エベレストトレッキング4日目(Junbesi→Nunthara)絶景トレック

ちょくです!

クロ助のおかげで楽しかった3日目が終わり、4日目は今回初の緩やかで楽しいトレッキング!

そして、ついにエベレストが・・・!

工事現場とベルギー人

【Day4】11月22日(晴れ)Junbesi(2700m)→Nunthara( 2200m)

ジュンベシの朝はお茶だけ注文。

ミルクティー、ホットレモンそれぞれ50ルピー

そしてカトマンズから持ってきた雑穀バーを朝ごはんがわりに食べる。

ササッと食べて、7:30出発!

宿にはクロ助に似た優しい犬がいて、めちゃくちゃ癒された。トレッキング中は沢山の動物に癒しをもらってる。

今日も今日とて元気に歩く!

ジュンベシはそこそこ大きい村で、昨夜は気づかなかったけど、村マップがあった。

ジュンベシのマップというより、その周辺地図って感じかな。

そしてジュンベシの村の出口にはマニ車が並んでいる。

マニ車はチベット仏教で用いられる仏具。マントラが刻まれていて、回転させた分だけお経が唱えるのと同じ功徳があるんだって。

というわけで、朝からガラガラ回しまくり進む。たくさんお経を唱えたことになったかな。

村を出てすぐ、工事現場に直面。

こんな山中にショベルカー?!どうやってここまで来たんだろう。ガガガッと大きな音を立てて整備していた。

来年ごろにはここも歩きやすい道に変身しているのかな。

トレッキングを終えてから気づいたけど、ジリ〜ルクラ区間は、歩きにくく狭い道が結構ある。なんなら2人で並んで歩けない道もある。

一方ルクラ以降の道はトラッカーも多くて歩きやすい。道もめっちゃ広い。

そんなジリ〜ルクラ間でも、こんな風に年々工事が進み5年後10年後には歩きやすい道になっているかもしれない。

さて、そんな工事現場を横目に進み、今日も朝から森の中を進む。

朝はやっぱり寒い。

足元の草もご覧の通り。

しばらく歩いたら、休憩スポットを発見!荷物を置いてひと休み。

トレッキング中はこのような石段の休憩スポットが点在している。

ちなみにトイレなんかはないから、そこらへんで隠れて済まします。

少し休んでいると、ガヤガヤと賑やかなベルギー人御一行がやってきた。

なんと総勢20人!

ガイド2人を前後につけて、列を作ってやってきた。年齢は50〜60代。

彼らはエベレストトレッキングに行く人の多くが目指すカラパタールやベースキャンプには行かず、ジリよりもっと手前の村(忘れた)からスタートしてリンムという村(ジュンベシの隣村)をゴールにしているそう。そして帰りはペリルという村からジープでカトマンズに帰るらしい。

へぇー、そんなルートもあるのか!

このルートは最高の標高がラムジュラ峠の3530mだから、高山病の心配も少ない。そして、ちょうどジュンベシからリンムまでの道のりにエベレストビューポイントがあるから、それを見ることを目的として歩いてきたみたい。全行程で11日間だそう。

一昨日出会ったスティーブとキャサリン(60代後半の老夫婦)も独自のペースで進んでいたけど、ほんとに人それぞれの楽しみ方があるんだなぁ。

るんるんハイキング街道

ベルギー人と別れ再び歩みを進める。

今までの過酷登山と違い、今日は本当に楽しい。多分4日間歩いてきて一番楽しい(笑)

ほとんどアップダウンがなく、緩やかな道をテクテク歩く。全然疲れないし、辛くないし、ゼーゼーしない!

そうだよ、これこれ!

こういうのを想像してたんだよー!

楽しい!!

楽しくて楽しくて、ずっと歌ったり喋ったりしながらるんるん進んでいたら、またしても休憩スポットを発見。

このとき10時。

ああ〜楽しいなぁ〜

毎日こんな道なら幸せなのに〜

おだやん〜楽しいね〜るるる〜ん

と思いながら水を飲むために上を向いたら!!

ブフォ(水を吐く音)!!

な、な、な、

なんじゃこれ・・・!

雪山がーー!ひょー!!

呆気にとられていると、後ろからベルギー人集団がまたやってきて、

「オーマイガー!」とか、

「フォー!」とか言っている。

いや、これは本当にオーマイガだわ。

彼らにとってはこの日がトレッキング最終日。この景色のために10日間歩いてきたんだから、嬉しいだろうな。

とても達成感に満ち溢れた表情をしていた。

そして、テンションが上がったのか、お菓子を配り始めた。

なぜか私たちにも分けてくれて、アーモンドを一緒に食べながら絶景鑑賞。

山とアーモンド合う!!

