自信満々で聞き間違い!タンザニアの客引きは鋼のハートを持っている(アルーシャからモシへ移動)

ちょくです!

念願だったセレンゲティとンゴロンゴロを巡る2泊3日のサファリを大満喫したおだやんとちょく。

お次はアルーシャからアフリカ大陸最高峰キリマンジャロの麓の街モシへ移動する。

ここでまたタンザニア人の強引な客引きにあう・・・

サファリの余韻に浸りながら次なる街へ

最高に楽しかったサファリから帰ってきた私たち。

ああ・・・サファリ楽しかったなあ・・幸せだったなああ。

ムフフフ。

最高に幸せな時間でした。

その後はアルーシャの街で休養したり、AmebaTVへの生出演の仕事をこなしたりして3日ほど過ごしたりしました。

しかしアルーシャはとにかく客引きがしつこすぎて全然居心地の良い街じゃなかったな・・・。

もちろんそれは、サファリの起点となる街だから。サファリという超高額商品を売り込めばかなりのマージンが入るから、紹介業で食べている現地人は街を歩く外国人に片っ端から営業をしかけるんだよね。強引&全力で。

そのせいで私は精神的に参ってしまって、サファリ以外はずっと塞ぎ込んでいた。もはや対人恐怖症の領域。こんなに街歩きが楽しくない場所も珍しいと思う。

・・・

そんなアルーシャともこの日でおさらばじゃ!

今日はモシへ移動じゃ!

10時に宿をチェックアウトし、バス乗り場へ。

モシはアフリカ大陸最高峰キリマンジャロ登山の起点となる街。

キリマンジャロは7大陸最高峰の一つ。7大陸最高峰っていうのは、世界にある7つの各大陸で最も標高の高い山のこと。アジア最高峰はエベレスト、北アメリカ最高峰はデナリ(マッキンリー)、そしてアフリカ最高峰はキリマンジャロ。

私たちはキリマンジャロに登るつもりはないし、最初は「モシはスルーしても良いかなー」なんて思っていたんだけど、アルーシャからダルエスサラーム(タンザニアの実質の首都)に直接行くには遠すぎたので、その間にあるモシを経由することにした。

モシは今いるアルーシャからはバスで東に100キロくらい。街から街へ2時間半の移動です。楽勝だぜ。

アルーシャのバスターミナルに向かう途中見つけたトラック。

トラックの左下、よーく見て!

運転手は黒人さんなのに、車体には坂口植物輸送の文字。

坂口植物輸送さん、トラックは今日も元気にタンザニアを走ってます!

一歩も引かない!客引きとの壮絶な戦い

さて、宿からバス乗り場は徒歩5分ほど。

宿を一歩出た瞬間からパラパラ人が寄ってくる。間違ってもこのフラフラしている男性たちに道を聞いてはいけない。「案内するぜ〜」と連れていかれ、チケットに紹介料を上乗せされて請求される。そりゃ御免だぜ。

その点、路上で物を売っているおばちゃんはその場を離れられないし、騙したりもしてこないから道を聞くならおばちゃん一択!

乗り場につくと、凄まじい勢いで男たちに囲まれた。

「モーシィーー!」

「マイブラザーカモォーン!」

「ナイロビ?!ダルエスサラーム?!」

「モォーーシィーー!」

「ヘルプユーフリィィィー!」

「ウェアユーゴーフレンズ!」

「モーシィーー!」

はぁ・・・。

あっという間に10人以上に囲まれてしまった。

この様子を動画に収めれば良かったなぁってくらい面白い光景。今までもどの国でも客引きはいて、しつこい人ももちろんいたけれど、ここまで全員がギラギラしつこいのは旅史上初めて。タンザニア、このせいで印象が激悪い。

おだやんと話そうにも、お互いの声が聞こえないほど。

「んもー、うるさぁーーい!」

・・・という怒りを抑え、おだやんと日本語でどうするか相談。こういう時日本語って便利だよね。するとどういうわけか、周りがそれを真剣に聞き「ウンウン」とうなずいているではないか。

え、ちょ待って、日本語分かるの・・??

「オーケー!」

「フォー!チャリオカ!」

「オー、チャリオカ?!」

「チャリオカーフォー!」

「レッツゴーチャリオカ〜!」

 

な、なに・・・?!

全く意味不明なんだけど、客引きはなぜかみんな納得しているご様子。

 

「こいつらはチャリオカ行きだ!」

「チャリオカに行くぞ!」

「よし、任せろ!」

「チャリオカアアアアー!」

 

え・・・??

いやいやいや!!!

