ちょくです!
ついにやってきました!ダナキルツアー当日!!
3泊4日のツアーなんだけど、これがもう超濃厚でした。
そんなツアーの1日目です!
ダナキルツアーに行くかどうか迷っている人へ
エチオピア北部の街・メケレは世界一過酷なツアーと言われている「ダナキルツアー」の発着点。今回私たちがエチオピアに来た最大の目的はこのダナキルツアーに参加するため。この日をどれだけ待ち焦がれていたか!
申し込み記事はこちら↓
[blogcard url=”http://backtothe-nature.site/2017/10/apply-danakil-desert-tour/”]
一人350ドルと決して安いツアーではないけれど、この世のものとは思えない絶景が広がっているので迷うことなく参加を決めました。
そして、最初に言っておきます。
間違いなく参加して良かったです!
もうね、なんていうか・・・
「地球ヤバイ」
の一言でした、本当に。地球ヤバイぞ!
もし「ダナキルツアーは値段が高いから行くか迷っている」という人がいれば、絶対に行った方が良いです。食事や寝床は値段相応とは言えないけれど、目の前に広がる絶景はお金には変えられない価値がありました。
そして、はるばる日本からエチオピアまできて・・・
350ドルをケチる理由はない!
350ドル=約4万円は長期旅していると大金だけど(そりゃ4万あればインドで○日も過ごせるじゃんって換算したくなる気持ちは分かるけど)、それとこれは一緒にしてはいけません。そもそも4万なんて日本にいればすぐに稼げます。
もし、「絶景が見たい!地球の迫力を肌で感じたい!」という人がいれば、このダナキルツアーは超オススメです。もう一度言うけどお金には変えられない価値がありました。世界中に絶景はあるけれど、ここは三本の指に入るくらい迫力満点です。行って後悔はありません。
その代わりシャワーはないし、野宿だし、トイレは岩陰や茂みで、日中はありえないほど気温が上がってスーパー暑い。ラグジュアリー感は皆無で、むしろいつも汗だくで砂にまみれて辛いです。そんな過酷な挑戦はしたくないっていう人には向かないかもしれません。
でも自然や絶景が好きな人には、間違いなくスペクタクルな感動が待っています!地球上で他に類を見ない世界が広がっていて感動の嵐です。本当に本当に、オススメです。
そんなダナキルツアーの様子を、複数記事に分けてお送りします。
まずは1日目!!
ダナキルツアーへ出発だ!
2017年3月22日
3泊4日のダナキルツアー当日の朝。
この日は朝9時20分に迎えが来ると聞いていたのに、9時に迎えが来てドタバタ。遅刻は予想してたけど、早く来ることは想定外だったよ・・でも遅刻されたら一気にテンション下がるから幸先良い!
今回私たちが参加するダナキルツアーは約20人が参加。この20人に対して、コックが1人、ガイドが1人ついている。食事や観光は20人全員一緒だけど、移動は1台の車に大体4〜5人と少人数だから結構気が楽。
というわけで、車に乗り込み出発です!
私たちの運転手はイーヨ。
このイーヨが、当たり!
ふんわりした癒し系オーラが漂っていて、とても和む。沈黙も嫌じゃない。他の参加者に聞いたら「俺の運転手はずーっと爆音で音楽聴いてて時折フォー!とか言うから辛い」なんて話も聞いたからイーヨで本当に良かった。
私たちの車はイーヨ含めて5人と聞いていたんだけど、他の二人は見当たらない。イーヨ曰く、途中の村でピックアップするそう。そんなこともできるんだね。
・・・
さて、メケレの街を出たらひたすら一本道を突き進む。
見渡す限り何もない!
途中、車が横転している現場に遭遇。
どうしてあんな草っ原の真ん中で横転するんだ・・。
そんな道をひたすら進み、小さな村に到着。この村でドイツ人親子のウタさん(母)とマックス(息子)を拾って少しコーヒーブレイク。これで5人勢揃い!
