おだやんです!
ケニアのナイバシャ湖周辺をキャンプ旅しているおだやんとちょく。ナイバシャ湖の次にやってきたオロイデン湖のキャンプ場では日中でもカバが間近で見られて大興奮でした!
さてキャンプ旅もこの日で6日目と折り返し。この日はオロイデン湖の少し先にある秘密の湖・クレーターレイクへと向かいます!
カバマンゴー
昨夜はついブランデーにハマって飲み過ぎてしまった。焚き火とブランデーってあんなに合うんだな。大人になったもんだ
それにしても昨日は一生分のカバを見た気がする。

今日もいい天気!
適当にサンドイッチを作って朝ご飯。

食後はマンゴー!ケニアは驚くほどマンゴーが安くて美味しい。

この大きさでなんと50円ほど。小さめなら25円くらい。

ホテルで見るマンゴーを食べやすくかつおしゃれに切る技。でも結局手はベトベトになるんだけどね。

ケニアのマンゴーは本当に超がつくほどウマい!!マンゴーは熱帯果物の女王と言われてるからケニアでは栽培が盛んなんだそう。日本で1つ400円くらいで売れる気がする。
美味しいマンゴーに感動しながら視線を湖に移すと・・・

カバ!
二人の中ではもはやカバが見られることが当たり前になってきてるけど、よく考えたら凄いことだよね。朝ご飯中にカバが見られるなんて。

朝も夜も昼もカバが見られるキャンプ場は世界でも珍しい気がする。オロイデン湖にあるキャンプ場「Oloiden Camp Site」超絶にオススメです。
オロイデン湖からクレーターレイクへ
さて、この日はオロイデン湖を後にし次のキャンプ地、クレーターレイクゲームサンクチュアリへと向かうことに。
クレーターレイクは文字通り昔火山の火口だったクレーターの中に水が溜まってできた湖で、その中にはロッジやキャンプサイトがあるプライベートサファリリゾート(私設公園)になっているそう。ヘルズゲート国立公園で出会ったチャリダーのイアンが凄いオススメしてきたので行ってみることにした。

バスも無さそうなのでオロイデン湖から6kmほど歩く。
見ての通り未舗装道路なんだけど砂が細かくて歩きにくい。

足が埋もれてしまうほど深い砂。もはや道路と言うより砂山を歩いているみたいだった。

しかも自動車や人が通る旅に細かい砂埃が舞って顔や頭は砂まみれに。暑さ、寒さ、湿度に関しては大丈夫だけど、砂っぽい環境だけは個人的に大嫌い。
途中、道路脇の敷地で驚くべきものを発見!!

移動式クレーン車の車体に!日本語が!
よく見ると「関東リース興業」の文字。こんなケニアの田舎に日本語が書かれた車が泊まってて驚いて一瞬固まってしまった。中古車として日本から流れてきたんだろうか。
3kmほど歩くと左側にフェンスで囲われた土地が現れた。

これはこれから我々が向かうクレーターレイク私設公園のプライベートサファリエリア。動物が暮らしていた土地をフェンスで区切るなんてちょっと可哀想だなと思った。
道路際では小学生低学年くらいの少年3人がヤギを追っていた。

アフリカの子どもってつくづく偉いなぁと思う。子どもの時に炎天下の中ヤギを追うって凄過ぎる。
少なくとも俺なんて小学生低学年の時は鼻くそほじくりながら駄菓子屋に通うくらいしかしていなかった。今でも覚えているのは爪楊枝に刺さった一口サイズの10円きな粉もちでよくズルをしていたこと。
爪楊枝の先が赤いと当たりでもう一つもらえる仕組みだったから、赤の油性ペンを持って行って食べたその場でコッソリ爪楊枝の先を赤く塗って「おばちゃん!また当たったよ!」なんてやってた。おばちゃんも「こんなに当たりが入っているハズ無いんだけどおかしいねえ」なんて言いいながら毎回律儀にきな粉もちをくれてた。あの頃は景気も悪かった時代だからおばちゃんには悪いことしたなぁ。
・・・
さて、砂埃の舞う道を進むこと1時間。我々は暑さと荷物の重さと砂っぽさでヘトヘトになっていた。
ちょくのトボトボ歩く後ろ姿が悲しげ。

いつになったらクレーターレイクに着くんだろうと思っていたその時・・・

お、おぬしは・・・

キキキキ、キリン先輩!!
道端にキリンがいるなんて未だに信じられない。人形なんじゃないかと思ってしまうけど確かに動いている!

「お疲れのようだね。クレーターレイクはすぐそこだよ」
そう言ってくれているような気がして元気が出てきた。あと10kmだって歩ける気がする。

キリン先輩とは1分くらい見つめ合った。ちょくは特に動物が好きだから本当に幸せそうだった。嫁の機嫌が良い時ほど夫として嬉しいことはない(休戦的な意味で)。
まるで隠れ家?!クレーターレイク
オロイデン湖のキャンプ場から休憩込みで1時間半ほど歩いてようやくクレーターレイクのゲートに着いた。

警備員がいて門を開けてくれる。

園内の説明を受けたあとゲートまでレンジャーが迎えにきてくれることに。
どうやら敷地内にはたくさんのバッファローがいるようで危ないからゲストだけで歩かせる訳にはいかないとのことだった。


茂みを抜けてたどり着いたのは割と立派な建物。ここの正式名は「Crater Lake Camp & Game Sanctury」。

キャンプなら問題なかったけど、ロッジやキャビン泊なら予約が必要らしかった。

気になる料金はというと・・・

キャンプはひとり1泊800Ksh(=856円)!
あれ?プライベートサファリなのに意外に安い!と思ったけどなんと入園料(24時間有効)がひとり2100Ksh(=2247円)もするとのこと・・・合計するとひとり1泊2900円!!
高い!なんだそれ!!
でもここまで来たんだ・・・仕方がない。二人で6000円ほど支払ってキャンプ場へ。

キャンプ場はクレーターの外側でただの荒地だった。一応シャワーとトイレはあったけど、なんかちょっとガッカリ。
さて、そんなこと気にせず早速クレーターの中へと行ってみることに!