メルシー!ご馳走さまです!

ここには一軒ロッジもあったので、水を補給。空のペットボトルに汲んで、浄水タブレットをポチャンと入れるだけ。

この浄水タブレット、1リットルにつき1粒入れて飲む。人によってはプールっぽい消毒の匂いがするから苦手っていう人もいるんだけど、私たちはさほど気にならない。

真水を飲んで下痢になるよりマシだ!

絶景トレッキング!

さてベルギー人の皆さんと絶景アーモンドを食べたあとは、またるんるん気分でハイキングコースを歩く。

緩やかな道を進んでいくと、

放牧されてる牛が現れた。

「失礼しまーす」と横切ろうとすると「やれやれだぜモー」と、のそのそ退いてくれた。すんません。

そんなのどかなトレッキング中に、ふと立ち止まって周りを見渡すとこの景色。いい!とても、いいぞ!

今まではひたすら登りで、永遠に続くんじゃないかってくらいの道を見ては溜息をついていたけど、今日は緩やかな道のりだから上を見るなんてことはない。横の景色堪能しながら歩く。

こりゃ楽しいぞトレッキングー!

ウキウキしながらしばらく進むと、ベルギー人のポーターさんが先を歩いていた。

2人分の荷物を1つに縛り、頭で持ってスタスタスタスタ。

いやー、すごい。

ってか、速っ!!

ポーターさんって、みんな細身なのに凄まじいスタミナと筋力と持久力。

日本のトレランに出たらぶっちぎり1位だろうな。標高低くて物足りなかったりして。招待選手として呼びたい。

そんなことを思いながら、前を向くとベルギー人のみなさんと雪山コラボ。今日はこの景色がずっと続いていて、最高。

この景色、全然飽きない。

あと、あのストゥパ、近そうで遠い。

また放牧牛先輩。

「どいてください」

「めんどくさいモー」

テケテケ歩いて、やっとこさストゥパまでやってきた。

ドーンと構えるストゥパが神々しい。

そして、その裏には絶景。

この写真、分かりにくいけど、実はエベレストが見えている!!

白い山々の並びの一番左端、三角形の山!

あと一週間後にはもっと近づくのかと思うと不思議な感じ。

カラパタールから見るエベレストはどんな姿なんだろうか。想像するだけで胸が高鳴る。

 

・・・

途中何軒か民家を通り過ぎるんだけど、ネパールキッズがスーパー可愛い。

エベレストを見て育つなんて、なんかもう凄すぎる。けど、この子にとってはいつもの景色なんだよな。

「家の庭からエベレスト見れるよ」って言って見たいわー。

そしてまたいた。「通さないモー」

エベレストを含むヒ12時にリンム(Rinmu)という村に到着。

ここにも立派なストゥパ。

ロッジの看板を見ると、お!

ここもチーズファクトリー!!

けど、今回はお茶休憩だけ。

ミルクティー1杯60ルピー

リンムは帰りも通る予定だから、チーズはその時のお楽しにとっておくことにして、お昼は芝生の上で辛ラーメンを食べた。

逞しくなって帰ってくるぞ。

ちなみに20人のベルギー人はこの村に宿泊するそう。そして翌日、パペルという村まで歩き、そこからジープに乗ってカトマンズに戻るらしい。

みんなに別れを告げ、お昼後も元気に歩く。今日は景色も良いからか全然疲れない。

この日は11月22日だったんだけど、この時期はめちゃくちゃオススメ。

スーパーハイシーズンの10月に比べると人も少なくて、天気もカラッとした秋晴れのような晴れ間が続き最高!

噂によると、スーパーハイシーズンの10月はロッジが満室になるくらい混み合うらしい。私たちは1ヶ月のトレッキング中、そんなことは一度もなかった。

部屋を確保するために早めに歩いたりとかはしたくないから、この時期で良かった!

