ちょくです!
インドのリシケシュ滞在も結構長くなって来たこの頃。最後は私がずっとやりたかったアーユルヴェーダ!
アーユルヴェーダで溢れる街
2017年2月13日
ヨガの聖地と言われるリシケシュには、アーユルヴェーダのお店もたくさんある。
ヨガとアーユルヴェーダはとっても深く繋がっていて、目指していることも同じだからヨガをやっている人は自然とアーユルヴェーダを生活に取り入れている。逆もまた然り。それぞれアプローチ方法が異なっていて、アーユルヴェーダは身体的、ヨガは精神的なアプローチ。
アーユルヴェーダの良いところは、病気でなくても先生の問診を受けて施術が受けられるというところ。本来病院って「ここが痛い、とか、あそこが不調で」って何かしら理由があって行くものだけれど、アーユルヴェーダは不調がなくても施術してもらえる。ドーシャのバランスを整え、毒素を出し、病気になりにくい体にする伝統医療。
そんなわけで、この街はヨガ教室だけでなくアーユルヴェーダの施設もたくさんある!すごい!

リシケシュでは「きちんとしたドクターの問診を受け、その人にあった施術をしてもらう」という本格的なアーユルヴェーダを受けることができるので、本当に自分にあった施術をしてもらえる。もちろん、美容に特化したアーユルヴェーダのクリニックもあるので、目的別に選ぶことができるのも良い感じ。
ちなみにアーユルヴェーダと聞いて思い浮かべる施術・・・
私はこれでした↓
これはシロダーラといって、おでこにオイルを垂らす施術。日本ではこれ有名ですよね。もう私の中のアーユルヴェーダのイメージってこれしかなくって、他に何があるの?!ってくらい。
でも、とあるクリニックのメニューを見させてもらっておったまげ。




め・・めっちゃある・・・。
なんかもう色々ありすぎだし、メニュー内にあるイメージ写真も謎すぎる。怖い!色々怖い!
このとき私は数あるアーユルヴェーダクリニックを何軒か回って自分に合うクリニックを探していたんだけど、メニューをめくるたびにカルチャーショック。
世界って広い・・・。
中でも気になるメニューがあったのでクリニックの方に聞くと、どうやら単発ではなく数日間かけて施術をするプログラム的なものだそう。
その名は、パンチャカルマ(pancha karma)。
浄化療法として知られるパンチャカルマは、本来はアーユルヴェーダ専門の病院で泊まり込みで行い、最低でも21日、長い人では4、50日かけて体内の浄化を行うそう。がっつり自分の体と向き合い毒素を出しまくる!なんて気合いが違う。ガチすぎる。
それにしても、体の中に溜まった汚れを流し出して体の中からキレイになるってめちゃくちゃ素敵。アーユルヴェーダの思想にはとても共感できるものが多くて、惹かれる。
ただし、聞こえは良いけどパンチャカルマは生易しいものではない。施術内容もガチ。
具体的にどんな施術があるかというと、
・目をバターで洗う
・鼻の穴にオイルを入れる
・耳にオイルを入れて揉みこむ
・温めたオイルで浣腸
・ぬるま湯で浣腸
・下剤を飲んで強制的に下痢
・強制的に嘔吐
・きつめな食事制限
ひ、ひええ・・
これぞ、スーパーデトックス。確かにこれは体内浄化だわ。
このパンチャカルマ、ちょっと怖いけどめちゃくちゃ気になるのでやってみることに!ただ私はそこまで長期で出来ないので、1週間の通いスタイルでやらせてもらえるところを探すことにした。
しかし困ったことに、あまりに過激な施術内容なので適当にクリニックを選べない・・・。そんなクリニック選びに迷走していたとき、宿が一緒だった素敵女子まどかちゃんが良いクリニックを紹介してくれたのでそこに行ってみることに。
紹介してもらったのはここ、Vedic Ayurved Treatments。

宿からは徒歩5分ほど。
まどかちゃんは社会人の夏休みを利用してリシケシュに来ていて、少ない日数を全力で楽しむためにめちゃくちゃリサーチをしてきている。もちろんここも「トリップアドバイザーで上位のクリニックで口コミもめっちゃ良かった!」という評価の高いクリニック。
まどかちゃん情報は間違いない!これは信用できる!まどかちゃんありがとう!
クリニックは二階で、綺麗で小さな受付。

そして壁には!!
トリップアドバイザーWINNERの賞状が飾ってある!!!