休憩後はビューポイントという場所へ立ち寄ったけどガスっててあまり景色は見えず。
初日の今日は、午前中はひたすら移動。砂漠エリアに突入して行く。
進むにつれて乾燥した景色になっていくんだけど、不思議なことに何もない荒地にポツンと家が建っていたりする。
どうしてこんな何もないところで暮らしているんだろう。生計はどうやって立てているんだろう。そもそもこんな乾燥したところに水はあるの?疑問は膨らむばかり。
イーヨに水のことを聞くと「このダナキルエリアに住む人々は国から水が支給されている」とのこと。でもその水も溢れるほどあるわけではないから、水はとっても貴重なもの。
40度を超える暑さの中を限られた水だけで生きていくって想像がつかない。取り合いになったり、水がある場所に移住しようとは思わないのかな。私だったら砂漠を抜け出して潤いのある場所に引っ越すけどな。
イーヨにそんな素朴な質問を投げかけると、予想の斜め上をいく答えが返っていた。
「彼らにとって、100キロ、200キロ移動したところで砂漠に変わりはないんだよ。どこまで進んでも砂漠しかない。なら今暮らしている場所を移動する意味なんてないんだ。」
『彼らにとってはどこまで進んでも砂漠』という表現が胸に刺さる。車や船や飛行機で、国や大陸を軽々と超えられる世の中になった今でも、砂漠から抜け出せず生きている人たちがいる。
とはいえ、「抜け出せない」なんていうのはきっと余計なお世話で、砂漠こそが彼らにとっての世界。過酷に見える生活も、彼らにとってはごく当たり前の生活なのかもしれない。
・・・
途中、塩を採取して運ぶキャラバン隊とすれ違った。
ラクダの長蛇の列!
彼らの活動はツアー二日目に見学ができるそうなので楽しみ。塩の採掘場なんて行ったことがないし、設備の整った工場ではなく、全て手作業で行う現場を見学できるなんて早々ない。その様子は明日の記事で!
ランチとパラフルキッズ!
さて、お昼は小さな村で食べるというので車を降りると・・・
モワッ!暑い!
車の温度計を見たら37℃だった。ダナキル砂漠は冬は40℃、夏は50℃を超えるほどの気温で、世界で最も暑い場所の一つとして知られているらしいから、これでもまだ涼しい方か。夏とか恐ろしい・・・。
お昼を食べるのは、こんな村。
並んでいる家は木で壁、ビニールで天井というつくり。すごい。奥の方には石造りの家もあった。
車を降りたら、すぐに子どもたちが駆け寄ってきた。
おませな女の子二人組。二人ともお揃いの髪型で可愛い。髪の毛はお母さんが編んでくれるんだって。
お昼ご飯はみんなで一緒に。
車は別々なので、ここで初めて今回のメンバーと話す機会があった。ちょっとずつ仲良くなれたら良いなあ。国籍はアメリカ・イスラエル・ドイツ・スペイン・中国・韓国・日本・・・と様々。ちょっとした国際交流ツアーで楽しい。
食事は全てツアー代に含まれているんだけど、ビールやジュースなどは有料で食堂のおばちゃんから買うシステム。
とにかく暑くて暑くて仕方ないので、みんな冷えたビールやコーラや水を次々に注文!この食堂は飲み物代で儲かっていると言っても過言ではないほどみんな飲んでいた。っていうか、こんな村で冷えた飲み物が出ること自体すごすぎ。
お昼ご飯はライスと野菜の煮込み。
野菜たっぷりで薄味で美味しい!お代わりもできて満足満足!「インジェラ出てきたらどうしよう」って密かに心配していたから安心。ツアーは西洋人がほとんどだから、西洋人向けの料理が出てくるみたい。
・・・
お昼を食べ終えたら、体力を持て余したエチオピアキッズたちがやってきた。
この子たちがもう元気で元気で・・・
「ヒャフー!」
「いえーい!」
「ぎゃーす!」
「あちょー!」
いやいや・・
元気すぎ!
無邪気すぎ!
この子可愛過ぎ!
