100万円以上の南極上陸クルーズに半額で申し込んだ話

おだやんです!

アフリカ旅を終え、アルゼンチンから南米旅を始めたおだやんとちょく。アルゼンチンではイグアスの滝を見て大興奮でした!そのあとパラグアイのアスンシオンに戻って来たのですが、そこで大きな買い物をしました!

それが南極上陸クルーズ!

今日はそのクルーズを申し込むまでの経緯、南極クルーズについて、そして半額で申し込んだ方法について書こうと思います!

申し込みを決意するまで

我々夫婦には南米旅を始めてからずっと迷っていたことがありました。

 

それが南極に行くこと

旅立つ前は「行けたら行きたいね〜」くらいにしか思ってなかったんですが、だんだん南極情報を収集していくうちに

「まあ高額だから無理だね」

「そんなお金があったらあと半年くらい旅行続けられるもんね」

と諦めていました。

しかし南アフリカでのレンタカー旅やステレンボッシュでのワインペアリング体験という贅沢で最高の体験を経験していたおだやんとちょくにとって、刺激の少ない南米に若干物足りなさを感じていました。

そしてパラグアイで時間ができた時、今後の旅のスケジュールを夫婦で話し合った時のこと。

やっぱり俺、南極行きたいな〜。でもお金なくなるもんね。やっぱりやめよう。なんでもないわ。」

「じゃあ行こうよ!お金なんてまた稼げばいいし。それに日本に帰ってから『やっぱり行きたい』ってなった方がもっとお金かかるよ。よし決まり!南極行こう!」

 

ホントにいい嫁だわ。

ちょくのたくましい一言がきっかけで、お金よりも最高の思い出を選ぶことになりました!そしてすぐさま、ネットで南極クルーズについて調べ始めました。

南極ツアーってどんなツアー?

そもそも南極ツアーとひと口に言っても、いくつか種類がありました。

調べると一番定番の10日間上陸クルーズはこんな内容(実際に体験した内容です)です。

10日間の南極クルーズ

《スケジュール》
0日目:
ブエノスアイレスで五つ星ホテルに前泊(ホテル代込)
1〜2日目:ウシュアイアに飛んで(航空券代込)、南極へ向かう
3〜7日目:小型ボートでクルーズしたり、上陸したり動物を観察したりする。
8〜10日目:南米へ戻る

《内容》
船内アナウンスやガイドはだいたい英語(船によってはスペイン語・中国語も)。食事は3食付きできちんとしたものが出ます。全客室にシャワートイレがあり、バーやジム、プール、サウナ、エステなどなんでも揃った豪華客船です。夜は歓迎会やガイドによる南極講義など毎日何かしらのイベントがあったりします。

 

船といえば日本のフェリーしか知らないので、

雑魚寝してカップ麺食って南極上陸して「ワッショーイ」

みたいなのを想像してたんですが、全然違いました。笑

気になる金額は?

気になる金額は?!というと・・・

コースによって金額はガラリと変わりますが、だいたい以下のような感じでした!(細かく調べて平均化した金額ではないので、なんとなくそのくらいと思っていただければと思います)

1《上陸なし》船上から南極を眺める1週間のクルーズ(70万円〜)
2《上陸あり》南極に上陸する10日間の定番クルーズ(110万円〜)
3《上陸あり》サウスジョージア島を経由する3週間ほどのクルーズ(200万円〜)
4《上陸あり》砕氷船で皇帝ペンギンに会いに行く3週間ほどのクルーズ(250万円〜)

もちろん乗船前の飛行機代やホテル代は含みません。またツアー会社や船によってツアーサービスの内容や設備の豪華さ、船室のタイプ、細かい日程が異なるので金額もかなり前後します。ちなみに上限がないのはスイートルームによっては500万円くらいするものもあるからです。ヒョエ〜!

しかし調べるうちに残念なお知らせが。

1と2のクルーズでは大きなペンギンは見れないそう。

よく南極のドキュメンタリー映像にある「赤ちゃんが灰色でもふもふな最大のペンギン・皇帝ペンギン」は4のツアーでしの見れて、二番目に大きなキングペンギンは3のクルーズで見れます。勘違いしてた・・・南極に行けば皇帝ペンギンがその辺にたくさんいると思ってた・・・

 

日本から行くといくら?

じゃあ日本から参加するといくらするのか。調べました。

ツアーに参加する場合
→上記クルーズ代+50万円ほど

個人手配で行く場合
→上記クルーズ代+30万円ほど

と考えて大丈夫だと思います。(絶対じゃありません)

つまり航空券も前泊ホテル代もツアー代も全部ひっくるめて10日間の上陸クルーズに参加したとして、ひとり160万円ほどします。

ヒョエーーーーーーー!

 

インドで2年は暮らせる!(謎のバックパッカーあるある換算)

いやー仕事頑張れば無理じゃないけど、なんかツアーにその金額はちょっとねって感じだ・・・。

半額セール「ラストミニッツ」

ここからが本題!

実はそんなお高い南極ツアーにも安くいける裏技があるんです!

それがラストミニッツと言われる急なキャンセルで安くなったチケット。

通常のクルーズの予約は一年以上前から始まるんですが、3〜1ヶ月前になると必ずキャンセルが出るんです。

そうなるとツアー会社もどうしても客室を埋めたいので通常の2〜5割引きの金額で売りに出します。我々も「行くならラストミニッツに申し込むしかない!」と思い申し込みに奮闘!!

結果として
ひとり100万円以上する10日間の南極上陸クルーズにひとり55万円で申し込めました!

