おだやんです!
モシからタンザニアの中心都市・ダルエスサラームへとやってきたおだやんとちょく。
この日はちょっと変なアップルストアへノートパソコンを修理に行き、夜は青年海外協力隊の一員としてタンザニアで看護師をしている大学時代の友達(きょん)に会ってきました!
凶悪都市と言われるダルエスサラームの治安は?
昨夜、Macbook proがぶっ壊れた。原因は多分HDDの破損。幸いダルエスサラームにはアップルストアがあるとのことだったので朝から行ってみることに!
ダルエスサラームは東アフリカの中ではナイロビに次いで治安が最悪と聞いていた。それに旅人の間で流れている次のような噂もその危険さを物語っている。
「ナイロビではタクシーを使え(歩くと危険)、逆にダルエスサラームではタクシーに乗るな(そのまま誘拐される)」
実際どちらの街でも危険な目に会ったという話をよく聞くし、ケニアの日本人宿でもダルエスサラームで白タクに乗ったら身ぐるみ剥がされたという兵役上がりの韓国人バックパッカーに会ったばかり。
気を引き締めて足早にバス乗り場へ向かう。念のため貴重品は宿において、足首に作った隠しポケットにお金とカードを入れて歩く。
でも歩いてみて気がついたけど、意外と危険そうな雰囲気はない。ゴミも落ちてないし、ナイロビと違って人々の服装がキチンとしている。なんというかナイロビみたいな世紀末感が全然ない。
ナイロビはもう北斗の拳の世界だったからな。
でもだからと言ってダルエスサラームが安全とは思って欲しくない。我々が通った通りが、この昼の時間帯にたまたま安全だっただけだと思う。
アップルストアに向かう前、昼ごはんを食べに近所のインド系ローカルカフェへ。
この街は本当にインド人の店が多い。
そしてダルエスサラームはケニア、そしてタンザニアの他の街なんかと比べて物価が高い。
コロッケとサモサ、春巻きなんかを注文!それらをディップする謎の白いソース(ココナッツソース)がついてきた。
全部で11300シリング(531円)。めっちゃ高い。このクオリティで500円はないだろ・・・ナメてんのか!
特に観るものもないのに物価だけ高いから都会って嫌い。
思わず笑ってしまうアップルストア
昼ごはんを食べてBRT(路面電車のような路線バス)の駅へ。
駅と駅の間隔がもの凄く近い。市内には7通りくらいの路線が走っててどこへ行くにもかなり便利!
バスも3分と待たずにやってくる。
アップルストアがあるという郊外のショッピングモール(Mimani City Mall)はウブンゴバスターミナルの少し先にあるそうなので、まずはウブンゴバスターミナルまでBRTで向かう。バス料金は市内一律650シリング(=35円)。
その後、ウブンゴバスターミナル近くからMimani City Mallまではトゥクトゥクで。交渉しても3000シリング(=150円)にしか下がらなかったけど本当は多分もっと安い。
トゥクトゥクの客席と運転席の間に鉄のフェンス。地元民がここまで自衛するんだからやっぱり治安悪いんだな。
数分でショッピングモールに到着!
かなり大きい!
地図でいうとここ。
中は割と先進国のそれと変わらない。ちょっと狭くて暗いけど・・
少なくとも地元のゆめタウンより活気がある気がする。
ここにはごく普通のApple Storeがあったけど、修理は別の店舗でやっているとのことで地図をもらった。
ちなみに、長らく中国に住んでいた日本人のブログによると、このショッピングモールにある中華料理は中国で食べる中華と同じかそれ以上の味だそう・・
ここでお昼食べれば良かった・・・
さて、ダラダラ(タンザニアのミニバス)に乗ってモロッコ駅周辺を目指す。
日本語が書かれた日本の中古マイクロバスだった。
さて、地図にある場所へ着くと・・・
え?これ?
塀で囲まれたちょっと大きな家のようにしか見えないけど・・でも門にはiStoreの文字。ベルを鳴らすと警備員が出てきた。中は・・・
え。
完全に民家じゃん(笑)
本当にアップルストアのオフィスなの?思わず吹き出してしまった・・・
ちなみに地図でいうとここ。BRTのMorocco駅から歩いて10分ほど。
店内で見つけたタンザニアで売っているMakBookの値段。
日本より高い気がするのは気のせい?