めっちゃ高評価じゃないですか。超安心できるじゃないですか。
トリップアドバイザーってあんまり信用してないんだけど(おい)、このときばかりはこの神々しい額縁を見てめちゃくちゃ安心した。私にとってはまだまだ得体の知れないアーユルヴェーダの世界、身体に直接施術をするものだから安心安全に攻めたいところ。
そしてここはサービスも良い。

受付では必ず小さいお水とチャイを出してくれる。
後日談だけど、この数日後に時間変更のためだけに訪れたら「せっかく来てくれたから」とまたお水とチャイを頂いて世間話をして帰ったことがあった。大したことではないけど、ちょっと感動。
さすが人気スパだけあって、クリニック内が綺麗なのも嬉しい。高級スパのようなラグジュアリー感はないけれど、汚いよりは良い。

ちなみに、インドで良くみる電子マネー精算paytmもここでは可能。持ってないけど。

置物とお香がリラックスムードを誘ってて良い感じー!ちなみに受付の人がお香を水に浸してから火をつけていたんだけど、こうすると倍の時間楽しめて、さらにツンとした香りではなくマイルドで優しい香りになるそう。お香を持っている方、お試しあれ。
受付の人も和やかだし、ひとまず、不安感は取り除かれてここでパンチャカルマを申し込むことを決意!
初めてのアーユルヴェーダ問診!
本来パンチャカルマは最低でも3週間、21日かけないとあまり効果がないと言われているんだけど、私は7日間でお願いすることにしました。そして病院に泊まらず、宿から毎日通うスタイル。
これは本来のきちんとしたやり方ではないけれど、リシケシュは観光地で短期旅行者も多く来るためこのように融通がきく。本格的な泊まり込みパンチャカルマは40歳とかの節目にやりたいな。ドサっとデトックスしたい。めっちゃ毒素でそう。恐ろしい。
さて、今回私が申し込んだのは、
・ドクターカウンセリング 1,000ルピー(=1,700円)
・アーユルヴェーダ薬 830ルピー(=1,411円)
・パンチャカルマ7日間(1日1500ルピー×7日)10500ルピー(=17,850円)
合計で20,961円
7日間の合計で、これ!!
ちなみに1日の施術時間は1時間半ほど。本格的な内容でこのお値段。人生一度はインドでアーユルヴェーダやるべき!
・・・
早速アーユルヴェーダドクターとのカウンセリング。
ドクターはVedicではなく、他の場所にいるそうなのでバイクで送ってもらいました。

こちらがドクターのクリニック。Ayurveda Nirvana。

Usha Vaishnava先生。

先生はこのクリニックを経営する傍、Vedicの問診も担当している。この他にも、ヨガティーチャー養成学校でアーユルヴェーダ学問の講義も担当している忙しいドクター。
先生曰く、私が最初に訪れたVedicはどちらかと言うと美容寄りで、こちらのアーユルヴェーダ・ニルヴァーナは医療寄りの施術を行うそう。どちらで施術を受けても値段は変わらないので、私は医療に重視したアーユルヴェーダ・ニルヴァーナで施術を受けることにしました。
・・・
施術を受ける場所を決めた後は、いよいよドクターカウンセリング。
このカウンセリングでは自身のドーシャ(体質)を診断してもらい、私に合う7日間のパンチャカルマメニューを作ってもらいます。とにかく様々な質問をされるので、これはある程度英語が出来ないと難しいかも。
質問は体のことだけでなく、今までの人生を振り返るような質問もあり、あらゆる面からドーシャを導き出してもらいます。
主な質問は、
・肌トラブル
・子ども時代どのような子だったか
・どのようなことでストレスを感じるか
・フルーツは好きか
・普段よく食べているもの
・体質
・性格
・生理サイクル
・今までの病気
・脈、目、鼻、口のチェック
かなり細かい質問の数々。
そして、その後自分のドーシャを教えてもらい、パンチャカルマ中に守るべき20の事項を伝えられる。
私の場合は、毎朝レモン果汁入りの暖かい白湯を飲む、夜ご飯は生もの(サラダなど)はNG、牛乳、ヨーグルト、バナナ、冷たいものはNG・・・など。
病院に泊まり込みなら3食出るので出たものを食べれば良いんだけど、私の場合は通いなので気をつけなければ。
そして気になるパンチャカルマメニューもここで教えてもらう。
私のメニューは、
Day1:耳オイルマッサージ、オイルマッサージ、スチームバス
Day2:目オイルマッサージ、ハーブボールマッサージ、オイル浣腸
Day3:オイルマッサージスチームバス、ハーブ水浣腸
Day4:耳オイルマッサージ、ハーブボールマッサージ、オイル浣腸
Day5:鼻オイルマッサージ、シロダーラ
Day6:鼻オイルマッサージ、スチームボールマッサージ
Day7:鼻オイルマッサージ、オイルマッサージ、スチームバス
おおお・・・。
浣腸とか・・・恐ろしい・・・
ブログに書くのも・・・恥ずかしい・・・
でも、体の内側から綺麗になれるのは嬉しい!
7日間、毎日アーユルヴェーダトリートメントを受けてデトックスするぞ!!
こちらの記事に続きます。
トリートメント記事(前編)
トリートメント記事(後編)
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