でもこのラストミニッツを手に入れるのは結構大変でした。なので将来南極に行きたいと思ってる旅行者のために、ラストミニッツに申し込んだ方法などをお伝えします。

ラストミニッツに申し込む方法

1・行きたい時期と許容予算を決める

まずは時期と予算を決めます。南極シーズンは南半球が夏になる11月〜3月まで。人気なのはペンギンの赤ちゃんが生まれる2月。逆に夏が始まったばかりの11月は雪が溶けておらず雪の上のペンギンを見ることができます。2月になると雪が泥と混じるのでペンギンたちは泥だらけになることが多いようです。僕たちは11月の一番最初のクルーズに参加しました。

事前に決めた予算はひとり50万円

上昇し続けるクルーズ代
例年、●●円で行けました!と言う情報がネットで出回りますが、中国人富裕層が増えていることもあって南極クルーズの値段は毎年急激に上昇しています。調べた限り、毎年5〜10万円くらいは上昇してると思います。なので現在の金額は調べた金額よりも上がっていると思って予算を決めた方がいいと思います!

 

2・ラストミニッツ情報をいち早く収集

次にFacebookとツアー会社のWebサイトを一日数回チェックします。手に入る情報は「クルーズ名・出発日・クルーズ日数・客室タイプ・金額」です。

以下、我々がチェックしていた会社のWEBサイトまたはFacebookリンクです。

南極ツアーの会社
《Freestyle Adventure》良い
サイト:https://freestyleadventuretravel.com/
対応:一番返信が早い。メールも丁寧で親切。いろんな質問にも答えてくれた。すぐにツアーリストと詳細を送ってくれた。

《Ushuaia Turismo》良い
サイト:http://www.ushuaiaturismoevt.com.ar/web/
facebook:https://www.facebook.com/antarcticaushuaiaturismo/
対応:返信早い。安い部屋がやり取りをしている1日の間に売り切れた。人気の会社である証拠。

《Rumbo》微妙
対応:返信なし。Facebbokも情報なし。HPもスペイン語。

《Polar Cruise》微妙
対応:自動返信のような文面。リンクの価格一覧見て、申し込みたければ勝手に申し込んでねという感じ。どれも高い。

《Antarctica Travels》ダメ
対応:日本人・中国人、その他の国お断り(国籍制限)を告げられた。最低。

情報が早いのはfacebookです。

3・連絡しておく

次にこんなメールをいくつかの会社に送り、そこからさらにやりとりしました。  

送ったメール
Dear Sir or Madam
Hello , my name is Takashi  from Japan.
I’m traveling south America with my wife now and I want to buy 2 tickets for Antarctica cruise(the LANDING tour) from November to end of this year” .And I want to ask you some.

1.  Do you have Last minute of   LANDING Antarctica for 2 people now ??

2.  If so, please tell me when it will start and how much the price is.

Thank you,

こんなメールを送っておくと、以降自動でキャンセルが出たクルーズの情報を自動で送ってくれるので便利です。そして情報が出る前にも「こんなツアー出たけど買わないならネットにあげるから。」とメールしてくれたりします。

 

4・迷わず購入!

安く行けるか、高くつくかの分かれ目がここです。

ツアー会社からメールがきて上陸クルーズのキャンセルはいくつか出てきました。48万円、52万円、55万円、60万円など。でも50万円前後のツアーは本当にあっという間に売り切れます。48万円や52万円は10分経ってメールした時にはもう売り切れていました。本当にみんな狙っているんだな・・・とにかく即決できる決断力が試されます。

この時、ちょうどこの時泊まっていたパラグアイの日本人宿のオーナーからこんな話を聞きました。

待っても安くならない?
数年前にある日本人がパラグアイで11月から南極クルーズのキャンセルを待っていたそう。予算より少しだけ高い40万円ほどのクルーズが出てきたけど予算を上回ってるため見送り、もっと安いツアーが出てこないか1月まで待ったそう。

でも安いツアーは出てこず。結局泣く泣く50万円のツアーに参加するしかなかったとか。

 

待っている間の宿代を考えると、待つことはリスクでしかないと思い知らされました。この話を聞いていたのでもう次の情報が来たら即決しようと決意!

そして探し始めて4日目。

Freestyle Adventureから「1ヶ月後の11月頭出発の55万円のツアーがで出た」とのメールをもらいました。そして3分と待たずにすぐに短文でメール。

結果、申し込みに成功!!

ちなみにそのあと乗船後も同じツアーの金額をチェックしていましたが、そのシーズンでは55万円以下のツアーが再度出ることはありませんでした。即決は本当に重要なポイントです。

これからラストミニッツで南極に行きたいと考えてる皆さん、とにかく時間をかけて迷わず申し込みましょう!!

南極に行った時の記事

最後に10日間の南極クルーズ記事を7回に分けて書きました!南極クルーズは本当に毎日が感動の連続、本当に行く価値ありの場所です。クルーズ参加を迷ってる方は是非読んでみてください。

余談

申し込んだ翌日にツアー会社から正式に連絡が。クレジットカードか振込みですぐに支払いよろしくとのこと。

「うおおおおおお!110万円カード切るぜ〜!」

「やばいやばい」

(購入ボタン・クリック)

「うぉぉぉぉー!!!買ってしまったーー!!もうどうにでもなれぇぇぇ〜〜!!」

「どんどん夢が叶ってしまう〜〜!!死期が迫ってる証拠!絶対氷山にぶつかって沈むやつやぁああ」

「俺を助けてちょくだけ沈むのかあぁ!ありがとおお!」

「いや、沈むのお前な」

なにはともあれ、無事に予算を大幅にオーバーすることなく南極上陸クルーズのチケットを手に入れたおだやんとちょく。1ヶ月後のクルーズまでの間、ただ時間を潰すのはお金がもったいない。

そこで、なんとアルゼンチンのワインの産地でホームステイをすることに!

続く!

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