おだやんです！
南極クルーズを終えてウシュアイアからチリのプエルトナタレスへとやってきたおだやんとちょく！
この日はパタゴニアの３つの見所のひとつ、パイネ国立公園で日帰りトレッキング！お目当の三本槍の形をした山・トーレスデルパイネは見れるのか？！そして初めて盗難に遭った日でもありました！
パイネ国立公園
前日のうちに国立公園までの往復バスチケットを買っておき、朝７時にバスターミナルでバスに乗車！８時すぎにはパイネ国立公園のゲートに到着した。
このゲートにあるオフィスで一人21,000チリペソ（=3500円）の入場料を支払って、園内専用のバスに乗り換えてトレッキング出発地点へ！
朝からどんより曇り空。なんかテンションが上がらない・・・・
遠くにお目当のトーレスデルパイネがちらっと見えた！
三本の槍みたいに見えるトーレスデルパイネはこの公園の名物で、ネパールでいうところのエベレスト的存在。あれを拝みに行きます！
そもそもこの公園にはキャンプをしながら10泊で公園をぐるりと回る周遊コース、や3泊4日かけて名所を回る有名なWコース、そしておだやんとちょくが選んだ日帰りコースと主に三種類のコースがあった。
数泊して回るコースだと氷山が浮かぶ湖がみれたりするそうだけど南極で散々氷山は見たし、クルーズで体がなまってたこともあり日帰りトレッキングコースを選んだ。
９時すぎに出発！
ネパールで１ヶ月間もトレッキングしたこともあって、トレッキングは朝飯前みたいな感覚だった。
「おだやん、地図とかないけど大丈夫なの？」
「うん、前の人に付いていけば間違いなし！（自信満々）」
集団の最後尾で付いていくことに。
ここパタゴニアはなぜか日本人とフランス人に人気で、この日もたくさんのフランス人がトレッキングに来ていた。なんかメディアでよく取り上げられるようになったんだとか。
さてここでいきなり事件発生。
実は前を歩いている人たちもみんな誰かのあとに付いていくスタイルだった模様。みんな先頭の人は同じ日帰りトレッカーだと信じてた訳です・・・
しかし！！
なんと先頭を歩いていたのはトレッキングとは関係ない公園内施設のスタッフ！！トレッキングコースからかけ離れた公園内の施設に通勤する途中だったんだとか。数十名がみんな、30分ほど道を間違えて歩き続けていました・・・
おいおい。これは事案だぞ。笑
その場にいたみんなで「やれやれだぜ。ふう」みたいなジェスチャーをしてて面白かった。笑
みんなで正しいコースへと戻る。それでも過去の失敗から学ばずおだやんとちょくはあくまで付いていく姿勢を貫きます。曇っていてテンションが上がらないからでしょうか・・・もしくはクルーズでダラケ病が体に染み付いてしまったのでしょうか・・・
日帰りコースは7〜８時間かかるので、かなり急ぎ足で展望スポットを目指さなくてはいけません。
だけど道は狭くよく渋滞に。特に橋の前ではいつも大渋滞！
どうやら一度に二人しか渡ってはいけない橋だそう！この公園にはこういう橋がよくありました。反対側から人が来た時なんて本当にひどく待ちます。
久々のトレッキングはきついけど、標高が上がっていくにつれて景色もだんだんようなってきた！
森と草原地帯を抜けると今度は谷間に沿って上がっていく。
こういう谷間って歩いてて気持ちがいい！ネパールでも谷間を歩いている時が一番好きだったな・・・
暑くも寒くもなく風が気持ちいい〜！
2時間ほどで中間地点のチレーノキャンプ場に到着！ここにはカフェがあって休憩できると聞いてたので温かい飲み物でも飲もうかと思ったら、またもや事件発生です。
なんとスタッフによる賃上げストライキが発生中！
中にスタッフはいるものの、トイレすら借りられませんでした。ちょ・・今日事件多すぎ・・・笑。
トレッキング客たちはみんなものすごく困ってたんですが我々はちゃんと準備してました！
じゃじゃーん！
日本のお弁当文化って役立ちます！
サンドイッチを食べてすぐに出発！
ちょくが持ってる折りたたみザックは肩紐が薄っぺらくて背負いづらそう。
しかも折りたたみリュックはビニール袋を背負ってるみたいで中身がゴツゴツ背中に当たるし、かなりストレスがたまる！ちゃんとしたクッションの入った分厚い肩紐のあるリュックがいいと思った。
その後も緩やかな山道を楽しくトレッキング！
曇り空だけど気温は最高！
谷間を抜けると突然急斜面になった。
結構しんどい！！！
もう二人してゼエハア言いながら登る！
森を抜けると急に風が強くなる。