さて、中にはインド系のエンジニアがいて英語で対応してくれた。
修理を頼んだんだけど、HDD修理は350ドルほどかかるそう・・・高い・・・・(この時、なぜか携行品損害の保険に入っていることをうっかり忘れていて領収書をもらったけど捨ててしまって超後悔!!!保険で降りたかもしれなかったのに!!)
修理に関してはPCを5日ほど預ける必要があった。ちょうど1週間ほどザンジバル島に行く予定だったから島から戻ってから受け取りに来よう。
タンザニアで働く友達に会う
この日はタンザニアで看護師をしている大学時代のサークルの友達・きょんと会う約束をしていた。
夕方、宿までタクシーで迎えに来てくれた!
きょんとは4、5年ぶりに会う。普通なら感動の再会みたいになるのかもしれないんだけど、あまりにスワヒリ語がペラペラなことに驚いてしまってそれどころじゃない。笑
こやつ、完全にタンザニア人だ!
美味しい中華料理屋に連れて行ってくれた!
店の名前は忘れました!
最初はガラガラだったけどすぐに満席になった。有名らしい。
「そう言えば結婚したんだね?ウケる・・笑」なんて会話から宴会スタート!乾杯!!
きょんはサークルでは後輩だけど年は俺と同じ。だから後輩ってよりかは友達って感じに近い。学生時代にタイをバックパッカーしてる時も、きょんと海外合流したりしたなあ。
そんな思い出話に華を咲かせながらまずは中華をつつく!
久々の中華、美味すぎ!!!
もう全部鼻血が出そうなほど美味しかった。安くはないけど、ビール飲んでも一人1000円で収まるレベルだからオススメ!店名忘れたけど・・笑
タンザニアで働くということ
お腹も満たされ、きょんの話に。
きょんは青年海外協力隊の一員としてタンザニアの大きな病院で看護師をしている。
けど普通の協力隊員と違って有名な大学の大学院の研究の一環でもあるから勉強もしなきゃいけないし余計に大変らしい。そもそもスワヒリ語を覚えるだけでも大変なのに・・・
それに日本の常識が通用しない時もあって悩む時も多いそう。
例えばナースコールがなっているのに現地の看護師たちはなかなか病室に行って患者を助けようとしないんだとか。それは看護師としておかしいと抗議したらしんだけど看護師たちは「こんな安い給料でそこまであくせく働けないわ。例え人命がかかっていてもね。」みたいなことを返されたそう。ちなみにタンザニアの看護師たちの月給は4〜5万円ほど。
日本だったらもちろん人命優先。人命を助けることが医療従事者の存在意義でもあるのに、そんな常識が通用しないのがアフリカ。
そんなアフリカと日本の常識の間で悩みながらもきょんは必死に自分のやるべきことをこなしている。今では持ち前の笑顔で同僚の間でも欠かせないムードメーカー的存在になっていた。もちろん自分ではそんなこと言わないけど、きょんが話してくれるストーリーや写真からそれが伺えた。
それに学生時代に比べて格段にたくましくなっている。(精神的な意味ですからね)
2年に及ぶタンザニアの赴任期間もあと半年もない(2017年6月時点)けど、残りの期間も頑張ってね!そんな話をして食事を終えた。
帰り際に日本のお菓子をプレゼントしてくれた!
こういうの何気に嬉しい!
帰りも仲のいい信頼できるタクシーを呼んでくれた。(適当なタクシーを呼び止めると本当に危険です)
最後は宿の前で記念撮影!
きょん、今日は色々ありがとう!!また会う日まで!!
周りにはいろんな同級生がいて、働き方、生き方も本当に人それぞれ。なんてカッコいい感じにまとめようよ思ったけど・・・・
やっぱりアフリカで2年も働くってすげえなあ・・・
さて、お次はタンザニアのリゾート、ザンジバル島へ向かいます!続く!
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