受付の奥がクレーター内部に繋がる唯一の通り道になっていた。外から湖が見えないから余計にワクワクする。

小道を降りていくと・・・

すごい!本当にクレーターの中に小さな湖が!

大きさは野球場を一回り大きくしたサイズほど。
クレーターの内側からは外の世界は完全に見えなかった。だから知る人ぞ知る隠れ家感があってロマンを感じる!
クレーター内部には宿泊施設以外にもバーやレストランがあって中に座ると湖が一望できた。


敷地内にはプールも!

もちろんキャンプ客でも使っていいらしい!
別に格別綺麗な景色ではないけど、クレーターの中に湖があってそこにレストランやプールもあってそんな隠れ家的な場所に自分がいると考えるだけでワクワクしてきた。
テラスには小鳥用の水飲み場もあったりとお客さんを楽しませる仕掛けが満載!

こんな変な顔のインコのような鳥も。

目がマヌケだ。
レストランでコーラを飲み終わったらクレーターの外輪山の上にある展望スポットへ。


上から見るとよりクレーター感が伝わる!

パノラマだとこんな感じ。

最近写真を2〜3枚撮ってパノラマにする技術を身につけました!
展望台でしばらくぼーっとする。

眼下には客室が見える。

余裕で1泊100ドル超えてきそうだ・・・ここはアフリカ人がハネムーンに訪れることもあるそう。
そして木にはアビシニアコロブスの姿も。

もっと近くでじっくり見てみたい。
クレーターの外にはここの宿泊客専用のプライベートサファリが広がっていた。

遠くにインパラなんかが小さく見えた。もちろんキャンプ客もサファリを歩いて良いことになっている。ということで・・・
クレーターレイクのウォーキングサファリ
早速ウォーキングサファリへ!!

いろんな生き物に出会った。

↑インパラのメス。ガゼルと間違えやすい


↑オリックス

↑インパラの群れ
遠くにキリンの姿が!

どこにいるか分かりますか?
すでに日没まで2時間しかなかったので急いで回る。



なんか基本インパラしかいない気がする・・・
そんな時、ちょくがライオンみたいに草むらを進み始めた。

目の前には・・・

シマウマ。

シマウマっていかにもサファリ動物っぽい見た目だから見るたびに「今自分はサファリにいるんだ!」って再認識させてくれるしその度に興奮する。
再びインパラ。

ツノがかっこいい!
インパラなんかの小さい草食動物は見飽きたから今度はキリンをもっと間近で見たい!
と思ったらやって来ました、キリン先輩。

こっちにも!

3頭登場!!

何度見ても絵になる。アフリカって感じがする。

最近キリンを見てる時によく、俺らの方を向いて舌を出してペロってされるんだけどどういう意味なんだろう。

もしかして、バカにされてる?
あと会釈もよくされる。

20分くらいキリンを観察。日暮れが迫ってきたのでキャンプ場へ戻ることに。
帰り際、またもやキリンを発見!


ちょくが「またね〜」って言ったら・・・

またもや舌を出して「ペロッ」の仕草。

なんなんだ。バカにしてんのか。
キャンプ場までの道中、ホロホロ鳥が走り回ってて可愛かった。

鳥なのに飛ばずに鶏みたいに走り回ってるだけ。

本当に生き物って千差万別で面白い。
クレーターレイクの展望台&ウォーキングサファリと割と大満足!!!壮大さはヘルズゲートには勝てないけどお散歩感覚で歩いていたらキリンやシマウマに遭遇するっていうのは楽しい。
夜はキャンプ場が真っ暗でヘッドライトの光を頼りに料理。

この日はチヂミ!!

これまたアフリカで手に入れた材料にしては美味しくできたと思う!片栗粉だけは手に入らなかったけど、それでも美味しくできて大満足。持っていた中国醤油も割と美味しいやつだったから良かった。
アフリカでは醤油は慎重に買わないと、たまに墨汁に少しの酢と塩を入れたような味の液体(中国醤油)を買ってしまうことになる。それを買った時は開封した瞬間ブチギレて捨てたくらい。本当そんな液体に醤油という商品名をつけて売らないで欲しい。
夜はライトがもったいないので寝る直前までキャンドルで生活。

キャンプ生活に慣れてくるとこれまで自分がどんな生活を送っていたか思い出し難くなる。電気もガスもホットシャワーもネットもない。でもそれが当たり前。原始的な生活、やっぱり好きだなぁ。
全自動ウオッシュレットだけは欲しいところだけど。
続く。
クレーターレイクの場所
後で分かったことですがコンゴニ村からクレーターレイクの前を通るマタツ(ミニバス)が出ているそうです。
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