チャリオカってなに!!(笑)

もう客引き間の間で話は成立しているようで、私たちはチャリオカって場所に行く設定になっている。ドウシテコウナッタ、チャリオカってそもそもなに?!どこ?!

そして客引きの男が「ほら!」と自信ありげに紙を差し出してきた。

見せられたのは「チャリオカ」と書かれたバスのチケット。

「あ、なるほど、チャリオカっていう地名があるんだね、へえ〜・・って、うおおおい!!私たちの会話の何を聞き間違えたらチャリオカになるんだよおお!!さっき「フムフム」って頷いていたけど、全然違うから!!チャリオカ行かないから!!!自信満々でチケット渡すんじゃねえええ!!!!(心の声)」

ゼエゼエ・・・。

とりあえず客引き軍団に「チャリオカじゃないから!」と言って彼らが諦めるまでバス乗り場をぐるぐる回っていたけど、粘り続けてくる。誰1人引かず、永遠についてくる。この営業精神はある意味素晴らしいと思う。日本の営業マンはタンザニアに研修に来るべし。

結局ずっと無視せてるのに、モシか?!ダルエスサラームか?!今日か?!明日か?!安いぞ!グッドプライスグッドプライスグッドプライスゥー!とめげず声を張り上げる。唾が飛ぶ。

もうダメだ、やってられん。

バスの相場は3000シリングと知っている。もはや誰のバスでも3000シリングで乗れれば別に良いや。

彼らに、

「私はモシまで3000シリングで乗せてくれるバスに乗る!手を挙げてくれ!」

と言うと・・・

 

「「「モーーーシィーー!!!」」」

 

ひいい、モシの大合唱が始まった(笑)

もう元気すぎて呆れる!!苛立ちを通り越して笑えてくる!!

大の男たちが「モシ!」「モシ!」と私たちの腕を掴んできたりバックパックを引っ張ってくるのを振り払って、「3000シリングのバスにしか乗らない!以上!」と言い切ったらちょうど出発寸前のバスに飛び乗れた。

みんな一生懸命なのは伝わる。だから100%憎めない。

でも・・・さすがに疲れたわ。

やっと乗れたバス。

アルーシャ→モシまでの街移動バスひとり2500シリング(=128円)

ギリギリで飛び乗ったから、バスの運転手に直接お金を払うことになったんだけど、金額はなんと予想外の2500シリングだった。ということは相場の3000シリングコミッション入りの値段だったんだなー。

バスの車窓を見ながら、おだやんと「チャリオカ」の真意について話し合った。

あの時日本語で話した時の会話を一つ一つ思い出す・・・

(振り返りの会話)

「歩き回って撒く作戦はどう?」

「そうだね、早歩きでね」

「とりあえず、行っちゃおっか」

・・・。

とりあえず、行っちゃおっか

行っちゃおっか

イッチャオッカ

イチャオカ

チャリオカ

チャリオカアアア!!!

いやー、耳がいいのか、なんなのか、とりあえず客引き軍団の底なしの根性に乾杯です。

モシに到着!美味しいものでストレス解消

二人で笑ってたら、目的地に到着。

たまにはおだやんの後ろ姿も。

おだやんはいつもこんな感じで歩いています。青いカバーが目印です!

あまりにもお腹が空いていたので宿に行く前に腹ごしらえ。店先でジュージュー焼いているお店に入ってみた。

平べったいお好み焼きみたい!ザンジバルピザというらしい!!

ザンジバルピザ1000シリング(=51円)

薄味の優しい味で美味しい!美味しいぞ、ザンジバルピザ!

あまりにも良い匂いがしたので、チキンも追加注文!

チキンレッグ3500シリング(=180円)

タンドリーチッキーーーン!うんまああ!!

ああ、やっぱりストレスは食べ物で解消するのが一番だよね!!

大・満・足!!!

・・・

夜ご飯もストレス解消ディナーへ。

事前に調べておいたレストラン!

トリップアドバイザーでも高評価らしくて西洋人がたくさんいた。インドカレーが美味しいらしい。

カレーのメニュー。

頼んだのはバターチキンカレー14500シリング(=745円)、バターナン3500シリング(=180円)、プレーンライス3000シリング(=154円)。

フォオオ・・・もう最高に美味しい。体の毒が浄化されるようだ。

やっぱり美味しいものは正義。食べることは生きること、そして美味しいものは人の心を豊かにすると思う。

これからの人生、どんなにお金がなくても、食べることだけは妥協しないようにしようと再認識した夜でした。

・・・

さて、明日からはモシをちょこっと散策!

続く!

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