで2時間も出発しなかったんだろう・・・。
たまに見える炎と質素な夕飯
やっと出発したバス!
モンキーベイに向かう道中では、とてもローカルなマラウイライフを垣間見ることができる。
井戸で水を汲み、頭に乗せて運ぶ女たち。こういう光景を村ごとに見る。
そして夜になると道路には街灯がないので真っ暗になるんだけど、ポツ・・ポツ・・とたまに炎が道路脇に出現する。
よーく見ると家族で焚き火を囲んでご飯を作ったりしていた。
井戸、そして焚き火での調理。
水道も、ガスも、電気もない、そんな暮らし方をする人たちがアフリカにはまだたくさんいる。まるで時が止まっているかのような、タイムスリップしたかのような気持ちになるけど、これがアフリカなんだなあと実感したバス移動でした。
・・・
そんなバス移動の末到着したモンキーベイ。
真っ暗の中、湖畔にあるMufasa Eco Lodogeを目指す。
場所はここ。
とても分かりにくい場所にあるから明るい時間帯にいくのが良いかも。
到着したらすぐにテントを立てて夕飯。
夕飯、これ・・・。
僻地にあるゲストハウスだから周りに飲食店は一切なく、ゲストハウスのレストランもすでに閉まっていて食べられるものがこれしかなかった・・・。
むしろ、コーンフレークがあって良かった。
口の中が甘い〜コーンフレークの夕食キツ〜って言いながら完食。これ、二人だから良いけど一人だったら心折れてるわ。
真っ暗で全然ゲストハウスの全貌が見えないんだけど、一体どんな宿なんだろうと思いながら就寝。
続く!
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