子ヤギのショーと馬だらけの村

13:20、タクシンドゥ峠(Taksindu 3071m)に到着。

立派なロッジがありテラス席が気持ちよさそうだったので、お茶休憩。

ここで昼食を食べていたカナダ人のご夫婦と仲良くなり、1時間も休憩してしまったけど、こういうのも楽しいひと時。

そして目の前にはヤギ。和むなぁ。

ヤギ大好き。将来一緒に暮らしたい動物トップ3に入ってる。

お茶をすすっていたら、子ヤギがアグレッシブに動き出した。

どっこいしょっと。

すごー!子ヤギちゃんやるね!お母さん全然気にしてないのもすごい。

子ヤギの背中乗りショーを堪能したら、ここからはひたすら下り。

立派な門をくぐって下山する。

相変わらずのヒマラヤ山脈。

下山は楽チン。スタスタと降りていくと、しばらくして村が出現。

この村はタクシンドゥ村。

山の斜面に家が建っていて、ロッジもある。

ここでちょっと夫婦会議。

今日はここまでにするか、もう少し下ってヌンタラという村に行くか。

地図を持っていなかったので、携帯のMaps.me(オフラインでも使える地図アプリ)を見ながら悩む。

下山だけだからそんなに時間はかからないと思うけど、暗くなる前には着きたい。

ガイドやポーターがいないと、こういう判断も全て自分たちでするから難しい。

「ちょっと急ぎめで下ろう」という結論に達し、ヌンタラ村を目指す。

日も陰ってきて少し肌寒い。足早に目的地を目指す。

おてんば娘ソフィアがいる愉快なロッジ

16:30、どうにかこうにか日が暮れる前にヌンタラ(nunthala)に到着!

「あぶねー」「良かったー」と言いながら、今日の寝床探し。

お庭の手入れが行き届いていたロッジに決めてチェックイン。こういう宿はきっとキッチン周りもキレイだから。

ツイン一泊120ルピー。安い。

宿のお母さんはケラケラよく笑う陽気な人で、娘のソフィアは元気200%のおてんば娘。

底抜けに明るい親子で、みていてこちらまで笑顔になる。

「倒木の影響で村全体が停電中なの!今日はキャンドルナイトよー!」

と、いつものことで慣れてますって感じでお母さんがキャンドルを灯してくれた。

ソフィアは宿の人気者。

ご飯やお酒を飲みにきている人から、「ソフィアーダンスダンス!」と言われると、お茶目に踊り出す!

元気が有り余ってるらしく、夜ご飯までずっと遊び相手を担ったおだやんとちょく。

私は山を登って下ってヘロヘロなんだけど、特に子供好きのおだやんは追いかけっこまでしてた。凄すぎる。

この日の外国人トラッカーは私たちだけ。

他にはネパール人のお客さんが数人いた。買い物などに大きな村へ行くときは二泊三日とかで行って帰るらしい。

買い物に行くのに山を越えて谷を超えるネパール人。

映画化決定だよ!感動だよ!

この日はお腹がペコペコすぎたので、4品も注文!食べ過ぎー!

フレンチフライ320ルピー

マッシュルームスープ180ルピー

そしておなじみダルバート320ルピー。ここのダルバートは美味かった!

え、まだ食べるの?

チーズフライドライス300ルピー

ケチャップライスに手作りチーズが乗ってるだけ、まぁまぁ美味しかった。

そしておだやんはローカルワインにも挑戦。なんと激安の50ルピー!

山の人は何でも手作りしていて、もちろんお酒も自家製。当たり前のように自給自足していて憧れる。

お腹がはち切れそうなほど食べ、おだやんはお酒を飲んでほろ酔いになり、幸せな気持ちで就寝。

歩いて食べて寝る!!!

このシンプルなライフスタイルをあと26日続けていきます(笑)

さて、るんるん楽しい4日目とは打って変わって、翌日はケンカしながらのトレッキングに・・・。

使ったお金

【朝食】ミルクティー(50Rs)ホットレモン(50Rs)

【昼飯】ミルクティー2つ(120Rs) と持参した辛ラーメン

【晩飯】フレンチフライ(320Rs)、ダルバート( 320Rs)、チーズフライドライス(300Rs)、マッシュルームスープ(180Rs)、ホットレモン(50Rs)、ローカルワイン(50Rs)

【宿代】120ルピー

この日の日記

※トレッキング中につけていた日記を毎記事の最後につけていきます。

おだやん
登りは軽やか。出発から2〜3時間でエベレストビュー!20人のベルギー人からアーモンドを貰う。ジープにさがペリルから出ていると聞く。リンモでティー。ヌンタラ遠い。夜は停電。

ちょく
ハイキングみたいな歩きやすい道で好き。エベレストビューが楽しい!ずっと絶景見ながらで、道もよく、すごく楽しめた。ヌンタラに行くか迷ったけど、明るいうちに行けて良かった。

続く!

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1 個のコメント

  • サブロー より:

    大大大自然の中でこれだけご馳走食べれたら幸せですね。

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