アフリカの子どもって本当にパワフル。
トゲトゲした砂利の上を裸足で走り回って、砂にまみれて、もみくちゃになって遊んでる。この村にはyoutubeもテレビもゲームもないけれど、最高に楽しそう。全身全霊で遊んでる感じがすごい。
そんな中、珍しく物静かな少年がいて仲良くなった。
彼の名前はマハムッド11歳。
現在小学校4年生のマハムッドは少し英語が話せるから会話ができた。それにしても「マハムッド」って名前はイスラム教徒に多い名前。エジプトにもたくさんマハムッドがいた。
「マハムッドって素敵な名前だね。エジプトにもマハムッドってたくさんいたよ。」
「僕はイスラム教徒なんだ!この村はイスラム教とキリスト教が共存しているんだよ。」
外を案内してもらったら、教会とモスクが立っていた。二つの宗教が小さなこの村で共存しているなんて不思議。エジプトでは少数派のコプト教が迫害されていたからなおさら不思議。
調べてみると、エチオピアは国の60%がキリスト教で、次にイスラム教が30%なんだとか。アフリカ人ってどんな宗教を信仰しているんだろうと思っていたけれど、やっぱり侵略や植民地時代の影響が宗教にも出てるんだね。
・・・
出発までは時間があって、私はなぜかたくさんの子に髪の毛を触られた。
アフリカ人は地毛がクルクルでチリチリな人が多いから、まっすぐな髪の毛が気になるみたい。でも腕を掴まれて容赦無く触ってくるから怖い(笑)
そのあと始まったのは、彼らの遊び。
その名も・・・
「サーカス!」
助走をつけてアクロバティックな技を連発するキッズたち。体の中にバネが入っているかと思うくらい、踏み込んだ後大きく空を舞う。裸足で石や木の枝が散らばる地面を全速力で駆け抜けて、バク転や前転を披露してくれた。
さすがはアフリカンキッズ。身体能力が半端ない!
空中でクルクル舞ってる姿は将来オリンピック待った無しな雰囲気。金メダル間違いない。上級生が凄い技を連発するのを下級生が憧れの眼差しでみているのも可愛らしい。こうやって技は伝承されていくのね。
ほうほう、と目を細めてみていたらアクロバティックな子たちが声をかけてきた。
「ねえねえ、あなたもサーカスしてよ!」
「ごめん、そんな凄いこと出来ないよー」
「え!出来ないの?!普通できるでしょ?!」
「いや、出来ないよ(笑)」
いや、期待に答えられなくて申し訳ない。次回までにサーカス特訓しておきます!
永遠に続くキャラバン隊
賑やかな子どもたちに別れを告げ、本日の寝床へと車を走らせる。
もうここまでくると、周りには何にもない。
人っ子一人いないし、そもそも生命ってやつを感じない。おまけに外は暑くて、乾燥していて、こんなところにポイっと放り出されたら間違いなく死ぬ。
でもそんな場所でも、たまーーーに、民家があるからど肝を抜かれる。
なぜそこに・・・なんて質問は愚問。本当に逞しい。人間の限界を超えた生活だよ。
そして、さらに進むと目を疑う光景が。
突如現れた工事現場。これ、中国企業が何かを採掘している現場でした。
中国の勢いは本当に凄まじくて、エチオピアではいたるところに企業の看板を見かける。道路も鉄道もビルも、全て中国。こんなに中国が進出しているとは思っていなかったから、本当にびっくりした。
これだけ中国企業が進出しているのは、とにかく安いからだそう。日本企業は手も足も出ないくらいの価格でくるから、コンペなんかやったらイチコロみたい。日本は素晴らしいクオリティと納期を守る誠実さがあるけれど、結局は安さで押されてしまう。本当に今、中国はアフリカにグイグイ来ている。
中国凄いわーやばいわー、なんておだやんと話していたらまたキャラバンに遭遇。
さっきまで「生命体を感じない」なんて言っていたけど、突如現れたラクダたち。
可愛いけど過酷すぎる・・・。頑張れラクダさん。
キャラバンとすれ違った後は、ご覧の通りの道を進む。
もう本当に何もない。ちょっと不気味。
と思ったら、またキャラバン。またラクダ。
しかも・・・
渋滞。
のっそのっそとゆっくりな足取りで進むキャラバン。これ、一体何日歩き続けるんだろう。
そしてまた何もない道。
何もない砂漠地帯にたまに現れるラクダの群衆。この繰り返し。
もうなんか、日本と同じ星にあるとは思えない場所。映画かアニメか漫画の世界だよ。
「マジかよ」な本日の寝床
そんな何もない世界を爆走して、本日の寝床に到着。今日はこの先の塩湖に行く予定なんだけど、その前に寝床をセッティングするんだって。
今日はこんな村に泊まります!