ご覧の通り木も年中吹き荒れる強風で横になびいてました。
急斜面を登っていくと・・・
出発から４時間！ようやくトーレスデルパイネが一望できるラストーレス展望スポットに到着！！
これがトーレスデルパイネか・・・本当に三本槍みたい・・・
でも残念ながら曇っていて三本槍の全貌は見せませんでした・・・
なんだろう・・・これまでいろんな絶景スポットを巡ってきて「感動！」「絶景だ！」なんて言ってきたけどここだけはなんとも思わなかった・・・やっぱり曇りのせい？笑
展望スポットはこんな感じでゴツゴツした岩だらけ。
疲れたのでトーレスデルパイネを見ながら休憩〜
なんか曇りってだけでこんなに感動できないってすごい悔しい！せっかく頑張って登ってきたのに・・
最後に二人で記念撮影！
現地の人に写真を撮ってもらったんだけど、「違うポーズもしなさいよ」とおばちゃんに言われて、とっさにセクシーポーズをしてみたらおばちゃんが多いにウケてました。
こういうポーズをするとは予想してなかったそうです。笑
よし！下山だ！！
帰りはちょくがとあるアメリカ人家族の１０歳の娘と仲良くなったので、彼女と話しながら下山！
すごい大人顔負けのトーク力でしかも「ちょさあ、この前学校でさあ、まじさぁ」みたいなギャルっぽい話し方！ちょくは圧倒されてました。笑
実はちょくは小学校時代ずっとアメリカで過ごしたから、アメリカの小学生とは話が合う。当時を思い出すように楽しく会話！
というか後ろ姿が友達同士にしか見えない・・・・
聞かれなかったのでちょくは自分の年齢を言わずにいると彼女はちょくを同じ年くらいと思ったようで
「あなた何年生？後ろにいるメガネ野郎は誰なの？年上の彼氏なの？」
「いや、実は結婚してて・・・あれは旦那で・・・私2９歳で・・・」
「オーマイガーッ！オーマイガーッ！オーマイガーッ！」
コメディドラマばりのオーマイガーがパタゴニアに響き渡りました・・・笑
最後にお友達と記念撮影！
どう見ても同級生と登山遠足に来た図。
でも俺の知らない学校の話が聞けて楽しかったな！
女の子と話し続けて出発から８時間後の17時すぎに出発地点に戻って来た！
いや〜疲れた。
改めて思ったけどトレッキングって天気が大事！！でもそれでももうちょっと感動できても良かったはずなのに・・・何でだろう・・・
よく考えたら、アフリカや南極でさんざん絶景を見尽くした今の二人には、ちょっとやそっとの景色じゃ物足りなくなっているのも確かだった。というか二人の趣味が若干グルメ（主にお肉）に傾きかけてるのも関係あるのかな・・・笑
ということで、ちょっと微妙な雰囲気で終わったパイネトレッキングでした。
この旅で初の盗難
日暮れ後に宿に戻る。
異変に気づいたのは、預けてた大きなリュックを取りに宿の倉庫（使われてない古い小屋）に行ったときだった。
「あれ俺のリュックの上が開いてる〜ちょく今触った？」
「え？触ってないよ。まさか閉めずにトレッキング行ってしまったんじゃ？」
「いやそんなことしないと思うけどな・・・」
「中身確認してみようよ」
リュックを持った感じ、中身は入っているみたい。持ち物が全部あるか取り出して確認してみる・・・・
「あれ・・・一番上に入れてた何かがない気がする・・」
「あ、私のダウンと自炊用の鍋だ！」
全てチェックすると、おだやんのリュックの一番上に入れていた鍋一式とそれを包んでいたちょくの安もののダウンが盗られていた。
リュックの下の方にある高価な南極パーカーとかはなぜか無事。多分人の気配がして焦って一番上のものだけ盗ったんだろうな。
「鍋とダウンだけ盗られたの？何それ」
「いや、鍋の中に我が家で一番大事なものが入ってた・・・・」
「あ！！」「あ！！」
「味噌！！！？？」
宿の倉庫に侵入し、開いているリュックを見つけた犯人。人の気配がしたから急いで一番上のものだけを盗み出した。家に帰って開けてみるとそこにはそこの焦げた鍋。さらに中を開けると・・・
臭くて茶色いペースト・・・
犯人はきっと所有者をウンコを持ち歩いている変態と思ったに違いない。犯人が可哀想でちょくと笑い転げてしまった。でもブエノスアイレスで買った味噌が盗られたのは痛いなあ・・・・結構高かったのになあ・・・
トレッキングにいくみなさん、預け荷物の盗難には気をつけましょう。
・・・
さて次に向かうは世界で３番目に大きな氷河・ペリトモレノ氷河！感動できるかな・・・大丈夫かな・・・
続く！
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