おだやんです!
アフリカ7ヶ月縦断旅終え、南米旅始まりの国アルゼンチンへとやってきたおだやんとちょく。世界一周も1年と3ヶ月が経過し世界一周の旅もいよいよ後半戦に突入しました。そんな後半戦はこの国の首都・ブエノスアイレスからスタート!
まずは散策がてら、この街で有名な「世界で一番美しい本屋」に選ばれた「El Ateneo」へ。アルゼンチンはとても不思議な国でした!
まるでヨーロッパの街並み!なアルゼンチン
南米旅ではアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを拠点にあちこち行ったり来たりするため、この街に合計7日間ほど滞在することに。
どんな国、どんな街なのか知るには、やっぱり街を散策するのが一番!さっそく出発!

治安がそこまで良くないと聞いていたので、出来るだけ何も持たず、貧乏人にしか見えない格好で出かける。
まず気が付いたのは、街並みがヨーロッパそっくりなこと。

長い間スペインの植民地であったこと、そして西洋からの移住者が築いた街だから当たり前なのかもしれないけど、そんな知識から想像してた以上にヨーロッパそのものだったから驚き!
そうだよね、西暦1500年くらいから西洋の植民地だったんだからこうなるよね。
そんな西洋ちっくな住宅街を通り抜け、まずはバスで中心地へと移動。

バスはシステマチックで快適。
そして街一番の中心地(日本でいう銀座)エリアへ。

もうヨーロッパそっくり。行ったことないけど。

アルゼンチンの人種はほとんどが混血。でも見た感じはちょっと濃いめの白人って感じ。
ちなみにアルゼンチンの人口は4000万人ほどで、人口密度は日本の23分の1。日本は1㎢あたり335人が暮らす計算らしいけど、アルゼンチンは1㎢あたり14人。いやー、うらやましい。
そんなアルゼンチンにはどんな街でも中心地にプラザ(スペイン語で広場)と言われる公園がある。

本当にどんな街にも中央に広場があって、その近くには必ず教会がある。

俺の地元にもひと地区に小さな神社が一つある感覚かな?
世界一美しい本屋「El Ateneo」
さて、お目当の「世界一美しい本屋」へ到着!通りからの見た目は普通の建物だった。

でも中に入ると・・・

美しい・・・
もともと劇場だったそうで、2、3階の客席もそれぞれ「科学」とか「経済」とかの書棚になっている。そしてステージは今はカフェとして使われてる。
こんな本棚も発見!

日本のコミックがずらり。

ドラゴンボール!
もちろん中は全部スペイン語だった。日本のカルチャーがここまで愛されてるってすごい嬉しいね。
実はアルゼンチンでの「ドラゴンボール」とかの日本の漫画人気はすごくて、世界各地で「日本人です」って自己紹介すると、東南アジアだと「Oh! アジノモト!」、アフリカの人は「TOYOTA 最高」なんだけど、アルゼンチン だと「ドラゴンボール!」。そんなに違うのか。日本の認識。
ああ、美しいものに興味がなさすぎて本屋見物が3秒で終わってしまった。
記事タイトルに「世界一美しい本屋へ」とか掲げておきながら、世界一美しい本屋に関する記事はこれだけです。笑
すいませんすいませんすいません。やっぱり花より団子なのかな・・・
不思議な国民性
世界一美しい本屋のあとも街をブラブラ。
なんか街全体がアーティスティック。



あとで現地人に聞いた話だけど、「アルゼンチン人はほとんどが自称アーティストっていうんだ」とのこと。でもそれは崇高な芸術を生み出すって意味じゃなくて、「自分が好きなもの・空間・世界観を作る人」って意味らしい。
なんとなく分かる。そのあと見つけたフリーマーケットでもそれを感じた。

みんな思い思いの商品を売っている。

人によってはガラクタに見えなくもない物を売っている人もいた。
でももちろんおしゃれな雑貨も。



これは日本の折り紙で作られたアクセサリー。

カラフル。


「売れるものを作るんじゃなくて、好きなものを作る」

それは路上パフォーマーも同じだった。

アルゼンチン人はすごい素敵な生き方をしていた。
あともう一つ感じたことがある。
それはアルゼンチン人と接していると、みんなの中に「どうでもいい」とか「めんどくさい」「適当にいこうよ」みたいな雰囲気が漂っていたこと。そういうのを退廃的(健全じゃない)な国民性っていう記事もよく見かける。
総合的に国民性を考えると「好きなことはやるけど、興味ないことはやらない(どうでもいい)」みたいな感じなのかな。素敵な考え方だな〜。
アルゼンチンのグルメは?
さて、お腹が空いたので近くの市場へ。