おお・・・
カラッカラの大地に、家が立っている。
年中暑い上にクーラーなんてないから、家は隙間だらけの方が風が入って良い。雨も降らないから、簡素な作りでも大丈夫なんだって。舞台のセットかと思うくらい奇抜だけど、これがこのエリアでは普通な生活。
今までいろんな国でいろんな家をみて来たけど、一番インパクトが強いかもしれない。
この村に暮らす人々は、住民の半分が塩の採掘、もう半分がミリタリー(軍隊)の仕事をして生計を立てているそう。ミリタリーの仕事は主にツアー客の護衛。ダナキル砂漠は隣国エリトリアと紛争が起きていて、治安がとても悪い。過去にはアメリカ人のツアー客が襲撃にあい、死亡したという事件もあったそう。こ、怖い。
さて、そんな仕事をする方々の家の脇に、本日の寝床を設置します。
よいしょ、よいしょ。
はい、マットレス引きますよー。
って・・・
マジかよ!!!
木と麻ひもで作ったベッドの上に、マットレスをひいて完成。頭上には星、肌には熱風を存分に感じながら眠るワイルドな寝床です。
凄い、凄いぞエチオピア!
ここ一体は夜でも30℃を超える暑さなので、室内よりも外で寝た方が快適なんだとか。なるほど。確かにそうかもしれない。けどこの光景、面白すぎる!こういうのワクワクする!
各自ベッドのセッティングが終わったら、塩湖まで時間があるというのでイーヨに許可をもらって少し村を歩いた。
そこで家の前で髪を編んでいる女性・リモさんに出会い、少しだけお話・・はお互い言葉が通じないので出来ないけど、雰囲気で会話しながら見学させてもらった。
リモさんの髪型はエチオピア伝統のヘアスタイル。真ん中をウルトラマンのようにモッコリするのが特徴。
鏡も見ずに、手先の感覚だけで編み上げる技は神業!触らせてもらうと結構しっかりしていて、これは絶対に崩れない!
お昼ごはんを食べた村で出会った女の子たちもお母さんに編んでもらっていると言っていたし、きっと目を瞑っても編めるくらいなんだろうな。
街で美しいヘアスタイルの女性を見かけることは多いけど、仲良くならないと触らせてもらったり写真を撮らせてもらえないからとっても貴重な体験。リモさん、ありがとうございました!
塩湖で間抜けなトリックアート
しばしの自由時間を終えたら、また車に乗り込んで塩湖へ向かいます。
草木も少なくなり、とても悲しげな道。
そんな道をひたすら進むこと1時間・・・
塩湖に到着!
凄い。見渡す限り・・・
塩。
足元を見ると、干上がった塩が不思議な形になっている。
私たちにとっては初めての塩湖。
初めての世界に、ちょっと興奮!
そこら辺の綺麗めな塩の塊を舐めてみると・・・辛い!!
めちゃくちゃ濃縮なのか、「しょっぱい」を通り越して「塩辛い」です。
そして、塩湖に来たら同じみ(なのか?)のトリックアートに挑戦してみる。近くにいた別の車のドライバーさんが「俺が撮ってやる」と自信ありげに言ってきたのでお願いすることに。
彼の指示に従い、ポーズを決める。結構細かい指示を出してきて、身を乗り出してカメラを構えてくれるからこれは期待できそう!!
「はい奥さん、もっと右、そうそう。手をもう少し上げてー」
パシャ。
「じゃ次は旦那さん、バランス取ってるみたいに両手を広げて!奥さん、肘曲げてー!」
パシャ。
ドウシテコウナッタ。
2枚目は、どうやら私の肘のくぼみにおだやんが浮いているというトリックアートらしい。斬新すぎる。こんなの見たことない。これは最先端のアートだ!
白い世界で遊ぶ
ちょっと間抜けなトリックアートを撮り終えた後は(別に撮り直さない)、白い世界で遊ぶ。
この日はちょっと曇っていたんだけど、そのおかげで空と塩湖の境目がわかりにくくて、まるで真っ白な世界にいるような写真が撮れた。曇り万歳!
助走をつけて・・・
ジャーーンプ!!
うん、結局マヌケ具合は変わらない。
よくわからないけど、塩湖楽しい!
ひとしきり遊んだ後は、塩湖をお散歩。ここ一体は全部塩湖なんだけど、たまに塩の池がある。
よーくみると、まるで温泉のようにブクブクと湧いている。
果てしなく続く塩湖。
こんな場所で仕事をするってどんな気分なんだろうか。明日はそんな仕事現場の見学をさせてもらえる。詳しいことは明日の記事で書くけど、これが想像を絶する作業場でとても過酷だった。
自由にお散歩した後はびっくりなお楽しみが待っていた!
みんなでワイン!
わーいわーい!まさかここでワインが振舞われるとは思っていなかったから嬉しい!
塩湖のど真ん中で味わうワインは格別!
風が強かったんだけど、湿度が高いからモワアアアアって風が顔にまとわりつく。
みんなでワイワイしていたら、白い世界にキャラバン隊が現れた。
一列になって、一定のペースで進んでいくキャラバン隊。
その列は途切れることなく、永遠に続く。霞んでいる遠くの方をじっと見ていると、その霞の中からモヤーッとラクダが現れる。なんとも言えない不思議な光景。
近づいてみると、ラクダの背中にはずっしりと重たいものが乗っていた。
運んでいるのは塩の板。
採掘した一枚板の塩を何枚もラクダの背中に乗せて、道なき塩湖を進んでいく。草も木もなくて、方向感覚がおかしくなりそうな塩湖を歩くのは気が遠くなりそう。
とにかく暑くて、ラクダを引く人は汗をダラダラ流しながら黙々と歩いている。これは辛い仕事だ・・・。明日の採掘現場、楽しみだったけどちょっと辛くなった。
激しいディナーと青空ベッド
塩湖を後にして、寝床に戻ってきた私たち。戻るとコックのシャカシャカがご飯を作っていた。
このシャカシャカ、とにかくテンション高い。なんかやばい薬物でもやってるんじゃないかってぐらい、常にテンションがヤバイ。ムードメーカーの域を超えて危険人物。
そんな彼が自慢のご飯を提供する時の決め台詞は、
「シャーカシャーカ、ディナー、レデュエエエエエエ(シャカシャカのディナーがレディだ)!」
「エビュリビャーディエエエエエエ、カミョーーーーン(エブリバディ、カモン)!」
毎回これ。もはや奇声。怖い。
でも、2日目ぐらいに気づいたけど、彼は常にこんなテンションなので別に変な薬物はやっていないみたい(やってたら困る)。しかし、お酒も薬物もやらずに正常モードでこのテンションは凄い。
みんなを楽しませようとしてくれているみたいで、ミラクルな接客。とても良いやつ!
この日のディナーも、彼の奇声で集合がかかる。
「シャーカシャーカ、ミラッキューール、シュウウウウーーッップ(シャカシャカミラクルスープ)!」
こんなに激しいディナーは初めてだよ(笑)
っていうか、ミラクルスープって怖いわ!でも味は美味しい!あの勢いに反して優しいお味!
最初、前菜としてスープが出てきたんだけど、おだやんは晩ごはんが「スープとパンだけ」なのかと勘違いして6枚もパンを食べていた。いや、そんなわけないでしょ。おかずもあるよ!
野菜ターーップリのおかずは3種類あって、ナスとツナの炒めもの、ズッキーニときのこととうもろこしの炒めもの、キャベツの炒めもの。どれも美味しい!めちゃくちゃお腹いっぱいになって満足満足。
でも最後に出てきたオレンジが、めちゃくちゃ甘くてジューシーで美味しかった!あんなに美味しいオレンジ、人生で初めて食べたかもしれない。なんなの、エチオピア!オレンジ美味いぞ!!
食後の後はガイドが明日のスケジュールなんかを説明して解散。
車ごとのグループで寝床を作っているんだけど、私たち4人(我々夫婦とドイツ人親子)はイーヨの域な計らいでとても寝心地が良い寝床。
イーヨは本当に気がきく男で、「風で砂埃が舞うから」と風を計算して車をベッドのすぐ脇に停めてくれた。こんなことをしてくれるドライバーは他にいなかったから、本当にイーヨ最高!
ちなみに「トイレは100m先の茂みに自由にして良いよ」というスタイル。個人的には狭くてハエが湧いてるトイレよりも、どこでも良いっていう方が良い。この3泊4日はほとんど青空トイレだったけど、私は青空トイレに抵抗がないのでとても快適でした。青空トイレに抵抗がある女子は、ひざ下のスカートがオススメです。ちょっとは隠しながらトイレ出来ます。
それにしても、夜になっても湿度は高いし結構暑い。
イーヨから「朝は冷え込むよ」と助言をもらっていたのに、おだやんは「暑い!パンツで寝るー!」とパンツ一丁で寝て朝ブルブル震えていた。夜は寝付けないほど暑かったけど、目覚めたら寒いって辛い。
この日は曇っていてせっかくの青空ベッドだったけど星は見えず。明日に期待。
色々盛りだくさんで結構疲れて、20:45に就寝!
ツアーは明日も続く!
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