市場のことをスペイン語でメルカドっていうんだけど、南米では地区ごとに大きなメルカドがある。

野菜とかチーズ、肉となんでも手に入る。

物価は日本と同じくらい。

でもディスプレイは日本より上手かな。
気になるアルゼンチン料理を食べにレストランへ。

アルゼンチン料理ってイメージわかないけど、まあほぼ西洋料理と同じ。

頼んだのはパイのクリームがけみたいなもの。

あと、ラビオリ。
味も西洋料理と同じだった。ただメニューには炭水化物メインの料理が多い気がする。
こんなアルゼンチン名物もある。

エンパナーダっていう揚げパイ。サイズは手のひらサイズから餃子サイズまで色々。これは結構美味しい。
あとアルゼンチンで一番有名なグルメは「パリージャ」と言われるステーキ。

肉の部位から転じて「アサード」という時もあるけど、これが本当に美味しい!!!!!
これは美味しすぎて人生変わったので、別の記事にします!
そんなアルゼンチングルメでした。(要は肉以外にあまり特徴なしって感じでした・・・)
日本食スーパー「Nueva Casa Japonesa」
あと、アルゼンチンを含め南米には日系人も多いので日本食スーパーも充実!宿の近くにあった「Nueva Casa Japonesa」へ。

海外の日系スーパーって楽しいよね。ってことで入ってみると驚き!
味噌、醤油、白菜、らっきょう、漬物、そうめん、天かす、カップ麺、ぽんジュース・・・・
なんでもある!!

すごい、冷凍の讃岐うどんも!日本のスーパー以上に日本感があって楽しかった!
現地人がすごい悩ましい表情で、干し椎茸の棚を見ていた時なんかはすごい嬉しくなった。
哀しみのダンス・タンゴ
夜に外食で出かけた帰り道、広場で大勢の人が踊ってるのを発見!

みんなが踊っていたのは、アルゼンチンが生んだダンス・タンゴ。
こうして夜な夜な広場に集まって、タンゴを踊る文化があるそうで、知らない人同士で交代しながら踊っていた。でも流れてくる音楽はどことなく哀しげ。
調べるとタンゴは哀しみの踊りなんだそう。
1917年にはタンゴの歌も産声をあげた。カルロス・ガルデルによって歌われた「我が悲しみの夜」が、タンゴ歌謡の第一号となった。そして、人生の陰の部分を描写する詩が多くなり、タンゴは哀愁をおびていった。
(アルゼンチンタンゴ教会HP)タンゴというのは、悲しみや苦しみや嘆きそのもので、タンゴという音楽はそれを表現している。だから、タンゴを踊ると言うことは、すなわち悲しみを踊ることなのだ。そういう行為の中で、いかに自分をそのタンゴに溶け込ませていくか。それには、自分の中にある悲しみや苦しみを増幅させるしかない。ただひたすらに、無我夢中で悲しみにひたる、悲しみをまとった音楽にゆだねる、それこそが、究極のタンゴ的表現なのではないかなと思ったりもするのだ。
(タンゴ練習帳)
なんだその、「哀しみベースの踊り」って。

確かにみんな哀愁漂う感じで踊ってる。

でも知らない人同士、こうやって一夜限りのダンスパートナーになるって不思議だよね。


地球の裏側ともくれば、本当に日本とは全く違う文化があるのね。食べ物もしかり、街並みも、国民性も。
アルゼンチンなんて、実際に来る前まではネットの記事を読んでも全く想像できなかった。自分の目で実際に見て感じないと分からないことって世の中たくさんあるんだね。こういう発見があるから旅って面白い。
・・・
単純な思考回路の私には、文化や建築という分野は到底理解できないんだと分かりました。やっぱりどうしてもご飯とか食べものとかご飯とかご飯とか、そうしたものにしか興味が湧きません・・・
ということで次回はグルメ記事!「世界一牛肉が美味しい国の絶品ステーキ」について!
お楽しみに!
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